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しおりを挟む俺が何度も断っていると国王軍が辺境を攻めてきた。
ここぞとばかりに、それはもう日ごろのストレスを発散させるように辺境伯の私兵達はもちろんのこと、辺境に暮らすものたちは迎え撃ち、辺境にダメージを与えずに勝利をした。
「いっそのこと独立してしまえばいいのでは?」
「それはそれで面倒だから、このポジションでいいんだよ!」
そう辺境伯に言われた。確かに国際法で独立国家になるにはいろいろ大変だよなぁ。それに比べたら、たまーに国王軍が攻めてくるくらいどうということないのか。
そうこうしているうちに俺は18才にフローラは17才になった。
農作物もかなり安定して収穫できるようになり、ハッキリ言うと「暇だ」。この辺境で暮らす男共はみんな思っているに違いない。
農作物についても、そりゃあ人手も必要になるけど、収入があるから最新の農機具を導入することが可能になった。すると、男達のフラストレーションは溜まるわけで……。
最初は辺境の森の魔獣を狩っていた。
でも、狩りすぎると生態系に影響が出るからと、俺がストップをかけた。
辺境伯には生態系の何たるかを説明し、理解を求めた。
……本当に知識が足りないんだな。
次にし出したことは、山賊の排除。
山賊だって好きで山賊をしているわけじゃないからと最後には説得をして、最終的には辺境の住民となった。
辺境伯はいつ寝返るかわからないと危惧していたけど、好きでしていたわけじゃないし、住民として受け入れているのなら全く問題はないと俺は思っている。有事には戦力になるし。
そして、俺の知らないところで辺境の住民は国境付近で暴れまわっていた。なんか最近生傷を負った人が多いと思っていたんだけど。
辺境伯を問い詰めたら、国境を地味~に広げているらしい。これは……国際問題じゃないのか?
辺境伯曰く、「だって出来るんだもん」。‘もん’って何だよ!20代手前の娘がいるオッサンが使っても可愛くも何ともない。
はぁ、困った。‘出来る’と‘実際に実行する’というのは違うからなぁ。
国際問題は大変だなぁ。参ったなぁ。
「それならさぁ、王宮に出兵した方がよくね?辺境の税率を下げろとかさぁ」
「いっそのこと国盗り合戦だ――‼」
「「「お―――‼」」」
マジで?
確かに資産は国よりも辺境の方があるけど、それはどうかな?…ってもう挙兵してんじゃん。早いって。
「いやいやいや、辺境伯。思いとどまってください。ではこういうのはどうでしょう?この国に知られずに秘密裏に隣国を辺境伯の属国としていくのです。ラルラ王国の属国ではありません。『ルミス辺境』の属国です。王国にバレると国際問題になりかねないので、あくまでもこっそりと行うのです」
「そうか?」
小声で相談しなくてもいいと思う。
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