《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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番外編

センバの騎士学園 9

フロスティ視点


「ちょっと待った!今、聞き捨てならない言葉が聞こえたわ!オージーが闇の悪い魔法ってどういう事よ!!」

ええ、エクリューシ様に詰め寄るわよ、そりゃ。

「だ、だって、光の王家に対して、闇のブライン家は手を汚す仕事しか出来ない、王家が正しく使ってやらないといけないんだ、って…」

「「「「はああああぁぁぁぁ?!!!」」」」 ダダダン
ギーニー達と一緒にそりゃ声も揃うってものよ!

「偏見勘違いも甚だしいんですけどぉ!!」 ドゴッ
ナターリエがめっちゃ怒ってるわ。そしてオージーは呆然としてるわね。

「ええ、フーティも皆も落ち着こうか。まずエクリューシ様の勘違いをただしましょう」 
ギーニーが場を仕切り直しして、説明してくれるのね。ええ、私じゃイラついてるからギーニーに任せましょう。

「まず、ブライン家は闇の魔法ではなく、正しくは影魔法です。 ドグァ
自分より弱い相手の影を縫い止める、動きを止める事が出来るので、要人の護衛など、対人戦に非常に有効な戦力です。
ですが、という制約がつくので、ブライン家は自身を鍛える事を課す御家門ですので、オージーが強いのは当たり前です。
そしてその魔法の性質により、犯罪を炙り出す、決定的現場を押さえる、という点で、隠れて警護する事が多々あります。
それで闇に隠れるというので闇の魔法なんて言われちゃったんですよ。 ドドドドド
だから気配を消すのも上手なんですよ。それを存在感が薄いとか、派手さがないとか悪く言う人間もいるんですけどね、どんだけスゴいことか!

それを汚れ仕事?!
犯罪の摘発を汚れ仕事?!
近衛や騎士団がお飾りで見目ばっかり重視しやがって、たいした機能しないから、ブライン家がどれだけ働いてるかご存知ない?!

貴族の魔法を把握するのは、高位貴族、ましてや王族なら当然の事ではないですか?なんでそんな汚い仕事、なんて事をそのまま信じるんですか?!」 ザザン

ギーニーが最後ビシっと指差して怒ってるわ。

「お、おおぅ…」
エクリューシ様、タジタジですわ。

「まずはオージーに謝りましょう!誤解しててごめん、と!
オージー個人がどれだけスゴいか!イーリーと張り合えるんですよ!!貴方、イーリーに現時点で勝てます?
偏見を捨ててちゃんと見ていきましょうね!!」

「お、おおぅ…」
「おおぅ、じゃなくて、ごめんなさいです!エクリューシ様、これが貴方が変わる第一歩ですよ!!」
いいわよギーニー!もっと言っちゃって!!

「そ、そうか?うむ、オージーヌ、今まで変な誤解をしててすまない。これからお前がどれだけ強いか、教えてくれ」
「ッ!!はい!もし殿下さえよろしければトレーニング方法などもお教え出来ます!」
「おお!そうか!私は全然動けないからな!あ、殿下ではなく、名前で呼んでくれ。ギニタスに言われたのだ。殿下という身分が無くなると考えて行動しろと。その始まりだな」 グワッシャ

今がチャンスよ!

「では、殿下ではなくエクリューシ様!オージーを専属トレーナーとしてお側においてはいかがでしょう!
明日から基礎体力トレーニングとも言いますし、身体のメンテナンスの仕方なども聞いた方がよろしいかと!
そうすれば誤解も解け、いかにオージーが優秀かもわかりましょう!!」

オージー!!自分を売り込むのよ!!

「ああ、なるほど。オージーヌ、頼んでも良いだろうか。明日から不安ではあるのだ」
「お任せくださいませ!!」
ああ、オージーがキラキラした目でエクリューシ様を見てますわ!

よっし!!
ギーニー達と笑顔でサムズアップをしてやりましたわ!


どおおおおおおぉぉぉぉーーん!!!!


「くわーー!!もうちょっとだったのにぃぃ!!」
「ダーッハッハッハッハ!!アカシア!まだまだお前には負けん!!!」


あ。エキシビションマッチ忘れてましたわ。
感想 69

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