25 / 47
Ⅶ 二人のオメガと二人のアルファ
②※
しおりを挟む
「よし。サンドウィッチ、果実水、お茶、果物。これだけあればランチになるかな?」
侍女に出かけたいことを伝えて軽食を準備してもらった。セレスの部屋で荷物を確認する。
「十分だよ。馬車で行くよね?」
「もちろん。ちなみにカロール殿下とドーラ殿下も誘う?」
「うん。そうだね。ニッゼン家の湖畔の美しさは見せておくべきだろ。じゃ、ここからはリンじゃなくてリーン殿下でよろしく」
「あはは。ボロが出そうだ。そう言えばリンはどこまで覚えているの? 本当に記憶喪失?」
「あぁ、それね。セレスには話しても良いかなぁ。記憶はあるよ。記憶喪失は都合のいい嘘」
「やっぱり。でも、どうして?」
「いや、どうしてって言われても。そんなの分かり切ったことじゃないか」
「え?」
「アローラ国では僕がリンとして存在したら、ダメだろうね」
国外追放となったことを思い出し、リンの心が一気に沈み込む。急に気持ちが沈んだことで眩暈がする。背中の焼き印がズキズキ痛む。それ以上何も言うことが出来ずにリンは頭を押さえて目を閉じる。
「リン? だ、大丈夫? ごめん。あの、辛いことを思い出させるつもりはなかったんだ。ごめん。少し横になって」
「……うん。ちょっと、一人にして」
ソファーに横になって痛みに耐える。そっと傍を離れるセレス。部屋に一人になるとリンは痛む背中を丸めて「う~~」と唸り声を上げた。冷汗が出る。早く痛みが落ち着いてくれないと湖畔へのお出かけが出来なくなる。気持ちが焦る。
コンコンとノックが聞こえる。リンが返事をする間もなくドアが開く。
「リーン殿下、傍に行くよ?」
カロール殿下だ。身体を起こさないといけない。一呼吸して歯を食いしばり起きようとしたが。ふわりと良い匂いが漂う。
「リン、辛いときは起きなくて良いって。甘えていい。もう、我慢しなくていいんだ」
あっという間にソファーまで来ていたカロール殿下。
「どこか痛む? それとも気分が良くない?」
優しい声。リンは目を閉じて気持ちを持ち直す。今は辛いことを考えてはダメだ。全て心に封じ込めておかなくては。深呼吸をして目を開ける。眩暈は良くなっている。目の前の心配そうなカロール殿下に精一杯微笑みかける。
「大丈夫です。時々、こうなります。気になさらないでください」
「リン……」
「僕はリンではなくリーンです。どうぞリーンとお呼びください」
カロール殿下が困ったような顔でリンの額の汗を拭う。そのまま頬を優しく撫でるカロール殿下の大きな手。
「だが、君はリンだ。リーンではない、絶対に」
そのままカロール殿下がリンに近づく。リンの頬を手で包み込み、スローモーションの様に唇を合わせる。
驚いて薄く開いたリンの口にカロール殿下が舌を割り入れる。レロっと合わさる粘膜。独特の快感。リンの身体に流れ入るカロール殿下のフェロモン。ゾクリとリンの下腹部に響く快感。
「んっ」
堪えきれずにリンの喉から声が漏れる。少しの間、リンの口を蹂躙してから舌が抜け出る。名残惜しそうにリンの唇を舐めて唇が離れる。思いがけないキスにリンの心臓がバクバクと鳴りだす。身体が熱くなる。
「ほら。リンのオメガの匂い。やっぱり、リンだ。俺の、俺だけのリンだ。このフェロモンを間違えるものか」
リンはザザ国の強いオメガフェロモン抑制剤を使っている。匂いが漏れることなどないはずだが、カロール殿下には分かったのだろうか。頭がボヤっとして考えがまとまらない。発情ではないが下半身がモゾモゾして落ち着かない。
「リン。大丈夫だ。俺に任せて」
そう言ったと思ったら、あっという間にリンのズボンをくつろげるカロール殿下。
「あの、ちょっと!」
「いいから」
リンのささやかな抵抗をものともせずカロール殿下が固くなったリンの性器を確かめるように手で触れる。
「愛らしい。俺のリンだ」「あぁ、美味しそうだ」と呟きながら愛撫する。舌を這わせ口に含まれ、味わうように愛撫されるとたまらずにリンの腰が揺れる。堪えてもリンの喉から嬌声が漏れた。その内にヌチっとした独特の液体が出始め、腰を突き出してリンは果てた。カロール殿下の口に出してしまった。
呆然とするリンの後腔にカロール殿下の指が触れる。後ろがオメガ特有の粘液でヌルついている。それを確かめるように触れられてリンは身体をビクっとさせる。
「少しだけ。リン。少し、触れたい」
欲望を必死に抑えているカロール殿下の顔。そんな顔を見て拒否できるワケもなくリンはコクリと頷いた。途端にズンっと挿し入るカロール殿下の指。
長い指がリンの中に埋め込まれる。快感にリンが「うぅ~~」と声を上げる。カロール殿下の膝の上にリンが抱き上げられる。身体の中も外もカロール殿下の匂いに包まれる。酩酊する良い匂い。
「温かい。リン、夢みたいだ。リンに触れている」
耳元で囁かれてリンは背筋がゾクゾクする。気持ちよすぎる。中に埋めた指がまるでセックスしているかのようにズンズンと抜き差しされる。奥の壁付近を突いて前立腺を擦り上げられて、その久しぶりの刺激にリンの目の前に星が飛んだ。チカチカして頭がショートする。
リンは二回目の吐精をした。カロール殿下は自身の性器をリンの性器と擦り合わせて達していた。リンは身体の力が入らず向かい合わせのカロール殿下に身を預けた。
(よく発情期に陥らなかったな。ザザ国の抑制剤は凄いなぁ)
荒い息を繰り返し、ぼんやりする頭で考えていた。
リンを抱き締めた後、カロール殿下がアルファ用ラット抑制剤を使った。リンはただその様子を眺めていた。
「ごめん。暴走した」
一呼吸落ち着くとカロール殿下がリンを綺麗にしてくれた。リンは何も言うことが出来なかった。
「思い出して。戻ってきて。あなたは俺の愛する婚約者だ。リンだ。もう二度と離れたくないんだよ……」
リンに縋り付くように項垂れるカロール殿下。胸が打たれる。リンだってカロール殿下が大好きだ。この腕の中に戻りたい。また抱きしめ合いたい。リンの想いが溢れそうになった時。
コンコン、と控えめなノック。
「カロール殿下、リーン殿下。大丈夫でしょうか?」
ドアの向こうからセレスの声。そうだ。ここはセレスの部屋だ。
リンは急激に恥ずかしくなる。人の部屋で何をやっているのだろう。
「だ、大丈夫です」
声に出してカロール殿下から離れる。立ちあがるリンの背に手が添えられる。背中の傷付近に触れられて一瞬ビクっと身体を固くしたが、痛みが無くなっていて安堵した。
「すみません。もう大丈夫です」
身なりを整えてドアを開けると、心配そうな顔をしたセレスとドーラ殿下が居た。
「リーン、調子が悪ければ寝ていてもいい。カロール殿下に看病してもらえ。俺は美しいセレス卿と湖畔のデートに行ってくるから」
ドーラ殿下が『セレスとのデートを邪魔するな』と目線で訴えてくる。相変わらずなドーラ殿下にリンは少し笑う。
「いえ。僕も行ってみたいので、ご一緒させてください」
リンの一言にドーラ殿下が『はぁぁぁ? ちょっと空気を読んでくれるかなぁ?』と顔で訴えてくる。その変顔を正面から見たカロール殿下がブハっと笑う。リンは慣れているので心を無にしてやり過ごす。
「え? カロール殿下? どうかされましたか?」
ドーラ殿下の表情を見ていなかったセレスは状況が分かっていない。そんなセレスにリンはニッコリ微笑む。
「セレス卿、気になさらずに。アルファって僕たちには理解が出来ないことをしますよね」
「ちょっと待ってくれ、リーン殿下。それは誤解だ。おかしいのはドーラだけだろう。俺はまともなアルファだ」
「おいおい、カロール。お前よく言うよなぁ」
軽口を叩き合っている殿下二人に驚く。敬称も敬語も使わず友人の様な態度。これには驚いてリンはセレスと顔を見合わせた。
「ま、とにかく昼食を持って湖畔にピクニックだ。ドーラ、護衛はどうする?」
「まぁ、五人くらいは連れて行かないと形式上まずいだろうな」
「じゃ、ザザ国の護衛三名にアローラ国の護衛三名でどうだ?」
「いんじゃないか?」
「オッケ。先導はアローラ国護衛がする。ザザ護衛は後方で。セレス、馬車はニッゼン家のものを借りられるか?」
流れる様なスピードのカロール殿下とドーラ殿下の会話にリンは聞いている事しか出来なかった。話を振られたセレスが焦っている様子が分かる。
「はい。すぐに手配いたします」
セレスが侍女に声をかけて、あっという間にお出かけ準備が整った。
侍女に出かけたいことを伝えて軽食を準備してもらった。セレスの部屋で荷物を確認する。
「十分だよ。馬車で行くよね?」
「もちろん。ちなみにカロール殿下とドーラ殿下も誘う?」
「うん。そうだね。ニッゼン家の湖畔の美しさは見せておくべきだろ。じゃ、ここからはリンじゃなくてリーン殿下でよろしく」
「あはは。ボロが出そうだ。そう言えばリンはどこまで覚えているの? 本当に記憶喪失?」
「あぁ、それね。セレスには話しても良いかなぁ。記憶はあるよ。記憶喪失は都合のいい嘘」
「やっぱり。でも、どうして?」
「いや、どうしてって言われても。そんなの分かり切ったことじゃないか」
「え?」
「アローラ国では僕がリンとして存在したら、ダメだろうね」
国外追放となったことを思い出し、リンの心が一気に沈み込む。急に気持ちが沈んだことで眩暈がする。背中の焼き印がズキズキ痛む。それ以上何も言うことが出来ずにリンは頭を押さえて目を閉じる。
「リン? だ、大丈夫? ごめん。あの、辛いことを思い出させるつもりはなかったんだ。ごめん。少し横になって」
「……うん。ちょっと、一人にして」
ソファーに横になって痛みに耐える。そっと傍を離れるセレス。部屋に一人になるとリンは痛む背中を丸めて「う~~」と唸り声を上げた。冷汗が出る。早く痛みが落ち着いてくれないと湖畔へのお出かけが出来なくなる。気持ちが焦る。
コンコンとノックが聞こえる。リンが返事をする間もなくドアが開く。
「リーン殿下、傍に行くよ?」
カロール殿下だ。身体を起こさないといけない。一呼吸して歯を食いしばり起きようとしたが。ふわりと良い匂いが漂う。
「リン、辛いときは起きなくて良いって。甘えていい。もう、我慢しなくていいんだ」
あっという間にソファーまで来ていたカロール殿下。
「どこか痛む? それとも気分が良くない?」
優しい声。リンは目を閉じて気持ちを持ち直す。今は辛いことを考えてはダメだ。全て心に封じ込めておかなくては。深呼吸をして目を開ける。眩暈は良くなっている。目の前の心配そうなカロール殿下に精一杯微笑みかける。
「大丈夫です。時々、こうなります。気になさらないでください」
「リン……」
「僕はリンではなくリーンです。どうぞリーンとお呼びください」
カロール殿下が困ったような顔でリンの額の汗を拭う。そのまま頬を優しく撫でるカロール殿下の大きな手。
「だが、君はリンだ。リーンではない、絶対に」
そのままカロール殿下がリンに近づく。リンの頬を手で包み込み、スローモーションの様に唇を合わせる。
驚いて薄く開いたリンの口にカロール殿下が舌を割り入れる。レロっと合わさる粘膜。独特の快感。リンの身体に流れ入るカロール殿下のフェロモン。ゾクリとリンの下腹部に響く快感。
「んっ」
堪えきれずにリンの喉から声が漏れる。少しの間、リンの口を蹂躙してから舌が抜け出る。名残惜しそうにリンの唇を舐めて唇が離れる。思いがけないキスにリンの心臓がバクバクと鳴りだす。身体が熱くなる。
「ほら。リンのオメガの匂い。やっぱり、リンだ。俺の、俺だけのリンだ。このフェロモンを間違えるものか」
リンはザザ国の強いオメガフェロモン抑制剤を使っている。匂いが漏れることなどないはずだが、カロール殿下には分かったのだろうか。頭がボヤっとして考えがまとまらない。発情ではないが下半身がモゾモゾして落ち着かない。
「リン。大丈夫だ。俺に任せて」
そう言ったと思ったら、あっという間にリンのズボンをくつろげるカロール殿下。
「あの、ちょっと!」
「いいから」
リンのささやかな抵抗をものともせずカロール殿下が固くなったリンの性器を確かめるように手で触れる。
「愛らしい。俺のリンだ」「あぁ、美味しそうだ」と呟きながら愛撫する。舌を這わせ口に含まれ、味わうように愛撫されるとたまらずにリンの腰が揺れる。堪えてもリンの喉から嬌声が漏れた。その内にヌチっとした独特の液体が出始め、腰を突き出してリンは果てた。カロール殿下の口に出してしまった。
呆然とするリンの後腔にカロール殿下の指が触れる。後ろがオメガ特有の粘液でヌルついている。それを確かめるように触れられてリンは身体をビクっとさせる。
「少しだけ。リン。少し、触れたい」
欲望を必死に抑えているカロール殿下の顔。そんな顔を見て拒否できるワケもなくリンはコクリと頷いた。途端にズンっと挿し入るカロール殿下の指。
長い指がリンの中に埋め込まれる。快感にリンが「うぅ~~」と声を上げる。カロール殿下の膝の上にリンが抱き上げられる。身体の中も外もカロール殿下の匂いに包まれる。酩酊する良い匂い。
「温かい。リン、夢みたいだ。リンに触れている」
耳元で囁かれてリンは背筋がゾクゾクする。気持ちよすぎる。中に埋めた指がまるでセックスしているかのようにズンズンと抜き差しされる。奥の壁付近を突いて前立腺を擦り上げられて、その久しぶりの刺激にリンの目の前に星が飛んだ。チカチカして頭がショートする。
リンは二回目の吐精をした。カロール殿下は自身の性器をリンの性器と擦り合わせて達していた。リンは身体の力が入らず向かい合わせのカロール殿下に身を預けた。
(よく発情期に陥らなかったな。ザザ国の抑制剤は凄いなぁ)
荒い息を繰り返し、ぼんやりする頭で考えていた。
リンを抱き締めた後、カロール殿下がアルファ用ラット抑制剤を使った。リンはただその様子を眺めていた。
「ごめん。暴走した」
一呼吸落ち着くとカロール殿下がリンを綺麗にしてくれた。リンは何も言うことが出来なかった。
「思い出して。戻ってきて。あなたは俺の愛する婚約者だ。リンだ。もう二度と離れたくないんだよ……」
リンに縋り付くように項垂れるカロール殿下。胸が打たれる。リンだってカロール殿下が大好きだ。この腕の中に戻りたい。また抱きしめ合いたい。リンの想いが溢れそうになった時。
コンコン、と控えめなノック。
「カロール殿下、リーン殿下。大丈夫でしょうか?」
ドアの向こうからセレスの声。そうだ。ここはセレスの部屋だ。
リンは急激に恥ずかしくなる。人の部屋で何をやっているのだろう。
「だ、大丈夫です」
声に出してカロール殿下から離れる。立ちあがるリンの背に手が添えられる。背中の傷付近に触れられて一瞬ビクっと身体を固くしたが、痛みが無くなっていて安堵した。
「すみません。もう大丈夫です」
身なりを整えてドアを開けると、心配そうな顔をしたセレスとドーラ殿下が居た。
「リーン、調子が悪ければ寝ていてもいい。カロール殿下に看病してもらえ。俺は美しいセレス卿と湖畔のデートに行ってくるから」
ドーラ殿下が『セレスとのデートを邪魔するな』と目線で訴えてくる。相変わらずなドーラ殿下にリンは少し笑う。
「いえ。僕も行ってみたいので、ご一緒させてください」
リンの一言にドーラ殿下が『はぁぁぁ? ちょっと空気を読んでくれるかなぁ?』と顔で訴えてくる。その変顔を正面から見たカロール殿下がブハっと笑う。リンは慣れているので心を無にしてやり過ごす。
「え? カロール殿下? どうかされましたか?」
ドーラ殿下の表情を見ていなかったセレスは状況が分かっていない。そんなセレスにリンはニッコリ微笑む。
「セレス卿、気になさらずに。アルファって僕たちには理解が出来ないことをしますよね」
「ちょっと待ってくれ、リーン殿下。それは誤解だ。おかしいのはドーラだけだろう。俺はまともなアルファだ」
「おいおい、カロール。お前よく言うよなぁ」
軽口を叩き合っている殿下二人に驚く。敬称も敬語も使わず友人の様な態度。これには驚いてリンはセレスと顔を見合わせた。
「ま、とにかく昼食を持って湖畔にピクニックだ。ドーラ、護衛はどうする?」
「まぁ、五人くらいは連れて行かないと形式上まずいだろうな」
「じゃ、ザザ国の護衛三名にアローラ国の護衛三名でどうだ?」
「いんじゃないか?」
「オッケ。先導はアローラ国護衛がする。ザザ護衛は後方で。セレス、馬車はニッゼン家のものを借りられるか?」
流れる様なスピードのカロール殿下とドーラ殿下の会話にリンは聞いている事しか出来なかった。話を振られたセレスが焦っている様子が分かる。
「はい。すぐに手配いたします」
セレスが侍女に声をかけて、あっという間にお出かけ準備が整った。
261
あなたにおすすめの小説
黒とオメガの騎士の子育て〜この子確かに俺とお前にそっくりだけど、産んだ覚えないんですけど!?〜
せるせ
BL
王都の騎士団に所属するオメガのセルジュは、ある日なぜか北の若き辺境伯クロードの城で目が覚めた。
しかも隣で泣いているのは、クロードと同じ目を持つ自分にそっくりな赤ん坊で……?
「お前が産んだ、俺の子供だ」
いや、そんなこと言われても、産んだ記憶もあんなことやこんなことをした記憶も無いんですけど!?
クロードとは元々険悪な仲だったはずなのに、一体どうしてこんなことに?
一途な黒髪アルファの年下辺境伯×金髪オメガの年上騎士
※一応オメガバース設定をお借りしています
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
伯爵家次男は、女遊びの激しい(?)幼なじみ王子のことがずっと好き
メグエム
BL
伯爵家次男のユリウス・ツェプラリトは、ずっと恋焦がれている人がいる。その相手は、幼なじみであり、王位継承権第三位の王子のレオン・ヴィルバードである。貴族と王族であるため、家や国が決めた相手と結婚しなければならない。しかも、レオンは女関係での噂が絶えず、女好きで有名だ。男の自分の想いなんて、叶うわけがない。この想いは、心の奥底にしまって、諦めるしかない。そう思っていた。
釣った魚、逃した魚
円玉
BL
瘴気や魔獣の発生に対応するため定期的に行われる召喚の儀で、浄化と治癒の力を持つ神子として召喚された三倉貴史。
王の寵愛を受け後宮に迎え入れられたかに見えたが、後宮入りした後は「釣った魚」状態。
王には放置され、妃達には嫌がらせを受け、使用人達にも蔑ろにされる中、何とか穏便に後宮を去ろうとするが放置していながら縛り付けようとする王。
護衛騎士マクミランと共に逃亡計画を練る。
騎士×神子 攻目線
一見、神子が腹黒そうにみえるかもだけど、実際には全く悪くないです。
どうしても文字数が多くなってしまう癖が有るので『一話2500文字以下!』を目標にした練習作として書いてきたもの。
ムーンライト様でもアップしています。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
【完結】完璧アルファな推し本人に、推し語りするハメになったオレの顛末
竜也りく
BL
物腰柔らか、王子様のように麗しい顔、細身ながら鍛えられた身体、しかし誰にも靡かないアルファの中のアルファ。
巷のお嬢さん方を骨抜きにしているヴァッサレア公爵家の次男アルロード様にオレもまたメロメロだった。
時に男友達に、時にお嬢さん方に混ざって、アルロード様の素晴らしさを存分に語っていたら、なんとある日ご本人に聞かれてしまった。
しかも「私はそういう人の心の機微が分からなくて困っているんだ。これからも君の話を聞かせて欲しい」と頼まれる始末。
どうやら自分の事を言われているとはこれっぽっちも思っていないらしい。
そんなこんなで推し本人に熱い推し語りをする羽目になって半年、しかしオレも末端とはいえど貴族の一員。そろそろ結婚、という話もでるわけで見合いをするんだと話のついでに言ったところ……
★『小説家になろう』さんでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる