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16 プロポーズされちゃいました。
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翌日、俺が目覚めるとロザが色とりどりの大輪のローザの花を抱えて右往左往していた。
「どうしたの?」
俺がきくとロザが困惑を隠せずに言った。
「ロキシス皇太子からユウレスカ様にプレゼントが届いてるんです」
「プレゼント?」
俺は、7才の子供がくれるプレゼントを舐めていた。
どうせ、花ぐらいだろう。
ところが。
離宮の客間のリビングには、足の踏み場もないほどの荷物が置かれていた。
「何?これ」
夜着の上にガウンを羽織ったままの俺が立ち尽くしているのを見て、ロザが言った。
「全て、ロキシス殿下からユウレスカ様への贈り物です」
マジか?
俺たちは、リビングに積まれたプレゼントの箱を開けていった。
きれいにラッピングされた箱のリボンを解き、包装を開けると、中からは、きれいなレースのリボンやら、刺繍の施されたハンカチやら、美しいアクセサリーやらが出てきた。
その度に、ロザとリズは、歓声をあげていた。
「すごい、これ、魔石の首飾りですよ」
「これは、ミスリルでできたペーパーナイフです」
マジで?
7才の子供の経済観念って、恐ろしい。
「ロキシス殿下がこんな贈り物をされるのって、ユウレスカ様だけですよ」
リズが興奮して言った。
「いったい、どんな魔法を使われたんですか?」
「魔法って・・」
俺は、昨日の夕方のことを思い出していた。
俺とロキシスは、彼の母の好きだったという場所で一緒に夕日を見た。
その後、ロキシスは、俺を離宮の庭へと送り届けてから、そのまま、去っていった。
それだけ。
「なんで、こんなプレゼント、くれるわけ?」
俺は、途方にくれて呟いた。
こんなもの、貰えないよ。
どれもこれも、高価なものだと俺にだってわかる。
「いいんですよ、ユウレスカ様」
ロザが言った。
「男は、いくつであっても、こうして好きな女に贈り物をしたいものなんです」
好きな女?
俺、男なんだけど。
いやいや。
その前に、内緒だけど、既婚者だし。
「ロキシス皇子は、俺のこと好きなのかな?」
「そうでしょうね」
ロザが言った。
「少なくとも、嫌いな相手にこんな贈り物は、しませんね」
マジで?
午後に、俺がアストラル王国から持ってきた本を読んでいるとロザが駆け込んできた。
「来た!来ましたよ、ユウレスカ様!」
「何が?」
俺は、ロザに訊ねた。ロザは、頬を紅潮させて俺に言った。
「皇子ですよ!ロキシス皇子!」
「はい?」
ロザは、俺を引っ張ってリビングへと連れて行った。
ロキシスは、シャツとズボンという軽装でソファにくつろいでいた。
「えっと・・」
俺は、ロザにロキシスの前に押し出されて、口ごもった。
「今朝は、その、プレゼントをありがとうございます」
「気に入ったか?」
ロキシスがソファから身を乗り出して俺を覗き込んだ。
「ええっと、その、もう、こんなお気遣いはやめてください。困りますから」
俺の言葉をきいて、ロキシスが一瞬、傷ついたような表情を浮かべた。
ロザが俺の脇腹を後ろから肘で小突く。
俺は、慌ててロキシスに言った。
「でも、すごく、嬉しかった、です」
「本当に?」
ロキシスが顔をあげて俺を見たので、俺は、にっこりと微笑んだ。
「本当ですよ、殿下」
ロキシスの顔に笑顔が広がっていく。
うわっ。
なんか、こいつ、かわいいな。
それから、俺たちは、お茶を飲みながらいろいろな話をした。
ロキシスは、アストラル王国の話をききたがった。
俺は、騎士団や、魔導師団の話をしてやった。
ロキシスは、目をきらきら輝かせて俺の話を聞いていた。
「ユウレスカは、魔法が使えるのか?」
皇子にきかれて、俺は、どきっとした。
「まあ、少しは」
「そうか、俺は、炎属性の力が使えるんだが、お前は、何属性だ?」
ロキシスにきかれて、俺は、目を泳がせていた。
どう答えるべきなの?
そのとき、リズが手を滑らせてカップを落とした。
「も、申し訳ございません」
リズは、慌てて破片を拾い上げようとして手を切ってしまい、手が流れ落ちた。
俺は、さっとリズに近づいていくと、リズの手に自分の手を重ねた。
ぽぅっと白い光がリズの手を包み込み、傷が癒えていった。
「お前は」
ロキシスがきいた。
「治癒の魔法が使えるのか?」
「ええっと・・」
俺は、答えた。
「そうです、殿下」
「なら、水属性か?」
ロキシスが興味津々で聞いてきたので、俺は、頷いた。
本当は、全属性の魔法を使えるんだけどね。
「そうか」
ロキシスは、にっこりと笑って言った。
「俺たちは、相性がよさそうだ」
マジですか?
ソファに腰かけた俺の手をとって、ロキシスが言った。
「俺は、決めた。ユウレスカ、お前を妃にする」
「はい?」
いや。
もう少し、考えてからの方がいいんじゃね?
俺は、心の中で突っ込みながらロキシスに言った。
「でも、他にもお后候補の方は、おられるとか」
「あの連中は、嫌いだ」
ロキシスは、吐き捨てるように言った。
「奴等は、王となる俺しか見ていない。だけど、お前は、違う、ユウレスカ」
ロキシスは、俺の手を握りしめて言った。
「お前だけは、ただのこの俺のためにここにきてくれたのだからな」
それは、そうかもですけど。
俺は、困って、ロザの方を見た。
ロザは、いつの間にか、姿を消していた。
裏切り者め!
俺は、ロキシスを見つめて返事に窮していた。
その時、ドアが開いて見知らぬ男が入ってきた。
黒髪に、黒い瞳の執事のお仕着せを身に付けたその男は、俺をぎろりと見下ろして言った。
「殿下、お時間です」
「ロイド、か」
ロキシスは、俺から手を離すと立ち上がってロイドと呼ばれた男の方を振り向いて言った。
「もう、そんな時間なのか」
ロキシスは、俺の方を名残惜しそうに見つめると、微笑みを浮かべた。
「返事は、また、今度でもよい。ユウレスカ、また、来る」
「殿下」
俺は、ロイドと連れだって去っていくロキシスを見送った。
離宮の俺の部屋を去るとき、ロイドが俺をじろりと睨んだ。
気のせいじゃないよね?
俺、あの人に嫌われてる?
俺は、笑顔が凍りつきそうになった。
なんか。
こわっ!
二人が去った後で、俺は、ロザにきいた。
「あの、ロイドって、何者?」
俺にきかれて、ロザは、答えた。
「ロキシス殿下の従者で、殿下の身の回りのお世話をしているとか」
「そうなの?」
俺が少し、考え込むのを見てロザが言った。
「彼が、どうかされましたか?ユウレスカ様」
「うん」
俺は、ロザに言った。
「なんか、どこかで会ったことがあるような気がして」
いや。
俺は、頭を振った。
そんなわけがない。
だって、俺は、つい最近目覚めたばかりだし、それからは、ずっと、アークたちのもとにいたんだから、ロイドに会ったわけがない。
だけど。
なんだろう。
この懐かしいような感じ。
「少し、ロイドについて調べてみますか?」
ロザに言われて、俺は、頷いた。
「頼むよ、ロザ。なんか、気になるんだ」
ロザは、行動が速くて優秀だ。
夕食の頃には、ロザは、ロイドについて調べたことを報告してくれた。
「彼は、皇子の幼少の頃からの側仕えだそうです。常に、皇子と行動を共にしていて、皇子の護衛も兼ねているようです」
だが、ロザにもこれ以上のことは、つかめなかったのだという。
なんでも、使用人たちの間で、ロイドと親しい人間は、一人もいないのだという。
彼が、いつから、どういう経緯でロキシス皇子につかえるようになったのかもわからなかった。
ただ、ロキシスの幼い頃から彼に付き従っていたということだけは、確かだった。
「どうしますか?ユウレスカ様。これ以上詳しく調べるためには、本国の力を借りなくてはなりませんが」
「一応、調べてもらいたいんだ。なんか、気になる」
俺は、夕食後のお茶を飲みながら、ロザに言った。
たぶん、ロイドは、信頼できる。
俺の勘は、そう告げていた。
だけど。
俺は、何かが、引っ掛かっていたんだ。
「どうしたの?」
俺がきくとロザが困惑を隠せずに言った。
「ロキシス皇太子からユウレスカ様にプレゼントが届いてるんです」
「プレゼント?」
俺は、7才の子供がくれるプレゼントを舐めていた。
どうせ、花ぐらいだろう。
ところが。
離宮の客間のリビングには、足の踏み場もないほどの荷物が置かれていた。
「何?これ」
夜着の上にガウンを羽織ったままの俺が立ち尽くしているのを見て、ロザが言った。
「全て、ロキシス殿下からユウレスカ様への贈り物です」
マジか?
俺たちは、リビングに積まれたプレゼントの箱を開けていった。
きれいにラッピングされた箱のリボンを解き、包装を開けると、中からは、きれいなレースのリボンやら、刺繍の施されたハンカチやら、美しいアクセサリーやらが出てきた。
その度に、ロザとリズは、歓声をあげていた。
「すごい、これ、魔石の首飾りですよ」
「これは、ミスリルでできたペーパーナイフです」
マジで?
7才の子供の経済観念って、恐ろしい。
「ロキシス殿下がこんな贈り物をされるのって、ユウレスカ様だけですよ」
リズが興奮して言った。
「いったい、どんな魔法を使われたんですか?」
「魔法って・・」
俺は、昨日の夕方のことを思い出していた。
俺とロキシスは、彼の母の好きだったという場所で一緒に夕日を見た。
その後、ロキシスは、俺を離宮の庭へと送り届けてから、そのまま、去っていった。
それだけ。
「なんで、こんなプレゼント、くれるわけ?」
俺は、途方にくれて呟いた。
こんなもの、貰えないよ。
どれもこれも、高価なものだと俺にだってわかる。
「いいんですよ、ユウレスカ様」
ロザが言った。
「男は、いくつであっても、こうして好きな女に贈り物をしたいものなんです」
好きな女?
俺、男なんだけど。
いやいや。
その前に、内緒だけど、既婚者だし。
「ロキシス皇子は、俺のこと好きなのかな?」
「そうでしょうね」
ロザが言った。
「少なくとも、嫌いな相手にこんな贈り物は、しませんね」
マジで?
午後に、俺がアストラル王国から持ってきた本を読んでいるとロザが駆け込んできた。
「来た!来ましたよ、ユウレスカ様!」
「何が?」
俺は、ロザに訊ねた。ロザは、頬を紅潮させて俺に言った。
「皇子ですよ!ロキシス皇子!」
「はい?」
ロザは、俺を引っ張ってリビングへと連れて行った。
ロキシスは、シャツとズボンという軽装でソファにくつろいでいた。
「えっと・・」
俺は、ロザにロキシスの前に押し出されて、口ごもった。
「今朝は、その、プレゼントをありがとうございます」
「気に入ったか?」
ロキシスがソファから身を乗り出して俺を覗き込んだ。
「ええっと、その、もう、こんなお気遣いはやめてください。困りますから」
俺の言葉をきいて、ロキシスが一瞬、傷ついたような表情を浮かべた。
ロザが俺の脇腹を後ろから肘で小突く。
俺は、慌ててロキシスに言った。
「でも、すごく、嬉しかった、です」
「本当に?」
ロキシスが顔をあげて俺を見たので、俺は、にっこりと微笑んだ。
「本当ですよ、殿下」
ロキシスの顔に笑顔が広がっていく。
うわっ。
なんか、こいつ、かわいいな。
それから、俺たちは、お茶を飲みながらいろいろな話をした。
ロキシスは、アストラル王国の話をききたがった。
俺は、騎士団や、魔導師団の話をしてやった。
ロキシスは、目をきらきら輝かせて俺の話を聞いていた。
「ユウレスカは、魔法が使えるのか?」
皇子にきかれて、俺は、どきっとした。
「まあ、少しは」
「そうか、俺は、炎属性の力が使えるんだが、お前は、何属性だ?」
ロキシスにきかれて、俺は、目を泳がせていた。
どう答えるべきなの?
そのとき、リズが手を滑らせてカップを落とした。
「も、申し訳ございません」
リズは、慌てて破片を拾い上げようとして手を切ってしまい、手が流れ落ちた。
俺は、さっとリズに近づいていくと、リズの手に自分の手を重ねた。
ぽぅっと白い光がリズの手を包み込み、傷が癒えていった。
「お前は」
ロキシスがきいた。
「治癒の魔法が使えるのか?」
「ええっと・・」
俺は、答えた。
「そうです、殿下」
「なら、水属性か?」
ロキシスが興味津々で聞いてきたので、俺は、頷いた。
本当は、全属性の魔法を使えるんだけどね。
「そうか」
ロキシスは、にっこりと笑って言った。
「俺たちは、相性がよさそうだ」
マジですか?
ソファに腰かけた俺の手をとって、ロキシスが言った。
「俺は、決めた。ユウレスカ、お前を妃にする」
「はい?」
いや。
もう少し、考えてからの方がいいんじゃね?
俺は、心の中で突っ込みながらロキシスに言った。
「でも、他にもお后候補の方は、おられるとか」
「あの連中は、嫌いだ」
ロキシスは、吐き捨てるように言った。
「奴等は、王となる俺しか見ていない。だけど、お前は、違う、ユウレスカ」
ロキシスは、俺の手を握りしめて言った。
「お前だけは、ただのこの俺のためにここにきてくれたのだからな」
それは、そうかもですけど。
俺は、困って、ロザの方を見た。
ロザは、いつの間にか、姿を消していた。
裏切り者め!
俺は、ロキシスを見つめて返事に窮していた。
その時、ドアが開いて見知らぬ男が入ってきた。
黒髪に、黒い瞳の執事のお仕着せを身に付けたその男は、俺をぎろりと見下ろして言った。
「殿下、お時間です」
「ロイド、か」
ロキシスは、俺から手を離すと立ち上がってロイドと呼ばれた男の方を振り向いて言った。
「もう、そんな時間なのか」
ロキシスは、俺の方を名残惜しそうに見つめると、微笑みを浮かべた。
「返事は、また、今度でもよい。ユウレスカ、また、来る」
「殿下」
俺は、ロイドと連れだって去っていくロキシスを見送った。
離宮の俺の部屋を去るとき、ロイドが俺をじろりと睨んだ。
気のせいじゃないよね?
俺、あの人に嫌われてる?
俺は、笑顔が凍りつきそうになった。
なんか。
こわっ!
二人が去った後で、俺は、ロザにきいた。
「あの、ロイドって、何者?」
俺にきかれて、ロザは、答えた。
「ロキシス殿下の従者で、殿下の身の回りのお世話をしているとか」
「そうなの?」
俺が少し、考え込むのを見てロザが言った。
「彼が、どうかされましたか?ユウレスカ様」
「うん」
俺は、ロザに言った。
「なんか、どこかで会ったことがあるような気がして」
いや。
俺は、頭を振った。
そんなわけがない。
だって、俺は、つい最近目覚めたばかりだし、それからは、ずっと、アークたちのもとにいたんだから、ロイドに会ったわけがない。
だけど。
なんだろう。
この懐かしいような感じ。
「少し、ロイドについて調べてみますか?」
ロザに言われて、俺は、頷いた。
「頼むよ、ロザ。なんか、気になるんだ」
ロザは、行動が速くて優秀だ。
夕食の頃には、ロザは、ロイドについて調べたことを報告してくれた。
「彼は、皇子の幼少の頃からの側仕えだそうです。常に、皇子と行動を共にしていて、皇子の護衛も兼ねているようです」
だが、ロザにもこれ以上のことは、つかめなかったのだという。
なんでも、使用人たちの間で、ロイドと親しい人間は、一人もいないのだという。
彼が、いつから、どういう経緯でロキシス皇子につかえるようになったのかもわからなかった。
ただ、ロキシスの幼い頃から彼に付き従っていたということだけは、確かだった。
「どうしますか?ユウレスカ様。これ以上詳しく調べるためには、本国の力を借りなくてはなりませんが」
「一応、調べてもらいたいんだ。なんか、気になる」
俺は、夕食後のお茶を飲みながら、ロザに言った。
たぶん、ロイドは、信頼できる。
俺の勘は、そう告げていた。
だけど。
俺は、何かが、引っ掛かっていたんだ。
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