28 / 79
普通科の彼女と特進科の彼。
レンズには直接触らないでください。
しおりを挟む
自転車に乗って登校するとその日は朝から甘い香りが充満していた。
あぁみんなチョコ持ってきたんだね、ってすぐにわかる。
卒業生のお姉ちゃんいわく、十年前くらいまでうちの高校はバレンタインのチョコ禁止だったんだけど、当時の学生はあの手この手でチョコを密輸して意中の人に渡していたらしく、今では先生方も諦めている。ただ風紀が乱れるようなことがあれば注意が飛んでくるらしいけど。
私は自転車のかごからバイト用のバッグとパン屋の大きめの袋に入った大量の手書きパンを持ち上げた。今日はパンのせいでカゴが重くてペダルが漕ぎにくかったよ。
いつものように教室に入ると、更にチョコ臭がした。あぁこれだけでもう今日は甘いもの食べたくないかも。こんな甘い匂いがするのに甘いもの配ったら顰蹙買わないだろうか。
「おはよー美玖」
「今日はすごい荷物だね」
「おはよ。はいバレンタイン」
「えーくれるの? ありがとー」
机に集まってスマホ見たりおしゃべりしていた友人たちに声をかけると彼女たちにビニールに入ったパンを手渡す。
「バイト先のパン?」
「うん。パン屋さんのパン制作お手伝いする代わりに大量注文したんだ。私が顔書いた」
「あははかわいー」
友達が記念とか言ってパンを写真撮影しはじめた。
何回も描いたので最近はちゃんとパンヒーローの顔に見えるようになったんだよ。何事も積み重ねだよね。
「これ悠木君にもあげるの?」
「え? あぁ、会えたら渡そうかな」
「なんで!? 今すぐ渡してきたらいいじゃん!」
私と悠木君が友達なのを知っている彼女たちはずずいと顔を近づけてきた。
…なんでよ、後で渡してもパンの味は変わらんでしょ。
「そうは言うけど悠木君のことだし、たくさんチョコをもらって機嫌悪くしてそうだから、時間置いたほうがいいと思う」
「なーに言ってんのよ! 美玖が渡しに来ないほうがイライラするに決まってるでしょ!」
「ついてきてあげるからいこう!」
「えぇ…じゃあ朝ごはん食べてから…」
早朝バイトしてきた私は今から朝ごはんなのだ。同じくパン屋で購入したカレーパンを袋からガサガサ取り出そうとしたら、友達その1が私の腕をぐいっと引っ張ってきた。ビニールからぼろんとカレーパンが落下しそうになり、慌てて素手でキャッチする。
私の左手はカレーパンの油でベタベタになってしまった。手を洗いたい。なのに友達は私をグイグイ引っ張っていく。友達その2がパンが大量に入った袋を片手に私の背中を押していく。私はカレーパン片手に特進科教室前まで強引に連行された。
0時間目が終わった特進科ももれなくチョコの匂いがした。パン屋でも嫌って言うほどチョコの匂いを嗅いでいたのに鼻がバカになりそうである。どうせならカレーパンとかにしとけばよかったかな…
「悠木君、悠木君!」
勇気ある友達は声を張り上げると教室内にいる悠木君に呼びかけた。友達の後ろからその姿を確認したが、わかりやすくげんなりした顔をしている。ほらみろ、機嫌悪いじゃないか。モテ男伝説の悠木君はきっと朝からと言わず早朝から女子に絡まれてうんざりしているに違いない。
「美玖が渡したいものがあるんだって!」
もう一人の友達がパンの袋を持ち上げる。悠木君がピクッと反応してしゅばっと立ち上がったのが見えた。もしかしてお腹が空いているのだろうか。
変な風に特進A組の面々に注目されながら、悠木君へ友チョコならぬ友パンを差し出した。
「あげるよこれ」
「お前が顔書いたやつ?」
「そうだよ、今日バレンタインだからさ」
私が飾り気のない素朴なチョコパンを渡すと悠木君は両手で受け取って目をキラキラと輝かせていた。そこまで嬉しいのか。お腹空いてるの?
「それは?」
「私の朝ごはんのカレーパン。ごめんね、さっき素手でキャッチしたから衛生的に渡せないや」
悠木君の視線が私が持っているカレーパンに移ったが、これはあげられないのだ。悪いな。これは私が責任持って食すよ。
「夏生いいなぁー。ねぇ森宮さん、俺には?」
そこへにやにや笑いの眼鏡がやってきた。朝から見ていて腹が立つ顔である。なんと言うか…からかってやろうという性格の悪さが際立って見ていてイライラするのだ。
「友達に配ってるんだ、だから眼鏡の分はないよ」
「相変わらず俺は友達以下なんだね!」
お前に食わせるチョコパンはねぇ、そう遠回しに言うとヤツは大げさな反応をしていた。
どうせ眼鏡はその辺の女子からもらうからいいだろ。悠木君にも同じことが言えるけどさ。
「友達…」
「うん、そうそう。仲いい友達に配ってるからそんな気負わないでね」
変にホワイトデー奮発とかしなくていいから。悠木君お返しが大変そうだし。
私がフォローするように説明すると、悠木君は先程の笑顔からしょんぼりした顔をしていた。そして私の隣にいた友達が「あちゃー…」と頭を抱えていた。…なんだよ、私の今の発言のどこがあちゃーなんだよ。
「もーらい!」
油断していたのだろう。ニヤニヤが止まらない眼鏡は悠木君の手からチョコパンを奪った。小学生かよ。やることが子供じゃないか。
「なにすんだよ! 大輔、お前には礼奈からのチョコがあるだろ!」
おぉ、桐生礼奈はチョコをあげたのか。抜かりないな。
ということは……悠木君も桐生礼奈からもらったのだろうか?
「はぁ? 義理だろどうせ」
肩をすくめて笑った眼鏡はなぜか奪ったパンを片手に、私に向かって手を伸ばしてきた。そして馴れ馴れしく肩を抱いてきたではないか。
「森宮さん、俺さぁ彼女募集中なんだけど……俺と付き合わない?」
耳元で囁かれて私は表情をなくした。
なんだこいつ。
私が唇をへの字にして睨みつけると、「森宮さん、名前で呼んでもいい?」とこれまた馴れ馴れしい発言をする。こいつ…嫌がらせのつもりか……
なんか横で「ひっ…」と友達が怯えた声を漏らしたので、ちらっとそちらに視線を向けると、悠木君が眼鏡を睨みつけていた。君たちは友達なんだよね? って問いかけたくなるくらい鋭い視線で、今にも殴りかかってきそうだった。
眼鏡のせいで周りからの視線が更に強くなって、ヒソヒソと噂が立てられようとしていた。なんてことだ。私はただチョコパンを持ってきただけなのに、あげなかったからといってこんな嫌がらせされるなんて。
我慢の限界に達した私は左手を持ち上げた。そして指の腹を眼鏡の眼鏡にべちゃあとくっつける。
「寝言は寝てから言え」
チョコパン一つで器の小さい男である。お前にはカレーパンの残りカスである油分でもくれてやるわ。
「あああああ!」
眼鏡は大げさに悲鳴をあげた。
「ちょっと、森宮さん、油っぽいもの食べた手でレンズに触らないで!?」
「セクハラするあんたが悪い」
ヤツの手からチョコパンを奪還すると悠木君の手に返してあげる。また盗られるかもしれないから早く食べたほうがいいよと告げると、悠木君はぽかんとした顔をしていた。
慌ててレンズを眼鏡拭きで磨いている眼鏡。「油が取れない!」と騒いでいるが自業自得だ。悪乗りして嫌がらせした自分の罪を憎みなさい。
用も済ませたことだ。私はさっさと教室に戻ろうとしたら、廊下のその先に彼女がいた。
私が苦手としている彼女。その姿を見た私はうわっと思ったのだが、彼女の視線は別の方向を向いていた。私を通り過ぎて、眼鏡の方向へ……
私の気のせいだろうか。
彼女は傷ついた顔をしていた。今にも泣いてしまいそうな顔で。
パーフェクトで名高い美女で有名な桐生礼奈のそんな表情を見たのは初めてだった。
あぁみんなチョコ持ってきたんだね、ってすぐにわかる。
卒業生のお姉ちゃんいわく、十年前くらいまでうちの高校はバレンタインのチョコ禁止だったんだけど、当時の学生はあの手この手でチョコを密輸して意中の人に渡していたらしく、今では先生方も諦めている。ただ風紀が乱れるようなことがあれば注意が飛んでくるらしいけど。
私は自転車のかごからバイト用のバッグとパン屋の大きめの袋に入った大量の手書きパンを持ち上げた。今日はパンのせいでカゴが重くてペダルが漕ぎにくかったよ。
いつものように教室に入ると、更にチョコ臭がした。あぁこれだけでもう今日は甘いもの食べたくないかも。こんな甘い匂いがするのに甘いもの配ったら顰蹙買わないだろうか。
「おはよー美玖」
「今日はすごい荷物だね」
「おはよ。はいバレンタイン」
「えーくれるの? ありがとー」
机に集まってスマホ見たりおしゃべりしていた友人たちに声をかけると彼女たちにビニールに入ったパンを手渡す。
「バイト先のパン?」
「うん。パン屋さんのパン制作お手伝いする代わりに大量注文したんだ。私が顔書いた」
「あははかわいー」
友達が記念とか言ってパンを写真撮影しはじめた。
何回も描いたので最近はちゃんとパンヒーローの顔に見えるようになったんだよ。何事も積み重ねだよね。
「これ悠木君にもあげるの?」
「え? あぁ、会えたら渡そうかな」
「なんで!? 今すぐ渡してきたらいいじゃん!」
私と悠木君が友達なのを知っている彼女たちはずずいと顔を近づけてきた。
…なんでよ、後で渡してもパンの味は変わらんでしょ。
「そうは言うけど悠木君のことだし、たくさんチョコをもらって機嫌悪くしてそうだから、時間置いたほうがいいと思う」
「なーに言ってんのよ! 美玖が渡しに来ないほうがイライラするに決まってるでしょ!」
「ついてきてあげるからいこう!」
「えぇ…じゃあ朝ごはん食べてから…」
早朝バイトしてきた私は今から朝ごはんなのだ。同じくパン屋で購入したカレーパンを袋からガサガサ取り出そうとしたら、友達その1が私の腕をぐいっと引っ張ってきた。ビニールからぼろんとカレーパンが落下しそうになり、慌てて素手でキャッチする。
私の左手はカレーパンの油でベタベタになってしまった。手を洗いたい。なのに友達は私をグイグイ引っ張っていく。友達その2がパンが大量に入った袋を片手に私の背中を押していく。私はカレーパン片手に特進科教室前まで強引に連行された。
0時間目が終わった特進科ももれなくチョコの匂いがした。パン屋でも嫌って言うほどチョコの匂いを嗅いでいたのに鼻がバカになりそうである。どうせならカレーパンとかにしとけばよかったかな…
「悠木君、悠木君!」
勇気ある友達は声を張り上げると教室内にいる悠木君に呼びかけた。友達の後ろからその姿を確認したが、わかりやすくげんなりした顔をしている。ほらみろ、機嫌悪いじゃないか。モテ男伝説の悠木君はきっと朝からと言わず早朝から女子に絡まれてうんざりしているに違いない。
「美玖が渡したいものがあるんだって!」
もう一人の友達がパンの袋を持ち上げる。悠木君がピクッと反応してしゅばっと立ち上がったのが見えた。もしかしてお腹が空いているのだろうか。
変な風に特進A組の面々に注目されながら、悠木君へ友チョコならぬ友パンを差し出した。
「あげるよこれ」
「お前が顔書いたやつ?」
「そうだよ、今日バレンタインだからさ」
私が飾り気のない素朴なチョコパンを渡すと悠木君は両手で受け取って目をキラキラと輝かせていた。そこまで嬉しいのか。お腹空いてるの?
「それは?」
「私の朝ごはんのカレーパン。ごめんね、さっき素手でキャッチしたから衛生的に渡せないや」
悠木君の視線が私が持っているカレーパンに移ったが、これはあげられないのだ。悪いな。これは私が責任持って食すよ。
「夏生いいなぁー。ねぇ森宮さん、俺には?」
そこへにやにや笑いの眼鏡がやってきた。朝から見ていて腹が立つ顔である。なんと言うか…からかってやろうという性格の悪さが際立って見ていてイライラするのだ。
「友達に配ってるんだ、だから眼鏡の分はないよ」
「相変わらず俺は友達以下なんだね!」
お前に食わせるチョコパンはねぇ、そう遠回しに言うとヤツは大げさな反応をしていた。
どうせ眼鏡はその辺の女子からもらうからいいだろ。悠木君にも同じことが言えるけどさ。
「友達…」
「うん、そうそう。仲いい友達に配ってるからそんな気負わないでね」
変にホワイトデー奮発とかしなくていいから。悠木君お返しが大変そうだし。
私がフォローするように説明すると、悠木君は先程の笑顔からしょんぼりした顔をしていた。そして私の隣にいた友達が「あちゃー…」と頭を抱えていた。…なんだよ、私の今の発言のどこがあちゃーなんだよ。
「もーらい!」
油断していたのだろう。ニヤニヤが止まらない眼鏡は悠木君の手からチョコパンを奪った。小学生かよ。やることが子供じゃないか。
「なにすんだよ! 大輔、お前には礼奈からのチョコがあるだろ!」
おぉ、桐生礼奈はチョコをあげたのか。抜かりないな。
ということは……悠木君も桐生礼奈からもらったのだろうか?
「はぁ? 義理だろどうせ」
肩をすくめて笑った眼鏡はなぜか奪ったパンを片手に、私に向かって手を伸ばしてきた。そして馴れ馴れしく肩を抱いてきたではないか。
「森宮さん、俺さぁ彼女募集中なんだけど……俺と付き合わない?」
耳元で囁かれて私は表情をなくした。
なんだこいつ。
私が唇をへの字にして睨みつけると、「森宮さん、名前で呼んでもいい?」とこれまた馴れ馴れしい発言をする。こいつ…嫌がらせのつもりか……
なんか横で「ひっ…」と友達が怯えた声を漏らしたので、ちらっとそちらに視線を向けると、悠木君が眼鏡を睨みつけていた。君たちは友達なんだよね? って問いかけたくなるくらい鋭い視線で、今にも殴りかかってきそうだった。
眼鏡のせいで周りからの視線が更に強くなって、ヒソヒソと噂が立てられようとしていた。なんてことだ。私はただチョコパンを持ってきただけなのに、あげなかったからといってこんな嫌がらせされるなんて。
我慢の限界に達した私は左手を持ち上げた。そして指の腹を眼鏡の眼鏡にべちゃあとくっつける。
「寝言は寝てから言え」
チョコパン一つで器の小さい男である。お前にはカレーパンの残りカスである油分でもくれてやるわ。
「あああああ!」
眼鏡は大げさに悲鳴をあげた。
「ちょっと、森宮さん、油っぽいもの食べた手でレンズに触らないで!?」
「セクハラするあんたが悪い」
ヤツの手からチョコパンを奪還すると悠木君の手に返してあげる。また盗られるかもしれないから早く食べたほうがいいよと告げると、悠木君はぽかんとした顔をしていた。
慌ててレンズを眼鏡拭きで磨いている眼鏡。「油が取れない!」と騒いでいるが自業自得だ。悪乗りして嫌がらせした自分の罪を憎みなさい。
用も済ませたことだ。私はさっさと教室に戻ろうとしたら、廊下のその先に彼女がいた。
私が苦手としている彼女。その姿を見た私はうわっと思ったのだが、彼女の視線は別の方向を向いていた。私を通り過ぎて、眼鏡の方向へ……
私の気のせいだろうか。
彼女は傷ついた顔をしていた。今にも泣いてしまいそうな顔で。
パーフェクトで名高い美女で有名な桐生礼奈のそんな表情を見たのは初めてだった。
1
あなたにおすすめの小説
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
元男装傭兵、完璧な淑女を演じます。――嫁ぎ先はかつての団長でした!?
中野森
恋愛
貧乏男爵家の長女クラリスは、弟の学費を稼ぐために男装して傭兵団へ入団した。
副団長にまで上り詰め、団長をはじめとした仲間から信頼を得るが、決して正体は明かさなかった。
やがて戦争が終わり、傭兵団は解散となる。
出稼ぎするために流した嘘の悪評により、修道院入りを覚悟していたクラリスだったが、帰郷した彼女を待っていたのは父からの「嫁ぎ先が決まった」という一言だった。
慌ただしく始まる淑女教育、そして一度も未来の夫と顔合わせすることなく迎えた結婚式当日。
誓いの言葉を促され隣からきこてくる声に、クラリスは凍りつく。
……嘘でしょ、団長!?
かつての想い人でもある傭兵仲間が今は夫となり、妻の正体には気づいていない――気づかれてはいけないのだ、絶対に!
本作品はゆるふわ設定、ご都合主義、細かいことは気にしたら負け!
※この小説は、ほかの小説投稿サイトにも投稿しています。
苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」
母に紹介され、なにかの間違いだと思った。
だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。
それだけでもかなりな不安案件なのに。
私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。
「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」
なーんて義父になる人が言い出して。
結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。
前途多難な同居生活。
相変わらず専務はなに考えているかわからない。
……かと思えば。
「兄妹ならするだろ、これくらい」
当たり前のように落とされる、額へのキス。
いったい、どうなってんのー!?
三ツ森涼夏
24歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務
背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。
小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。
たまにその頑張りが空回りすることも?
恋愛、苦手というより、嫌い。
淋しい、をちゃんと言えずにきた人。
×
八雲仁
30歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』専務
背が高く、眼鏡のイケメン。
ただし、いつも無表情。
集中すると周りが見えなくなる。
そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。
小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。
ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!?
*****
千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』
*****
表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
*全28話完結
*辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
*他誌にも掲載中です。
距離感ゼロ〜副社長と私の恋の攻防戦〜
葉月 まい
恋愛
「どうするつもりだ?」
そう言ってグッと肩を抱いてくる
「人肌が心地良くてよく眠れた」
いやいや、私は抱き枕ですか!?
近い、とにかく近いんですって!
グイグイ迫ってくる副社長と
仕事一筋の秘書の
恋の攻防戦、スタート!
✼••┈•• ♡ 登場人物 ♡••┈••✼
里見 芹奈(27歳) …神蔵不動産 社長秘書
神蔵 翔(32歳) …神蔵不動産 副社長
社長秘書の芹奈は、パーティーで社長をかばい
ドレスにワインをかけられる。
それに気づいた副社長の翔は
芹奈の肩を抱き寄せてホテルの部屋へ。
海外から帰国したばかりの翔は
何をするにもとにかく近い!
仕事一筋の芹奈は
そんな翔に戸惑うばかりで……
虐げられ続けてきたお嬢様、全てを踏み台に幸せになることにしました。
ラディ
恋愛
一つ違いの姉と比べられる為に、愚かであることを強制され矯正されて育った妹。
家族からだけではなく、侍女や使用人からも虐げられ弄ばれ続けてきた。
劣悪こそが彼女と標準となっていたある日。
一人の男が現れる。
彼女の人生は彼の登場により一変する。
この機を逃さぬよう、彼女は。
幸せになることに、決めた。
■完結しました! 現在はルビ振りを調整中です!
■第14回恋愛小説大賞99位でした! 応援ありがとうございました!
■感想や御要望などお気軽にどうぞ!
■エールやいいねも励みになります!
■こちらの他にいくつか話を書いてますのでよろしければ、登録コンテンツから是非に。
※一部サブタイトルが文字化けで表示されているのは演出上の仕様です。お使いの端末、表示されているページは正常です。
羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。
泉野あおい
恋愛
人の気持ちに重い軽いがあるなんて変だと思ってた。
でも今、確かに思ってる。
―――この愛は、重い。
------------------------------------------
羽柴健人(30)
羽柴法律事務所所長 鳳凰グループ法律顧問
座右の銘『危ない橋ほど渡りたい。』
好き:柊みゆ
嫌い:褒められること
×
柊 みゆ(28)
弱小飲料メーカー→鳳凰グループ・ホウオウ総務部
座右の銘『石橋は叩いて渡りたい。』
好き:走ること
苦手:羽柴健人
------------------------------------------
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編7が完結しました!(2026.1.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる