灯火

松石 愛弓

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 午後は穏やかに晴れた。

 想像通り、抱えきれないほどの買い物をする義妹。
 ドレスに靴にアクセサリー、部屋に飾る置物、時計・・お店で見て気に入れば次々と購入。
 いつも結局、買ったことも忘れてお蔵入りになるのに、もったいないなぁ・・。
 もう一人のメイドのサリーも荷物持ちをしてるけど、一度、馬車に荷物を置きに行かなきゃ、もう持てない。

 そう思っていた時、10mほど先の店の2階から、下を歩く男性を狙って銃を構えている怪しげな人影が見えた。

 「危ない! よけて!」
 咄嗟にその場に荷物を置いて駆け寄り、狙われていたであろう人を突き飛ばした。
 発砲された弾は当たらず犯人は逃げようとしたが、狙われた人はすぐに犯人の場所を察知し、魔法を発動した。
 オレンジ色のレーザービームのような光の束が犯人を絡めとり動きを封じた。
 動けなくなった犯人は 通りがかりの正義感の強い青年たちによって 騎士団の詰め所に連れていかれたみたい。

「ありがとうございます。大丈夫ですか?」
「お怪我は・・?」
貴女あなたのお陰で無傷です。でも、貴女が・・」
 起き上がれない私を、心配そうに見つめる銀髪の美しい人。
 こんなふうに誰かに心配されるのって、いつぶりだろう・・。

「凄く顔色が悪いですね。心配です・・」
 慢性的な栄養失調で目が回る。休み無しで疲労も蓄積して、気持ち悪い。
 突き飛ばして倒れた拍子に、疲れがどっと出てきてしまったのか・・眠い・・。

 そこへ、サリーが慌てて走ってきた。
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