俺の人生をめちゃくちゃにする人外サイコパス美形の魔性に、執着されています

フルーツ仙人

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番外 二十三 ダリオ事故記憶喪失失明、知らん美形が迎えに来て囲われ軟禁生活

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 寝台の上に転移され、勢い、ダリオは背中からシーツに倒れ込んだ。
「おい、テオ?」
「ダリオさん」
 だりおさん、だりおさん、とこめかみから頬、顎先へと顔の輪郭を長い指先で辿り、確かめられる。しかし、ぎりぎり触れるか触れないか、テオドールが鉄の理性で我慢しているのも同時に感じられた。
「ダリオさん」
 テオドールはシーツに手をついたようで、頭の横の部分が沈んだ。テオドールの柔らかい闇色をしているであろう髪がダリオの額にかかり、ダリオの身体をまたぐようにして、彼が深々とダリオの顔を覗き込んでいる。ダリオはいきなりの転移で、状況把握が追いつかずに、テオドールの反応にも驚いてしまって動けない。
 視界も見えないままである。しかし、真顔のテオドールが愁眉を煩悶するように寄せて、睫毛は影を落としている表情が、瞼の裏に見えるような気がした。
 傍目には恐らく常の無表情なのだろうが、必死に自分の手綱を引いている。
「ダリオさん」
 ダリオさん、と呼びながらテオドールは引っついてくる。
「ぼく……すみません、ダリオさん……」
 何か抑えつけるように、テオドールの体はダリオに覆い被さり外界から隠すようにした。ダリオの指が青年の肩を探し、空をつかむように動く。テオ、と口を開きかけた時だ。テオドールが呻くように口にした。
「ぼく、ダリオさんに許可を……頂いていないのに」
 そう苦し気に漏らし、肩に顔を押し付ける。
「――ダリオさん、目を治してもいいですか、触りたいです」
 ダリオは指先が凍り付き、最初、何を言われたのか分からなかった。意味が通るにつれ、胸に石のつまるような思いで絶句する。見えないはずの視界が、まるでぼやけていくようだった。
 テオ、それ……と喉を塞いで言葉が出て来ない。許可欲しいって、お前、一から十、俺のことばかりじゃねーか。そんなの俺がお願いするところだろ。
 ずっと大切にされている。欲望よりも、自分よりも、何よりも。ダリオは振り払ってしまったのに。
「ああ……」
 絞り出した声がかすれていた。震えている。
「治してくれるのか? テオ、気にしてくれてありがとう。俺も背中触っていいか」
「もちろんです」
 どうにか断って、するり、と青年の背に片手を回す。彼の背中だった。
 青年姿のテオドールは、常にオーダーメイドのハイブランドスーツを着ているので、身体のシルエットが引き締まり着やせして見えやすい。しかし、指先で辿ると彫刻のように美しく背面が筋肉に覆われているのが分かる。
 背中の中央から、腕、腰に広がる広背筋、その上から首や肩、肩甲骨を覆う僧帽筋、頭の下から背骨の両脇を通り、腰まで続く脊柱起立筋。
 脱げば、腹直筋に限らず、鍛えにくい腹斜筋もしっかり割れている。
 人の姿でする時、テオドールがダリオの上で揺さぶるように動いていると、汗を溝に伝わせ躍動する筋肉の動きは艶(なま)めかしく、ゾッとするほど官能的だった。エロティックで美しいのに、優雅で気品がある。ダリオは毎度驚かされ、何かそういう優れた美術品を、特等席で眺めているような気持ちにもなった。
 今も、ジャケットスーツの生地の下に、なだらかな山の曲線をいくつも感じた。
 テオドールの若い黒豹のようなしなやかで美しい肉体に抱き締められ、ダリオは背中に手を回したまま、それ以上お互いにできなかった。
 ふたりして、じっとしたまま、お互いがあるのを確かめている。気持ちはもうぐずぐずなのに、そうするだけで精一杯となってただ抱き合っていた。
 テオは、とダリオは思う。
 テオドールは、本当はやりたいようにダリオを好き勝手できるだろうに、そうしない。
 いつだってそうだ。異界と現実の橋頭堡(きょうとうほ)のようなこの館にではなく、彼の領域に連れて行こうと思えばそうできる。
 ダリオの一挙一動を見張り、制限して、病気や事故になど遭わないように『保護する』。その方が、テオドールの無意識が望んだように、彼にとっては容易いだろう。なにしろ、ダリオは脆い人間なのだ。ちょっとしたことで、あっけなく簡単に死んでしまう。
 しかしテオドールは、ダリオに確認して、ゆるされなければ、したくないと以前不服そうに吐露していた。ダリオにゆるされて、したいのだと。
 ダリオとの関係で、一方的に支配するより、積極的に合意して確かめ合う歓びの方が、よほど充溢するような口ぶりで、ダリオは驚かされたものだ。考えてみると、大体ダリオがOKしてしまうので、テオドールはふたりの間のことで徹底的な拒否をされたことがほぼないのだ。
 人間で言うと、無理やりするのは可哀想で嫌だ、萎えるといった心境に近い感性を、支配者である彼が獲得したのは、やはり大体ダリオのせいかもしれない。
 だが今は、欲動を身の内に抑えるのが、とても辛そうだった。
「て、てお」
 俺も、と言いたいのに、テオドールの興奮が移ったよう舌が上手く回らない。
 支配者と花のふたりの間に、様々な幸運とタイミング、お互いの歩み寄りが作用し、敵意も嫌悪もなく相対している。それは、そうではなかった世界と紙一重なのかもしれなかった。
 思わずといったように、すり、とテオドールは指の背でダリオの頬に触れ、ダリオもまた彼の指に自分のそれを重ねた。どちらともなく、この境をもどかしく思っているのが伝わって来る。 
 ッ、は、と苦し気に上擦った息は、自分なのか相手が吐いたのかも分からない。
 ダリオはテオドールの目元を拭うように、両方の頬を包み込む。
「テオ」
 キスしたい、と囁くようにねだった。息をつめる音。ダリオさん、とテオドールが見えない糸で引かれるように、顔を近づける気配に目を閉じる。ダリオも受け入れるように両頬を挟み込んだまま引き寄せ、ふたりの唇が重なった。
「んぅ」
 自分でも腰の溶けているような甘い声が漏れた。ただお互いの唇を触れ合わせているだけで、幸せだ。すき、と言うように、ちゅぅ、とダリオはテオドールの唇を吸う。するとテオドールが、ぐっと前傾してきて、ダリオの唇を深く覆った。ダリオの親指がテオドールの目元に優しく触れている。そのまま背後に回され、頭を抱き寄せるようにしてお互いに深く重ねていく。
「……っ……、ン」
 テオ、テオ、と心中に呼んでいるのが伝わったのか。顔を固定され、だりおさん、と唇の動きだけで、返される。官能も快楽も精神的充足も全て飽和状態だった。舌も入れていないのに、多幸感で満たされる。
 唇を押しつけ合ってくっつけるだけのキスをしながら、ダリオの内壁が、きゅぅ、と締め付けた。入っていなのに、入っているように気持ちいい。
 やがて、ダリオのぼんやりした目が、焦点を結んだ。テオドールを視ている。ふたりの目が、互いの意思を宿してしっかりと合う。
 テオドールの目は、深い海の底のように青くて、海中に燃えるピンクトルマリンやヴァイオレットサファイアの欠片がきらきらと夢幻に光り、暗闇を松明の炎となって揺れているようだった。
 あまりにも美しくて、ダリオは胸が一杯になった。例えどんな色でも、ダリオは世界一テオドールの目を美しいと感じられただろう。テオドールの目に映るダリオは、そんな顔をしている。
 一度テオドールが離れて、「ダリオさん」と誰にも呼び得ない声で言うと、今度はふたり、柔らかに唇を合わせた。
「ん」
 はむはむと唇だけでダリオは愛撫する。気のせいかもしれないが、テオドールが歓んでいるのがダリオには感じられた。
「ふ」
 んぅ、とまた声が甘くなる。合わせて、じわり、とテオドールの首筋から耳元にかけて血色がよくなっていく。ほんとうに、ただふたりは唇をお互いに、愛撫し合っているだけだ。それなのに、ダリオの心臓は、締め付けられたように痛んだし、テオドールのいるところが世界でいちばん安心だった。 
「……ッ、は……ダリオさ……ん……」
「ぅン、……、は、ん、てお、……ぁっ」
 視界が閉ざされていたことによる筋肉の緊張や、頑なさがほどけて、自ら唇をうっすら開いたのに、お伺いするように舌先が滑り込ませられた。ダリオが積極的に乗り上げ、テオドールの方が押し倒される。テオドールの耳元に片手を添え上向きに顔を固定させると、下唇を吸い、割り入れて、テオドールの舌に自ら絡ませた。性急な動きだ。
「ん、ん」
 覆いかぶさるようにして、額や鼻先を擦り合わせながら口づけは深まる。乗り上げたまま、下から腰を抱き込まれた。しっとりと唇全体を重ね合わせて、吸ったり舐めたり、もどかしげに口の中をまさぐってくるテオドールの舌に、ダリオは騎乗位で屈み込んだまま、恍惚と身を任せている。
「て、てお」
 とうとうテオドールの手が背中に回され、ぐるりとまた上下が入れ替わった。
 テオドールは今更ジャケットを落とし、ダリオの手をぎゅっとつなぐと、ゆさゆさと腰を動かしている。
 挿入していない。ダリオはテオドールの唾液の作用なのか、前は勃たなくて、お腹の奥で気持ち良くなってしまい、頭がふわふわする。入っていないものだから、テオドールの手指が体の中心線をなぞり、へその下を、つ……、と辿るだけで、ビクビクと甘く白むような快感に体が浮き上がった。ドライオーガズム直前の不完全燃焼な絶頂感が、何度も何度も波のように連続した状態を保っている。もし、指の腹でトントンされたら、ダリオは深く強烈な絶頂をしてしまっただろう。キスしかしていないのに、もうじゅうぶんセックスだった。舌、擦り合わせるのきもちいい。くちびる、合わせていると、全部溶けそうになる。
 もうずっとキスだけしていたい。テオドールはダリオの尻を撫でて、優しく指圧されると、割り開かれた膝が震え、ぺたりと腰が抜けたようになってしまう。
「ふ。……ん、は」
 舌先を吸われ、何度も口の中をやり取りしては互いに擦り合わせ、抱き合っていたが、その時ダリオの携帯フォンが突然つながった。
 現実に引き戻す電子音に、あぜんとなってしまう。
 無視しようとするテオドールを押したら、「……」と眉毛をやや下げて、大人しく引いた。なじられているように感じて、ダリオはなんか可愛いな、と頭がぽわぽわだが、つながらなかったものがつながっている。確かめないわけにはいかない。
 肘をついて、上半身を半ば捩じるように起こしたダリオに、覆い被さるテオドールの顔が無表情にもあまりに不服そうなので、「俺もほしいけど、またな……」とタイを少し引いて、もういちどだけ、ちゅ、と唇を合わせた。
 テオドールが猫のように目を見開く。我慢と報酬の釣り合いが取れているのか難しく考える顔でダリオの上から退き、何も言わず納得してくれたらしい。ダリオだって、本当にもっとしたい。
 ダリオは取り急ぎ寝台から足を降ろして、サイドボードの上に置きっぱなしにしていた携帯フォンを取った。
 通話履歴のポップアップしたログに目を走らす。
