《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

文字の大きさ
536 / 562
外伝 センバは続く

私の行く道 20

しおりを挟む
教皇様が叫びます。

「なんと、なんということだ!!
宗教国として、神に遣える一番の国として有るべきだというのに、この腐敗の数々!」

ここで、手元に渡された紙を凝視した教皇様。

「は?!!!!

ちょっと待て、人身売買だと?!!ふざけるな枢機卿!!キサマ、人間を止めたのか?!神に遣えると言いながら悪魔に魂を売っていたのか?!!

キサマには更なる天罰が下らねば、いや、まずは我々の手で裁かねば!

枢機卿は破門!!今後、」
「私だけじゃない!ここにいる全員が共犯者だ!皆、道連れだ!!」
「何を!」
「違います、教皇様、私は枢機卿様に脅されて」
「貴様、自分だけ助かるつもりか、散々甘い汁を吸っといて」
「何を言うんですか、最初に両親を人質に」
「その後は嬉々として従ったじゃろう!」
「教皇様、私は何も」
「嘘つけ!実行犯と繋ぎをつけたのはお前だ!」
「私はただ、商人を紹介しただけで、」
「マージン貰っといてよく言うわ!」

教皇様の言葉を途中で遮って、ギャーギャー皆さんがぶっちゃけ始めました。

「ええぇい、うるさぁぁぁぁい!!!
キサマ達の罪は全部、ぜぇぇぇんぶ白日の元にさらしてやる!!
聖騎士達も、もしやコヤツらに加担した者がいるやもしれん、すまない、センバの者達よ、コヤツらを捕縛してもらえぬか!!」

もはや教皇様、イチミの介助無しで立って、怒りをぶちまけております。

うん、お元気そうでなによりです。

そんな事を思ってる間に、ワサビとシチミが5人の神官達を縄でミノムシに、ちゃんと口も塞いでます。うるさいですからね。
ワサビとシチミが1人づつ肩に担ぎ、ワサビ班とシチミ班の子供達が残りの3人を肩に担ぎ
「「「何処に連れてくー?」」」
と教皇様に聞いています。

「うむ!大神殿へ!!」
「え、神殿、壊れてんじゃないの?」
「たぶん、天罰が下ったのは、神官達の居住区や執務室がある建物であろう。
私はコヤツらを大神殿の壁にぶら下げて、民衆全てに罪を告白させたい!!」

めっちゃ熱くなってる教皇様の肩にポンと手を置く、りおじさま。

「うん、壁にぶら下げるのは賛成だけど、罪を取り調べるのは個室でやった方が良いんじゃない?
全部聞き出す前に死んじゃうかもよ?」

りおじさまの言葉を聞いて、教皇様も、強く、強く握り締めてた両手の拳を下ろします。

「おおぅ、すまん、熱くなりすぎた。
しかし、しかし、信用出来る人間の区別がつかん!!
私の人を見る目の無さに、ほとほと困っておる。誰に調書を任せてよいのか。
本当に実感した。私は教皇などの地位に着いてはならん人間じゃ。一神官として神に遣えた方がいい人間じゃ。
しかし、今、この責任取る、と言って教皇の地位を降りるのは、次の教皇にただ丸投げするだけじゃ。
もし、枢機卿の仲間が教皇になったらまた同じことの繰り返しじゃ。

私は、私は命をかけて宗教国の膿を出しきる!

神よ!
神にふさわしい宗教国に生まれ変わるためのお力をお貸し下さい!!」

一瞬冷静になった教皇様も、しゃべってるうちにまた段々ヒートアップしてきて、最後は両手を上げて、天に向かって祈りを捧げます。
教皇様の血圧の乱高下が気になります。

すると


らんらんらーん らんらんらーん にゃんにゃがにゃんにゃん…


あら、どっかで聞いたことのある音楽が。

「あ、オムツ来るわ」
りおじさまが上を向くと、皆もつられて上を向きます。


オムツ姿の天使様の先導で、知識神様と武神様が降臨しました。


神様、お暇です?





******************

ファンタジー大賞、最終順位24位でした。
今までで一番の成績です!!
読んでくださった皆様、投票してくださった皆様、本当に本当にありがとうございました!!

犬丸 大福
しおりを挟む
感想 68

あなたにおすすめの小説

悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!

えながゆうき
ファンタジー
 妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!  剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!

ひ弱な竜人 ~周りより弱い身体に転生して、たまに面倒くさい事にも出会うけど家族・仲間・植物に囲まれて二度目の人生を楽しんでます~

白黒 キリン
ファンタジー
前世で重度の病人だった少年が、普人と変わらないくらい貧弱な身体に生まれた竜人族の少年ヤーウェルトとして転生する。ひたすらにマイペースに前世で諦めていたささやかな幸せを噛み締め、面倒くさい奴に絡まれたら鋼の精神力と図太い神経と植物の力を借りて圧倒し、面倒事に巻き込まれたら頼れる家族や仲間と植物の力を借りて撃破して、時に周囲を振り回しながら生きていく。 タイトルロゴは美風慶伍 様作で副題無し版です。 小説家になろうでも公開しています。 https://ncode.syosetu.com/n5715cb/ カクヨムでも公開してします。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054887026500 ●現状あれこれ ・2021/02/21 完結 ・2020/12/16 累計1000000ポイント達成 ・2020/12/15 300話達成 ・2020/10/05 お気に入り700達成 ・2020/09/02 累計ポイント900000達成 ・2020/04/26 累計ポイント800000達成 ・2019/11/16 累計ポイント700000達成 ・2019/10/12 200話達成 ・2019/08/25 お気に入り登録者数600達成 ・2019/06/08 累計ポイント600000達成 ・2019/04/20 累計ポイント550000達成 ・2019/02/14 累計ポイント500000達成 ・2019/02/04 ブックマーク500達成

【完結】私ですか?ただの令嬢です。

凛 伊緒
恋愛
死んで転生したら、大好きな乙女ゲーの世界の悪役令嬢だった!? バッドエンドだらけの悪役令嬢。 しかし、 「悪さをしなければ、最悪な結末は回避出来るのでは!?」 そう考え、ただの令嬢として生きていくことを決意する。 運命を変えたい主人公の、バッドエンド回避の物語! ※完結済です。 ※作者がシステムに不慣れかつ創作初心者な時に書いたものなので、温かく見守っていだければ幸いです……(。_。///) ※ご感想・ご指摘につきましては、近況ボードをお読みくださいませ。 《皆様のご愛読に、心からの感謝を申し上げますm(*_ _)m》

異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです

ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。 転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。 前世の記憶を頼りに善悪等を判断。 貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。 2人の兄と、私と、弟と母。 母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。 ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。 前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。

ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします

未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢 十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう 好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ 傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する 今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった

転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~ 

志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。 けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。 そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。 ‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。 「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎

水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。 もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。 振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!! え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!? でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!? と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう! 前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい! だからこっちに熱い眼差しを送らないで! 答えられないんです! これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。 または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。 小説家になろうでも投稿してます。 こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。

処理中です...