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海人君と冒険
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あれ以来、何も聞こえないし、気のせいだよね。うん。
鍋が美味しい季節になってきた。とはいえ毎回亀鍋でも飽きるから、今日は海人君と一緒に、15階層と17階層を中心に、食料品を集めている。
ダンジョンで採れるナスは大振りでとても美味しい。
海人君が近距離でナスと戦うのは、ちょっと不利だ。至近距離でナスの刺を避けないといけないからね。
「そろそろ下に行きたいな」
「まだ行ってなかったの?タイガーウルフだし、ワーウルフより戦いやすいと思うよ?」
「なら、行こう」
ナスを集めながら進むと、一際大きなナスが出てきた。
「な…!何なんだ?!上位種が出たりするのか?」
「あ、ごめん。指輪のせいかも?」
「何だそれ…やっぱり呪いの指輪か?」
「違う…はず。だって春より身長伸びてるもん!」
「いや…普通に伸びるだろ」
そうかもだけど、指輪のお陰もあるかもだし。
倒して手に入ったのは、同じナスだった。
「あのでっかいナスのドロップなんだから、もっとサービスして欲しいよね」
タイガーウルフを倒して手に入れる皮は、燃やして倒そうが、風魔法で切り刻もうが、綺麗な皮だ。
海人君も危なげなく倒しているし、ボス…行けるかな?
「次、行く?」
「指輪は外してね」
「あはは。分かってるってば」
その場で外したから、でっかいタイガーウルフなんて出て来ないだろう。あるいは、タイガーベアとか。
雷対策もしたし、19階層で大丈夫そうなら、ボスを手伝って、21階層まで行こう。
「ウルフ系は同じ動きをするから、対策も立てやすい」
「タイガーウルフは、体力もあるし、力強い動きだよ」
「…ん。まずは僕だけでやってみるから」
ちゃんと見切れているし、回避も出来ているけど、一体に時間がかかり過ぎるかも?
「支援魔法かけるね」
後ろから魔法で援護するよりはいいだろう。
海人君の動きは格段に良くなって、一体にかかる時間もかなり短縮出来ている。
「支援だけでもかなり助かるな…あんまりかけ過ぎても自分の実力を勘違いしそうだけど」
今日中には19階層に行けると思ったけど、海人君がかなり慎重になってて、結局タイガーウルフとばかり戦っていた。
「20階層に行く時は一緒にお願い」
「うん。頑張って」
ナスの生姜焼きを食べて、寝る前に、教科書を読んでおく。
というのも、成績が下がるようなら、しばらくダンジョンに入れなくなるからだ。
同じクラスの子は、しばらくゲーム禁止になったらしい。
私はゲームはやらないけど、他人事とは思えない。
転生前の知識は、使えるのは低学年までだ。この世界の方が、勉強はずっと大変そう。
それに私は魔法の先生だったから、その知識はダンジョンでしか役に立たない。
貝柱の炊き込みご飯。貝柱の味が口いっぱいに広がって、すごく美味しい!
「本当に美味しいわね…この貝柱、通販も出来るみたい。干し貝柱に加工してるみたい」
「…干すと美味しくなるのかな?」
「そうね…旨味成分が増すって書いてあったわ」
「なら!魔法で水分を飛ばせば美味しくなるかな?」
「そんな魔法もあるの?」
「だって、攻撃に使うだけが魔法じゃないじゃん?水分を飛ばして乾燥させるドライの魔法があるよ」
「いいわね!洗濯物が乾かなくても魔法で乾かせるの?」
「ええと…亜空間内なら、可能かな…」
「じゃあ!今度ランドリーに行きたい時は、お願いしてもいい?」
「いいよ…あはは」
でも、シワにはなるかも?畳むのはお母さんがやってね…
洗濯物はともかく、貝柱とフナマスの乾燥はやってみよう!
前世ではフナマスの一夜干しをスープにして食べたりした。美味しかったな…
前日にそんな事を考えていたから、フナマスが食べたくなってしまった。
もう夕方だから、そんなに採取に時間はかけられないけど、フナマスと貝柱は欲しい。
フナマスの方はほんの少ししか冒険者がいない。
入り口付近には全然いないから、魔法で無双する。
2~3回作れる分を集めて、貝柱だ!
平日だからそんなにはいないけど、フナマスの所よりは多い。だから魔法はファイアーボールだけ。
それでも一発で倒せるように威力を調整する。
魔法を使うと大概驚いたようにみんな見てくる。
火魔法はスキルを持つ人も一定数いるって聞いてるのに、実際に見るのは初めてなのかな?
あ、それともこの杖が珍しいのか…宝箱から出た物だもんね。こんなファンシーなデザインじゃなければ、欲しいと思う人は結構いるかも?
杖はここのダンジョン近くのアドベンチャーショップで一度見た事がある。
お遍路する時に持つ杖みたいにシンプルな物だった。でも、今使っている杖の方が断然優秀だったから、欲しいとは思わなかったけどね。
スマホのアラームをセットしておいたので、夕食の時間を過ぎる事はない。
ダンジョンから出て、いつもの場所にゲートを開いて、早速ドライで一夜干しが出来るか試してみる。
微妙に加減が分からない。貝柱の方はいい感じに乾燥出来たから、お母さんに持って行こう。
前世のスープの味を再現出来たらいいな!
鍋が美味しい季節になってきた。とはいえ毎回亀鍋でも飽きるから、今日は海人君と一緒に、15階層と17階層を中心に、食料品を集めている。
ダンジョンで採れるナスは大振りでとても美味しい。
海人君が近距離でナスと戦うのは、ちょっと不利だ。至近距離でナスの刺を避けないといけないからね。
「そろそろ下に行きたいな」
「まだ行ってなかったの?タイガーウルフだし、ワーウルフより戦いやすいと思うよ?」
「なら、行こう」
ナスを集めながら進むと、一際大きなナスが出てきた。
「な…!何なんだ?!上位種が出たりするのか?」
「あ、ごめん。指輪のせいかも?」
「何だそれ…やっぱり呪いの指輪か?」
「違う…はず。だって春より身長伸びてるもん!」
「いや…普通に伸びるだろ」
そうかもだけど、指輪のお陰もあるかもだし。
倒して手に入ったのは、同じナスだった。
「あのでっかいナスのドロップなんだから、もっとサービスして欲しいよね」
タイガーウルフを倒して手に入れる皮は、燃やして倒そうが、風魔法で切り刻もうが、綺麗な皮だ。
海人君も危なげなく倒しているし、ボス…行けるかな?
「次、行く?」
「指輪は外してね」
「あはは。分かってるってば」
その場で外したから、でっかいタイガーウルフなんて出て来ないだろう。あるいは、タイガーベアとか。
雷対策もしたし、19階層で大丈夫そうなら、ボスを手伝って、21階層まで行こう。
「ウルフ系は同じ動きをするから、対策も立てやすい」
「タイガーウルフは、体力もあるし、力強い動きだよ」
「…ん。まずは僕だけでやってみるから」
ちゃんと見切れているし、回避も出来ているけど、一体に時間がかかり過ぎるかも?
「支援魔法かけるね」
後ろから魔法で援護するよりはいいだろう。
海人君の動きは格段に良くなって、一体にかかる時間もかなり短縮出来ている。
「支援だけでもかなり助かるな…あんまりかけ過ぎても自分の実力を勘違いしそうだけど」
今日中には19階層に行けると思ったけど、海人君がかなり慎重になってて、結局タイガーウルフとばかり戦っていた。
「20階層に行く時は一緒にお願い」
「うん。頑張って」
ナスの生姜焼きを食べて、寝る前に、教科書を読んでおく。
というのも、成績が下がるようなら、しばらくダンジョンに入れなくなるからだ。
同じクラスの子は、しばらくゲーム禁止になったらしい。
私はゲームはやらないけど、他人事とは思えない。
転生前の知識は、使えるのは低学年までだ。この世界の方が、勉強はずっと大変そう。
それに私は魔法の先生だったから、その知識はダンジョンでしか役に立たない。
貝柱の炊き込みご飯。貝柱の味が口いっぱいに広がって、すごく美味しい!
「本当に美味しいわね…この貝柱、通販も出来るみたい。干し貝柱に加工してるみたい」
「…干すと美味しくなるのかな?」
「そうね…旨味成分が増すって書いてあったわ」
「なら!魔法で水分を飛ばせば美味しくなるかな?」
「そんな魔法もあるの?」
「だって、攻撃に使うだけが魔法じゃないじゃん?水分を飛ばして乾燥させるドライの魔法があるよ」
「いいわね!洗濯物が乾かなくても魔法で乾かせるの?」
「ええと…亜空間内なら、可能かな…」
「じゃあ!今度ランドリーに行きたい時は、お願いしてもいい?」
「いいよ…あはは」
でも、シワにはなるかも?畳むのはお母さんがやってね…
洗濯物はともかく、貝柱とフナマスの乾燥はやってみよう!
前世ではフナマスの一夜干しをスープにして食べたりした。美味しかったな…
前日にそんな事を考えていたから、フナマスが食べたくなってしまった。
もう夕方だから、そんなに採取に時間はかけられないけど、フナマスと貝柱は欲しい。
フナマスの方はほんの少ししか冒険者がいない。
入り口付近には全然いないから、魔法で無双する。
2~3回作れる分を集めて、貝柱だ!
平日だからそんなにはいないけど、フナマスの所よりは多い。だから魔法はファイアーボールだけ。
それでも一発で倒せるように威力を調整する。
魔法を使うと大概驚いたようにみんな見てくる。
火魔法はスキルを持つ人も一定数いるって聞いてるのに、実際に見るのは初めてなのかな?
あ、それともこの杖が珍しいのか…宝箱から出た物だもんね。こんなファンシーなデザインじゃなければ、欲しいと思う人は結構いるかも?
杖はここのダンジョン近くのアドベンチャーショップで一度見た事がある。
お遍路する時に持つ杖みたいにシンプルな物だった。でも、今使っている杖の方が断然優秀だったから、欲しいとは思わなかったけどね。
スマホのアラームをセットしておいたので、夕食の時間を過ぎる事はない。
ダンジョンから出て、いつもの場所にゲートを開いて、早速ドライで一夜干しが出来るか試してみる。
微妙に加減が分からない。貝柱の方はいい感じに乾燥出来たから、お母さんに持って行こう。
前世のスープの味を再現出来たらいいな!
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