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第二章
旅の宿
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その後、皆が落ち着いたのを見計らって、エルフの常識について教えてもらった。
エルフは名前をつける時、男子は上の名前の最後に『ラ』行の文字を、女性の場合は『ナ』行を付けるしきたりがあるらしい。
だからメアラは自己紹介の時に『ラ』を強調していたのだ。
また個人差はあるが、エルフは性別の差がはっきりと現れない種族だそうだ。
特に若年期は男女差が殆ど無く、他の種族にはほぼわからないレベルらしい。
自分で言うのも何だが、本当に分からなかった。
そもそもエルフは性別に対する意識が希薄だそうだ。
家事や狩りなどは得意な者が担当する。
更に言うと夫や妻に当たる言葉も無く、「伴侶」だとか「配偶者」というような、性別に囚われないような表現をするらしい。
それほど先進的な生活を送っていない割には、ジェンダーレス文化については最先端を行っているようだ。
俺たちはメアラに旅の経緯をかいつまんで話をした。
エルフは基本的に森の外の事にはあまり興味を持たないらしいのだが、メアラの一家は少し特殊だそうだ。
互いに通商を行うくらい、人との交流を結構頻繁に行っている。
そして彼自身もエルフには珍しいくらい好奇心が旺盛なようで、俺たちの話を楽しそうに聞いていた。
今日はあまり時間が無いが、また機会があればお互い色々な話が出来そうだ。
そして帰る直前、食料品店での話になった。
「ここのお店のチーズ揚げがとってもおいしくてねー」
「アーネストさんのお店に行ったんですね。あそこのお店いいですよねー。食事するスペースもあるし、おしゃれですし。」
「今日は急にお邪魔したので、これ。挨拶とお詫び代わりにね」
「わあ~! ありがとうございます!」
ベァナは食料品店で買ったチーズをメアラにお裾分けしていた。
こうして見ると、女子同士の会話にしか見えない……
「それじゃメアラさん、また今度来ますね」
「はい! お待ちしています、ヒースさん!」
色々あったが、かなり打ち解けてくれたようだ。
俺たちはメアラに急な来訪を詫び、また後日改めて工房を伺う事にした。
◆ ◇ ◇
「さて、どうしたものか……」
俺たちはメアラに教えて貰った宿屋にいた。
安全で感じが良く、なるべく費用のかからない宿というリクエストをしたところ、「それならここしかありません!」とおすすめされたのがこの宿だった。
『黄金の雄羊亭』という名で一階が居酒屋、二階が宿屋になっている。
日本で言うところの旅籠屋のようなものか。
食事もおいしいと評判らしく、満席状態だ。
この宿屋ならば安心だろう。
しかし……
「すみません。一部屋しか空きがないんです」
迂闊だった。
人気の宿だと聞いていたのに、なぜこの事態を想定出来なかったのか?
「でもご夫婦でしたら何も問題無いかと思いますが」
夫婦!?
外から見るとそう見えるのか?
よく考えてみれば俺はベァナの父の服を借りていた。
二人とも同じアラーニ村の衣装だ。
ベァナは「そんな夫婦だなんて~」と言いながら、両手を組んでもじもじしていた。
「いえ、夫婦では無いのです」
ベァナの動きが止まった。
「そうですか。一応大きめの部屋なのでベッドは二組あるのですが……」
俺は同室でも全く問題ない。
しかし……ベァナはどう思っているのだろうか?
「主、すぐ決めるのでちょっと相談させてくれ」
「わかりました。決まりましたらまた声を掛けてくださいね」
宿の主は忙しそうに奥に戻って行く。
これだけお客がいるのに、きちんと対応してくれる。良心的だ。
相談するため、邪魔にならないスペースへ移動する。
「俺はベンさんに頼んで荷馬車で寝るから、ベァナだけでも宿屋に泊まるか?」
「それは嫌です! メアちゃんおすすめの宿とは言え、一人で泊まるなんて……」
「ああ、前回は宿は使って無かったもんな」
「はい。でもベッドは別々らしいですし、私は同じ部屋で大丈夫ですよ。そもそも馬車の中ではお互いすぐ横で寝てましたし……何も無かったですし……何も。」
言われてみれば確かにそうだ。
ベンさんは気を使ってくれたのか御者席やテントで寝ていた。俺たちは馬車の中で寝ていたが、それについて今まで彼女から不満の声を聞いたことは無い。
ただ彼女はなにかを思い出したように、ほんの少し不機嫌な様子だった。
やはりなんらかのストレスを与えてしまっているのだろうか。
しかし彼女は次の瞬間、笑顔でこう言った。
「他のお客さんに取られる前に、部屋を確保しちゃいましょう!」
んん? どういう事だ!?
お付き合いした経験が無い俺には、若い女性の考えはどうにも良く分からない。
「あ、ああ。わかった。では主を呼んでくる」
料金はこの世界では標準的な完全前払い制だった。
アラーニでは幸か不幸か全くお金を使わなかったので、この辺の知識は皆無だ。
情けない事だが、ここは全てベァナに任せたほうがよかろう。
「ヒースさん、夕食と朝食込みで予約すると一食分お得なので、全部まとめて頼んじゃいますね」
「すまんがよろしく頼む」
主は彼女から銀貨2枚を受け取ると、案内役を呼びに奥に入っていった。
銀貨1枚というのは、果たしてどれくらいの価値なのだろうか?
「お部屋はこちらになりますー」
「ありがとね。んじゃこれ。はい」
ベァナはそう言って、小間使いの女の子に小銅貨を三枚渡していた。
「ありがとうございます!」
お金を受け取ると、女の子は小走りで一階に戻って行った。
チップか……
日本には無い文化。
これはやはり、お金についても勉強しておかないとまずそうだ。
部屋のドアを開け、ベァナに入るよう促す。
「チップって、どの程度渡せばいいのかな?」
「そうですね……今回は宿泊なので多めに渡しましたけど、食事をするだけの時だと普通は小銅貨一枚ですね……わぁ。結構広くて綺麗ですね!」
主の話だと少し高めの部屋だという事だったが、その価値は十分あると思われる部屋だった。
「そうだね。宿代を出してもらって申し訳ない」
「全然大丈夫です。素材の換金さえ出来れば、十分な旅費が確保できますし」
そうだ。やる事はまだ沢山ある。
カード発行の為に魔法協会に、換金の為に冒険者ギルドに行かなければならない。
ベンにもこちらの宿の場所を教えておきたい。
「ちょっと時間が足りないなぁ……」
「多分暫くは手持ちのお金で大丈夫だと思いますし、もう遅いので冒険者カードの発行とかは明日以降にしませんか?」
「そうだな。そうしようか」
手持ち出来る荷物は持ってきていたが、大きな荷物はまだ馬車の中だ。
と言っても俺たちの荷物はゴブリン素材しか無いのだが、ベンの話だと荷車ごと預かってくれる場所があるので、暫くはそのままでも大丈夫だという事だった。
「そうしたらヒースさん、食事の前に行きたいところがあるのです!」
「食事のラストオーダーまではまだ全然時間もあるし大丈夫じゃないかな。」
アラーニ村に居たときには、自らお願いする事はあまり無いベァナだったが、これだけ大きい町だと色々と気になる事もあるのだろう。
「で、どこに行きたいんだい?」
「お風呂です! ダンケルドには共同浴場があるのです!」
銭湯か!
こちらの世界だと水浴びとかだけで済ませてしまう地域もあるそうだが、日本人として生まれた俺には、やはり風呂は欠かせない。
アラーニにも共同温泉があったので、きっと彼女も同じ気持ちなのだろう。
「いいね! それじゃベンさんに宿の場所伝えて、そのままお風呂行こうか」
「はい!」
公衆浴場は、馬車の預かり所と同じ方向だ。
俺たちは貴重品を宿に預け、小銭と着替えだけ持って銭湯に向かった。
エルフは名前をつける時、男子は上の名前の最後に『ラ』行の文字を、女性の場合は『ナ』行を付けるしきたりがあるらしい。
だからメアラは自己紹介の時に『ラ』を強調していたのだ。
また個人差はあるが、エルフは性別の差がはっきりと現れない種族だそうだ。
特に若年期は男女差が殆ど無く、他の種族にはほぼわからないレベルらしい。
自分で言うのも何だが、本当に分からなかった。
そもそもエルフは性別に対する意識が希薄だそうだ。
家事や狩りなどは得意な者が担当する。
更に言うと夫や妻に当たる言葉も無く、「伴侶」だとか「配偶者」というような、性別に囚われないような表現をするらしい。
それほど先進的な生活を送っていない割には、ジェンダーレス文化については最先端を行っているようだ。
俺たちはメアラに旅の経緯をかいつまんで話をした。
エルフは基本的に森の外の事にはあまり興味を持たないらしいのだが、メアラの一家は少し特殊だそうだ。
互いに通商を行うくらい、人との交流を結構頻繁に行っている。
そして彼自身もエルフには珍しいくらい好奇心が旺盛なようで、俺たちの話を楽しそうに聞いていた。
今日はあまり時間が無いが、また機会があればお互い色々な話が出来そうだ。
そして帰る直前、食料品店での話になった。
「ここのお店のチーズ揚げがとってもおいしくてねー」
「アーネストさんのお店に行ったんですね。あそこのお店いいですよねー。食事するスペースもあるし、おしゃれですし。」
「今日は急にお邪魔したので、これ。挨拶とお詫び代わりにね」
「わあ~! ありがとうございます!」
ベァナは食料品店で買ったチーズをメアラにお裾分けしていた。
こうして見ると、女子同士の会話にしか見えない……
「それじゃメアラさん、また今度来ますね」
「はい! お待ちしています、ヒースさん!」
色々あったが、かなり打ち解けてくれたようだ。
俺たちはメアラに急な来訪を詫び、また後日改めて工房を伺う事にした。
◆ ◇ ◇
「さて、どうしたものか……」
俺たちはメアラに教えて貰った宿屋にいた。
安全で感じが良く、なるべく費用のかからない宿というリクエストをしたところ、「それならここしかありません!」とおすすめされたのがこの宿だった。
『黄金の雄羊亭』という名で一階が居酒屋、二階が宿屋になっている。
日本で言うところの旅籠屋のようなものか。
食事もおいしいと評判らしく、満席状態だ。
この宿屋ならば安心だろう。
しかし……
「すみません。一部屋しか空きがないんです」
迂闊だった。
人気の宿だと聞いていたのに、なぜこの事態を想定出来なかったのか?
「でもご夫婦でしたら何も問題無いかと思いますが」
夫婦!?
外から見るとそう見えるのか?
よく考えてみれば俺はベァナの父の服を借りていた。
二人とも同じアラーニ村の衣装だ。
ベァナは「そんな夫婦だなんて~」と言いながら、両手を組んでもじもじしていた。
「いえ、夫婦では無いのです」
ベァナの動きが止まった。
「そうですか。一応大きめの部屋なのでベッドは二組あるのですが……」
俺は同室でも全く問題ない。
しかし……ベァナはどう思っているのだろうか?
「主、すぐ決めるのでちょっと相談させてくれ」
「わかりました。決まりましたらまた声を掛けてくださいね」
宿の主は忙しそうに奥に戻って行く。
これだけお客がいるのに、きちんと対応してくれる。良心的だ。
相談するため、邪魔にならないスペースへ移動する。
「俺はベンさんに頼んで荷馬車で寝るから、ベァナだけでも宿屋に泊まるか?」
「それは嫌です! メアちゃんおすすめの宿とは言え、一人で泊まるなんて……」
「ああ、前回は宿は使って無かったもんな」
「はい。でもベッドは別々らしいですし、私は同じ部屋で大丈夫ですよ。そもそも馬車の中ではお互いすぐ横で寝てましたし……何も無かったですし……何も。」
言われてみれば確かにそうだ。
ベンさんは気を使ってくれたのか御者席やテントで寝ていた。俺たちは馬車の中で寝ていたが、それについて今まで彼女から不満の声を聞いたことは無い。
ただ彼女はなにかを思い出したように、ほんの少し不機嫌な様子だった。
やはりなんらかのストレスを与えてしまっているのだろうか。
しかし彼女は次の瞬間、笑顔でこう言った。
「他のお客さんに取られる前に、部屋を確保しちゃいましょう!」
んん? どういう事だ!?
お付き合いした経験が無い俺には、若い女性の考えはどうにも良く分からない。
「あ、ああ。わかった。では主を呼んでくる」
料金はこの世界では標準的な完全前払い制だった。
アラーニでは幸か不幸か全くお金を使わなかったので、この辺の知識は皆無だ。
情けない事だが、ここは全てベァナに任せたほうがよかろう。
「ヒースさん、夕食と朝食込みで予約すると一食分お得なので、全部まとめて頼んじゃいますね」
「すまんがよろしく頼む」
主は彼女から銀貨2枚を受け取ると、案内役を呼びに奥に入っていった。
銀貨1枚というのは、果たしてどれくらいの価値なのだろうか?
「お部屋はこちらになりますー」
「ありがとね。んじゃこれ。はい」
ベァナはそう言って、小間使いの女の子に小銅貨を三枚渡していた。
「ありがとうございます!」
お金を受け取ると、女の子は小走りで一階に戻って行った。
チップか……
日本には無い文化。
これはやはり、お金についても勉強しておかないとまずそうだ。
部屋のドアを開け、ベァナに入るよう促す。
「チップって、どの程度渡せばいいのかな?」
「そうですね……今回は宿泊なので多めに渡しましたけど、食事をするだけの時だと普通は小銅貨一枚ですね……わぁ。結構広くて綺麗ですね!」
主の話だと少し高めの部屋だという事だったが、その価値は十分あると思われる部屋だった。
「そうだね。宿代を出してもらって申し訳ない」
「全然大丈夫です。素材の換金さえ出来れば、十分な旅費が確保できますし」
そうだ。やる事はまだ沢山ある。
カード発行の為に魔法協会に、換金の為に冒険者ギルドに行かなければならない。
ベンにもこちらの宿の場所を教えておきたい。
「ちょっと時間が足りないなぁ……」
「多分暫くは手持ちのお金で大丈夫だと思いますし、もう遅いので冒険者カードの発行とかは明日以降にしませんか?」
「そうだな。そうしようか」
手持ち出来る荷物は持ってきていたが、大きな荷物はまだ馬車の中だ。
と言っても俺たちの荷物はゴブリン素材しか無いのだが、ベンの話だと荷車ごと預かってくれる場所があるので、暫くはそのままでも大丈夫だという事だった。
「そうしたらヒースさん、食事の前に行きたいところがあるのです!」
「食事のラストオーダーまではまだ全然時間もあるし大丈夫じゃないかな。」
アラーニ村に居たときには、自らお願いする事はあまり無いベァナだったが、これだけ大きい町だと色々と気になる事もあるのだろう。
「で、どこに行きたいんだい?」
「お風呂です! ダンケルドには共同浴場があるのです!」
銭湯か!
こちらの世界だと水浴びとかだけで済ませてしまう地域もあるそうだが、日本人として生まれた俺には、やはり風呂は欠かせない。
アラーニにも共同温泉があったので、きっと彼女も同じ気持ちなのだろう。
「いいね! それじゃベンさんに宿の場所伝えて、そのままお風呂行こうか」
「はい!」
公衆浴場は、馬車の預かり所と同じ方向だ。
俺たちは貴重品を宿に預け、小銭と着替えだけ持って銭湯に向かった。
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