20 / 77
20話 初出勤
しおりを挟む
次の日、私は昨日カイルに言われた通り、通常の出勤時間よりも早めに騎士団に到着した。
――受付に声をかけろって言ってたわね。
受付の人は……このあいだの人だわ。
受付に視線を向けると、このあいだ私に帰れと言ってきた男性だった。私はもう気にしていないが、あちらは気まずいだろう。
だが何にしろ、受付に声をかけない訳にはいかない。そのため、私は出来るだけ怖がられないように笑顔を意識して挨拶をした。
「おはようございます。今日から騎士団の治癒士として働くことになりました。クリスタ・ウィルキンスです。今後ともよろしくお願いいたします」
ぺこりと軽くお辞儀をして頭を上げた。すると、受付の男性は私の顔を確認し、勢いよく頭を下げて謝り出した。
「昨日は大変失礼いたしました! まさか本当にクリスタ嬢とは思わず、あのようなことを……。どうか昨日のご無礼、お許しください!」
泣きそうな顔で謝ってくる彼を見て、そこまで謝るほどのことでもないのにと心配になる。
「謝罪は不要ですよ。昨日どうしてあなたがあのような対応をしたのかが分かりました。事情が事情だったんです。もう気にしておりませんよ」
そう言うと、彼はやっと頭をあげて私の顔を見てくれた。そして、私はさらに彼に声をかけた。
「あなたはあなたでちゃんと仕事をしようとした結果です。こうして謝ってくださいましたし、もう引き摺るのは止めにしましょう。ね?」
この言葉が彼に届いたのだろうか。彼はやっと笑顔を見せてくれた。そして、本日初めて謝罪以外の言葉をかけてくれた。
「クリスタ嬢……ありがとうございます! これからどうぞよろしくお願いいたします!」
「はい! よろしくお願いいたします!」
こうして、私と受付の男性は無事和解した。そして、その男性から騎士団所属の身分証明書を受け取り、これからの私の勤務先となる医務室まで案内してもらった。
移動中に何人もの騎士たちとすれ違ったため、何回も挨拶をしてやっと医務室に着いた。
「こちらが医務室です。もうすでに先生は来ていらっしゃいます。それでは、私はこれにて失礼いたします」
そう言い残し、案内役の彼は帰って行った。私は1人残された廊下で深呼吸をし、医務室の扉をノックした。
「はい、どうぞ」
優しそうな男性の声が聞こえてきた。その声に少し安心し、私は医務室の扉をスライドして開け、中にいる男性に向かって挨拶をした。
「本日から治癒士として配属されました。クリスタ・ウィルキンスです。よろしくお願いいたします」
そう言いながら下げた頭を上げると、声の通り優しそうな先生が笑顔で立っていた。
――この人はもしかして、アルバート先生なんじゃ……?
何回か魔塔で見かけたことがある気がするわ。
ちゃんとこうして会うのは初めてだが、一方的に知っている人だったため安心していると、アルバート先生も自己紹介をしてくれた。
「クリスタさん、今日からよろしくお願いします。アルバート・カミンです。男性が多いので大変なところもあると思うけど、分からないことや助けが必要な時はいつでも言ってね」
そう言うと、先生はにっこりと笑いかけてくれた。肩ほどの長さの赤毛を緩く1つに結び、眼鏡をかけている先生は、男性だけど圧を感じない。
――優しいしすごく頼もしいわ!
一緒に働く人が先生で良かった……。
これなら問題なく、仲良く働けそうだと思いながら先生との挨拶を済ませた。そして、先生は一日の流れや、処置の方法、それぞれの役割分担について分かりやすく説明してくれた。
お昼は先生がランチを用意してくれていたため、歓迎会と称して医務室で一緒に食べた。こうして、私は先生とすぐに仲良くなり、楽しい気持ちで午後の仕事を始めることが出来た。
そして、午後の仕事が始まって以来やっと先生と2人きりになったタイミングで、先生に声をかけてみた。
「先生、午前中もですが午後も忙しいんですね。ここの医務室って、こんなにも怪我人が毎日来るんですか?」
自然治癒できるレベルの軽い怪我の人がほとんどだった。しかしこんなに頻繁に何人もが怪我をするだなんて、一体どんな訓練をしているのだろうと思ってしまう。
すると、この私の質問に対し、先生も不思議そうに答えた。
「今日は結構多いよ。いつもはこんなにいないんだけど……」
「えっ、そうなんですか?」
「はい、でも第3騎士団の人は一人も来てないみたいだね。第3騎士団はいつもどこの団より人が来るのに……」
何だその不穏な話は。どこの団よりも怪我人が来ると言うのも、逆に極端に今日来ていないのも奇妙だ。こんな話を聞いてしまったから、エンディミオン卿の団が怖く感じてきた。
すると、そんなタイミングでガラガラと勢いよく扉がスライドする音が聞こえた。その音に反応し扉の方に目を向けると、そこにはカイルが立っていた。
「あっ! クリスタ!」
目が合った彼は私の名前を呼ぶと、私の方へと歩み寄ってきた。
「ちゃんと来たんだな。良かった良かった。せんせーい、こんにちは!」
私が来ているか確認しに来たのだろう。そして安心した後、友達かのように先生に挨拶をしている。先生は優しいから、カイル相手にもちゃんと挨拶を返してあげている。
そして、カイルは先生から私に視線を戻し質問をしてきた。
「第3騎士団の奴らは来てないだろう?」
「えっええ、そうだけど……。カイル何か知ってるの?」
そう尋ねると、カイルは自慢げに笑いながらとんでもないことを言い出した。
「第3騎士団のやつらに、ここに来たらエンディミオンに殺されるぞって根回ししといたんだよ。あと、ここに新入りの治癒士が来たってことを団長にばらしたら、第8騎士団が総動員で攻撃するってな」
――は?
頭には疑問符が湧いてくる。私がエンディミオン卿を避けたがっていたからカイルはそんなことをしたんだろう。だが、怪我をしたならちゃんと治療に来てほしい。
いくら私のためとはいえ、カイルはやりすぎだ。
「カイル……いくら何でもやり過ぎよ」
カイルを窘めると、彼は少し反省したような顔をした。しかし、すぐにおちゃらけたように言葉を続けた。
「確かに言い過ぎたわ……。でも、効果あり過ぎてマジウケるんだけど!」
「ウケないから。今すぐ第3騎士団の人たちに訂正してきて!」
そう伝えるが、カイルは気にすんなと言いながら言葉を続けた。
「他の団のやつらがクリスタのこと噂してるから、第3騎士団の奴らに俺が言ったことなんて、もう意味ないって」
そう言うと、カイルは悪戯に成功した子どものように楽しそうに笑った。すると、そんなカイルにアルバート先生が声をかけた。
「また君ですか、カイル君。君は団長なんですよ? 騎士団の風紀を乱したり、クリスタさんのことを困らせないでください。クリスタさんは頼りになる方なので、辞めてもらっては困りますっ……」
働き始めた初日なのに、突然頼りになるなんて言われて驚いた。だから、先生につい尋ねた。
「えっ……! 本当ですか!?」
「ええ、もちろん。初日とは思えないくらい助かってるよ。クリスタさんは気配りと先読みが得意な人なんだね」
そうやって褒めてもらえてとても嬉しい。アルバート先生のおかげで、自己肯定感が爆上がりしそうだ。
ホクホクと先生の言葉に喜んでいると、横で聞いていたカイルも口を挟んできた。
「良かったな、クリスタ! ねえ、先生俺のことも褒めてくださいよ~」
こうして3人で話しをしていると、ガラガラと医務室の扉が開いた。その瞬間、私たちは噂をすれば何とやらという恐ろしさを思い知った。
――受付に声をかけろって言ってたわね。
受付の人は……このあいだの人だわ。
受付に視線を向けると、このあいだ私に帰れと言ってきた男性だった。私はもう気にしていないが、あちらは気まずいだろう。
だが何にしろ、受付に声をかけない訳にはいかない。そのため、私は出来るだけ怖がられないように笑顔を意識して挨拶をした。
「おはようございます。今日から騎士団の治癒士として働くことになりました。クリスタ・ウィルキンスです。今後ともよろしくお願いいたします」
ぺこりと軽くお辞儀をして頭を上げた。すると、受付の男性は私の顔を確認し、勢いよく頭を下げて謝り出した。
