4 / 5
4.
しおりを挟むそんなわけで、辺境伯とその属国が出来上がった。
地図で見るとなんかこう一部が風船みたいになっているなぁって感じ。王国の領土より大きいんじゃないかな?
辺境の男達のフラストレーションも抜けたようだし。辺境に属国から貢物と称して色々と入ってくるので潤う。これはなかなか嬉しい。各地の特産物が入ってくるから。
あ、属国はラルラ王国とは国交によって物流の際にはそれぞれ関税がかかって面倒。辺境から属国にも農作物が行きわたることとなり、結構感謝されている。
侵攻した際も向こうの兵の命を奪わずに何とかしたことも感謝されている。いやぁ、属国が血の海とかだったら王国にバレるからね。
属国同士の関係も以前よりも良好になったようでよかったよかった。
ラルラ王国だけが遅れをとっているような状況になったけど、それは仕方ないよね?
そんな中でついに!…ついに待ちわびた俺とフローラの挙式‼
属国からも賓客がいらしている。ラルラ王国からは…「けっ、なんで辺境にとばされた第4王子の挙式にいかなきゃなんねーんだ?」と言うような感じで欠席の返事が来た。
属国の方々と懇意になれる機会なんだけどね。まぁ、そうだろうとは予想していたけれど。
俺は普段の農作業着でも騎士服でもない。ちゃんとしたスーツ姿を披露。
辺境伯にいきなり「馬子にも衣装だな」と言われた。
フローラは普段もドレスで美しいんだけど、今日は特別。ウエディングドレスに身をつつんだ彼女は神々しい。女神降臨!使用人達が全力を尽くしたんだろう。グッジョブ!
「変じゃないかしら?」
今のフローラを変という輩がいたら、俺と辺境伯でボコボコに…と辺境伯は涙目だから戦力外か。
「すっごく素敵だよ。この世の素敵を集めたみたいな」
自分で言ってて、『どんなだ?』とツッコミを入れてしまう。
属国の賓客たちよ!見るがよい!我が辺境にはこんな女神が存在するのだ~!!
「この世の奇跡だ」「あの辺境伯の娘とは思えない」「女神さまだ。生きていてよかった。むしろ今生きているのか?」
等の意見が聞かれた。そうだろう、そうだろう?でもなぁ、そんなフローラと俺が結婚するんだよ~♪俺も生きててよかった。冤罪だけど、辺境にとばしてくれた王家にそれだけは感謝だな。
「恥ずかしいわ」
赤面するフローラも美しい。
式の後、披露宴というやつか?
式の時とはまた違うドレスを着ているフローラは賓客の挨拶にひっきりなしに応えていた。
「おいおい、俺のフローラが疲れちゃうじゃないか。お手柔らかに頼むよ~」
と、俺は属国の連中を牽制した。まぁ、美女を前にした男の行動なんてそんなもんだろうけど、それもこれも俺のフローラが魅力的過ぎるからだな。と、俺は一人悦に入った。
34
あなたにおすすめの小説
痩せすぎ貧乳令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とあるお屋敷へ呼ばれて行くと、そこには細い細い風に飛ばされそうなお嬢様がいた。
お嬢様の悩みは…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴッドハンドで世界を変えますよ?
**********************
転生侍女シリーズ第三弾。
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
『醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
老け顔ですが?何かあります?
宵森みなと
恋愛
可愛くなりたくて、似合わないフリフリの服も着てみた。
でも、鏡に映った自分を見て、そっと諦めた。
――私はきっと、“普通”じゃいられない。
5歳で10歳に見られ、結婚話は破談続き。
周囲からの心ない言葉に傷つきながらも、少女サラサは“自分の見た目に合う年齢で学園に入学する”という前代未聞の決意をする。
努力と覚悟の末、飛び級で入学したサラサが出会ったのは、年上の優しいクラスメートたちと、ちょっと不器用で真っ直ぐな“初めての気持ち”。
年齢差も、噂も、偏見も――ぜんぶ乗り越えて、この恋はきっと、本物になる。
これは、“老け顔”と笑われた少女が、ほんとうの恋と自分自身を見つけるまでの物語。
あっ、追放されちゃった…。
satomi
恋愛
ガイダール侯爵家の長女であるパールは精霊の話を聞くことができる。がそのことは誰にも話してはいない。亡き母との約束。
母が亡くなって喪も明けないうちに義母を父は連れてきた。義妹付きで。義妹はパールのものをなんでも欲しがった。事前に精霊の話を聞いていたパールは対処なりをできていたけれど、これは…。
ついにウラルはパールの婚約者である王太子を横取りした。
そのことについては王太子は特に魅力のある人ではないし、なんにも感じなかったのですが、王宮内でも噂になり、家の恥だと、家まで追い出されてしまったのです。
精霊さんのアドバイスによりブルハング帝国へと行ったパールですが…。
料理スキルしか取り柄がない令嬢ですが、冷徹騎士団長の胃袋を掴んだら国一番の寵姫になってしまいました
さら
恋愛
婚約破棄された伯爵令嬢クラリッサ。
裁縫も舞踏も楽器も壊滅的、唯一の取り柄は――料理だけ。
「貴族の娘が台所仕事など恥だ」と笑われ、家からも見放され、辺境の冷徹騎士団長のもとへ“料理番”として嫁入りすることに。
恐れられる団長レオンハルトは無表情で冷徹。けれど、彼の皿はいつも空っぽで……?
温かいシチューで兵の心を癒し、香草の香りで団長の孤独を溶かす。気づけば彼の灰色の瞳は、わたしだけを見つめていた。
――料理しかできないはずの私が、いつの間にか「国一番の寵姫」と呼ばれている!?
胃袋から始まるシンデレラストーリー、ここに開幕!
婚約破棄? 私、この国の守護神ですが。
國樹田 樹
恋愛
王宮の舞踏会場にて婚約破棄を宣言された公爵令嬢・メリザンド=デラクロワ。
声高に断罪を叫ぶ王太子を前に、彼女は余裕の笑みを湛えていた。
愚かな男―――否、愚かな人間に、女神は鉄槌を下す。
古の盟約に縛られた一人の『女性』を巡る、悲恋と未来のお話。
よくある感じのざまぁ物語です。
ふんわり設定。ゆるーくお読みください。
図書館でうたた寝してたらいつの間にか王子と結婚することになりました
鳥花風星
恋愛
限られた人間しか入ることのできない王立図書館中枢部で司書として働く公爵令嬢ベル・シュパルツがお気に入りの場所で昼寝をしていると、目の前に見知らぬ男性がいた。
素性のわからないその男性は、たびたびベルの元を訪れてベルとたわいもない話をしていく。本を貸したりお茶を飲んだり、ありきたりな日々を何度か共に過ごしていたとある日、その男性から期間限定の婚約者になってほしいと懇願される。
とりあえず婚約を受けてはみたものの、その相手は実はこの国の第二王子、アーロンだった。
「俺は欲しいと思ったら何としてでも絶対に手に入れる人間なんだ」
「不吉な黒」と捨てられた令嬢、漆黒の竜を「痛いの飛んでいけー!」で完治させてしまう
ムラサメ
恋愛
漆黒の髪と瞳。ただそれだけの理由で「不吉なゴミ」と虐げられてきた公爵令嬢ミア。
死の森に捨てられた彼女が出会ったのは、呪いに侵され、最期を待つ最強の黒竜と、その相棒である隣国の竜騎士ゼノだった。
しかし、ミアが無邪気に放った「おまじない」は、伝説の浄化魔法となって世界を塗り替える。
向こう見ずな天才騎士に拾われたミアは、隣国で「女神」として崇められ、徹底的に甘やかされることに。
一方、浄化の源を失った王国は、みるみるうちに泥沼へと沈んでいき……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる