3 / 79
普通科の彼女と特進科の彼。
悠木という男についての噂
しおりを挟む
「ねぇみて、特進科の悠木君」
「かっこいいよね…」
隣のクラスの女子のきゃっきゃとした声が聞こえてきた。聞き覚えのある名前に反応した私はどれどれと彼女たちの視線の先を目で追ってみた。
そこには自販機で飲み物を買っている悠木夏生の姿があった。
うむ、見る分にはいいな。側にいたら変な緊張してしまいそうだけど。
彼のことはそんな詳しくなかったけど、クラスの友達になんとなしに話を振れば情報が集まってきた。女子の情報収集能力には感服する。
悠木夏生は特進科の美男子。成績優秀に加えて4月に行われた体力測定でも良い結果を出したとかで運動神経もいいと。
──これでモテないわけがない。
幼少期から女が途切れたことがないらしく、彼女は地区ごとにいるウワサだ。…もはやそれは彼女じゃなく現地妻ではと突っ込みたい。
モデルや俳優のスカウトを受けることもあったし、アイドルグループのオーディションにクラスメイトの女子の推薦で無断応募されたときも書類選考どころかアイドル事務所の人から会いに来て、直々にスカウトされたとかいろんな伝説を持っているとか。
そんなわけで目立つ彼は9月の生徒会選挙に出るんじゃないかって噂なんだって。
そんなに目立つ人だったのか。
科が違うから知らないと思っていたが、ただ私が情報に疎かっただけなのかな……
「あっ安藤さんが話しかけに行った! 勇気あるなぁ」
そんな悠木君に話しかける女子が現れたらしい。あくまで傍観者気取りの女子たちが実況よろしくボソボソ陰口を叩いている。
安藤さんらしき女子と悠木君は自販機前でなにか話しているようだ。会話の内容までは聞こえないけど、なんとなく悠木君が面倒くさそうな表情を浮かべているようにも見える。
「あっ…」
傍観者女子たちのひとりが声を漏らす。
なぜなら、悠木君たちに近づくひとりの女子生徒があったからだ。
その人物が、学園の高嶺の花と呼ばれている桐生 礼奈だったからだ。
正統派美少女と行っても過言じゃない。透明感ある清純系女優として売り出せそうな圧倒的オーラを放つ彼女は学校中の男子の憧れの的だった。噂によるとアナウンサーを目指しているとか。現に放送部に所属しており、お昼のニュースに1年ながらにレギュラー出演してたりしている。ただのミーハーなわけではなく、プロのアナウンサーみたいにハキハキ原稿を読んでいる。彼女のその夢は夢じゃなくなるのかもしれない。
彼女が悠木君に声を掛けると、安藤さんらしき女子は怯んだのか、引きつった顔で撤退していった。
おい、あんたの勇気はそんなものなのか安藤さん。がっかりしたぞ。
「桐生さんには勝てないよねぇ…」
「あのふたりが付き合っているという噂、本当なのかなぁ…」
2人が並んで立っている姿を見て傍観者女子たちは羨むようにため息を吐いていた。
なるほど、高嶺の花が悠木君の腕を叩いたりして親しそうである。まさに美男美女。彼らの隣に立ったら引き立て役もいいところで気を遣ってしまいそうだ。
高嶺の花の前だと悠木君の表情も素が出ているようで、気を許した相手なのだろう。
まぁ私は別に悠木君が誰と付き合っててもあんまり興味ないんだけど。
特進科でイケメンでお金持ちで運動神経あってモテる上に現地妻があちこちに居て、学校一の美女を彼女に持つって…やべぇな悠木君。
生きる世界が遠すぎる。彼は何故この学校にいるんだろう、居場所間違えてない?
観賞用パンダを眺めているような感じで彼らを観察していると、ふと悠木君がこちらを見てきた。
傍観者女子たちではなく、私をだ。目が合った悠木君からなんか変な顔された。何見てんだよ、ってか。それにつられて高嶺の花もこっちを見ている。
…なんか変な空気になってきたぞ。
私は何事も無かったかのようにすっと目をそらすと歩を進めた。
アホなことしてないでお昼寝スポットに行こう。
■□■
「夏休みだからといってハメを外して、新学期に学力が落ちている生徒が毎年出てくる。気を抜かぬよう勉学に励むように…」
担任が教壇で夏休みの心得を熱く語っているが、私は同意できなかった。
「夏といえば稼ぎどきじゃい…!」
オール5の通知表を見て私は拳を握りしめた。夏はメッチャクチャバイト入れてるからメッチャクチャ稼ぐ! 夏最高!
