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領地滞在7日目
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【 ヒューゴの視点 】
「ん…」
「……」
この娘はどこまで俺を惹きつければ気が済むのだろうか。
モゾモゾ
「っ!」
寝る前は近寄ったら追い出すと言うくせに、眠りにつくと俺に抱き付く。
脚を乗せ 俺の脚の肌を味わうように擦り合わせる。
腕や胸に頭を乗せ頬擦りをするし、吐息や睫毛や唇が当たる。脇腹に胸が押しつけられて柔らかな膨らみを感じる。
俺は大人の男だ。
好きでもない女を抱きたくなくて手を出さないだけで性欲は人並みにある。…最近は人並み以上な気もする。
当然クリスティーナを抱きたいし、求めてもらいたい。我慢するのは大変だ。飢えた狼の前にウサギが寝ているようなものなのだから。
だったら他の部屋で寝ればいいと思うだろうが、これはチャンスの一つだ。
俺がいくら心を寄せても、クリスティーナはシャルル・ヘインズが好きなのだ。婚約までしている。
とにかく関わりたくて追い回していたが、あの日に糸口が見つかった。
酔ったクリスティーナを心配して添い寝をした日、最初は怒っていたが、理由を知ると目が輝き照れたのだ。
クリスティーナは婚約者に冷遇されてきた。
しかもあの美男子の婚約者であるクリスティーナを口説こうとする者はおらず、女達の揉め事に巻き込まれたくないと近寄らない。
だから異性からの心配や心遣いに免疫がない。
それに、意外と俺に拒否感を示さなかった。
クリスティーナが領地へ向かったことを知って、セルヴィー伯爵に早馬で手紙を出した。“クリスティーナ嬢を追いかけてそちらへ伺いますが、彼女の現状を報告したいので内密にして会っていただけますか”と。
セルヴィー領へはクリスティーナより早く到着した。令嬢の馬車移動は時間がかかる。
実は数時間後に後を追っていたのだ。
伯爵が出迎えてくれて、俺は夫人と兄君にも同席を求めた。
そして、婚約の時のことから その後の仕打ちが記載された調査報告書を渡した。
クリスティーナはヘインズが悪く思われないように、多少の嘘を混ぜていた。
愛することなどないという意味合いの婚約時の条件や、その後の同伴のパーティなどでの様子、クリスティーナがいないパーティでの様子、学園での2人の様子、そして令嬢達からの嫌がらせの数々。ウィロウ嬢とゼオロエン嬢が盾になってくれていることや、サリモア家のパーティでパートナーであるヘインズを取られた嫌がらせや大公女とのこと。
全て話した。
伯爵『シャルル殿がこんな条件を口にしてクリスティーナに承諾させた!?』
夫人『シャルル様の誕生日のパーティは挨拶が終わると放置して、最後は他の令嬢と部屋へ消えた!?』
令息『同伴したパーティでシャルル殿のパートナーがサリモア公女に変わった!?』
伯爵『飲み物を掛けられたり、ぶつかられたり脚をかけられたり、物がなくなったり壊されたり…』
夫人『お茶会やパーティには予備のドレスを、学園には予備の制服を常に用意…』
令息『あいつは令嬢達に囲まれながら食事!?
ティナは遠くから見つめるだけ!?話しかけてはいけない!?』
『一度、モルゾン公爵家のパーティで、私のせいでクリスティーナ嬢がワインを掛けられました。
私から制裁をしようと思いましたが、既にモルゾン公爵夫人が動いた後でした。
ジオ家からはその侯爵令嬢と夫人を今後招くことはありません。
申し訳ございませんでした』
夫人『シャルル様は娘を守ってくださるどころか助長させているようですわね』
『今のクリスティーナ嬢は、それらがいかにおかしなことか、この先どれだけ傷付くことになるのか話してはみました。最初は拒絶されましたが今は落ち着きました』
セルヴィー伯爵は険しい顔をしていた。
「ん…」
「……」
この娘はどこまで俺を惹きつければ気が済むのだろうか。
モゾモゾ
「っ!」
寝る前は近寄ったら追い出すと言うくせに、眠りにつくと俺に抱き付く。
脚を乗せ 俺の脚の肌を味わうように擦り合わせる。
腕や胸に頭を乗せ頬擦りをするし、吐息や睫毛や唇が当たる。脇腹に胸が押しつけられて柔らかな膨らみを感じる。
俺は大人の男だ。
好きでもない女を抱きたくなくて手を出さないだけで性欲は人並みにある。…最近は人並み以上な気もする。
当然クリスティーナを抱きたいし、求めてもらいたい。我慢するのは大変だ。飢えた狼の前にウサギが寝ているようなものなのだから。
だったら他の部屋で寝ればいいと思うだろうが、これはチャンスの一つだ。
俺がいくら心を寄せても、クリスティーナはシャルル・ヘインズが好きなのだ。婚約までしている。
とにかく関わりたくて追い回していたが、あの日に糸口が見つかった。
酔ったクリスティーナを心配して添い寝をした日、最初は怒っていたが、理由を知ると目が輝き照れたのだ。
クリスティーナは婚約者に冷遇されてきた。
しかもあの美男子の婚約者であるクリスティーナを口説こうとする者はおらず、女達の揉め事に巻き込まれたくないと近寄らない。
だから異性からの心配や心遣いに免疫がない。
それに、意外と俺に拒否感を示さなかった。
クリスティーナが領地へ向かったことを知って、セルヴィー伯爵に早馬で手紙を出した。“クリスティーナ嬢を追いかけてそちらへ伺いますが、彼女の現状を報告したいので内密にして会っていただけますか”と。
セルヴィー領へはクリスティーナより早く到着した。令嬢の馬車移動は時間がかかる。
実は数時間後に後を追っていたのだ。
伯爵が出迎えてくれて、俺は夫人と兄君にも同席を求めた。
そして、婚約の時のことから その後の仕打ちが記載された調査報告書を渡した。
クリスティーナはヘインズが悪く思われないように、多少の嘘を混ぜていた。
愛することなどないという意味合いの婚約時の条件や、その後の同伴のパーティなどでの様子、クリスティーナがいないパーティでの様子、学園での2人の様子、そして令嬢達からの嫌がらせの数々。ウィロウ嬢とゼオロエン嬢が盾になってくれていることや、サリモア家のパーティでパートナーであるヘインズを取られた嫌がらせや大公女とのこと。
全て話した。
伯爵『シャルル殿がこんな条件を口にしてクリスティーナに承諾させた!?』
夫人『シャルル様の誕生日のパーティは挨拶が終わると放置して、最後は他の令嬢と部屋へ消えた!?』
令息『同伴したパーティでシャルル殿のパートナーがサリモア公女に変わった!?』
伯爵『飲み物を掛けられたり、ぶつかられたり脚をかけられたり、物がなくなったり壊されたり…』
夫人『お茶会やパーティには予備のドレスを、学園には予備の制服を常に用意…』
令息『あいつは令嬢達に囲まれながら食事!?
ティナは遠くから見つめるだけ!?話しかけてはいけない!?』
『一度、モルゾン公爵家のパーティで、私のせいでクリスティーナ嬢がワインを掛けられました。
私から制裁をしようと思いましたが、既にモルゾン公爵夫人が動いた後でした。
ジオ家からはその侯爵令嬢と夫人を今後招くことはありません。
申し訳ございませんでした』
夫人『シャルル様は娘を守ってくださるどころか助長させているようですわね』
『今のクリスティーナ嬢は、それらがいかにおかしなことか、この先どれだけ傷付くことになるのか話してはみました。最初は拒絶されましたが今は落ち着きました』
セルヴィー伯爵は険しい顔をしていた。
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