「昨日は大変失礼いたしました! まさか本当にクリスタ嬢とは思わず、あのようなことを……。どうか昨日のご無礼、お許しください!」
泣きそうな顔で謝ってくる彼を見て、そこまで謝るほどのことでもないのにと心配になる。
「謝罪は不要ですよ。昨日どうしてあなたがあのような対応をしたのかが分かりました。事情が事情だったんです。もう気にしておりませんよ」
そう言うと、彼はやっと頭をあげて私の顔を見てくれた。そして、私はさらに彼に声をかけた。
「あなたはあなたでちゃんと仕事をしようとした結果です。こうして謝ってくださいましたし、もう引き摺るのは止めにしましょう。ね?」
この言葉が彼に届いたのだろうか。彼はやっと笑顔を見せてくれた。そして、本日初めて謝罪以外の言葉をかけてくれた。
「クリスタ嬢……ありがとうございます! これからどうぞよろしくお願いいたします!」
「はい! よろしくお願いいたします!」
こうして、私と受付の男性は無事和解した。そして、その男性から騎士団所属の身分証明書を受け取り、これからの私の勤務先となる医務室まで案内してもらった。
移動中に何人もの騎士たちとすれ違ったため、何回も挨拶をしてやっと医務室に着いた。
「こちらが医務室です。もうすでに先生は来ていらっしゃいます。それでは、私はこれにて失礼いたします」
そう言い残し、案内役の彼は帰って行った。私は1人残された廊下で深呼吸をし、医務室の扉をノックした。
「はい、どうぞ」
優しそうな男性の声が聞こえてきた。その声に少し安心し、私は医務室の扉をスライドして開け、中にいる男性に向かって挨拶をした。
「本日から治癒士として配属されました。クリスタ・ウィルキンスです。よろしくお願いいたします」
そう言いながら下げた頭を上げると、声の通り優しそうな先生が笑顔で立っていた。
――この人はもしかして、アルバート先生なんじゃ……?
何回か魔塔で見かけたことがある気がするわ。
ちゃんとこうして会うのは初めてだが、一方的に知っている人だったため安心していると、アルバート先生も自己紹介をしてくれた。
「クリスタさん、今日からよろしくお願いします。アルバート・カミンです。男性が多いので大変なところもあると思うけど、分からないことや助けが必要な時はいつでも言ってね」
そう言うと、先生はにっこりと笑いかけてくれた。肩ほどの長さの赤毛を緩く1つに結び、眼鏡をかけている先生は、男性だけど圧を感じない。
――優しいしすごく頼もしいわ!
一緒に働く人が先生で良かった……。
これなら問題なく、仲良く働けそうだと思いながら先生との挨拶を済ませた。そして、先生は一日の流れや、処置の方法、それぞれの役割分担について分かりやすく説明してくれた。
お昼は先生がランチを用意してくれていたため、歓迎会と称して医務室で一緒に食べた。こうして、私は先生とすぐに仲良くなり、楽しい気持ちで午後の仕事を始めることが出来た。
そして、午後の仕事が始まって以来やっと先生と2人きりになったタイミングで、先生に声をかけてみた。
「先生、午前中もですが午後も忙しいんですね。ここの医務室って、こんなにも怪我人が毎日来るんですか?」
自然治癒できるレベルの軽い怪我の人がほとんどだった。しかしこんなに頻繁に何人もが怪我をするだなんて、一体どんな訓練をしているのだろうと思ってしまう。
すると、この私の質問に対し、先生も不思議そうに答えた。
「今日は結構多いよ。いつもはこんなにいないんだけど……」
「えっ、そうなんですか?」
「はい、でも第3騎士団の人は一人も来てないみたいだね。第3騎士団はいつもどこの団より人が来るのに……」
何だその不穏な話は。どこの団よりも怪我人が来ると言うのも、逆に極端に今日来ていないのも奇妙だ。こんな話を聞いてしまったから、エンディミオン卿の団が怖く感じてきた。
すると、そんなタイミングでガラガラと勢いよく扉がスライドする音が聞こえた。その音に反応し扉の方に目を向けると、そこにはカイルが立っていた。
「あっ! クリスタ!」
目が合った彼は私の名前を呼ぶと、私の方へと歩み寄ってきた。
「ちゃんと来たんだな。良かった良かった。せんせーい、こんにちは!」
私が来ているか確認しに来たのだろう。そして安心した後、友達かのように先生に挨拶をしている。先生は優しいから、カイル相手にもちゃんと挨拶を返してあげている。
そして、カイルは先生から私に視線を戻し質問をしてきた。
「第3騎士団の奴らは来てないだろう?」
「えっええ、そうだけど……。カイル何か知ってるの?」
そう尋ねると、カイルは自慢げに笑いながらとんでもないことを言い出した。
「第3騎士団のやつらに、ここに来たらエンディミオンに殺されるぞって根回ししといたんだよ。あと、ここに新入りの治癒士が来たってことを団長にばらしたら、第8騎士団が総動員で攻撃するってな」
――は?
頭には疑問符が湧いてくる。私がエンディミオン卿を避けたがっていたからカイルはそんなことをしたんだろう。だが、怪我をしたならちゃんと治療に来てほしい。
いくら私のためとはいえ、カイルはやりすぎだ。
「カイル……いくら何でもやり過ぎよ」
カイルを窘めると、彼は少し反省したような顔をした。しかし、すぐにおちゃらけたように言葉を続けた。
「確かに言い過ぎたわ……。でも、効果あり過ぎてマジウケるんだけど!」
「ウケないから。今すぐ第3騎士団の人たちに訂正してきて!」
そう伝えるが、カイルは気にすんなと言いながら言葉を続けた。
「他の団のやつらがクリスタのこと噂してるから、第3騎士団の奴らに俺が言ったことなんて、もう意味ないって」
そう言うと、カイルは悪戯に成功した子どものように楽しそうに笑った。すると、そんなカイルにアルバート先生が声をかけた。
「また君ですか、カイル君。君は団長なんですよ? 騎士団の風紀を乱したり、クリスタさんのことを困らせないでください。クリスタさんは頼りになる方なので、辞めてもらっては困りますっ……」
働き始めた初日なのに、突然頼りになるなんて言われて驚いた。だから、先生につい尋ねた。
「えっ……! 本当ですか!?」
「ええ、もちろん。初日とは思えないくらい助かってるよ。クリスタさんは気配りと先読みが得意な人なんだね」
そうやって褒めてもらえてとても嬉しい。アルバート先生のおかげで、自己肯定感が爆上がりしそうだ。
ホクホクと先生の言葉に喜んでいると、横で聞いていたカイルも口を挟んできた。
「良かったな、クリスタ! ねえ、先生俺のことも褒めてくださいよ~」
こうして3人で話しをしていると、ガラガラと医務室の扉が開いた。その瞬間、私たちは噂をすれば何とやらという恐ろしさを思い知った。
30
あなたにおすすめの小説
【完結】偽物聖女は冷血騎士団長様と白い結婚をしたはずでした。
雨宮羽那
恋愛
聖女補佐官であるレティノアは、補佐官であるにも関わらず、祈りをささげる日々を送っていた。
というのも、本来聖女であるはずの妹が、役目を放棄して遊び歩いていたからだ。
そんなある日、妹が「真実の愛に気づいたの」と言って恋人と駆け落ちしてしまう。
残されたのは、聖女の役目と――王命によって決められた聖騎士団長様との婚姻!?
レティノアは、妹の代わりとして聖女の立場と聖騎士団長との結婚を押し付けられることに。
相手のクラウスは、「血も涙もない冷血な悪魔」と噂される聖騎士団長。クラウスから「俺はあなたに触れるつもりはない」と言い放たれたレティノアは、「これは白い結婚なのだ」と理解する。
しかし、クラウスの態度は噂とは異なり、レティノアを愛しているようにしか思えなくて……?
これは、今まで妹の代わりの「偽物」として扱われてきた令嬢が「本物」として幸せをつかむ物語。
◇◇◇◇
お気に入り登録、♡、感想などいただければ、作者が大変喜びます!
モチベになるので良ければ応援していただければ嬉しいです♪
※いつも通りざまぁ要素は中盤以降。
※完結まで執筆済み
※表紙はAIイラストです
※アルファポリス先行投稿(他投稿サイトにも掲載予定です)
偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~
咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】
あらすじ
「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」
聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。
彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。
しかし、エリーナはめげなかった。
実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ!
北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。
すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。
「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」
とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。
以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。
最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?
破滅フラグから逃げたくて引きこもり聖女になったのに「たぶんこれも破滅ルートですよね?」
氷雨そら
恋愛
「どうしてよりによって、18歳で破滅する悪役令嬢に生まれてしまったのかしら」
こうなったら引きこもってフラグ回避に全力を尽くす!
そう決意したリアナは、聖女候補という肩書きを使って世界樹の塔に引きこもっていた。そしていつしか、聖女と呼ばれるように……。
うまくいっていると思っていたのに、呪いに倒れた聖騎士様を見過ごすことができなくて肩代わりしたのは「18歳までしか生きられない呪い」
これまさか、悪役令嬢の隠し破滅フラグ?!
18歳の破滅ルートに足を踏み入れてしまった悪役令嬢が聖騎士と攻略対象のはずの兄に溺愛されるところから物語は動き出す。
小説家になろうにも掲載しています。
「偽聖女」と追放された令嬢は、冷酷な獣人王に溺愛されました~私を捨てた祖国が魔物で滅亡寸前?今更言われても、もう遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢フィーア・エメラインは、地味で効果が現れるのに時間がかかる「大地の浄化」の力を持っていたため、派手な治癒魔法を使う異母妹リシアンの嫉妬により、「偽聖女」として断罪され、魔物汚染が深刻な獣人族の国へ追放される。
絶望的な状況の中、フィーアは「冷酷な牙」と恐れられる最強の獣人王ガゼルと出会い、「国の安寧のために力を提供する」という愛のない契約結婚を結ぶ。
【完結】追放された大聖女は黒狼王子の『運命の番』だったようです
星名柚花
恋愛
聖女アンジェリカは平民ながら聖王国の王妃候補に選ばれた。
しかし他の王妃候補の妨害工作に遭い、冤罪で国外追放されてしまう。
契約精霊と共に向かった亜人の国で、過去に自分を助けてくれたシャノンと再会を果たすアンジェリカ。
亜人は人間に迫害されているためアンジェリカを快く思わない者もいたが、アンジェリカは少しずつ彼らの心を開いていく。
たとえ問題が起きても解決します!
だって私、四大精霊を従える大聖女なので!
気づけばアンジェリカは亜人たちに愛され始める。
そしてアンジェリカはシャノンの『運命の番』であることが発覚し――?
聖女の力は「美味しいご飯」です!~追放されたお人好し令嬢、辺境でイケメン騎士団長ともふもふ達の胃袋掴み(物理)スローライフ始めます~
夏見ナイ
恋愛
侯爵令嬢リリアーナは、王太子に「地味で役立たず」と婚約破棄され、食糧難と魔物に脅かされる最果ての辺境へ追放される。しかし彼女には秘密があった。それは前世日本の記憶と、食べた者を癒し強化する【奇跡の料理】を作る力!
絶望的な状況でもお人好しなリリアーナは、得意の料理で人々を助け始める。温かいスープは病人を癒し、栄養満点のシチューは騎士を強くする。その噂は「氷の辺境伯」兼騎士団長アレクシスの耳にも届き…。
最初は警戒していた彼も、彼女の料理とひたむきな人柄に胃袋も心も掴まれ、不器用ながらも溺愛するように!? さらに、美味しい匂いに誘われたもふもふ聖獣たちも仲間入り!
追放令嬢が料理で辺境を豊かにし、冷徹騎士団長にもふもふ達にも愛され幸せを掴む、異世界クッキング&溺愛スローライフ! 王都への爽快ざまぁも?
編み物好き地味令嬢はお荷物として幼女化されましたが、えっ?これ魔法陣なんですか?
灯息めてら
恋愛
編み物しか芸がないと言われた地味令嬢ニニィアネは、家族から冷遇された挙句、幼女化されて魔族の公爵に売り飛ばされてしまう。
しかし、彼女の編み物が複雑な魔法陣だと発見した公爵によって、ニニィアネの生活は一変する。しかもなんだか……溺愛されてる!?
愛を知らない「頭巾被り」の令嬢は最強の騎士、「氷の辺境伯」に溺愛される
守次 奏
恋愛
「わたしは、このお方に出会えて、初めてこの世に産まれることができた」
貴族の間では忌み子の象徴である赤銅色の髪を持って生まれてきた少女、リリアーヌは常に家族から、妹であるマリアンヌからすらも蔑まれ、その髪を隠すように頭巾を被って生きてきた。
そんなリリアーヌは十五歳を迎えた折に、辺境領を収める「氷の辺境伯」「血まみれ辺境伯」の二つ名で呼ばれる、スターク・フォン・ピースレイヤーの元に嫁がされてしまう。
厄介払いのような結婚だったが、それは幸せという言葉を知らない、「頭巾被り」のリリアーヌの運命を変える、そして世界の運命をも揺るがしていく出会いの始まりに過ぎなかった。
これは、一人の少女が生まれた意味を探すために駆け抜けた日々の記録であり、とある幸せな夫婦の物語である。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」様にも短編という形で掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる