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外伝 センバは続く
幕間 思考の方向性はそっち
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ヨーク視点
アンジュちゃんやエミリオ達とセンバのお屋敷に戻り、夕食を共にして、アンジュちゃんは寝かしつけまでして欲しがったけど、ユーディリア夫人が
「アンジュ、結婚どころか婚約もしてない男女が寝室に一緒に入るなど、淑女としてあり得ないわ。
というか、ヨークのロリコン噂の信憑性が高まったら、〝ヨークに幼女を近づけるな!〞って、貴女、回りから引き離されるわよ?」
という具体例を出されて、大人しく引き下がったアンジュちゃん。
いやもう、本当に物分かりが良すぎない?
お子さま時間に合わせたから、夜も早い。
屋敷に戻った所で、連行されそうなので、仕方がないから、フレア公爵達の元へ戻る。
そしたら、驚きの報告が待っていた。
最初は子供の人身売買だったのが、え?センバの子供が欲しいって、宗教国が言ったの?
もしかしたら、この国全土の教会所属の孤児院に通達?
異端審問機関を作ろうとしたらしい?
は???
え、そしたら、センバにだって孤児院あるよ?そこはどうなってるの?
それを今からエミリオに報告してこい?
公爵達は、王都、それから領地の孤児院にそういう通達きてるか確認する?まずは自分所の派閥から、他の貴族との連携をするのに忙しい?
エミリオに、なんか要望あったら聞きたいけど、めっちゃ忙しいから待ってくれって?
あ、うん、そりゃそうだろうけど。
頼んだぞ、って、放り出された。
そこにセリさんが、「私も報告があるのでご一緒します」とついてきた。
馬で行く僕に、走って併走してきた。
うん、そうだった。
センバって、こうだった。
っていうか、「屋敷に先触れしてきます」って途中で追い越してった。
あ、うん。
センバって、こうだった。
さっき別れたセンバのお屋敷に戻って、エミリオ夫妻にユーディリア夫妻の待つ応接室に通された。
「ずいぶん早いお戻りだな、ヨーク。アンジュが恋しくなったか?」
エミリオに軽口を叩かれる。
「娘は嫁にやらん!」
「ライ、それ口癖になったら、アンジュに本気で嫌われるわよ?」
「ぐぬぬぬ」
うん、夫婦漫才も健在だ。
「フレア公爵から、先に分かったことを知らせておけって、伝達係にされたんだ。うん、とっても面倒な事になってる。えっと、物とか破壊しないで聞いてくれると嬉しい」
最初に言っておかないと、なかなかにショッキングだし?
そう前置きして、エミリオ達に、宗教国の思惑と、公爵達が、今、急いで確認をしている事を話した。
「「「「は???」」」」
全員固まる。
うん、そうだよねぇ、そうなるよねぇ!
「よし、潰そう!」
ライ様がまず立ち上がる。
「ライ、全面肯定したいけど、ストップよ!」
夫人、止めてくれてありがとう。
「ぐぬぬぬ、イチイが今自由に動けたら!」
イチイ夫人、その拳、物にぶつけるなら、僕が帰ってからにしてください。
「んー、センバの孤児院どうなってる?アルト司祭に連絡つけたいな」
エミリオは、腕を組み、指をトントンしながら考えている。
「ふたつ、私からもご報告が」
セリさんが、手を上げながら、一歩前に出る。
「おぅ、どうした?」
エミリオが顔を上げ、話すように促す。
「ひとつは、イチミとシチミはあの場に残り、引き続き情報収集をしています」
「おう、助かる。定期的に戻って報告頼むと伝えてくれ」
「承知。
もうひとつ。
主犯各の1人に灰色の髪の男が居たのを覚えていますか?」
「ああ、居たな?それが?」
「元エアトル領地軍統括だった、エアグラフ伯爵にいた次男です」
「「「…、……は?」」」
「だれ、それ?」
エミリオ、シラヌイ様、ユーディリア夫人が固まり、
イチイ夫人だけが不思議な顔をしている。
うん、イチイ夫人と同じ気持ち。だれ、それ?
アンジュちゃんやエミリオ達とセンバのお屋敷に戻り、夕食を共にして、アンジュちゃんは寝かしつけまでして欲しがったけど、ユーディリア夫人が
「アンジュ、結婚どころか婚約もしてない男女が寝室に一緒に入るなど、淑女としてあり得ないわ。
というか、ヨークのロリコン噂の信憑性が高まったら、〝ヨークに幼女を近づけるな!〞って、貴女、回りから引き離されるわよ?」
という具体例を出されて、大人しく引き下がったアンジュちゃん。
いやもう、本当に物分かりが良すぎない?
お子さま時間に合わせたから、夜も早い。
屋敷に戻った所で、連行されそうなので、仕方がないから、フレア公爵達の元へ戻る。
そしたら、驚きの報告が待っていた。
最初は子供の人身売買だったのが、え?センバの子供が欲しいって、宗教国が言ったの?
もしかしたら、この国全土の教会所属の孤児院に通達?
異端審問機関を作ろうとしたらしい?
は???
え、そしたら、センバにだって孤児院あるよ?そこはどうなってるの?
それを今からエミリオに報告してこい?
公爵達は、王都、それから領地の孤児院にそういう通達きてるか確認する?まずは自分所の派閥から、他の貴族との連携をするのに忙しい?
エミリオに、なんか要望あったら聞きたいけど、めっちゃ忙しいから待ってくれって?
あ、うん、そりゃそうだろうけど。
頼んだぞ、って、放り出された。
そこにセリさんが、「私も報告があるのでご一緒します」とついてきた。
馬で行く僕に、走って併走してきた。
うん、そうだった。
センバって、こうだった。
っていうか、「屋敷に先触れしてきます」って途中で追い越してった。
あ、うん。
センバって、こうだった。
さっき別れたセンバのお屋敷に戻って、エミリオ夫妻にユーディリア夫妻の待つ応接室に通された。
「ずいぶん早いお戻りだな、ヨーク。アンジュが恋しくなったか?」
エミリオに軽口を叩かれる。
「娘は嫁にやらん!」
「ライ、それ口癖になったら、アンジュに本気で嫌われるわよ?」
「ぐぬぬぬ」
うん、夫婦漫才も健在だ。
「フレア公爵から、先に分かったことを知らせておけって、伝達係にされたんだ。うん、とっても面倒な事になってる。えっと、物とか破壊しないで聞いてくれると嬉しい」
最初に言っておかないと、なかなかにショッキングだし?
そう前置きして、エミリオ達に、宗教国の思惑と、公爵達が、今、急いで確認をしている事を話した。
「「「「は???」」」」
全員固まる。
うん、そうだよねぇ、そうなるよねぇ!
「よし、潰そう!」
ライ様がまず立ち上がる。
「ライ、全面肯定したいけど、ストップよ!」
夫人、止めてくれてありがとう。
「ぐぬぬぬ、イチイが今自由に動けたら!」
イチイ夫人、その拳、物にぶつけるなら、僕が帰ってからにしてください。
「んー、センバの孤児院どうなってる?アルト司祭に連絡つけたいな」
エミリオは、腕を組み、指をトントンしながら考えている。
「ふたつ、私からもご報告が」
セリさんが、手を上げながら、一歩前に出る。
「おぅ、どうした?」
エミリオが顔を上げ、話すように促す。
「ひとつは、イチミとシチミはあの場に残り、引き続き情報収集をしています」
「おう、助かる。定期的に戻って報告頼むと伝えてくれ」
「承知。
もうひとつ。
主犯各の1人に灰色の髪の男が居たのを覚えていますか?」
「ああ、居たな?それが?」
「元エアトル領地軍統括だった、エアグラフ伯爵にいた次男です」
「「「…、……は?」」」
「だれ、それ?」
エミリオ、シラヌイ様、ユーディリア夫人が固まり、
イチイ夫人だけが不思議な顔をしている。
うん、イチイ夫人と同じ気持ち。だれ、それ?
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