《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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外伝 センバは続く

幕間 守ったのは… 3

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フレア公爵視点


「その通達、残っているか?何と書いてあるのか、お前の記憶ではなく、ちゃんと確認したいのだが?」
氷のが尋ねると

「ない。読んだら処分しろと。まぁ、宗教国が誘拐の勧誘めいた通知書、残したがるわけがない」
ハンっと、鼻で嗤うように言い捨てた神父。
っていうか、考えたら、正式な孤児院の神父じゃなく、成り代わり神父か。

「大神官まで「大司教な」ああん?呼び名にこだわるって、いまだに権威が好きなんだな。
まぁいい。その嘗ての大司教様的には、黒髪に加護がある、って、黒髪全員に加護があると本気で思ってんのか?
有るか無いかなんて、教会で鑑定しなきゃわからんだろう?拐って、鑑定して、加護がなきゃ、どうする気だったんだよ?」
氷の質問で気づいた。確かにそうだわな?

「実際、加護が有ろうが無かろうが、黒髪の戦闘能力は凡人にしたら加護が有るようなもんだろう。
昔、第三王子が偽聖玉の剣事件を起こした時も、聖女モドキが王城で夜会事件を起こした時も、黒髪が1人か2人居ただけで魔物が殲滅されたと聞いてる。そりゃおかしい。戦闘能力自体がもう加護と同じじゃろう。
…ワシの見解じゃ。実際そうかわからんが、しゃべったら、罪を軽くしてくれるか?」

「「考えておこう」」
考えるな!

「よ、よし、言ったな!なら、もうこの際だ、いくらでもしゃべるわい」
3年、権威から離れると、嘗ての腹黒も見抜けなくなるもんなんだな。
疑いもなくしゃべりだしたわ。

「黒髪のを集めて、その思想を誘導、戦闘能力を活かして作る〝異端審問機関〞。
こりゃ最強じゃろう。
宗教国にかつてない力が集まると思わんか?」

「はぁあ?!」
「子供だろう?時間がかかりすぎやしないか?!」
ただ驚くワシと、冷静な氷。

「魔獣暴走も終わり、これから平和な時期が始まるんじゃろ?黒髪も気が緩むから子供を拐う程度、ごろつきで出来たじゃないか。
平和な時期こそ、時間がかかることでも出来るだろう?」
クックックと醜悪な顔で嗤い

「まぁ、あくまでもワシの想像じゃが、そう違っておらん気がする」
ふんぞり返る成り代わり神父。

マジかぁ…
って、教会で孤児院をやってる神父、全員、尋問必要じゃねぇか?!
この国だけでいいのか?
ああ、魔の森があるのはセンバだけだから、この国だけで良いのか。ん?センバ商会に注意事項として伝えるべきか?

よし!エミリオに丸投げだな!!

これでセンバからの八つ当たりは防げるだろう!

教会は知らんが、領地は大丈夫だな!!
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