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本編
5話 ふわふわモフモフで幸せです
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眩しい。
家族とお別れを済ませてから、どうしたんだっけ?
迫り来る無数の黒い手は、私より速いこともあり、私から半径3メートルに張られているシールドにぶつかり、執拗に殴ってきたことを覚えている。恐怖に怯えながら、私はトーイを見失わないよう、足場の悪い中を必死に走り続けていくと、後方で急にバシュッていう音がして、背後からの圧が消えたんだよ。そして、トーイの「目的地に到着だ。4歳の身体で、よくここまで走り抜いたね」と言われた瞬間、気が抜けたのか、そこから先を思い出せない。
あれ?
身体が濡れてないし、私の下着も服も乾いてる。
泥だらけで汚かったのに、新品同然というくらい綺麗になってる。
「おはよう、ユミル。目的地に到着した途端、君は体力を使い果たし、そのまま寝てしまったんだ。あれから、12時間ほど経過している。そのまま放っておいたら間違いなく風邪をひくから、聖域の水を飲ませたよ。君の体力も全快しているはずだ。ついでに、汚れていた衣服類も脱がして、綺麗に洗浄浄化しておいたから」
トーイが、私のもとに来てくれた。私はカーバンクルたちに素っ裸にされても、全然起きなかったんだ。
というか、ミンクのような精霊が、どうやって私の服を脱がしたの?
魔法とかで私を浮かせて脱がせのかな?
綺麗になったからいいか。
昨日の一件、私にとって衝撃的なことばかりだったから、肉体的にも精神的にも疲れたよ。
今は身体も不思議と軽いし、体調も万全だ。
これが、聖域の水の効果なんだ。
「ここが僕たちの隠れ家、カーバンクルの聖域だよ。結界が張られているから、魔物や人間たちも入ってこれない。周りを見てごらん」
言われるがまま周囲を見渡すと、そこは森の中だけど、何故か神聖な雰囲気を醸し出しており、もっと驚かされるのは、フワフワモフモフのカーバンクルたちが大勢いて、皆が私を取り囲んでいることだ。
「ふおお~~~、フワフワモフモフがいっぱいいる~~~~」
モフモフの天国みたいだ~。みんな、トーイに似ているけど、毛色やその紋様が微妙に違っていて、それぞれに個性がある。
そうだ、まずは自己紹介しなきゃ!!
「初めまして。私は、ユミルって言うの」
貴族の苗字は、もういらない。
私は、あの家に戻るつもりはないもの。
みんな、私に興味を持ってくれたのか、どんどん集まってくる。
ここは、フワフワモコモコのパラダイスだよ!!
「君の事情については、もう皆に話している。これはこの聖域の長からの言葉で、『3日以内に、聖域にいる者たち全員と心を通わせ、友としての絆を深めてみせろ。成功すれば、私も友として認め、全面的に信頼しよう』だ」
3日以内に、カーバンクルたちから信頼を勝ち取れない場合は、ここから追い出されるってことだね。
「最低でも3日間の滞在許可を得ているから、まずは僕がみっちりとスキルや魔法、精霊といったこの世界の常識について教えよう。神が僕たちと君を出会わせたのだから、皆からの信頼を勝ち取れば、僕たちの願いを叶える伝統魔法を必ず覚えるはずだ」
責任重大だ。カーバンクルの抱えている悩みも気になるけど、まずはみんなと仲良くなって、友達として認めてもらおう。
よ~し、頑張るぞ~。
「トーイ、ありがとう。長へ挨拶に伺ってもいいかな?」
「それもダメ。長のいる場所は特別なところで、今の君だとダメージを受けるかもしれない」
ダメージ!?
なんで、そんな場所で暮らしているの?
「あはは、ごめんね。長から認められたら、全ての事情を打ち明けるよ。さ、まずは腹ごしらえだ」
何か事情があるようだし、嫌われたくないから、これ以上踏み込まない方がいいよね。お腹も減ったし、トーイたちの用意してくれた木の実とかを食べよう。
家族とお別れを済ませてから、どうしたんだっけ?
迫り来る無数の黒い手は、私より速いこともあり、私から半径3メートルに張られているシールドにぶつかり、執拗に殴ってきたことを覚えている。恐怖に怯えながら、私はトーイを見失わないよう、足場の悪い中を必死に走り続けていくと、後方で急にバシュッていう音がして、背後からの圧が消えたんだよ。そして、トーイの「目的地に到着だ。4歳の身体で、よくここまで走り抜いたね」と言われた瞬間、気が抜けたのか、そこから先を思い出せない。
あれ?
身体が濡れてないし、私の下着も服も乾いてる。
泥だらけで汚かったのに、新品同然というくらい綺麗になってる。
「おはよう、ユミル。目的地に到着した途端、君は体力を使い果たし、そのまま寝てしまったんだ。あれから、12時間ほど経過している。そのまま放っておいたら間違いなく風邪をひくから、聖域の水を飲ませたよ。君の体力も全快しているはずだ。ついでに、汚れていた衣服類も脱がして、綺麗に洗浄浄化しておいたから」
トーイが、私のもとに来てくれた。私はカーバンクルたちに素っ裸にされても、全然起きなかったんだ。
というか、ミンクのような精霊が、どうやって私の服を脱がしたの?
魔法とかで私を浮かせて脱がせのかな?
綺麗になったからいいか。
昨日の一件、私にとって衝撃的なことばかりだったから、肉体的にも精神的にも疲れたよ。
今は身体も不思議と軽いし、体調も万全だ。
これが、聖域の水の効果なんだ。
「ここが僕たちの隠れ家、カーバンクルの聖域だよ。結界が張られているから、魔物や人間たちも入ってこれない。周りを見てごらん」
言われるがまま周囲を見渡すと、そこは森の中だけど、何故か神聖な雰囲気を醸し出しており、もっと驚かされるのは、フワフワモフモフのカーバンクルたちが大勢いて、皆が私を取り囲んでいることだ。
「ふおお~~~、フワフワモフモフがいっぱいいる~~~~」
モフモフの天国みたいだ~。みんな、トーイに似ているけど、毛色やその紋様が微妙に違っていて、それぞれに個性がある。
そうだ、まずは自己紹介しなきゃ!!
「初めまして。私は、ユミルって言うの」
貴族の苗字は、もういらない。
私は、あの家に戻るつもりはないもの。
みんな、私に興味を持ってくれたのか、どんどん集まってくる。
ここは、フワフワモコモコのパラダイスだよ!!
「君の事情については、もう皆に話している。これはこの聖域の長からの言葉で、『3日以内に、聖域にいる者たち全員と心を通わせ、友としての絆を深めてみせろ。成功すれば、私も友として認め、全面的に信頼しよう』だ」
3日以内に、カーバンクルたちから信頼を勝ち取れない場合は、ここから追い出されるってことだね。
「最低でも3日間の滞在許可を得ているから、まずは僕がみっちりとスキルや魔法、精霊といったこの世界の常識について教えよう。神が僕たちと君を出会わせたのだから、皆からの信頼を勝ち取れば、僕たちの願いを叶える伝統魔法を必ず覚えるはずだ」
責任重大だ。カーバンクルの抱えている悩みも気になるけど、まずはみんなと仲良くなって、友達として認めてもらおう。
よ~し、頑張るぞ~。
「トーイ、ありがとう。長へ挨拶に伺ってもいいかな?」
「それもダメ。長のいる場所は特別なところで、今の君だとダメージを受けるかもしれない」
ダメージ!?
なんで、そんな場所で暮らしているの?
「あはは、ごめんね。長から認められたら、全ての事情を打ち明けるよ。さ、まずは腹ごしらえだ」
何か事情があるようだし、嫌われたくないから、これ以上踏み込まない方がいいよね。お腹も減ったし、トーイたちの用意してくれた木の実とかを食べよう。
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