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本編
43話 王都へ出発します
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マーカス様がアイリス様に、私の研究とアイデアを訴えていく。
研究を譲渡するとはいえ、彼女が私の気持ちを、どんな思いで受け取ってくれるかが問題だ。魔道具の名称は[蓄魔電池]、全ての分野に対応可能なため、それぞれの分野に応じたものを作製しないといけないから、1人で実用に耐えうる物を完成させるには、途方もない時間がかかる。だから、アイリス様が初めの基点だけを発表し、そこからは共同研究先の人たちが実績を積み上げていく。これにより、得られる名誉も多くの研究者たちに分配されるため、研究が盗まれる危険性も少なくなる。
今回の犯人は、アイリス様の作り上げた劣化版エリクサーで得られる名誉も実績も、全て独り占めしたいほどの欲望の塊だけど、この研究はあまりにも膨大な量だから、全てを盗むのは不可能、かといって個々の研究を盗んでも、そこまで大きな名誉は得られないし、同じことを続ければ確実に怪しまれる。マーカス様がそういったことを説明していくと、彼女は急に笑い声を上げる。
「あははは、呆れた。スキル[神経強化]だけでなく、そんなものまで思いついていたのね。でも、私が発表していいの? 今のあなたは精霊カーバンクルとフェニックスという強力な味方がいる。あなたが発表すれば、研究を支援するパトロンだってすぐに見つかるし、精霊があなたを守ってくれる。その気になれば、あなたの家族を死へと追いやった伯父を討つことも可能なのよ?」
ふふ、愚問だよ。そもそも、加護とエレメンタルスキル[反射]を貰った時点で、家族の敵討ちをやろうと思えば、いつでも出来る。でもね…
「アイリス様、私は家族の意志を尊重します。[憎しみは連鎖する]、仮に実行したら、今度は伯父の家族や親戚が私を憎みますから。それよりも、あなたは良いんですか? 今回の犯人と違い、合意のもととはいえ、【他人の研究を発表する】、これは奴と同じ行為、研究者にとって複雑な胸中では?」
これが、一番の懸念事項だ。
「少し前の私なら、怒りであなたを罵倒していたかもしれないけど、あいつらのせいで、そんなプライドなんて木っ端微塵になったわよ。ユミルの研究を聞いて、俄然興味が湧いてきたわ。ただ、裏に誰が潜んでいるのかも不明、私の研究を盗んだ2人の人物の真の姿も不明で、現在の居場所もわからない。もしかしたら、まだ周囲に潜んでいて、ユミルの研究を盗もうと企んでいるかもと思うと、怖くて…」
よかった、盗まれることに恐怖こそしているけど、私の研究を譲渡する行為自体には怒っていない。むしろ、何か吹っ切れたかのような印象がある。
「アイリス様、不安材料がいっぱいあるのもわかりますけど、精霊様が私たちを守護してくれていますので安心してください。今は何も恐れず、自分たちの出来うることを一歩ずつ進めていきましょう」
犯人に関わる情報が少な過ぎるけど、そっちはマーカス様に任せるしかない。私たちのすべき事は、私の研究を学会に間に合わせることだ。
「そう…だね。学会まで残り時間も少ないから、今すぐ…は無理だから、明日の朝イチにリアテイル様とトーイのもとへ行きましょう。これまでの研究データをまとめて、急いでスライド作製に取り掛からないと間に合わないわ」
スライド作製、それも魔道具が必要になってくる。私は、そういった専門魔道具を、まだ見たことがない。そこで足を引っ張らないようにしなきゃね。
「そうですね。今日は体力を回復させましょう」
「ええ。待ってなさいよ犯人共、あなたたちの好きにはさせないんだから!!」
私たちが話し合っている横で、レベッカ様とメイリンさんはニコニコと笑顔で私たちを眺めてくれているのだけど、マーカス様とティアナ様が少し距離を置いて、何やらヒソヒソと会話している。小声のせいで、何を話しているのかわからない。
『お父様、この光景は人様に見せられませんよ』
『同感ですね。10歳と4歳の会話じゃありません』
『会話だけでなく、【表情も】ですよ。あの子たちは気づいていないかもしれませんが、どうやって犯人共を驚かせようかって、怖い笑みを浮かべながら話し合ってますもの。列車の中や外で会話する時は注意した方が良いです。ユミルは4歳で愛らしい顔立ちなのに、あんな怖い笑顔を見せられたら、ギャップが凄すぎて誰だってひきます』
『そう…ですね。学会には私も参加しますから、しっかりと2人に注意しておきましょう』
『今回の学会、荒れますね』
『ええ』
う~ん、私たちを見て何を話し合っているのだろう?
○○○
学会まで残り2日となった。
あの後、私はアイリス様と共にスラム地区の教会へと赴き、彼女の置かれている状況をトーイ、ラピス、リアテイル様、使役通信によるガルト様に説明し、研究の譲渡と学会発表の件を打ち明けると、皆がしばらくの間考え込んでいたけど、ガルト様が王都行きに賛成してくれた。
『ガルト、王都に行けば、あなた方を苦しめた貴族と遭遇する危険性もありますよ? 良いのですか?』
『構わん。カーバンクルとフェニックスに関わる事項全てに隠蔽が施されている以上、見破られる可能性はゼロに近い。ユミル自身には、貴族の名前を伝えていない以上、仮に偶然遭遇したとしても、互いに面識がないのだから素通りするだけで終わる。奴らの関係者が街に入り込んでいる以上、街に残る方が危険度も高いだろう』
『なるほど。ユミル自身がエレメンタルスキルを使用しない限り、バレることもありませんし、トーイを護衛として付ければ、まず心配いりませんね』
『そういうことだ。私の父も精霊王様のもとで英気を養っているし、王自身からも許可が下りた以上、これで我々は奴らに向けて堂々と復讐できる』
『むう~よくわかんないけど、カーバンクルを虐めた関係者がこの街の中にいるのなら、ユミルは王都に避難した方がいいかな。僕も賛成』
ガルト様との話し合いは私経由で行い、ラピスを含めた全員が王都行きを承認してくれた。その後、カイト兄やトマス爺にも事情を説明したことで、2人も私の王都行きを賛成してくれた。ただ、私とアイリス様だけでデータをまとめたりするのは、かなりの重労働になるから、カイト兄はずっと私たちのアシスタントとして、ギリギリまで一緒に動いてくれた。途中でティアナ様も合流してくれたこともあり、私たちは学会発表用のデータを資料としてまとめ上げることができ、そこからのスライド作製に専念することができた。
私にとって初めてのことばかりだったけど、みんなが優しく丁寧に教えてくれたこともあり、なんとか彼女のアシスタントとして足を引っ張ることなく、お手伝いすることもできたし、監視していたおかげもあってか、新たな盗難事件も発生する事なく、出発ギリギリのところで全ての準備を終えた。
そして今、私たちの乗る馬車(私・トーイ・アイリス様・メイリンさん・マーカス様)が、タウセントにある魔導蒸気列車の配備されている駅に到着する。馬車の中で、王都でのスケジュールを軽く聞かされたので、学会準備で慌ただしかった私の心もすこぶる落ち着いている。
「さて、王都までのチケットに関しては、既に人数分購入していますので、我々はこのまま王都行きの列車の止まっているホームへと向かいましょう」
ここに、レベッカ様とティアナ様、カイト兄はいない。
犯人側の目的は既に達成されているけど、メイドの2人は自分たちに関わる全ての情報を処分していたようで、邸内には一切の手掛かりが残されていなかった。まだ、周囲に潜んでいる可能性もゼロではないので、念のため邸内に残ってもらっている。よって、お見送りはスラム地区教会と邸内にて行われた。
教会から出掛ける際、カイト兄(事情を全て知っている)やお友達となった孤児たち(ユミルをアイリスのアシスタントとしか思っていない)からは心配されたけど、『必ずアイリス様の学会発表を成功させて戻ってくるね』と言うと、みんなが激励の言葉を贈ってくれた。
そしてカルバイン家邸内にいるレベッカ様とティアナ様からは、『今回の学会は荒れると思うから気をつけて』と忠告された。荒らすのは2組([私たち]と[正体不明の犯人])、犯人側がアイリス様の発表を聞いた時、どんな行動を起こすのかがわからないので、私たちにとって発表してからが正念場となる。私たちは2人に別れを告げ、馬車に乗って駅へと出発した。
「はい、お父様」
アイリス様とメイリンさんが、マーカス様と共に駅へ入って行ったので、私とトーイもついて行く。
「ユミル、大丈夫。僕が君を守るから」
「トーイ、ありがとう」
私の荷物はポシェットだけ、残りはアイテムボックスに入れている。
準備に、怠りはない。
いよいよ、王都へ出発だ。
不安な気持ちは少なからずあるけど、それはアイリス様たちも同じだ。
弱音なんか吐かないよ。
研究を譲渡するとはいえ、彼女が私の気持ちを、どんな思いで受け取ってくれるかが問題だ。魔道具の名称は[蓄魔電池]、全ての分野に対応可能なため、それぞれの分野に応じたものを作製しないといけないから、1人で実用に耐えうる物を完成させるには、途方もない時間がかかる。だから、アイリス様が初めの基点だけを発表し、そこからは共同研究先の人たちが実績を積み上げていく。これにより、得られる名誉も多くの研究者たちに分配されるため、研究が盗まれる危険性も少なくなる。
今回の犯人は、アイリス様の作り上げた劣化版エリクサーで得られる名誉も実績も、全て独り占めしたいほどの欲望の塊だけど、この研究はあまりにも膨大な量だから、全てを盗むのは不可能、かといって個々の研究を盗んでも、そこまで大きな名誉は得られないし、同じことを続ければ確実に怪しまれる。マーカス様がそういったことを説明していくと、彼女は急に笑い声を上げる。
「あははは、呆れた。スキル[神経強化]だけでなく、そんなものまで思いついていたのね。でも、私が発表していいの? 今のあなたは精霊カーバンクルとフェニックスという強力な味方がいる。あなたが発表すれば、研究を支援するパトロンだってすぐに見つかるし、精霊があなたを守ってくれる。その気になれば、あなたの家族を死へと追いやった伯父を討つことも可能なのよ?」
ふふ、愚問だよ。そもそも、加護とエレメンタルスキル[反射]を貰った時点で、家族の敵討ちをやろうと思えば、いつでも出来る。でもね…
「アイリス様、私は家族の意志を尊重します。[憎しみは連鎖する]、仮に実行したら、今度は伯父の家族や親戚が私を憎みますから。それよりも、あなたは良いんですか? 今回の犯人と違い、合意のもととはいえ、【他人の研究を発表する】、これは奴と同じ行為、研究者にとって複雑な胸中では?」
これが、一番の懸念事項だ。
「少し前の私なら、怒りであなたを罵倒していたかもしれないけど、あいつらのせいで、そんなプライドなんて木っ端微塵になったわよ。ユミルの研究を聞いて、俄然興味が湧いてきたわ。ただ、裏に誰が潜んでいるのかも不明、私の研究を盗んだ2人の人物の真の姿も不明で、現在の居場所もわからない。もしかしたら、まだ周囲に潜んでいて、ユミルの研究を盗もうと企んでいるかもと思うと、怖くて…」
よかった、盗まれることに恐怖こそしているけど、私の研究を譲渡する行為自体には怒っていない。むしろ、何か吹っ切れたかのような印象がある。
「アイリス様、不安材料がいっぱいあるのもわかりますけど、精霊様が私たちを守護してくれていますので安心してください。今は何も恐れず、自分たちの出来うることを一歩ずつ進めていきましょう」
犯人に関わる情報が少な過ぎるけど、そっちはマーカス様に任せるしかない。私たちのすべき事は、私の研究を学会に間に合わせることだ。
「そう…だね。学会まで残り時間も少ないから、今すぐ…は無理だから、明日の朝イチにリアテイル様とトーイのもとへ行きましょう。これまでの研究データをまとめて、急いでスライド作製に取り掛からないと間に合わないわ」
スライド作製、それも魔道具が必要になってくる。私は、そういった専門魔道具を、まだ見たことがない。そこで足を引っ張らないようにしなきゃね。
「そうですね。今日は体力を回復させましょう」
「ええ。待ってなさいよ犯人共、あなたたちの好きにはさせないんだから!!」
私たちが話し合っている横で、レベッカ様とメイリンさんはニコニコと笑顔で私たちを眺めてくれているのだけど、マーカス様とティアナ様が少し距離を置いて、何やらヒソヒソと会話している。小声のせいで、何を話しているのかわからない。
『お父様、この光景は人様に見せられませんよ』
『同感ですね。10歳と4歳の会話じゃありません』
『会話だけでなく、【表情も】ですよ。あの子たちは気づいていないかもしれませんが、どうやって犯人共を驚かせようかって、怖い笑みを浮かべながら話し合ってますもの。列車の中や外で会話する時は注意した方が良いです。ユミルは4歳で愛らしい顔立ちなのに、あんな怖い笑顔を見せられたら、ギャップが凄すぎて誰だってひきます』
『そう…ですね。学会には私も参加しますから、しっかりと2人に注意しておきましょう』
『今回の学会、荒れますね』
『ええ』
う~ん、私たちを見て何を話し合っているのだろう?
○○○
学会まで残り2日となった。
あの後、私はアイリス様と共にスラム地区の教会へと赴き、彼女の置かれている状況をトーイ、ラピス、リアテイル様、使役通信によるガルト様に説明し、研究の譲渡と学会発表の件を打ち明けると、皆がしばらくの間考え込んでいたけど、ガルト様が王都行きに賛成してくれた。
『ガルト、王都に行けば、あなた方を苦しめた貴族と遭遇する危険性もありますよ? 良いのですか?』
『構わん。カーバンクルとフェニックスに関わる事項全てに隠蔽が施されている以上、見破られる可能性はゼロに近い。ユミル自身には、貴族の名前を伝えていない以上、仮に偶然遭遇したとしても、互いに面識がないのだから素通りするだけで終わる。奴らの関係者が街に入り込んでいる以上、街に残る方が危険度も高いだろう』
『なるほど。ユミル自身がエレメンタルスキルを使用しない限り、バレることもありませんし、トーイを護衛として付ければ、まず心配いりませんね』
『そういうことだ。私の父も精霊王様のもとで英気を養っているし、王自身からも許可が下りた以上、これで我々は奴らに向けて堂々と復讐できる』
『むう~よくわかんないけど、カーバンクルを虐めた関係者がこの街の中にいるのなら、ユミルは王都に避難した方がいいかな。僕も賛成』
ガルト様との話し合いは私経由で行い、ラピスを含めた全員が王都行きを承認してくれた。その後、カイト兄やトマス爺にも事情を説明したことで、2人も私の王都行きを賛成してくれた。ただ、私とアイリス様だけでデータをまとめたりするのは、かなりの重労働になるから、カイト兄はずっと私たちのアシスタントとして、ギリギリまで一緒に動いてくれた。途中でティアナ様も合流してくれたこともあり、私たちは学会発表用のデータを資料としてまとめ上げることができ、そこからのスライド作製に専念することができた。
私にとって初めてのことばかりだったけど、みんなが優しく丁寧に教えてくれたこともあり、なんとか彼女のアシスタントとして足を引っ張ることなく、お手伝いすることもできたし、監視していたおかげもあってか、新たな盗難事件も発生する事なく、出発ギリギリのところで全ての準備を終えた。
そして今、私たちの乗る馬車(私・トーイ・アイリス様・メイリンさん・マーカス様)が、タウセントにある魔導蒸気列車の配備されている駅に到着する。馬車の中で、王都でのスケジュールを軽く聞かされたので、学会準備で慌ただしかった私の心もすこぶる落ち着いている。
「さて、王都までのチケットに関しては、既に人数分購入していますので、我々はこのまま王都行きの列車の止まっているホームへと向かいましょう」
ここに、レベッカ様とティアナ様、カイト兄はいない。
犯人側の目的は既に達成されているけど、メイドの2人は自分たちに関わる全ての情報を処分していたようで、邸内には一切の手掛かりが残されていなかった。まだ、周囲に潜んでいる可能性もゼロではないので、念のため邸内に残ってもらっている。よって、お見送りはスラム地区教会と邸内にて行われた。
教会から出掛ける際、カイト兄(事情を全て知っている)やお友達となった孤児たち(ユミルをアイリスのアシスタントとしか思っていない)からは心配されたけど、『必ずアイリス様の学会発表を成功させて戻ってくるね』と言うと、みんなが激励の言葉を贈ってくれた。
そしてカルバイン家邸内にいるレベッカ様とティアナ様からは、『今回の学会は荒れると思うから気をつけて』と忠告された。荒らすのは2組([私たち]と[正体不明の犯人])、犯人側がアイリス様の発表を聞いた時、どんな行動を起こすのかがわからないので、私たちにとって発表してからが正念場となる。私たちは2人に別れを告げ、馬車に乗って駅へと出発した。
「はい、お父様」
アイリス様とメイリンさんが、マーカス様と共に駅へ入って行ったので、私とトーイもついて行く。
「ユミル、大丈夫。僕が君を守るから」
「トーイ、ありがとう」
私の荷物はポシェットだけ、残りはアイテムボックスに入れている。
準備に、怠りはない。
いよいよ、王都へ出発だ。
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