「森宮、普通科にも夏季補講があるからな? 忘れるなよ?」
なんか担任が名指しして注意してきた。
失礼な、そんなのちゃんと把握しているさ。普通科といえど進学校だものね。夏季補講があるんだよね。
「わかってますよ。特進科よりは日数少ないので余裕です!」
そのために普通科に入ったのだ。
夏季補講以外ではしっかりバイトする。もちろん夏休みを楽しむことも忘れない。充実した夏を送るつもりだ。
「…バイトも程々にするんだぞ、じゃなきゃ先生が学年主任に…」
「すみません。今日からシフト早めになってるんでお先に失礼します!」
いつまでHRをするつもりなんだこの担任は。よくみてみろ、早く帰りたいクラスメイトたちは鞄に手をかけてスタートダッシュを図ろうとしているじゃないか。
私は席を立ち上がると、リュックサックを背負い、ダッと教室を飛び出した。
「コラ待ちなさい!」
背後から呼び止める声がかかったが、私には担任よりもバイト遅刻のほうが怖い!
私のクラスよりも先にHRが終わった生徒たちが正門を出て駅の方向に向かってぞろぞろ歩いている。私は歩道の隣の車道の左端を自転車立ち漕ぎで突っ切っていく。
歩道を歩いていた男子生徒がぎょっとした顔してこっちを見ていたが、その顔がどっかで見た悠木君だったような気もしないでもない。
私の頭の中はバイトのことでいっぱいだったので、そのままスルーして追い越して行ったのである。
「かっこいいよね…」
隣のクラスの女子のきゃっきゃとした声が聞こえてきた。聞き覚えのある名前に反応した私はどれどれと彼女たちの視線の先を目で追ってみた。
そこには自販機で飲み物を買っている悠木夏生の姿があった。
うむ、見る分にはいいな。側にいたら変な緊張してしまいそうだけど。
彼のことはそんな詳しくなかったけど、クラスの友達になんとなしに話を振れば情報が集まってきた。女子の情報収集能力には感服する。
悠木夏生は特進科の美男子。成績優秀に加えて4月に行われた体力測定でも良い結果を出したとかで運動神経もいいと。
──これでモテないわけがない。
幼少期から女が途切れたことがないらしく、彼女は地区ごとにいるウワサだ。…もはやそれは彼女じゃなく現地妻ではと突っ込みたい。
モデルや俳優のスカウトを受けることもあったし、アイドルグループのオーディションにクラスメイトの女子の推薦で無断応募されたときも書類選考どころかアイドル事務所の人から会いに来て、直々にスカウトされたとかいろんな伝説を持っているとか。
そんなわけで目立つ彼は9月の生徒会選挙に出るんじゃないかって噂なんだって。
そんなに目立つ人だったのか。
科が違うから知らないと思っていたが、ただ私が情報に疎かっただけなのかな……
「あっ安藤さんが話しかけに行った! 勇気あるなぁ」
そんな悠木君に話しかける女子が現れたらしい。あくまで傍観者気取りの女子たちが実況よろしくボソボソ陰口を叩いている。
安藤さんらしき女子と悠木君は自販機前でなにか話しているようだ。会話の内容までは聞こえないけど、なんとなく悠木君が面倒くさそうな表情を浮かべているようにも見える。
「あっ…」
傍観者女子たちのひとりが声を漏らす。
なぜなら、悠木君たちに近づくひとりの女子生徒があったからだ。
その人物が、学園の高嶺の花と呼ばれている桐生 礼奈だったからだ。
正統派美少女と行っても過言じゃない。透明感ある清純系女優として売り出せそうな圧倒的オーラを放つ彼女は学校中の男子の憧れの的だった。噂によるとアナウンサーを目指しているとか。現に放送部に所属しており、お昼のニュースに1年ながらにレギュラー出演してたりしている。ただのミーハーなわけではなく、プロのアナウンサーみたいにハキハキ原稿を読んでいる。彼女のその夢は夢じゃなくなるのかもしれない。
彼女が悠木君に声を掛けると、安藤さんらしき女子は怯んだのか、引きつった顔で撤退していった。
おい、あんたの勇気はそんなものなのか安藤さん。がっかりしたぞ。
「桐生さんには勝てないよねぇ…」
「あのふたりが付き合っているという噂、本当なのかなぁ…」
2人が並んで立っている姿を見て傍観者女子たちは羨むようにため息を吐いていた。
なるほど、高嶺の花が悠木君の腕を叩いたりして親しそうである。まさに美男美女。彼らの隣に立ったら引き立て役もいいところで気を遣ってしまいそうだ。
高嶺の花の前だと悠木君の表情も素が出ているようで、気を許した相手なのだろう。
まぁ私は別に悠木君が誰と付き合っててもあんまり興味ないんだけど。
特進科でイケメンでお金持ちで運動神経あってモテる上に現地妻があちこちに居て、学校一の美女を彼女に持つって…やべぇな悠木君。
生きる世界が遠すぎる。彼は何故この学校にいるんだろう、居場所間違えてない?
観賞用パンダを眺めているような感じで彼らを観察していると、ふと悠木君がこちらを見てきた。
傍観者女子たちではなく、私をだ。目が合った悠木君からなんか変な顔された。何見てんだよ、ってか。それにつられて高嶺の花もこっちを見ている。
…なんか変な空気になってきたぞ。
私は何事も無かったかのようにすっと目をそらすと歩を進めた。
アホなことしてないでお昼寝スポットに行こう。
■□■
「夏休みだからといってハメを外して、新学期に学力が落ちている生徒が毎年出てくる。気を抜かぬよう勉学に励むように…」
担任が教壇で夏休みの心得を熱く語っているが、私は同意できなかった。
「夏といえば稼ぎどきじゃい…!」
オール5の通知表を見て私は拳を握りしめた。夏はメッチャクチャバイト入れてるからメッチャクチャ稼ぐ! 夏最高!
「森宮、普通科にも夏季補講があるからな? 忘れるなよ?」
なんか担任が名指しして注意してきた。
失礼な、そんなのちゃんと把握しているさ。普通科といえど進学校だものね。夏季補講があるんだよね。
「わかってますよ。特進科よりは日数少ないので余裕です!」
そのために普通科に入ったのだ。
夏季補講以外ではしっかりバイトする。もちろん夏休みを楽しむことも忘れない。充実した夏を送るつもりだ。
「…バイトも程々にするんだぞ、じゃなきゃ先生が学年主任に…」
「すみません。今日からシフト早めになってるんでお先に失礼します!」
いつまでHRをするつもりなんだこの担任は。よくみてみろ、早く帰りたいクラスメイトたちは鞄に手をかけてスタートダッシュを図ろうとしているじゃないか。
私は席を立ち上がると、リュックサックを背負い、ダッと教室を飛び出した。
「コラ待ちなさい!」
背後から呼び止める声がかかったが、私には担任よりもバイト遅刻のほうが怖い!
私のクラスよりも先にHRが終わった生徒たちが正門を出て駅の方向に向かってぞろぞろ歩いている。私は歩道の隣の車道の左端を自転車立ち漕ぎで突っ切っていく。
歩道を歩いていた男子生徒がぎょっとした顔してこっちを見ていたが、その顔がどっかで見た悠木君だったような気もしないでもない。
私の頭の中はバイトのことでいっぱいだったので、そのままスルーして追い越して行ったのである。
1
あなたにおすすめの小説
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
元男装傭兵、完璧な淑女を演じます。――嫁ぎ先はかつての団長でした!?
中野森
恋愛
貧乏男爵家の長女クラリスは、弟の学費を稼ぐために男装して傭兵団へ入団した。
副団長にまで上り詰め、団長をはじめとした仲間から信頼を得るが、決して正体は明かさなかった。
やがて戦争が終わり、傭兵団は解散となる。
出稼ぎするために流した嘘の悪評により、修道院入りを覚悟していたクラリスだったが、帰郷した彼女を待っていたのは父からの「嫁ぎ先が決まった」という一言だった。
慌ただしく始まる淑女教育、そして一度も未来の夫と顔合わせすることなく迎えた結婚式当日。
誓いの言葉を促され隣からきこてくる声に、クラリスは凍りつく。
……嘘でしょ、団長!?
かつての想い人でもある傭兵仲間が今は夫となり、妻の正体には気づいていない――気づかれてはいけないのだ、絶対に!
本作品はゆるふわ設定、ご都合主義、細かいことは気にしたら負け!
※この小説は、ほかの小説投稿サイトにも投稿しています。
苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」
母に紹介され、なにかの間違いだと思った。
だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。
それだけでもかなりな不安案件なのに。
私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。
「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」
なーんて義父になる人が言い出して。
結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。
前途多難な同居生活。
相変わらず専務はなに考えているかわからない。
……かと思えば。
「兄妹ならするだろ、これくらい」
当たり前のように落とされる、額へのキス。
いったい、どうなってんのー!?
三ツ森涼夏
24歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務
背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。
小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。
たまにその頑張りが空回りすることも?
恋愛、苦手というより、嫌い。
淋しい、をちゃんと言えずにきた人。
×
八雲仁
30歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』専務
背が高く、眼鏡のイケメン。
ただし、いつも無表情。
集中すると周りが見えなくなる。
そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。
小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。
ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!?
*****
千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』
*****
表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
*全28話完結
*辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
*他誌にも掲載中です。
距離感ゼロ〜副社長と私の恋の攻防戦〜
葉月 まい
恋愛
「どうするつもりだ?」
そう言ってグッと肩を抱いてくる
「人肌が心地良くてよく眠れた」
いやいや、私は抱き枕ですか!?
近い、とにかく近いんですって!
グイグイ迫ってくる副社長と
仕事一筋の秘書の
恋の攻防戦、スタート!
✼••┈•• ♡ 登場人物 ♡••┈••✼
里見 芹奈(27歳) …神蔵不動産 社長秘書
神蔵 翔(32歳) …神蔵不動産 副社長
社長秘書の芹奈は、パーティーで社長をかばい
ドレスにワインをかけられる。
それに気づいた副社長の翔は
芹奈の肩を抱き寄せてホテルの部屋へ。
海外から帰国したばかりの翔は
何をするにもとにかく近い!
仕事一筋の芹奈は
そんな翔に戸惑うばかりで……
虐げられ続けてきたお嬢様、全てを踏み台に幸せになることにしました。
ラディ
恋愛
一つ違いの姉と比べられる為に、愚かであることを強制され矯正されて育った妹。
家族からだけではなく、侍女や使用人からも虐げられ弄ばれ続けてきた。
劣悪こそが彼女と標準となっていたある日。
一人の男が現れる。
彼女の人生は彼の登場により一変する。
この機を逃さぬよう、彼女は。
幸せになることに、決めた。
■完結しました! 現在はルビ振りを調整中です!
■第14回恋愛小説大賞99位でした! 応援ありがとうございました!
■感想や御要望などお気軽にどうぞ!
■エールやいいねも励みになります!
■こちらの他にいくつか話を書いてますのでよろしければ、登録コンテンツから是非に。
※一部サブタイトルが文字化けで表示されているのは演出上の仕様です。お使いの端末、表示されているページは正常です。
羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。
泉野あおい
恋愛
人の気持ちに重い軽いがあるなんて変だと思ってた。
でも今、確かに思ってる。
―――この愛は、重い。
------------------------------------------
羽柴健人(30)
羽柴法律事務所所長 鳳凰グループ法律顧問
座右の銘『危ない橋ほど渡りたい。』
好き:柊みゆ
嫌い:褒められること
×
柊 みゆ(28)
弱小飲料メーカー→鳳凰グループ・ホウオウ総務部
座右の銘『石橋は叩いて渡りたい。』
好き:走ること
苦手:羽柴健人
------------------------------------------
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編7が完結しました!(2026.1.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる