《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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番外編

センバの騎士学園 7

ヨーク視点


うん、エクリューシ様、やっと現状わかったみたいで良かったけど、なんかこれ、ほんと幼児教育かな?
お片付けから教えるって。
うん、最初、全部出したがるよねー。出した物から順番にしまっていかないよねー。

なんて言ってる間に、3人部屋にするため一人用ベットが運び込まれ、え、僕達が移動するんじゃないの?3人部屋なんて、砦の宿舎ぐらいだ?そっちじゃ余計に文句も出るだろうって、多分その通りですね。ご迷惑おかけします。
あ、床に広がってる荷物邪魔ですね、はい、片付けます、重ね重ねすみません。あ、簡易の棚まで3人分ありがとうございます。エクリューシ様が寝てた大きなベット移動ですね、っていやいや、お一人で縦にして運んだら入り口が、ええ、2人でも普通運べないんですけどね?

ってやってる間、エクリューシ様、ぽかーんと口を開けて見入ってた。

いや、アンタのせいだからね?一番に動いて欲しいんだけど?ああ、でも口を出されたら面倒だから良いのか?

そして、棚を1人1つづつ使う事を教えて、昼食を食べて、顔の洗い方、服の畳み方、整理の仕方、3人で寝る時のルール決めなんかをして、その間、ずーーーっとギーニーが懇切丁寧に逐一教えてる。
ギーニーすごいわー。
エクリューシ様も素直に聞いてるのは助かる。基本かまってちゃんだから、ずっと自分の事を気にかけて、出来たら褒めて貰えるのは嬉しいのか?

夕食も今日は部屋で3人で食べた。

なんか、寮生活みたいで楽しいけどね?

ギーニーはしゃべりすぎて、ちょっと声がかれてるけど。

「良いですか、エクリューシ様!明日から挽回しますよ!朝はちゃんと1人で起きる!起きたら着替え!一緒に顔を洗いに行って朝食も同じ場所で一緒に食べますからね?そしたら、訓練に行きますからね?出来そうですか?大丈夫、エクリューシ様なら出来ます!さぁ、寝ましょう!イビキかかないでくださいよ!」
「うむ、私は静かに眠れるぞ!」

ギーニー、お母さんかな?


そして、翌日。

エクリューシ様、1人でお着替え出来て素晴らしいですね、って、やっぱり幼児教育かな?!

ようやく始まった訓練。

僕達3人と、フーティ、イーリー、聖女様、オージーにナターリエ嬢。
それから、エミリオ、ユーディリア嬢、イチイ嬢にシラヌイ様とアカシア君も居るね?

揃ったところで、歩行補助器具に乗った辺境伯様が

「今日は初日だ。各々がどれくらい動けるものか、何が出来るのか知る必要がある。
だから、1人づつ、俺と試合をしようと思う!お前達は何をしても良いぞ!魔法、剣、拳、なんでもアリだ!
最後は俺と息子のアカシア、勇者の再来のイチイとシラヌイのエキシビションマッチもするからな!それを最初にしてしまったらお前達萎縮するだろう?だから、最後だ!

よし、まずは誰から行く?
んー、ヨークは騎士科にいるんだったか?なら最初に行くか?」

「ハイ!!お願いします!」

僕からだ!あんまり無様にならないようにしないと!!

「まぁ、歩行補助器具はお前達へのハンデだ。一応、先に俺がどうやって移動するか見せるからな!」

めっちゃ良心的!ってかよっぽど僕達弱いと思われてるね!実際弱いけど!!

辺境伯様の腰の回りに板がついていて、そこから足が3本出てて、辺境伯様を支えてる。しかもそこにハンモックのように布がついいて、それに辺境伯様はお尻をおろし、足には靴?を履き一応地面に着いている。手首も支えるような杖を持って、これで上体と器具を浮かせて進むの?!

「この器具の足に車輪をつけても、下が平らじゃないから進まないんだ。床なら良いんだがな。だから、杖で進む!これをめがけて攻撃してきても良いぞ!
遠慮はいらん!さぁ、来い!!」

めっちゃ攻撃しづらいんですけど?!

「来ないなら、こっちから行くが?」

ええっと、きっとバランスが悪いんだから、辺境伯様の足元をぼこぼこにして、バランスを崩したところで殴りに行けば良いかな?

「行きます!」
僕は地面に手を着けて、辺境伯様の足元を悪くした瞬間「おおおぉ!!」嬉しそうな辺境伯様の声がしたけど、構わず走って近いた!と思ったら衝撃が走った。


あれ?
僕、空を見上げてる?

「目覚めました?大丈夫ですか、ヨーク様?」
ユーディリア嬢の声がして横を向こうとしたら激痛が。

「ああ、動かない方が良いですよ?お父様に投げられて、背中打ってますから」

僕、一瞬で負けたの?!
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