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第14話 ふたりの少女が駆ける
第14話・5 異型が造られている可能性
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すっかり夜も深まり、外の空気も施設の空気も静まり返っている頃。
リルは自室で上半身をベッドからはみ出すように寝転びながら、天井のヒビをじーっと眺めていた。
(レイラ、またあの力使ったな……)
腕を枕代わりにしながら、心の中で呟く。
(……クソガキ、調子に乗んなよ……)
(……ったく……)
目を閉じて、眠ろうとするが──ふと胸の奥がきゅっとする。
だから──。
(危ねぇんだよ、あれ……)
(……今度はオレが止めてやる)
「……お前が、呑まれねえように……」
そう、誓う。
その声は確かに小さく、誰にも聞こえない。
だが、優しかった。
そして、夜は静かに更けていく。
明日が、また始まるその前に。
それぞれの心に、灯るものを抱えながら。
──そして同じ頃。
龍調査機関・職員寮エリア。
ここは自宅と寮を行き来する者、職員寮にのみ住まいを構える者が立ち寄ることのできる区画。
リルとレイラもこのエリアに自室が設けられている。
そして、この男も──。
(……知能を持った龍、か)
──薊野セセラ。
持ち家はあるが、今夜セセラは帰宅せず、タブレット端末に残されたデータを指でなぞっていた。
夜の静けさの中、ソファに沈みテーブルの上に両脚を投げ出すように乗せながら、セセラの指先は止まらない。
(レイラの暴走、今回で2度目。龍因子の刺激反応、一定以上で“干渉”が起きる傾向……)
(そして、レイラが聞いたという“声”……)
「はあ……」
深くため息をつく。
脚をテーブルから離して立ち上がり、窓辺の椅子に腰を下ろした。
窓の外は、穏やかな夜。しかしセセラの頭の中は騒がしい。
ライターを取り出し、煙草に火をつける。
「…………」
天井を見つめながら、内心でぽつり。
(……ジキルさん、いや、ジキル……あんたは……どこまで知ってんだ……?)
目を閉じる。
(あんたがやったこと……リルにはまだ……言えねえよ、何も)
──それでも。
(でも、俺は見届けなきゃなんねえ)
(リルたちのことも、全部)
セセラはまた静かに移動し、咥え煙草のまま再びソファへと体を預けた。
◇
龍調査機関・研究棟──地下のラボ。
カチッ、カチッ……と何かの試薬が混ざる音。
夜勤の職員が入れ替わり、研究棟の灯りは控えめだった。
その奥の“立ち入り制限区域”。
封鎖された扉の向こうにある、一室だけ、まだ明かりがついていた。
「……これは」
無表情な研究員が、モニターに表示された映像を止める。
そこに映っていたのは、今日調査任務のあった変異した龍──。
だが、その“脳”の構造が異常だった。
「“旧型”……の制御痕跡……?」
横にいたもうひとりの職員が声をひそめる。
「まさか、あれは……ジキル博士が過去に開発したという……?」
「……だとしたら、どこかで復元された可能性がある」
「誰がそんな……!」
──その瞬間。
「その誰かってのが……オレだったら、どうする?」
突如聞こえる音──いや、声。
ふたりの職員の背後に黒のキャスケットを被った細身の男が、すらりと現れていた。
紅い髪を項で結び、サングラスをかけたその顔。
──龍調査機関元研究員、ジキル。
「……え……ッ!?」
研究員たちの顔が青ざめる。
彼らはジキルの姿を知らない。しかし、この雰囲気、何か異様なものを感じる。
そもそも、なぜ、こんな所に人が?
ジキルはそんなことも構わず、にっこりと笑った。
「やぁ。ちょっと、面白い情報を聞いてね。“元・人間の龍”が見つかったとか……聞いて」
「な……あなた、誰、何を──!?」
ジキルは、ポケットから1本のペン型デバイスを取り出す。
「機関の皆さんもそろそろ、再起動する時間なんだよ」
その声音は、狂気と情熱に満ちていた。
「……!!」
声が出ない職員たち。
よく見ると、そのジキルの姿は実体ではなかった。
ホログラムのような、霧のような、奇妙な違和感。
まるでそこに誰かが流した映像が出力されているような──。
そして、突然ジキルの姿がフッ……と消えた。
「…………っ!!」
職員たちは、ただ立ち尽くしている。
──『オレだったら、どうする?』
そんなことを言っていた。
「……まさか、あの男が…………?」
「…………そんな、上に報告を──」
「あ──」
ふたりの職員は、突如意識を失う。
数分後にすぐに目覚めるが、この一連の出来事はそのふたりの記憶から、完全に抜け落ちていた──。
◇
朝の光が、施設の廊下を優しく照らす。
ガラス張りの中庭に水の音が響き、いつものように始まる一日がそこにあった。
だが、前日とはほんの少しだけ、空気が違っていた。
レイラは廊下を歩いている。
昨日の傷は包帯に隠れているが、痛みは残っていた。
──それでも。
(……みんなの顔、見てると、平気なふりしちゃうな)
職員たちはすれ違うたびに、そっと頭を下げてくれる。
「レイラちゃん、昨日は……本当に、ありがとうございました!」
「次も任務に入られるようなら……またサポートつけさせてくださいね!」
笑顔で語るその目に、昨日の自分たちが“何か”を与えられたのだと、レイラは気づいていた。
(ほんの少しでも、意味があったのなら)
そう思っていた、そのとき──。
「レイラさん、おはようございますぅ♪ ちょっとよろしいですか?」
「?」
余所行きな声音をかけてきたのは、珍しく白衣をきちんと閉めた姿で現れたセセラだった。
……そのあざとい声、別人のものと勘違いするほど。
「え!? だ、誰かと思った……、なに? 検査?」
「いや……そうじゃねえ。ちょっと例の“昨日の龍”についての、内部調査。確認してほしい映像がある」
「……?」
レイラが首を傾げると、セセラの目が少しだけ鋭くなる。
「人間だったかもしれないってお前言ってたろ」
「……あれ、たぶん当たりだ」
「……!」
レイラの目が見開かれると、セセラがレイラに見せるように端末を差し出した。
指で操作していき、映像の再生ボタンに触れる。
「本格的な分析と判断はこれからだが、どうも裏に誰かが関わってる可能性がある。……そして、そいつは今も、どこかで動いてる」
「……誰か?」
「そ。その誰か……個人かもしれねえし、団体かもしれねえ。まだわかんねえけどな」
「…………っ……」
──レイラの背筋に、ぞわりと寒気が走った。
映像の中。
瓦礫の隙間から何かを見上げるような、龍の目。
それは、確かに“何かを訴えている目”だった。
(あの声……。『助けて』って……)
レイラの胸に、小さな不安が膨らむ。
「……まさか、また……?」
「……もしかしたら、これからもっと増えるかもな。元・人間だった龍……造られた龍が」
(……俺的には、この前のあいつ……ネクが相当怪しいが)
(……今となっちゃ、ネク以外にもな……もしかしたらってヤツ…………)
画面に鋭い視線を向けるセセラの隣で、レイラは唇をきゅっと結び、そしてまた言葉を放った。
「……薊野さん……やっぱり、任務は……調査は、終わってなんかいない」
「…………」
(私たちは、まだ何も知らない)
──そのとき、廊下の奥で一際眩しい朝日が射し込んでいた。
その光の向こうに、何が待っているのか。
レイラたちはまだ知らない。
◇
そして、数日が経った。
「──極めて異型の龍が発生しました。危険度は非常に高いと推測されます。緊急調査対象個体と指定します」
会議室に集められた戦闘班の一部に、職員の緊張を含んだ声で読み上げられた任務通達。
その職員の隣では、どこか神妙な面持ちのセセラが脚を組みながら座っていた。
レイラ、リル、アシュラ、ラショウ──4人も会議に同席し、静かに言葉に耳を傾けている。
前線での活躍が評価され、機関内最精鋭として編成されたこの小隊は、次なる脅威への出撃要員として正式に指名されていた。
「発生地点は、旧都市開発区近辺の森と丘に囲まれた地帯です。木々と岸壁……非常に入り組んだ構造と、不明瞭な龍種反応を確認済み。……おそらく、成れの果ての派生型です」
「成れの果て……またか」
リルが舌打ち交じりに呟いた。
「解析班が特定した異常な龍因子反応。しかし、構造が特殊で侵入できるのは精鋭のみ──」
「私たち、ってことだね」
レイラが前を見たまま静かに言うと、組んでいた脚を戻してセセラが発言する。
「お前ら4人で向かってもらう。各々、出発までに準備を整えてくれ。……戦闘は、明朝からになる」
そう告げたセセラが立ち上がると、会議室の空気がすっと張り詰めた。
「今回は慎重に。前回の元・人間疑惑も含めて、龍の個体が変異を始めている兆候が強まってる」
アシュラは、その言葉に目を細める。
「……つまり、レイラが言っていた……また“喋る龍”に出くわす可能性もある、と……?」
「ありえる。だが、会話の期待はするな。基本は討伐優先、いいな?」
ラショウが少し顔を曇らせながらも頷いた。
「……はい」
「明日か……」
レイラは、机に置かれた任務ファイルを見つめていた。
その資料の隅に、微かに映る黒い龍の影。
──それが誰に造られたものか、まだ誰も、知る由もなかった。
第14話 完
リルは自室で上半身をベッドからはみ出すように寝転びながら、天井のヒビをじーっと眺めていた。
(レイラ、またあの力使ったな……)
腕を枕代わりにしながら、心の中で呟く。
(……クソガキ、調子に乗んなよ……)
(……ったく……)
目を閉じて、眠ろうとするが──ふと胸の奥がきゅっとする。
だから──。
(危ねぇんだよ、あれ……)
(……今度はオレが止めてやる)
「……お前が、呑まれねえように……」
そう、誓う。
その声は確かに小さく、誰にも聞こえない。
だが、優しかった。
そして、夜は静かに更けていく。
明日が、また始まるその前に。
それぞれの心に、灯るものを抱えながら。
──そして同じ頃。
龍調査機関・職員寮エリア。
ここは自宅と寮を行き来する者、職員寮にのみ住まいを構える者が立ち寄ることのできる区画。
リルとレイラもこのエリアに自室が設けられている。
そして、この男も──。
(……知能を持った龍、か)
──薊野セセラ。
持ち家はあるが、今夜セセラは帰宅せず、タブレット端末に残されたデータを指でなぞっていた。
夜の静けさの中、ソファに沈みテーブルの上に両脚を投げ出すように乗せながら、セセラの指先は止まらない。
(レイラの暴走、今回で2度目。龍因子の刺激反応、一定以上で“干渉”が起きる傾向……)
(そして、レイラが聞いたという“声”……)
「はあ……」
深くため息をつく。
脚をテーブルから離して立ち上がり、窓辺の椅子に腰を下ろした。
窓の外は、穏やかな夜。しかしセセラの頭の中は騒がしい。
ライターを取り出し、煙草に火をつける。
「…………」
天井を見つめながら、内心でぽつり。
(……ジキルさん、いや、ジキル……あんたは……どこまで知ってんだ……?)
目を閉じる。
(あんたがやったこと……リルにはまだ……言えねえよ、何も)
──それでも。
(でも、俺は見届けなきゃなんねえ)
(リルたちのことも、全部)
セセラはまた静かに移動し、咥え煙草のまま再びソファへと体を預けた。
◇
龍調査機関・研究棟──地下のラボ。
カチッ、カチッ……と何かの試薬が混ざる音。
夜勤の職員が入れ替わり、研究棟の灯りは控えめだった。
その奥の“立ち入り制限区域”。
封鎖された扉の向こうにある、一室だけ、まだ明かりがついていた。
「……これは」
無表情な研究員が、モニターに表示された映像を止める。
そこに映っていたのは、今日調査任務のあった変異した龍──。
だが、その“脳”の構造が異常だった。
「“旧型”……の制御痕跡……?」
横にいたもうひとりの職員が声をひそめる。
「まさか、あれは……ジキル博士が過去に開発したという……?」
「……だとしたら、どこかで復元された可能性がある」
「誰がそんな……!」
──その瞬間。
「その誰かってのが……オレだったら、どうする?」
突如聞こえる音──いや、声。
ふたりの職員の背後に黒のキャスケットを被った細身の男が、すらりと現れていた。
紅い髪を項で結び、サングラスをかけたその顔。
──龍調査機関元研究員、ジキル。
「……え……ッ!?」
研究員たちの顔が青ざめる。
彼らはジキルの姿を知らない。しかし、この雰囲気、何か異様なものを感じる。
そもそも、なぜ、こんな所に人が?
ジキルはそんなことも構わず、にっこりと笑った。
「やぁ。ちょっと、面白い情報を聞いてね。“元・人間の龍”が見つかったとか……聞いて」
「な……あなた、誰、何を──!?」
ジキルは、ポケットから1本のペン型デバイスを取り出す。
「機関の皆さんもそろそろ、再起動する時間なんだよ」
その声音は、狂気と情熱に満ちていた。
「……!!」
声が出ない職員たち。
よく見ると、そのジキルの姿は実体ではなかった。
ホログラムのような、霧のような、奇妙な違和感。
まるでそこに誰かが流した映像が出力されているような──。
そして、突然ジキルの姿がフッ……と消えた。
「…………っ!!」
職員たちは、ただ立ち尽くしている。
──『オレだったら、どうする?』
そんなことを言っていた。
「……まさか、あの男が…………?」
「…………そんな、上に報告を──」
「あ──」
ふたりの職員は、突如意識を失う。
数分後にすぐに目覚めるが、この一連の出来事はそのふたりの記憶から、完全に抜け落ちていた──。
◇
朝の光が、施設の廊下を優しく照らす。
ガラス張りの中庭に水の音が響き、いつものように始まる一日がそこにあった。
だが、前日とはほんの少しだけ、空気が違っていた。
レイラは廊下を歩いている。
昨日の傷は包帯に隠れているが、痛みは残っていた。
──それでも。
(……みんなの顔、見てると、平気なふりしちゃうな)
職員たちはすれ違うたびに、そっと頭を下げてくれる。
「レイラちゃん、昨日は……本当に、ありがとうございました!」
「次も任務に入られるようなら……またサポートつけさせてくださいね!」
笑顔で語るその目に、昨日の自分たちが“何か”を与えられたのだと、レイラは気づいていた。
(ほんの少しでも、意味があったのなら)
そう思っていた、そのとき──。
「レイラさん、おはようございますぅ♪ ちょっとよろしいですか?」
「?」
余所行きな声音をかけてきたのは、珍しく白衣をきちんと閉めた姿で現れたセセラだった。
……そのあざとい声、別人のものと勘違いするほど。
「え!? だ、誰かと思った……、なに? 検査?」
「いや……そうじゃねえ。ちょっと例の“昨日の龍”についての、内部調査。確認してほしい映像がある」
「……?」
レイラが首を傾げると、セセラの目が少しだけ鋭くなる。
「人間だったかもしれないってお前言ってたろ」
「……あれ、たぶん当たりだ」
「……!」
レイラの目が見開かれると、セセラがレイラに見せるように端末を差し出した。
指で操作していき、映像の再生ボタンに触れる。
「本格的な分析と判断はこれからだが、どうも裏に誰かが関わってる可能性がある。……そして、そいつは今も、どこかで動いてる」
「……誰か?」
「そ。その誰か……個人かもしれねえし、団体かもしれねえ。まだわかんねえけどな」
「…………っ……」
──レイラの背筋に、ぞわりと寒気が走った。
映像の中。
瓦礫の隙間から何かを見上げるような、龍の目。
それは、確かに“何かを訴えている目”だった。
(あの声……。『助けて』って……)
レイラの胸に、小さな不安が膨らむ。
「……まさか、また……?」
「……もしかしたら、これからもっと増えるかもな。元・人間だった龍……造られた龍が」
(……俺的には、この前のあいつ……ネクが相当怪しいが)
(……今となっちゃ、ネク以外にもな……もしかしたらってヤツ…………)
画面に鋭い視線を向けるセセラの隣で、レイラは唇をきゅっと結び、そしてまた言葉を放った。
「……薊野さん……やっぱり、任務は……調査は、終わってなんかいない」
「…………」
(私たちは、まだ何も知らない)
──そのとき、廊下の奥で一際眩しい朝日が射し込んでいた。
その光の向こうに、何が待っているのか。
レイラたちはまだ知らない。
◇
そして、数日が経った。
「──極めて異型の龍が発生しました。危険度は非常に高いと推測されます。緊急調査対象個体と指定します」
会議室に集められた戦闘班の一部に、職員の緊張を含んだ声で読み上げられた任務通達。
その職員の隣では、どこか神妙な面持ちのセセラが脚を組みながら座っていた。
レイラ、リル、アシュラ、ラショウ──4人も会議に同席し、静かに言葉に耳を傾けている。
前線での活躍が評価され、機関内最精鋭として編成されたこの小隊は、次なる脅威への出撃要員として正式に指名されていた。
「発生地点は、旧都市開発区近辺の森と丘に囲まれた地帯です。木々と岸壁……非常に入り組んだ構造と、不明瞭な龍種反応を確認済み。……おそらく、成れの果ての派生型です」
「成れの果て……またか」
リルが舌打ち交じりに呟いた。
「解析班が特定した異常な龍因子反応。しかし、構造が特殊で侵入できるのは精鋭のみ──」
「私たち、ってことだね」
レイラが前を見たまま静かに言うと、組んでいた脚を戻してセセラが発言する。
「お前ら4人で向かってもらう。各々、出発までに準備を整えてくれ。……戦闘は、明朝からになる」
そう告げたセセラが立ち上がると、会議室の空気がすっと張り詰めた。
「今回は慎重に。前回の元・人間疑惑も含めて、龍の個体が変異を始めている兆候が強まってる」
アシュラは、その言葉に目を細める。
「……つまり、レイラが言っていた……また“喋る龍”に出くわす可能性もある、と……?」
「ありえる。だが、会話の期待はするな。基本は討伐優先、いいな?」
ラショウが少し顔を曇らせながらも頷いた。
「……はい」
「明日か……」
レイラは、机に置かれた任務ファイルを見つめていた。
その資料の隅に、微かに映る黒い龍の影。
──それが誰に造られたものか、まだ誰も、知る由もなかった。
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