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番外編
センバの騎士学園 8
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ヨーク視点
「オーッホッホッホッホ!」
「オージー!!」
「ハイ!」
「ダーッハッハッハッハ!!いいぞいいぞ!!ほれ!こっちがおろそかだ!」
えーっと?なんだこれ?
僕の隣にはギーニーが足を投げ出して地べたに座っていて「あー、フーティ面白がってるー」と遠い目をして、
そのギーニーの隣には、驚愕に目を見開いたエクリューシ様がいる。
訓練場内では
フーティがちょっと離れた所から雷を撃ち、
そのフーティを守るようにナターリエ嬢が投げナイフを構えて立ち、
イーリーとオージーが連携して辺境伯様に向かって行っている。
いや、立ってるだけで2人を捌ききる辺境伯様、おかしくない?
あ。イーリーとオージーがぶん投げられて、ナターリエ嬢の頭になんか当たった。頭を抱えてうずくまってる。
そして、仁王立ちの辺境伯様が叫んだ。
「フロスティは普通に魔物に通用する威力の魔法が出せてる!動く物に当てる訓練をすれば良いだろう!
ナターリエ!お前は最終護衛のつもりならもっと回りを広く見ろ!目の前の戦いに見惚れ過ぎだ!
イーリアンとオージーヌ、お前達2人は魔物じゃなく対人戦を想定してるのか?それなら!
イーリアン!剣を主体としたいのか、魔法を主体としたいのか、両方中途半端だ!魔法はフェイントに使って懐に飛び込む瞬発力をもっと鍛えろ!それから魔法を出す時、棒立ちだ!動きながら出せ!
オージーヌ!俺を止められないから補助器具を固定するその柔軟な考え、良いぞ!自分より強そうな人間なら靴だけでも固定してやれば良い!普通の人間なら焦って隙が出来る!速さは力だ!小柄でも勝てる!腕力が弱いなら躊躇なく顔面、鼻を狙うか、それをフェイントに太ももにナイフを刺せ!捕獲が目的なら、歩けなくしろ!
目的が違うなら訓練の仕方も変わる!お前達、筋が良いな!!!
ってか野郎共!!情けないぞ!!」
地べたに座り込んでる僕達を、ビシっと指差す辺境伯様。
うん、おっしゃる通りかも。
「まぁまぁ父上。仕方ないですよ。
女性陣は雷やら氷やら、前衛の魔法を持ってて、男性陣は土壁だの結界だの防御系の魔法なんです。植物なんて生活に最適な魔法じゃないですか。
父上も言ってるじゃないですか、目的が違えば訓練もかわる。
そして彼らはそもそもの性質が違うんです、性質が」
エミリオのフォローが刺さるわー。
「そんなわけで、アンタ達、どこを目指す?
自衛が出来るように訓練する?
イーリアン嬢達のように、対人戦が出来るまで目指す?
それともその魔法で魔物退治に出張るぐらいまで鍛える?」
くるっとこちらを向いたエミリオが小首をかしげて聞いてきた。
ああ、なるほど、目的が違えば訓練もかわる、ってそういうことか。
「今日はこの後、エキシビション見て昼飯食ってから砦の見学をして、戦士達の訓練も見学するから。
それを見て参考にしなよ。
まぁ明日から1週間は基礎体力メニューでへこたれると思うから!
それをこなしてみて、来週に希望を聞くからさ。それまでに考えて。
さ、異次元の戦いが始まるからもっと端に行って!なんなら訓練場から出て!」
そうエミリオに言われて、僕達は訓練場内から追い出され、塀に沿って並んで見る事にした。
その間、エクリューシ様はずっとギーニーを質問責めにしてる。
「オージーはあんなに強かったのか?ブライン家は闇だよな?結局何の魔法だったんだ?闇だからいつも自信無さげなんだよな?王家の光に対して、やっぱり、闇は良くない魔法なんだよな?」
は??
良くない魔法ってナニ?!
魔法に良いも悪いもないでしょう?!
それを使う人間が良いか悪いかでしょう?!
え???
誰よ!エクリューシ様にそんなこと吹き込んでたの!!だからエクリューシ様はオージーを微妙に避けてたの?!!
「オーッホッホッホッホ!」
「オージー!!」
「ハイ!」
「ダーッハッハッハッハ!!いいぞいいぞ!!ほれ!こっちがおろそかだ!」
えーっと?なんだこれ?
僕の隣にはギーニーが足を投げ出して地べたに座っていて「あー、フーティ面白がってるー」と遠い目をして、
そのギーニーの隣には、驚愕に目を見開いたエクリューシ様がいる。
訓練場内では
フーティがちょっと離れた所から雷を撃ち、
そのフーティを守るようにナターリエ嬢が投げナイフを構えて立ち、
イーリーとオージーが連携して辺境伯様に向かって行っている。
いや、立ってるだけで2人を捌ききる辺境伯様、おかしくない?
あ。イーリーとオージーがぶん投げられて、ナターリエ嬢の頭になんか当たった。頭を抱えてうずくまってる。
そして、仁王立ちの辺境伯様が叫んだ。
「フロスティは普通に魔物に通用する威力の魔法が出せてる!動く物に当てる訓練をすれば良いだろう!
ナターリエ!お前は最終護衛のつもりならもっと回りを広く見ろ!目の前の戦いに見惚れ過ぎだ!
イーリアンとオージーヌ、お前達2人は魔物じゃなく対人戦を想定してるのか?それなら!
イーリアン!剣を主体としたいのか、魔法を主体としたいのか、両方中途半端だ!魔法はフェイントに使って懐に飛び込む瞬発力をもっと鍛えろ!それから魔法を出す時、棒立ちだ!動きながら出せ!
オージーヌ!俺を止められないから補助器具を固定するその柔軟な考え、良いぞ!自分より強そうな人間なら靴だけでも固定してやれば良い!普通の人間なら焦って隙が出来る!速さは力だ!小柄でも勝てる!腕力が弱いなら躊躇なく顔面、鼻を狙うか、それをフェイントに太ももにナイフを刺せ!捕獲が目的なら、歩けなくしろ!
目的が違うなら訓練の仕方も変わる!お前達、筋が良いな!!!
ってか野郎共!!情けないぞ!!」
地べたに座り込んでる僕達を、ビシっと指差す辺境伯様。
うん、おっしゃる通りかも。
「まぁまぁ父上。仕方ないですよ。
女性陣は雷やら氷やら、前衛の魔法を持ってて、男性陣は土壁だの結界だの防御系の魔法なんです。植物なんて生活に最適な魔法じゃないですか。
父上も言ってるじゃないですか、目的が違えば訓練もかわる。
そして彼らはそもそもの性質が違うんです、性質が」
エミリオのフォローが刺さるわー。
「そんなわけで、アンタ達、どこを目指す?
自衛が出来るように訓練する?
イーリアン嬢達のように、対人戦が出来るまで目指す?
それともその魔法で魔物退治に出張るぐらいまで鍛える?」
くるっとこちらを向いたエミリオが小首をかしげて聞いてきた。
ああ、なるほど、目的が違えば訓練もかわる、ってそういうことか。
「今日はこの後、エキシビション見て昼飯食ってから砦の見学をして、戦士達の訓練も見学するから。
それを見て参考にしなよ。
まぁ明日から1週間は基礎体力メニューでへこたれると思うから!
それをこなしてみて、来週に希望を聞くからさ。それまでに考えて。
さ、異次元の戦いが始まるからもっと端に行って!なんなら訓練場から出て!」
そうエミリオに言われて、僕達は訓練場内から追い出され、塀に沿って並んで見る事にした。
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は??
良くない魔法ってナニ?!
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