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危険な雨宿り
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隣町はあまり大きくはないし宿も一つしかない。
それでも騎士達の相部屋を確保し、私とヒューゴもそれぞれ個室を取った。
共同風呂ではあるけど入ることが出来た。
お風呂の外にはカイル卿の他にもう一人立って見張りをしてくれていた。
「ありがとうございます。
部屋に戻ったら、もう大丈夫よ。皆さんも交代で温まって休んでね」
「我々は仕事中ですからお気遣いなく」
「でも」
「部屋にいるからといって安全ではありません」
「……」
「クリスティーナ様がヒューゴ様のお部屋にいてくだされば、我々は交代で休むことは可能です」
「え?」
「ドアの前に立つ人員は半分以下になりますから」
「私の護衛に人員がかかるのですね」
「ヒューゴ様は我々と同じくらい剣を扱えますがクリスティーナ様には無理ですから」
「……」
結局
コンコンコンコン
「クリスティーナです」
カチャ
ドアを開けたヒューゴ様が私を抱きしめた。
「寒いだろう。おいで」
ヒューゴ様とベッドに入っても寒かった。
「あの羽毛布団で暮らしていたら牢獄に感じるだろうな」
「そこまでではありません。それに私のせいですから」
「狭いんだし寒いからこっちに来い」
「でも」
「逆に端で包まられると俺が寒い」
「ごめんなさい」
ヒューゴ様にピッタリと体をくっつけた。ヒューゴ様も私を抱きしめて背中を摩って暖めてくれようとしたけど…
!!
「…気にしないでくれ。仕方ないんだ」
「……」
アレが膨らんできたのがわかった。
領地で一緒に寝るようになってから こんなことは夜にも朝にもある。これが普通らしい。
「やっぱり脱いでもいいですか?ボタンとかが痛くて」
「手伝おう」
寒いので乗馬服を着て寝ようとしていた。
だけど痛かったし寝苦しかった。
下着姿になったところで寝ようと思っていたのに、ヒューゴ様はコルセットも外し、手慣れたようにドロワーズ1枚にしてしまった。
「女の下着は常識の範囲で知っているつもりだが、クリスティーナのコルセットは…なんか違うな」
「特注品です。締め付けたりすることが目的ではなく、胸を守るという目的で作りました」
「ドロワーズもか」
「はい」
「そのドロワーズは危険だ。男が理性を失う」
「そうですか?」
「俺はクリスティーナを愛しているから精一杯我慢しているんだ。
クリスティーナが本気で嫌がるなら、自分を刺してでも抑制するが、少しでもクリスティーナが受け入れていると感じれば遠慮はしない」
「っ!」
「今夜も好きなだけ触っていいぞ」
「…剣が得意だと聞きました」
「やってみたら向いていた」
「だからこんなに?」
ヒューゴ様の筋肉に触れると彼の瞳が変わった。
何というか…見てはいけない気になる何かがあった。まるで蝶を誘うために蜜を出す花のように。
お互いの身体が熱くなってきたのが分かる。
カイル卿達には申し訳ないけど部屋は分けて、朝まで寒さに耐えるべきだと悟ったときには遅かった。
唇を奪われていた。
抵抗しなくてはならないのに、“あ、もしかして色気というものかしら”などと思いながら彼の瞳を見つめているうちに、貪るようなキスに変化していってしまった。
それでも騎士達の相部屋を確保し、私とヒューゴもそれぞれ個室を取った。
共同風呂ではあるけど入ることが出来た。
お風呂の外にはカイル卿の他にもう一人立って見張りをしてくれていた。
「ありがとうございます。
部屋に戻ったら、もう大丈夫よ。皆さんも交代で温まって休んでね」
「我々は仕事中ですからお気遣いなく」
「でも」
「部屋にいるからといって安全ではありません」
「……」
「クリスティーナ様がヒューゴ様のお部屋にいてくだされば、我々は交代で休むことは可能です」
「え?」
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「私の護衛に人員がかかるのですね」
「ヒューゴ様は我々と同じくらい剣を扱えますがクリスティーナ様には無理ですから」
「……」
結局
コンコンコンコン
「クリスティーナです」
カチャ
ドアを開けたヒューゴ様が私を抱きしめた。
「寒いだろう。おいで」
ヒューゴ様とベッドに入っても寒かった。
「あの羽毛布団で暮らしていたら牢獄に感じるだろうな」
「そこまでではありません。それに私のせいですから」
「狭いんだし寒いからこっちに来い」
「でも」
「逆に端で包まられると俺が寒い」
「ごめんなさい」
ヒューゴ様にピッタリと体をくっつけた。ヒューゴ様も私を抱きしめて背中を摩って暖めてくれようとしたけど…
!!
「…気にしないでくれ。仕方ないんだ」
「……」
アレが膨らんできたのがわかった。
領地で一緒に寝るようになってから こんなことは夜にも朝にもある。これが普通らしい。
「やっぱり脱いでもいいですか?ボタンとかが痛くて」
「手伝おう」
寒いので乗馬服を着て寝ようとしていた。
だけど痛かったし寝苦しかった。
下着姿になったところで寝ようと思っていたのに、ヒューゴ様はコルセットも外し、手慣れたようにドロワーズ1枚にしてしまった。
「女の下着は常識の範囲で知っているつもりだが、クリスティーナのコルセットは…なんか違うな」
「特注品です。締め付けたりすることが目的ではなく、胸を守るという目的で作りました」
「ドロワーズもか」
「はい」
「そのドロワーズは危険だ。男が理性を失う」
「そうですか?」
「俺はクリスティーナを愛しているから精一杯我慢しているんだ。
クリスティーナが本気で嫌がるなら、自分を刺してでも抑制するが、少しでもクリスティーナが受け入れていると感じれば遠慮はしない」
「っ!」
「今夜も好きなだけ触っていいぞ」
「…剣が得意だと聞きました」
「やってみたら向いていた」
「だからこんなに?」
ヒューゴ様の筋肉に触れると彼の瞳が変わった。
何というか…見てはいけない気になる何かがあった。まるで蝶を誘うために蜜を出す花のように。
お互いの身体が熱くなってきたのが分かる。
カイル卿達には申し訳ないけど部屋は分けて、朝まで寒さに耐えるべきだと悟ったときには遅かった。
唇を奪われていた。
抵抗しなくてはならないのに、“あ、もしかして色気というものかしら”などと思いながら彼の瞳を見つめているうちに、貪るようなキスに変化していってしまった。
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