 エヴァから。それにクリスくん。あとは電話をかけていた面子から、折り返しで名前が並んでいる。時間差で次々に。心配するニャインメッセージも。本当に外界とつながったのだ。思わず、膝から崩れるようだった。
 テオドールが安心したらしい。
 世界が戻ってきた。
 ふたりで盛り上がってしまったが、心配してくれた人たちを無下にすることはできない。
 現実にかえると、ダリオは改めて愛液でぐちゃぐちゃになっているのに気づいて、あー…となった。射精の絶頂感より、体の深い部位で脳イキしてしまう己に、時々目が遠くなり、冷静になる。
 ダリオはテオドールに断ってから着替えた。そして、ソファで背後から何故かこの青年に抱え込まれている。なんだこの姿勢? 疑問に思ったが、別に害もないので、まあいいかと流した。ダリオはしばしばこういうところがある。
 腰に手を回されたまま、気にせず携帯フォンを操作し、お礼や報告でメッセージを打ち込んでいく。
 現場の目撃情報を聞いたのか、ダリオの事故の件を知っている人たちもいて、かなり心配をかけたようだ。ニュースもやっていたらしい。
 しかし、失明と記憶喪失であとは無傷ってどういうことだよと今更ダリオは思い、さすがに不自然だよなと、携帯フォンを片手にテオドールを振り返った。
「あのさ、俺ってもしかして、テオが拡張とかなんか強化してくれてたからこれで済んだ?」
「はい」
 普通に頷かれた。テオドールは説明が足りないと思ったのか、真顔で付け足す。
「控えめに申し上げて、一般的な成人男性であれば、内臓が全て飛び出し、死亡されていたかと」
 思ったより酷い回答に、ダリオは振り返ったまま固まる。テオドールは顔色を変えずに淡々と説明した。
「以前申し上げたとおり、その状態からの復元ですと他者の血肉に異常執着を示し、知性が99%程度喪失します」
「言ってたな。当時ドン引きしたけど」
「はい。ダリオさんとお会いしたばかりの頃であれば、多少人格がオリジナルから逸脱する程度と判断し、復元のご提案もやぶさかではなかったのですが、今は強い忌避感がありますので、ご希望されても致しかねます」
 やぶさか過ぎるし、ご希望されない。
「今となっては、そのような状態になれば、僕も自分で何をするか分からないので、引き続き今後もメンテナンスをさせて頂ければと思います」
「ああ」
 色々新情報に、あー、なるほど、とダリオは理解した。
 本当なら死んでたのか。内臓全部飛び出して。グロい。
 それは、テオドールも無意識ストレスが理性判断を上回り、閉じ込めるよね。
 すまん……
 ダリオは軽挙を反省した。


 そう思った後日である。
 水饅頭形態で引っつき状態となったテオドールを大学に連れていき、構内カフェで待ち合わせたエヴァに、ダリオは手を上げた。
 エヴァはもう事故のことを簡単に報告している。顔を合わせてもう少し事情を話すと、彼女は頭痛をこらえるようにして、いつかやらかすとは思ってたのよ、と嘆息した。
「ダリオくん、たしかにフィジカル強いし、人助けはいいことだと思うわよ。はあ、あたしも助けてもらったことあるし。でも、今回みたいなのは、自己犠牲強すぎでしょ」
「……あー。反省したよ。ちょっと遺言? ではないんだが、そういうの書いて、準備したら、うっかり……気が緩んで……」
「本末転倒でしょうが」
「面目ない。テオにも悪いことしたよ」
「あたしも言い過ぎてるとは思うけど、元々ダリオくん、素人よりプロの警察に任せなさいなことでも介入するじゃない? 正直見てる方は時々ヒヤヒヤしてたわよ。ダリオくんが体格で勝ってても、悪い奴なんて、何するか分かんないじゃない」
 エヴァはそう言って、コーヒーを啜った。 
「まずは、自分の命と安全が最優先でしょ」
 ダリオは「それは本当にそう」と思わず賛同するが、エヴァに肩を竦められた。
「ダリオくん、自分だけ除外するのなんで? ダリオくんの安全はダリオくんが守らないとでしょ。自分の命賭けないと助けられないような状態だったら見捨てたっていいのよ」
 ダリオは上手く答えられなかった。
「倫理的にどうかってことで悩むと思うけど、少し、うー、違うか。けっこう脅迫観念的に助けに行くことあるじゃない」
 エヴァは重ねて言った。
「本当に、もし助けられなくてもダリオくんのせいじゃないから」
「……そうだな」
「そうよね、どうせ助けるわよね。知ってる!」
 ダリオは否定できない。酷い目に遭っていて、誰にも助けてもらえないのは辛いことだ。全部はとうていダリオも手を出すなんてしないし、できないし、するつもりもない。でも、目にしたらできることは手を貸すだろう。
 しかし、それはエヴァからすると、度を過ぎているか、異常な脅迫観念に駆られているように見えるらしい。そうなのか? とダリオは自分のことは客観視しづらかった。
 他に助ける人がいなかったら、誰でもできる限り手は貸すんじゃないか? と思うのだが、度を過ぎるってどうなんだ。分からない。だが、エヴァには以前も、自分を大切にできないことを指摘されている。彼女には、ダリオの人助け介入が前のめりに危なっかしく見えているようだ。ダリオも言われると、客観視できないなりに、心当たりがないでもない。
「あたしが言いたいのは、助けるのはいいこと、確かに皆やってる。でも、自分の命までベットしないでって、友達として。ただ、加害してくる相手が何するか分かんないことだから、助けるなら、もうテオドールくん呼びなさいよ」
「ええ」
「使って下さい」
 ダリオのパーカーポケットの中から、目と口も生やしたらしい水饅頭テオドールに言われて、目撃したエヴァがなんとも言えない顔をしている。
 エヴァは形のよい顎の下に十指を組んで、どうでもよさそうに言った。
「テオドールくん、ダリオくんの使い魔になりたいらしいから、すれば?」
 テオ、エヴァにまで言ってたんだ、とダリオは思う。
「パートナーを使い魔にするってなんかおかしくないか?」
「元々テオドールくんは存在がおかしいんだから、気にしないでいいんじゃない? 今なんか、スライムもどきになってるじゃない。もう好きにさせなさいよ」
「……改めて考えると、スライムになってるのはおかしいの否定できないが、でも可愛いし。目と口。目はつぶらだし、口、ちょっと猫みたいだし、作ったの可愛くないか?」
「……まあ、とにかく助けてしなさい。急にできないから訓練でもしなさい。あとテオドールくんが破壊活動しないように、合図でも決めとけば? 殺さずに指さした相手を確保、安全な場所にダリオくんを転移。ダリオくんとダリオくんが庇ってる人を安全な場所に転移。とか、なんか合言葉決めて呼び出せば、イーストシティもたぶん平和でしょ。それから、ダリオくんが記憶喪失して不審買う場合は、あたしが証言したげるから、ダリオくんを隔離するのは止めなさい。別に取ったりもしないわよ。元々あたしから振ったの!」
 はーもう都合良い女になりたくない、とエヴァはかなり投げやりに言ったが、ダリオもテオドールも感動した。
 テオドールは元の姿に戻って、エヴァさん、と顔を近づける。
「近い近い近い!!!!」
「友情に感動致しました。僕は、エヴァさんから要請があれば、エヴァさんの敵を殲滅することを誓います」
「誓わんでいい」
「テオって、恩讐や好意を、敵の殲滅を提案で表現するんだな。新たな知見を得た」
「あんたたちいい加減にしなさいよ⁉」
 今日もイーストシティの平和は割と守られている。たぶん、気の毒なエヴァのおかげで。
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