鳴成准教授は新しいアシスタントを採用しました。実は甘やかし尽くし攻めの御曹司でした。

卯藤ローレン

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二章

10. 冷酷無比な王は親子の息の根を止める①

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 翌日の日曜日、21時。
 月落渉は商社が持つ自社ビルの最上階にいた。

 ライラックグレーの三つ揃えにダークパープルのネクタイを締めた月落は、ディープブラウンのソファに脚を組んで深く座っている。
 彼自身から立ち昇る度が過ぎるほどの冷気は、広い部屋の端から端までを隈なく凍らせる。
 好青年だ、と出会った全ての人間が抱く印象は、今はその欠片さえも窺わせない。

 氷の覇気を纏う、冷酷無比な王。

 その視線の標的になった親子は、初夏の陽気だというのに寒気に襲われている様子だ。
 月落の後ろで存在感を消して控えている萩原——月落衛の秘書でさえも、その辛辣なまでの冷たさに思わず喉を鳴らした。

「ご、ご無沙汰しております、粕川勝造でございます。以前、一等星ホールディングスの新ホテル開業記念パーティーでご挨拶させていただいたきりとなりまして、不義理をお許しください」

 酸素の薄い部屋で何とか息をしながら、小柄な体格の老翁がどうにか挨拶をした。
 冷汗も脂汗も止まらないが、そこは大物三世議員。
 人好きのしそうな笑顔で下手に出ながら、相手のご機嫌伺をする。
 動揺した時に出る、まばらな頭髪を撫でる手癖をどうにか我慢しながら、粕川勝造は隣に座る娘を小突いた。

「粕川春乃です」

 そう短く言葉を発しただけでそっぽを向いた女性の顔には、不機嫌の3文字がありありと浮かんでいる。

 銀座でブランドバッグを買い漁り、ほうれい線と涙袋にヒアルロン酸を入れた帰りに友人と西麻布でディナーをしていた。
 その最中に父にいきなり呼び出され、知らないオフィスビルの中に強引に連れてこられた。

 『何で私の楽しい時間を邪魔されなきゃならないの!しかもこんなところ、用もないのに!』
 『予約困難な焼肉店だったのに!1か月も待ったのに!』

 そう猛烈に抗議をしていた春乃だったが、部屋の扉が開き、入ってきた月落が目の前のソファに座ると呆気にとられたように口を閉じた。
 そして、わなわなと震えながら「あんた、」と言いかけたのを父に厳しく窘められたのを機に、むっすりと幼子の如く押し黙った。
 月落をきつく睨み、唇を強く噛みながら。

「本日は突然お呼び立てして申し訳ありません。即刻解決すべき問題でしたので、ご足労いただきました」

 粕川勝造の焦った様子も、春乃のいきり立った様子もさらりと無視して、月落は温度のない声でそう発した。

「いえ、こちらは何も問題ありません。何かありましたでしょうか?」

 全てを把握しながらも、粕川勝造はとぼけたように答える。
 木曜日から応援演説のために地方に滞在していたその耳に、娘の起こした大事件が飛び込んできたのが金曜日の夜。
 今回は当選ぎりぎりの与党候補者のために、最後の最後まで各所に根回しを行う予定だったため帰京は月曜の朝というスケジュールだった。

 『月落渉氏激怒、近日中に連絡が入る模様』という娘の秘書の予想通り、中たったの2日弱で呼び出され、応援を途中で切り上げ慌てて参上した次第である。
 その道中で事のあらましは細かく聞いたが、詳細を聞けば聞くほどにその顔は青を通り越して白くなり、言い訳を考えようにも案などひとつも浮かばなかった。

 これが月落家と娘の初めての邂逅であったならば、誠意をこれでもかと込めた謝罪で以て懐柔できたかもしれない。
 けれど、既に粕川家は総帥である月落衛からこの件に関して牽制され、さらには次男の倒産寸前の会社を援助してもらう約束にも同意してしまっている。
 約束を違え、既に月落家に掴まれている自身の悪事を世間に公表されれば、断崖絶壁に立たされたも同然。
 政治家声明は終わり、最悪は警察の聴取という未来が待っている。

 八方塞がりの絶体絶命。
 頭を抱えながら会った娘には開口一番に金切声で文句を浴びせられ、怒りでその頬を張り倒しそうになるのを自身の第二秘書が寸でのところで止めた。
 これから月落家次男とのアポなのに、お嬢様の頬が腫れているのは体裁が悪い、と。
 悪事に家庭内暴力も加わっては自分の首を絞めるだけだ、と言われたが、娘の育て方を間違えた時点でもういくらかの首は絞まっているだろう。

 だらだらと流れる汗で、冷えたワイシャツが背中に貼りつく嫌な感じがする。
 まるで、見えない手に泥の中へと引きずり込まれるような。

「ご存じないようですので、こちらから簡単にご説明します。先週金曜日の午後、娘さんが鳴成秋史准教授の研究室を訪れて精神的危害を加えました。また、室内に赤い紐が落ちていたことから、身体的接触を目論んだと推測されます。先日、粕川先生には娘さんの迷惑行動について是正をお願いしたと父から聞いておりましたが、見解の違いがあったようですね。鳴成准教授に娘さんを近づけないという約束を交わしたはずですが、反故にしたのには何か理由がおありですか?」
「いえ、月落家との約束を破るつもりはこちらには毛頭ありません。娘にはきつく言いつけましたが、父としての威厳が足りないせいで事の重大さが正確に伝わらなかったようです。全ては私の不徳の致すところでございます、申し訳ありません」

 軽く頭を下げたのを一瞥する月落と、驚きを以てして父を見る春乃。

「お父さん、どうして頭なんて下げるの?どうしちゃったの、粕川勝造でしょ?!日本で一番偉い政治家なのにこんなの相手にへりくだっちゃって!月落とかいう一族の中でも、こんな何の権限もなさそうな若い端くれに」
「黙りなさい!お前は自分の浅慮にどうしてそう胡坐をかくんだ!無知が原因でお前が困る分には何も言わないが、私を窮地に立たせるんじゃない!お前のせいで粕川家が失墜するかもしれないんだぞ!」
「私たちが落ちぶれるなんて冗談でしょう?うちにはお金もあるし土地もあるし、代々支えてくれる後援会だってあるじゃない。粕川家は絶対に潰れないって、おじいちゃまだって言ってたし」

 唾を飛ばしながらの叱責に思い切り顔を顰める春乃は、父の大声虚しくその現状をいまいち理解できていないようである。
 世界は情報線の上に成り立っている。
 情弱は死に値するのだ。
 組織も、人間も。

「現実をご存じないならば、凋落するということを実体験していただくことも可能ですが」

 静かに粕川親子の口論を聞いていた月落が、そう言葉を投げた。
 ホテルのサービス内容を紹介するホテリエのように親切げに言うが、その顔に親しみの色は全くない。
 殺風景な表情のままで、家を潰すと暗に提案する。

 けれど不思議とその声の上に脅しの影が差さないように聞こえるのは、氷点下まで下がった月落の雰囲気がここに集まる人間の認知機能を麻痺させているからだろうか。
 月落の後ろに控えている萩原は組んだ指先に力を込めながら、そう考えていた。
 自分の主人である月落衛も商談の際には同様の冷気を放つこともあるけれど、ここまでの瞬間殺傷能力はないだろう。

 月落家を探ったことのある者ならば知っている。
 20名弱いる次世代と呼ばれる一族の若手の中で、いま眼前に鎮座する若者が一番の実力者だということを。

 好印象を与える面持ちに爽やかさな雰囲気、自信に裏打ちされた行動力、高い問題解決能力、勝ち得た信頼に応える力。
 人心掌握に長けているこの若者の周りには、自然と国内外の同類が集う。
 そして、まだ30歳という年齢ながら過去にその手で救い上げた者は多く、だからこそ彼を崇拝する者も多い。

 平身低頭する小柄な老人も知っているのだろう。
 この者を怒らせては、つまりは終わりだと。

「いえ、十分に存じております。娘の知識不足はこれから再教育いたしますので、月落家にお手間をお掛けすることはないかと存じます」
「そうですか、残念です。三代も続いたのならば歴史に名も十分刻んだでしょう。30代半ばの息子さんにはまだまだ違う道も残されていると思いますが」
「愚息の夢は亡き祖父のように、国民のために一生懸命働く政治家になることです。どうぞ、その熱い志に未来を与えてやってください」

 なりふり構ってなどいられない。
 やると言ったら本当にやる。
 それが実現可能な一族であり、実行可能な男だ。

 基本的には経済分野一本鎗のTOGグループだが、その巨大さも強大さも、それ故の怖さも知らぬ政治家などいない。
 実態を調べ尽くしたと自負しても、それは『操作された情報開示の範囲内』を調べ尽くしただけであって、中枢には決してたどり着けない。
 興味本位で動かした食指が蜘蛛の糸に触れようものなら、逆に絡め取られいつの間にか食われて骨だけになっていた、というのも何度も聞いた。

 あの一族に安易に近づいてはいけない、と粕川勝造は祖父からも父からもそう教えられた。
 それを子供たちに教えなかったことを激しく後悔しているが、もう遅い。
 遅いからこそ、傷を最小限に留めて脇目も振らず逃げ出さなければならない。

 ここで政治家生命を終わらせる訳にはいかない。
 自分の代で、粕川を途絶えさせる訳にはいかない。

「お父さん、一生懸命なんて恥ずかしいじゃない。私たちは選ばれる側の人間なんだから、何の努力をしなくても欲しいものは手にできるでしょ?秋ちゃんも本来は私のものなのに、そいつがいるせいで隠されちゃったのよ。どうにかして」

 そんな政治家の切羽詰まった思いを、三代目としての覚悟を、無知蒙昧な娘はいとも簡単に木っ端微塵にする。
 鳴成の名前が春乃から出た瞬間、月落の背後で青い炎が立ち昇った。
 火傷どころでは済まされない、触れれば一瞬で燃えて骨さえも残らない。
 粕川勝造はまずいと思ったが、出てしまった言葉は取り返しがつかない。

「鳴成准教授はあなたのものではありません。長年の勘違いを正し、付きまといや接触などの迷惑行為を今後一切控えていただきたい」
「いきなり横から割って入ってきたあんたなんかに、私と秋ちゃんの何が分かるのよ。私たちは運命の赤い糸で結ばれてるの、そういう星の元に生まれてきたの。邪魔をしないで」
「鳴成准教授は、あなたと再会した食堂の時と今回の二度とも気分を悪くして倒れています。精神的苦痛から来る体調不良でしたが、果たして運命の相手を前にしてそんな精神状態になるでしょうか?明らかにあなたはストレスの発信源であり、トラウマの原因と言えます。運命だと夢を見ているのは、明らかにあなたひとりです」
「うるさいわね!私がそうだって言ったらそうなの!私の世界は私を中心に廻ってるの、何もかも私の思い通りなの!月落だかTOGだか知らないけど、ただの経営者一族が粕川家に口出しするなんて身の程知らずもいいとこよ!小物は黙ってなさい!」

 井の中の蛙大海を知らず。
 偉大なる政治家一家の英才教育の賜物であり、大大大誤算。
 蝶よ花よと育てられた結果、本当に人間として育たなかったのだろう。

 月落へと向けられたフューシャピンクの爪は、横から伸びて来た父親の武骨な手によってへし曲げられた。
 そして、ピンクのチークが塗られた頬が猛烈な勢いで叩かれる。

「痛っ、お父さん痛いじゃない!」
「お前は一体誰に向かって何を言ってるんだ!身の程知らずはお前だろう!」

 粕川勝造は、薄くなった頭髪をイライラとした様子で数度撫でまわした。
 額に浮かぶ汗を拭うこともせず、小さな身体を折って月落に頭を下げる。

「申し訳ありません。不出来な娘を不出来のままにした私の責任です」

 謝ったとて、吐いてしまった暴言は消えない。
 甘やかして育てた娘が、しでかした罪は消えない。

「私も今回のことで初めて娘さんにお会いしましたが、評判以上の方でした。その思考の盲目さは、危険でありいっそ害悪でもあります。鳴成准教授には今後一切近づいていただきたくありません」
「お約束します。絶対に関わらないように娘を管理しますので。必ずお約束しますので」
「先日もそうお約束いただきましたね、私の父と。けれどそれは実現されなかった。粕川先生の仰る管理は、私共の求めるものとは同義ではないようです」
「物理的に遠くに行かせますので。別府に別荘を持っています、そこに当分の間隔離しますので」
「ちょっとお父さん、勝手に決めないで!あんな温泉しかないところ絶対に行かないわよ!」
「遠く、遠くですか……」

 そう言いながら、月落は指先を口元へと持ってきて悩む仕草をする。
 ほどなくして、ライラックグレーの三つ揃えを纏う優しい印象からは想像もできないほど、残酷な提案がその口から吐かれた。
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