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意識し始めた彼女と積極的に動く彼。
It was not my lips you kissed, but my soul.
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顔に被せられたビニール袋を取り払って周りを見渡した私は、赤い光が辺りを怪しく照らす暗い空間の中で、こちらを伺う河童と目が合った。
河童はぬっと体を動かしてこちらに近付いてくる……
「ぎゃあああ! おばけぇぇー!!」
「えっおばけー!?」
私の絶叫に共鳴した河童も一緒に叫んだ。
その声に反応した他のおばけ達が「なんだ!」「どうした?」と奥からワラワラと登場してきて、私はフッと気絶しかかった。脳裏に蘇ったのは、小学生の頃体験したショッキングな出来事。
あれはお姉ちゃんと一緒に所属していた外国語教室の友達家族と出かけたキャンプの時だった。危ないからあまり遠くに行くなと言われていたので、大人たちの目が届く場所で遊んでいた。
ボール投げ遊びをしていると、友達の投げたボールが変な方向に飛んでいったので、私はそれを追いかけた。
──草むらに足を踏み入れた時になんとなく違和感を覚えていた。
ぼうぼうに生い茂った茂みに足を踏み入れるその前から、嗅いだことのない匂いが風に乗って香ってきたのだ。
最初は、マナー違反をするキャンプ客が生ゴミでも投棄してそれが熟成した匂いだろうかと思った。私はしかめっ面をしながら、早くボールを取ろうと手を伸ばした。
しかし、それを阻むかのように“それ”はあった。ガツッとなにかに足元を取られて転倒してしまった。
のそりと起き上がり、大きな丸太でも転がっているのか…と振り返った私は固まった。
始めは、趣味の悪い人形なのかと思った。
かろうじて人の形をしているそれはウジ虫がたかり、あちこちに蝿が飛び回っていた。ドロドロに腐敗しており、変色した皮膚が剥がれ落ちて骨が丸見えになっていた。
『いぎゃあああああ!』
私の絶叫に何事かと駆け寄ってきた大人たちによって警察に通報された。私は警察の人に何度も同じことを聞かれ、その度に同じことを証言させられた。『さっきもあっちのお巡りさんに同じこと言ったのに何でまた聞くの!?』と泣きながらブチ切れた記憶もある。
その仏さんの身元とか詳しいことは知らない。
ただ、一つだけ覚えているのは恐らく住所不定の人が病気か飢餓で行き倒れたんだろうってこと。事件性はないって警察の発表がニュースに流れていた。地元密着型のニュース番組だ。別に全国ニュースになるわけでもなく、そのうちそんな情報誰もかもが忘れ去ってしまった。
私にとって全く知らない赤の他人だ。
それなのに脳裏に焼き付いて離れない。
あれ以来私はゾンビという存在が大の苦手になってしまったのだ。それが作り物だとしても、私のトラウマスイッチを簡単に押してしまう存在なのだ。
目の前にズラッと現れたお化けたちの中にゾンビ風のお化けがいて、私はフッと軽く気絶した。
「おい! 大丈夫か?」
「あんた何したの?」
「えっいや、なんか無理やり押し込まれた風だったから大丈夫かなって声をかけようと…」
まわりでワイワイ騒ぐ声が聞こえた。それで私は再び意識を取り戻したのだが、目を開いた先にゾンビが私の顔を覗き込んでいたので、再度限界を超えた。
「ぎぃええええ!!」
あの日以降しばらくの間、私は悪夢に毎晩魘された。
夢の中であの腐乱死体が出てくるのだ。その度に私はごめんなさい、あの時蹴りつけてすみませんでした。と謝罪した。
わざとじゃなかったんですと必死に訴えて謝るんだけど、また翌日も腐乱死体が現れて……私の様子を心配したお父さんが、気休めかもしれないけどとお寺に連れて行ってくれてお祓いを受けた。
ゾンビを見る度に、あの日の仏さんに責められている気持ちにさせられて恐怖がぶり返すのだ。
「すみませんでしたぁぁ、蹴ったのはわざとじゃないんですぅぅ」
座り込んだ私が涙を流しながら謝罪していると、周りのおばけが困惑していた。
「お前蹴られたの?」
「いや?」
「──森宮!」
そこにバッと一筋の光が差し込んだ。
真っ黒な布を払って飛び込んできたのは悠木君である。
私は救いの神が現れたとばかりに手を伸ばして悠木君の胸に飛び込んだ。恐怖で足腰がガクガクしていたため、また腰を抜かしそうになったが、生まれたての子馬よろしく頑張って立った。
「ふ、腐乱死体が…!」
私がゾンビを指差すと、悠木君は「落ち着け」と背中を撫で擦ってきた。
「あれは仮装してる人間だよ。ここには腐乱死体はいないから大丈夫だって」
「本当に? 私の背中にくっついてない?」
「ないない…よいしょ」
がくがく震える私を軽々と抱っこした彼は、お化けたちに「ごめん、騒がせた。こいつ本気で怖いのが苦手なんだ」と説明していた。その間私はおばけを視界に入れぬように悠木君の首根っこに抱きついて顔を伏せていた。
いくつかやり取りした後に悠木君が歩き始めた。私はどこに行くのかわからず悠木君に更に抱きついた。頼む、ここから早く離れてくれ。
「──おい」
低く震えたその声に私はビクリと肩を揺らす。私の怯えに気づいたのか、私の耳元で「お前じゃない」と悠木君に囁かれた。耳に息がかかり、背筋に細い電流が幾重にも流れたように体が小さく震える。
ちょ、何そのささやき声。先程まで恐怖でマックスな心拍数だったのに、今は別の意味でマックスになっている。
「森宮はお化けがガチで苦手なんだからやめろよ」
私は悠木君の首元からそっと顔を外して、悠木君の見ている方向をちらりとみた。そこにはさっき私を拉致した女子…修学旅行のときにも因縁つけてきた一軍女子たちの姿があった。
「やってること、質が悪いんだよお前ら」
刺さるような敵視の瞳。無表情なのに怒りが体の奥底からにじみ出ているように見えて、怖かった。
悠木君のそんな顔は初めて見た。女性不信気味な悠木君は基本女子にドライだが、ここまで嫌悪を露わにするのも珍しすぎる……
悠木君から冷たく睨みつけられた女子たちはグッと息を止めて固まっていた。
自業自得というかなんというか。私からなにか言ってやりたいけど、今ここで何かを言うと悠木君の虎の威を借りた後に追撃しているみたいでダサいなと思ったので何も言わなかった。
黙り込む一軍女子達の横をすっと通り過ぎた悠木君は、私を抱っこしたままどこかに移動し始めた。お化けの巣窟からなるべく遠くへ連れて行ってくれるのだろうかと思っていたら、彼はそのまま階段を登り始めた。
そうして到着したのは私のお昼寝場所である、4階の社会科準備室である。
扉を開けると、悠木君はズカズカと入室して、私のお昼寝スポットのソファに腰掛けていた。
──私を抱っこしたまま。
整った彼の顔が至近距離に迫り、私は羞恥に襲われた。
「……悠木君、今の私の顔あんまり見ないでほしいかな?」
今の私、間違いなく化粧がドロドロになっているからあんまり顔を直視しないでほしい。私にも人並みの乙女心が残っているんだ。見てくれるな。
顔をすっとそらして悠木君の視界からそれようとしたのだが、悠木君は左手を伸ばして私の前髪を持ち上げてきた。重かったおでこが軽くなったと思えば、おでこに伝わる柔らかい感触。
「ゆ、悠木君…?」
「大丈夫、可愛い」
「あの、」
「化粧しててもしてなくても森宮は可愛いよ」
どストレートに言われた言葉に私は心停止しかけた。
脳が処理落ちして固まっていると、親指で下唇を撫でられて更に固まる。な、なに、どうしたんですか悠木君。
「うわぁ!」
通常通りの思考に戻った途端、恥ずかしさが一気に押し寄せてきて私は彼の膝の上で暴れた。この体勢はまずい! 悠木君もいつもの雰囲気と違うし、なんだか飲み込まれてしまいそうだ…!
体を引き離そうと暴れて、ズリとお尻がずり落ちた。バランスを崩してあわや床に転倒か、というところで体を抱き寄せられた。
「危ないから暴れんなって」
悠木君の胸の中に囲い込まれて、さっきよりも更に接近することになった。彼の腕の中で私はハァハァハァ、と息を荒げていた。至近距離なせいで悠木君の香りまで堪能してしまっている始末だ。
なんだか私の息の仕方が変態染みてきたぞ。悠木君に気持ち悪いって引かれてしまうかもしれない。
抑えようにも息が整わない。
悠木君から目をそらして、天井の蛍光灯を見て気をそらそうとしたのだが、そんな私の努力を無視して悠木君が私の顔を覗き込んできた。
悠木君の顔を見たら正気を失うから今はよしてくれないかな!?
そう言おうと口を開きかけた私だったが、むにゅっと柔らかいものに唇を塞がれ、声を封じられてしまった。
──今、何が起きた。
そっと離れた影。遮られていた光を取り戻した瞳のその先には、頬を赤らめたテレ顔の悠木君。
私は悠木君の唇を凝視して、再度処理落ちしたのである。
河童はぬっと体を動かしてこちらに近付いてくる……
「ぎゃあああ! おばけぇぇー!!」
「えっおばけー!?」
私の絶叫に共鳴した河童も一緒に叫んだ。
その声に反応した他のおばけ達が「なんだ!」「どうした?」と奥からワラワラと登場してきて、私はフッと気絶しかかった。脳裏に蘇ったのは、小学生の頃体験したショッキングな出来事。
あれはお姉ちゃんと一緒に所属していた外国語教室の友達家族と出かけたキャンプの時だった。危ないからあまり遠くに行くなと言われていたので、大人たちの目が届く場所で遊んでいた。
ボール投げ遊びをしていると、友達の投げたボールが変な方向に飛んでいったので、私はそれを追いかけた。
──草むらに足を踏み入れた時になんとなく違和感を覚えていた。
ぼうぼうに生い茂った茂みに足を踏み入れるその前から、嗅いだことのない匂いが風に乗って香ってきたのだ。
最初は、マナー違反をするキャンプ客が生ゴミでも投棄してそれが熟成した匂いだろうかと思った。私はしかめっ面をしながら、早くボールを取ろうと手を伸ばした。
しかし、それを阻むかのように“それ”はあった。ガツッとなにかに足元を取られて転倒してしまった。
のそりと起き上がり、大きな丸太でも転がっているのか…と振り返った私は固まった。
始めは、趣味の悪い人形なのかと思った。
かろうじて人の形をしているそれはウジ虫がたかり、あちこちに蝿が飛び回っていた。ドロドロに腐敗しており、変色した皮膚が剥がれ落ちて骨が丸見えになっていた。
『いぎゃあああああ!』
私の絶叫に何事かと駆け寄ってきた大人たちによって警察に通報された。私は警察の人に何度も同じことを聞かれ、その度に同じことを証言させられた。『さっきもあっちのお巡りさんに同じこと言ったのに何でまた聞くの!?』と泣きながらブチ切れた記憶もある。
その仏さんの身元とか詳しいことは知らない。
ただ、一つだけ覚えているのは恐らく住所不定の人が病気か飢餓で行き倒れたんだろうってこと。事件性はないって警察の発表がニュースに流れていた。地元密着型のニュース番組だ。別に全国ニュースになるわけでもなく、そのうちそんな情報誰もかもが忘れ去ってしまった。
私にとって全く知らない赤の他人だ。
それなのに脳裏に焼き付いて離れない。
あれ以来私はゾンビという存在が大の苦手になってしまったのだ。それが作り物だとしても、私のトラウマスイッチを簡単に押してしまう存在なのだ。
目の前にズラッと現れたお化けたちの中にゾンビ風のお化けがいて、私はフッと軽く気絶した。
「おい! 大丈夫か?」
「あんた何したの?」
「えっいや、なんか無理やり押し込まれた風だったから大丈夫かなって声をかけようと…」
まわりでワイワイ騒ぐ声が聞こえた。それで私は再び意識を取り戻したのだが、目を開いた先にゾンビが私の顔を覗き込んでいたので、再度限界を超えた。
「ぎぃええええ!!」
あの日以降しばらくの間、私は悪夢に毎晩魘された。
夢の中であの腐乱死体が出てくるのだ。その度に私はごめんなさい、あの時蹴りつけてすみませんでした。と謝罪した。
わざとじゃなかったんですと必死に訴えて謝るんだけど、また翌日も腐乱死体が現れて……私の様子を心配したお父さんが、気休めかもしれないけどとお寺に連れて行ってくれてお祓いを受けた。
ゾンビを見る度に、あの日の仏さんに責められている気持ちにさせられて恐怖がぶり返すのだ。
「すみませんでしたぁぁ、蹴ったのはわざとじゃないんですぅぅ」
座り込んだ私が涙を流しながら謝罪していると、周りのおばけが困惑していた。
「お前蹴られたの?」
「いや?」
「──森宮!」
そこにバッと一筋の光が差し込んだ。
真っ黒な布を払って飛び込んできたのは悠木君である。
私は救いの神が現れたとばかりに手を伸ばして悠木君の胸に飛び込んだ。恐怖で足腰がガクガクしていたため、また腰を抜かしそうになったが、生まれたての子馬よろしく頑張って立った。
「ふ、腐乱死体が…!」
私がゾンビを指差すと、悠木君は「落ち着け」と背中を撫で擦ってきた。
「あれは仮装してる人間だよ。ここには腐乱死体はいないから大丈夫だって」
「本当に? 私の背中にくっついてない?」
「ないない…よいしょ」
がくがく震える私を軽々と抱っこした彼は、お化けたちに「ごめん、騒がせた。こいつ本気で怖いのが苦手なんだ」と説明していた。その間私はおばけを視界に入れぬように悠木君の首根っこに抱きついて顔を伏せていた。
いくつかやり取りした後に悠木君が歩き始めた。私はどこに行くのかわからず悠木君に更に抱きついた。頼む、ここから早く離れてくれ。
「──おい」
低く震えたその声に私はビクリと肩を揺らす。私の怯えに気づいたのか、私の耳元で「お前じゃない」と悠木君に囁かれた。耳に息がかかり、背筋に細い電流が幾重にも流れたように体が小さく震える。
ちょ、何そのささやき声。先程まで恐怖でマックスな心拍数だったのに、今は別の意味でマックスになっている。
「森宮はお化けがガチで苦手なんだからやめろよ」
私は悠木君の首元からそっと顔を外して、悠木君の見ている方向をちらりとみた。そこにはさっき私を拉致した女子…修学旅行のときにも因縁つけてきた一軍女子たちの姿があった。
「やってること、質が悪いんだよお前ら」
刺さるような敵視の瞳。無表情なのに怒りが体の奥底からにじみ出ているように見えて、怖かった。
悠木君のそんな顔は初めて見た。女性不信気味な悠木君は基本女子にドライだが、ここまで嫌悪を露わにするのも珍しすぎる……
悠木君から冷たく睨みつけられた女子たちはグッと息を止めて固まっていた。
自業自得というかなんというか。私からなにか言ってやりたいけど、今ここで何かを言うと悠木君の虎の威を借りた後に追撃しているみたいでダサいなと思ったので何も言わなかった。
黙り込む一軍女子達の横をすっと通り過ぎた悠木君は、私を抱っこしたままどこかに移動し始めた。お化けの巣窟からなるべく遠くへ連れて行ってくれるのだろうかと思っていたら、彼はそのまま階段を登り始めた。
そうして到着したのは私のお昼寝場所である、4階の社会科準備室である。
扉を開けると、悠木君はズカズカと入室して、私のお昼寝スポットのソファに腰掛けていた。
──私を抱っこしたまま。
整った彼の顔が至近距離に迫り、私は羞恥に襲われた。
「……悠木君、今の私の顔あんまり見ないでほしいかな?」
今の私、間違いなく化粧がドロドロになっているからあんまり顔を直視しないでほしい。私にも人並みの乙女心が残っているんだ。見てくれるな。
顔をすっとそらして悠木君の視界からそれようとしたのだが、悠木君は左手を伸ばして私の前髪を持ち上げてきた。重かったおでこが軽くなったと思えば、おでこに伝わる柔らかい感触。
「ゆ、悠木君…?」
「大丈夫、可愛い」
「あの、」
「化粧しててもしてなくても森宮は可愛いよ」
どストレートに言われた言葉に私は心停止しかけた。
脳が処理落ちして固まっていると、親指で下唇を撫でられて更に固まる。な、なに、どうしたんですか悠木君。
「うわぁ!」
通常通りの思考に戻った途端、恥ずかしさが一気に押し寄せてきて私は彼の膝の上で暴れた。この体勢はまずい! 悠木君もいつもの雰囲気と違うし、なんだか飲み込まれてしまいそうだ…!
体を引き離そうと暴れて、ズリとお尻がずり落ちた。バランスを崩してあわや床に転倒か、というところで体を抱き寄せられた。
「危ないから暴れんなって」
悠木君の胸の中に囲い込まれて、さっきよりも更に接近することになった。彼の腕の中で私はハァハァハァ、と息を荒げていた。至近距離なせいで悠木君の香りまで堪能してしまっている始末だ。
なんだか私の息の仕方が変態染みてきたぞ。悠木君に気持ち悪いって引かれてしまうかもしれない。
抑えようにも息が整わない。
悠木君から目をそらして、天井の蛍光灯を見て気をそらそうとしたのだが、そんな私の努力を無視して悠木君が私の顔を覗き込んできた。
悠木君の顔を見たら正気を失うから今はよしてくれないかな!?
そう言おうと口を開きかけた私だったが、むにゅっと柔らかいものに唇を塞がれ、声を封じられてしまった。
──今、何が起きた。
そっと離れた影。遮られていた光を取り戻した瞳のその先には、頬を赤らめたテレ顔の悠木君。
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