8 / 10
婚約破棄されましたが王子様も助けに来ます
しおりを挟む
その時、騒然とする会場の扉が、重々しく開かれた。
「国王陛下、ご入場!」
堂々たるファンファーレと共に、声が響いた。
リタール王国国王、ダイオス三世。
そして、その後ろには王妃と、整った顔立ちに知性を宿した瞳を持つ、第一王子ディモア・リタールの姿があった。
「父上……そして兄上?」
クラウディアが一瞬だけ、表情を強ばらせる。
国王が到着したことで、会場の雰囲気は一気に緊張感を増した。
王国の最高権力者が現れたことで、貴族たちはもはや騒ぐこともできず、大広間は静粛に包まれた。
「クラウディアよ、説明しておくれ。なぜ、帝国の皇太子殿下が、ご不快そうにこちらを睨みつけていらっしゃるのだ?」
国王は険しい表情で、クラウディア王女を見据えた。
クラウディアの横にいたフィリップは、ガタガタと震えながら言い訳の言葉を探していたが、クラウディアが先に、軽々しく口を開いた。
「父上、これは帝国の横暴ですわ!」
自信満々の態度で彼女は続ける。
「ライマン皇太子殿下は、リタールの貿易利権を奪うために、リタール王国に圧力をかけようとしています!」
クラウディアの力強い口調に、レント侯爵が横から言葉を添えた。
「我々の独立を守るためには、帝国の圧力に屈するべきではありません!」
ハーディ伯爵も便乗する。
「陛下、帝国の内政干渉です」
「その通りです!」
ボルドンの勇ましい相槌に、フィリップも遅れてはならじと、慌てて言葉を紡いだ。
「リタール王国の貴族一同、帝国の支配に屈するつもりは決してありません!」
それを聞いたディモア王子は、鋭い視線をフィリップに向けた。
「フィリップ、貴様は何を言っているんだ?」
その低い声には、静かながらも強烈な怒気がこもっていた。
「何を言っているんだ、と聞いている」
ディモア王子がゆっくりと歩を進め、フィリップの前に立つ。
「お前がいま吐いた言葉は、本当にこの国のためになると思っての発言か?」
「も、もちろんです!」
フィリップは焦ったように、また新たな言い訳を探す。
「私は、リタールの未来のためを思って……」
バキッ!
突然、鈍い音が響き渡った。
ディモア王子の右の拳が、フィリップの顔面を殴りつけたのだ。
フィリップの身体は吹き飛び、床に叩きつけられた。
会場の貴族たちが息を呑む。
「ぐはっ……!」
口の中に広がる鉄の味。
フィリップは衝撃に耐えながら、よろよろと起き上がった。
「な、何をなさる?」
ディモア王子の目は怒りに満ちていた。
「過去五年間、既に公爵家には、帝国から莫大な利権提供があっただろう。まさか、それを自分の実力で得たものだと、自惚れていたのか? すべては、婚約者だった彼女のおかげで、与えられていたのだ。にもかかわらず、私も知らぬ間に、お前は勝手に婚約を破棄して、彼女を捨てた」
「そ、それは……」
「そして今、お前が言ったことは何だ?」
ディモア王子は、フィリップの胸ぐらをつかんだ。
「帝国の圧力に屈しない、だと?」
彼は鼻で笑う。
「馬鹿者が。我が国は、貿易立国。経済は国の生命線だ。お前がやろうとしていることは、帝国との貿易協定をもて遊び、リタールを孤立させて、亡国へと導く反乱行為そのものだ!」
貴族たちは次第に不安そうな顔を見せ始める。
「そんなつもりでは……」
フィリップが言葉を失っている間に、ディモア王子は次の標的に向かった。
「クラウディア!」
クラウディアの美しい顔が、恐怖に歪んだ。
「な、何かしら?」
彼女は気丈に振る舞おうとした。
「私は正しいことをしているのよ。兄上は、私の自由を尊重するべきだわ!」
「自由?」
ディモアはゆっくり近づくと、その厳しい目つきで彼女を見据え、金縛りにした。
「お前の自由とは、リタールを滅ぼすことか?」
クラウディアは、兄のあまりの剣幕に、もはや何も反論を思いつくことができなかった。
「お前たち二人は、口を開けば、この国の独立のためなどと美辞麗句を吐く。だが実際には、ただ自分の野心のために、貴族たちを煽っただけだろうが!」
「違う、違う!」
「違わない」
ディモア王子は冷然とした表情で告げた。
「たとえ妹であろうと、王族の務めを投げ捨てた者は許さん」
「兄上……」
「その場に、ひざまづけ!」
その言葉に、クラウディアは震える。
しかし、彼女は抗おうとした。
「私が……この私が、膝をつくなどできません!」
「ならば、つかせるまでだ」
ディモア王子は、彼女の肩をつかんで、床に押しつけた。
ゴンッ!
鈍い音が、大広間に響いた。ディモアはさらにクラウディアの頭を後ろから押して、彼女の額を床に強く擦りつけたのだった。
こうして、リタールの王女クラウディアは、オーヴェストのライマン皇太子とソフィア皇女に対し、土下座させられた。
「父上」
ディモア王子は国王のほうを振り返った。
王は深々とため息をつくと、威厳ある声で宣言した。
「オルバリー公爵家フィリップ公子、そしてクラウディア・リタール王女」
クラウディアが、額から血を流しながら、顔を上げる。
「……はい」
ディモアに先ほど殴られて前歯を失ったフィリップが、震えながら答える。
「お前たちを、国家への反逆、および、友好国であるオーヴェスト帝国との外交関係を傷つけた疑いにより、逮捕する。」
その言葉に、会場がどよめいた。
「逮捕⁉」
「拘束されるのか……」
クラウディアは信じられないという顔をした。
「父上、待ってください! 私はリタール王国の王女ですよ!」
「王女であろうと、国を破壊する者は極刑に処せねばならぬ」
国王の言葉は冷徹だった。
「即刻、二人を連行しろ!」
兵士たちが動き出す。
「ま、待て! 私は悪くない! すべては帝国の陰謀なんだ!」
フィリップが必死に叫んで悪あがきを試みたが、もはや、誰も彼に賛同しようとはしなかった。
クラウディアも暴れて抵抗しようとしたが、最終的に兵士たちによって両手両足を捕まえられ、担いで運ばれた。
リタールの王族・貴族たちは、誰一人として声を上げられなかった。
こうして、フィリップとクラウディアは、ついに投獄された。
「国王陛下、ご入場!」
堂々たるファンファーレと共に、声が響いた。
リタール王国国王、ダイオス三世。
そして、その後ろには王妃と、整った顔立ちに知性を宿した瞳を持つ、第一王子ディモア・リタールの姿があった。
「父上……そして兄上?」
クラウディアが一瞬だけ、表情を強ばらせる。
国王が到着したことで、会場の雰囲気は一気に緊張感を増した。
王国の最高権力者が現れたことで、貴族たちはもはや騒ぐこともできず、大広間は静粛に包まれた。
「クラウディアよ、説明しておくれ。なぜ、帝国の皇太子殿下が、ご不快そうにこちらを睨みつけていらっしゃるのだ?」
国王は険しい表情で、クラウディア王女を見据えた。
クラウディアの横にいたフィリップは、ガタガタと震えながら言い訳の言葉を探していたが、クラウディアが先に、軽々しく口を開いた。
「父上、これは帝国の横暴ですわ!」
自信満々の態度で彼女は続ける。
「ライマン皇太子殿下は、リタールの貿易利権を奪うために、リタール王国に圧力をかけようとしています!」
クラウディアの力強い口調に、レント侯爵が横から言葉を添えた。
「我々の独立を守るためには、帝国の圧力に屈するべきではありません!」
ハーディ伯爵も便乗する。
「陛下、帝国の内政干渉です」
「その通りです!」
ボルドンの勇ましい相槌に、フィリップも遅れてはならじと、慌てて言葉を紡いだ。
「リタール王国の貴族一同、帝国の支配に屈するつもりは決してありません!」
それを聞いたディモア王子は、鋭い視線をフィリップに向けた。
「フィリップ、貴様は何を言っているんだ?」
その低い声には、静かながらも強烈な怒気がこもっていた。
「何を言っているんだ、と聞いている」
ディモア王子がゆっくりと歩を進め、フィリップの前に立つ。
「お前がいま吐いた言葉は、本当にこの国のためになると思っての発言か?」
「も、もちろんです!」
フィリップは焦ったように、また新たな言い訳を探す。
「私は、リタールの未来のためを思って……」
バキッ!
突然、鈍い音が響き渡った。
ディモア王子の右の拳が、フィリップの顔面を殴りつけたのだ。
フィリップの身体は吹き飛び、床に叩きつけられた。
会場の貴族たちが息を呑む。
「ぐはっ……!」
口の中に広がる鉄の味。
フィリップは衝撃に耐えながら、よろよろと起き上がった。
「な、何をなさる?」
ディモア王子の目は怒りに満ちていた。
「過去五年間、既に公爵家には、帝国から莫大な利権提供があっただろう。まさか、それを自分の実力で得たものだと、自惚れていたのか? すべては、婚約者だった彼女のおかげで、与えられていたのだ。にもかかわらず、私も知らぬ間に、お前は勝手に婚約を破棄して、彼女を捨てた」
「そ、それは……」
「そして今、お前が言ったことは何だ?」
ディモア王子は、フィリップの胸ぐらをつかんだ。
「帝国の圧力に屈しない、だと?」
彼は鼻で笑う。
「馬鹿者が。我が国は、貿易立国。経済は国の生命線だ。お前がやろうとしていることは、帝国との貿易協定をもて遊び、リタールを孤立させて、亡国へと導く反乱行為そのものだ!」
貴族たちは次第に不安そうな顔を見せ始める。
「そんなつもりでは……」
フィリップが言葉を失っている間に、ディモア王子は次の標的に向かった。
「クラウディア!」
クラウディアの美しい顔が、恐怖に歪んだ。
「な、何かしら?」
彼女は気丈に振る舞おうとした。
「私は正しいことをしているのよ。兄上は、私の自由を尊重するべきだわ!」
「自由?」
ディモアはゆっくり近づくと、その厳しい目つきで彼女を見据え、金縛りにした。
「お前の自由とは、リタールを滅ぼすことか?」
クラウディアは、兄のあまりの剣幕に、もはや何も反論を思いつくことができなかった。
「お前たち二人は、口を開けば、この国の独立のためなどと美辞麗句を吐く。だが実際には、ただ自分の野心のために、貴族たちを煽っただけだろうが!」
「違う、違う!」
「違わない」
ディモア王子は冷然とした表情で告げた。
「たとえ妹であろうと、王族の務めを投げ捨てた者は許さん」
「兄上……」
「その場に、ひざまづけ!」
その言葉に、クラウディアは震える。
しかし、彼女は抗おうとした。
「私が……この私が、膝をつくなどできません!」
「ならば、つかせるまでだ」
ディモア王子は、彼女の肩をつかんで、床に押しつけた。
ゴンッ!
鈍い音が、大広間に響いた。ディモアはさらにクラウディアの頭を後ろから押して、彼女の額を床に強く擦りつけたのだった。
こうして、リタールの王女クラウディアは、オーヴェストのライマン皇太子とソフィア皇女に対し、土下座させられた。
「父上」
ディモア王子は国王のほうを振り返った。
王は深々とため息をつくと、威厳ある声で宣言した。
「オルバリー公爵家フィリップ公子、そしてクラウディア・リタール王女」
クラウディアが、額から血を流しながら、顔を上げる。
「……はい」
ディモアに先ほど殴られて前歯を失ったフィリップが、震えながら答える。
「お前たちを、国家への反逆、および、友好国であるオーヴェスト帝国との外交関係を傷つけた疑いにより、逮捕する。」
その言葉に、会場がどよめいた。
「逮捕⁉」
「拘束されるのか……」
クラウディアは信じられないという顔をした。
「父上、待ってください! 私はリタール王国の王女ですよ!」
「王女であろうと、国を破壊する者は極刑に処せねばならぬ」
国王の言葉は冷徹だった。
「即刻、二人を連行しろ!」
兵士たちが動き出す。
「ま、待て! 私は悪くない! すべては帝国の陰謀なんだ!」
フィリップが必死に叫んで悪あがきを試みたが、もはや、誰も彼に賛同しようとはしなかった。
クラウディアも暴れて抵抗しようとしたが、最終的に兵士たちによって両手両足を捕まえられ、担いで運ばれた。
リタールの王族・貴族たちは、誰一人として声を上げられなかった。
こうして、フィリップとクラウディアは、ついに投獄された。
1,347
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【完結】元婚約者であって家族ではありません。もう赤の他人なんですよ?
つくも茄子
ファンタジー
私、ヘスティア・スタンリー公爵令嬢は今日長年の婚約者であったヴィラン・ヤルコポル伯爵子息と婚約解消をいたしました。理由?相手の不貞行為です。婿入りの分際で愛人を連れ込もうとしたのですから当然です。幼馴染で家族同然だった相手に裏切られてショックだというのに相手は斜め上の思考回路。は!?自分が次期公爵?何の冗談です?家から出て行かない?ここは私の家です!貴男はもう赤の他人なんです!
文句があるなら法廷で決着をつけようではありませんか!
結果は当然、公爵家の圧勝。ヤルコポル伯爵家は御家断絶で一家離散。主犯のヴィランは怪しい研究施設でモルモットとしいて短い生涯を終える……はずでした。なのに何故か薬の副作用で強靭化してしまった。化け物のような『力』を手にしたヴィランは王都を襲い私達一家もそのまま儚く……にはならなかった。
目を覚ましたら幼い自分の姿が……。
何故か十二歳に巻き戻っていたのです。
最悪な未来を回避するためにヴィランとの婚約解消を!と拳を握りしめるものの婚約は継続。仕方なくヴィランの再教育を伯爵家に依頼する事に。
そこから新たな事実が出てくるのですが……本当に婚約は解消できるのでしょうか?
他サイトにも公開中。
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。
地味令嬢を見下した元婚約者へ──あなたの国、今日滅びますわよ
タマ マコト
ファンタジー
王都の片隅にある古びた礼拝堂で、静かに祈りと針仕事を続ける地味な令嬢イザベラ・レーン。
灰色の瞳、色褪せたドレス、目立たない声――誰もが彼女を“無害な聖女気取り”と笑った。
だが彼女の指先は、ただ布を縫っていたのではない。祈りの糸に、前世の記憶と古代詠唱を縫い込んでいた。
ある夜、王都の大広間で開かれた舞踏会。
婚約者アルトゥールは、人々の前で冷たく告げる――「君には何の価値もない」。
嘲笑の中で、イザベラはただ微笑んでいた。
その瞳の奥で、何かが静かに目覚めたことを、誰も気づかないまま。
翌朝、追放の命が下る。
砂埃舞う道を進みながら、彼女は古びた巻物の一節を指でなぞる。
――“真実を映す者、偽りを滅ぼす”
彼女は祈る。けれど、その祈りはもう神へのものではなかった。
地味令嬢と呼ばれた女が、国そのものに裁きを下す最初の一歩を踏み出す。
【完結】婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?
つくも茄子
恋愛
国王唯一の王子エドワード。
彼は婚約者の公爵令嬢であるキャサリンを公の場所で婚約破棄を宣言した。
次の婚約者は恋人であるアリス。
アリスはキャサリンの義妹。
愛するアリスと結婚するには「妃教育を修了させること」だった。
同じ高位貴族。
少し頑張ればアリスは直ぐに妃教育を終了させると踏んでいたが散々な結果で終わる。
八番目の教育係も辞めていく。
王妃腹でないエドワードは立太子が遠のく事に困ってしまう。
だが、エドワードは知らなかった事がある。
彼が事実を知るのは何時になるのか……それは誰も知らない。
他サイトにも公開中。
平民とでも結婚すれば?と言われたので、隣国の王と結婚しました
ゆっこ
恋愛
「リリアーナ・ベルフォード、これまでの婚約は白紙に戻す」
その言葉を聞いた瞬間、私はようやく――心のどこかで予感していた結末に、静かに息を吐いた。
王太子アルベルト殿下。金糸の髪に、これ見よがしな笑み。彼の隣には、私が知っている顔がある。
――侯爵令嬢、ミレーユ・カスタニア。
学園で何かと殿下に寄り添い、私を「高慢な婚約者」と陰で嘲っていた令嬢だ。
「殿下、どういうことでしょう?」
私の声は驚くほど落ち着いていた。
「わたくしは、あなたの婚約者としてこれまで――」
【完結】英雄様、婚約破棄なさるなら我々もこれにて失礼いたします。
紺
ファンタジー
「婚約者であるニーナと誓いの破棄を望みます。あの女は何もせずのうのうと暮らしていた役立たずだ」
実力主義者のホリックは魔王討伐戦を終結させた褒美として国王に直談判する。どうやら戦争中も優雅に暮らしていたニーナを嫌っており、しかも戦地で出会った聖女との結婚を望んでいた。英雄となった自分に酔いしれる彼の元に、それまで苦楽を共にした仲間たちが寄ってきて……
「「「ならば我々も失礼させてもらいましょう」」」
信頼していた部下たちは唐突にホリックの元を去っていった。
微ざまぁあり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる