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8.拒絶
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3日後エリーゼは図書室の整理のためにいつものように公爵邸に来ていた。あの日は結局泣き通しで夕食も摂らず酷い顔をしたエリーゼを侍女長は心配して理由を聞いてきたが、何も言うことができなかった。黙り込むエリーゼに話せるようになったら教えてほしいとだけ言うとそっとしておいてくれた。その心遣いに感謝した。
翌日になっても気持ちの整理はできていなかったが必死で普通に振る舞うエリーゼに誰も何も言わなかった。侯爵夫人も侍女長から聞いているようで、もの言いたげな顔をしていたが見守ってくれていた。周りの心遣いがとても有難く救われるような気持ちになった。両親を亡くしたエリーゼにとって侯爵邸の人達は家族も同然の存在だ。この人たちのお陰であの時も今も頑張れているのだ。ここに居ればいつかきっとこの悲しみも和らいでいくのだろう。
門の前で心を落ち着かせてから訪ねればいつものように執事に迎え入れられる。平静でいられないエリーゼのぎこちなさに気付いているだろうが有能な執事は何も言わず図書室へ先導してくれた。午前中のエリーゼは作業をしていてもいつクラウスが調べものなどで現れるのではないかと気もそぞろに手を動かした。先日まではこの作業が終わる日が来ることを名残惜しいと思っていたが、今は一刻も早く終わらせなくてはと考えるようになった。
時計を見ればお昼の時間だ。いつもなら隣の部屋でクラウスが昼食を持ってきている頃だ。そもそも二人が昼食を一緒に摂ることが不自然だった。今日からは断るべきだろう。エリーゼが突然そんなことを言えばクラウスは驚くかもしれないが上手く伝えられるだろうか。怖気づいて泣きそうな気持を叱咤して隣の部屋へ向かう。ノックをして扉を開ければそこにいたのはクラウスではなく侍女だった。
「エリーゼ様。お疲れ様です。本日クラウス様は急用で外出していますので昼食はお一人でお願いします」
「分かりました。ありがとうございます」
ホッとしながらお礼を言うと一瞬侍女は不思議そうな顔をした後、テーブルに皿を並べてお茶も淹れてくれた。エリーゼは緊張していた分拍子抜けしたが猶予の時間が与えられたことに安堵した。
「明日はいらっしゃいますよ」
侍女はエリーゼが寂しがっていると思ったのか笑顔で教えてくれた。
一人になると目の前のサンドイッチに手を伸ばし一口食べたが余り食欲はない。いつもクラウスが座っている席を見ると思わずため息が出た。この部屋に一人でいることがこれほど寂しく感じるとは思っていなかった。明日からは昼食を一緒に出来ないと断らなければならない。エリーゼが突然そんなことを言い出せば不審に思うだろう。彼と距離を取らねばと思うのにそれでクラウスに嫌われてしまうかもと考えただけで胸が苦しい。昼食が終わり午後からは不安を打ち消すように夢中で作業をしてその日を終えた。
翌日も図書室の仕事の日だ。公爵邸を訪れると玄関前には公爵家の家紋のついた馬車が止まっていた。誰か外出するのだろうか。エリーゼが近づくと玄関から出てきたのは外出用のスーツを着たクラウスだった。
落ち着いた色のクラヴァットが似合っていていつもの砕けたクラウスとは違い風格が滲み出ており紳士的な魅力がある。クラウスはエリーゼに気付くと目を細め口元に笑みを浮かべる。
「おはようございます。エリーゼさん」
その顔に一瞬泣きたくなったが誤魔化すように無理やり口角を上げた。
「おはようございます。クラウス様。どこかに外出ですか?」
クラウスは僅かに戸惑う表情をしたが気を取り直したように穏やかに話しかけてきた。
「はい。王宮図書館で調べものがあります。実はエリーゼさんの手を借りたいのですがお願いできますか? 兄には許可を取ってあります」
急なことに動揺する。お昼の時間をどう断るかを考えていたがまさか一緒に王宮図書館にいくことになるとは。以前なら喜んでついていくだろうが今は出来るだけ側にいる時間を作りたくなかった。だが自分は使用人の立場である以上断る事などできない。
「はい。お役に立てることがあるのなら構いませんが」
「では、すぐに出発してもいいですか。着いて早々に申し訳ない」
眉を下げそう言うといつものようにクラウスは馬車に乗るためにエリーゼに手を差し出した。エリーゼはもうその手を取ってはいけないと分かっている。固まっているエリーゼにクラウスは不思議そうにしているが意を決して口を開いた。
「あの、一人で乗れますから……」
震える唇から絞り出すように伝えるとクラウスは目を見開いて困惑している。
「どうしたのですか? 私はあなたを不快にさせることでもしてしまいましたか?」
「いいえ、そうではないのです。……私はエスコートをして頂く立場ではないのです。どうか使用人として扱ってください」
クラウスの息を呑む音がした。彼の顔を見るのが怖くて頭を下げ地面を見つめた。
「分かりました。納得はしていませんが今は引き下がりましょう。どうぞ先に馬車に乗ってください」
エリーゼはクラウスの感情を抑えた声にビクリと体を強張らせたが慌てて馬車に乗り込んだ。
馬車の中に二人、重い空気のまま王宮図書館へ向かう。気まずさもあってエリーゼは顔を上げることができなかった。
「エリーゼさん。誰かに何か言われたのですか? どうかこちらを向いてください」
「……いいえ。それよりも今日は何をお手伝いすればよろしいのですか?」
エリーゼはクラウスの顔を見ないまま返事をした。彼の声はどこか怒っているようにも焦れているようにも感じる。今は強引と分かっていても話を逸らしたかった。
クラウスは溜息をつくとエリーゼの頑なな態度に仕事の説明をすることにしたようだ。
「そうですね。その話は後にしましょう。今日の仕事ですが公爵家は隣国と取引をしています。取引の為の調査結果が全て隣国語となっているので翻訳する手伝いをお願いします。いつもは専門の翻訳家を雇っていますがその人が今日は別の依頼で来られないのです。私一人でするには量も多く急ぐのであなたの手を借りたい。王宮図書館は資料が豊富なのであちらで作業をします」
「あの……私は今まで趣味でしか翻訳をしたことがありません。しかも大切なお仕事の書類など荷が重いです。どなたか他の専門家にお願いしたほうがいいと思います」
エリーゼはてっきり資料を探す程度の手伝いだと思っていたがまさか翻訳までとは、あまりの重責にたじろいでしまう。
「今までエリーゼさんと話していて任せられると判断しました。それに今回は急なことで他に任せることの出来る人間がいないのです。この仕事は信頼できる人にお願いしたいと思っています」
「……分かりました。できる限りやってみます」
そこまで言われれば何も言えない。馬車はすでに公爵邸を出発して戻る事もできないのだから。クラウスはエリーゼの能力を買ってくれた上で信頼していると言ってくれた。これほど嬉しいことはないのに今のエリーゼには素直に喜ぶことができなかった。
翌日になっても気持ちの整理はできていなかったが必死で普通に振る舞うエリーゼに誰も何も言わなかった。侯爵夫人も侍女長から聞いているようで、もの言いたげな顔をしていたが見守ってくれていた。周りの心遣いがとても有難く救われるような気持ちになった。両親を亡くしたエリーゼにとって侯爵邸の人達は家族も同然の存在だ。この人たちのお陰であの時も今も頑張れているのだ。ここに居ればいつかきっとこの悲しみも和らいでいくのだろう。
門の前で心を落ち着かせてから訪ねればいつものように執事に迎え入れられる。平静でいられないエリーゼのぎこちなさに気付いているだろうが有能な執事は何も言わず図書室へ先導してくれた。午前中のエリーゼは作業をしていてもいつクラウスが調べものなどで現れるのではないかと気もそぞろに手を動かした。先日まではこの作業が終わる日が来ることを名残惜しいと思っていたが、今は一刻も早く終わらせなくてはと考えるようになった。
時計を見ればお昼の時間だ。いつもなら隣の部屋でクラウスが昼食を持ってきている頃だ。そもそも二人が昼食を一緒に摂ることが不自然だった。今日からは断るべきだろう。エリーゼが突然そんなことを言えばクラウスは驚くかもしれないが上手く伝えられるだろうか。怖気づいて泣きそうな気持を叱咤して隣の部屋へ向かう。ノックをして扉を開ければそこにいたのはクラウスではなく侍女だった。
「エリーゼ様。お疲れ様です。本日クラウス様は急用で外出していますので昼食はお一人でお願いします」
「分かりました。ありがとうございます」
ホッとしながらお礼を言うと一瞬侍女は不思議そうな顔をした後、テーブルに皿を並べてお茶も淹れてくれた。エリーゼは緊張していた分拍子抜けしたが猶予の時間が与えられたことに安堵した。
「明日はいらっしゃいますよ」
侍女はエリーゼが寂しがっていると思ったのか笑顔で教えてくれた。
一人になると目の前のサンドイッチに手を伸ばし一口食べたが余り食欲はない。いつもクラウスが座っている席を見ると思わずため息が出た。この部屋に一人でいることがこれほど寂しく感じるとは思っていなかった。明日からは昼食を一緒に出来ないと断らなければならない。エリーゼが突然そんなことを言い出せば不審に思うだろう。彼と距離を取らねばと思うのにそれでクラウスに嫌われてしまうかもと考えただけで胸が苦しい。昼食が終わり午後からは不安を打ち消すように夢中で作業をしてその日を終えた。
翌日も図書室の仕事の日だ。公爵邸を訪れると玄関前には公爵家の家紋のついた馬車が止まっていた。誰か外出するのだろうか。エリーゼが近づくと玄関から出てきたのは外出用のスーツを着たクラウスだった。
落ち着いた色のクラヴァットが似合っていていつもの砕けたクラウスとは違い風格が滲み出ており紳士的な魅力がある。クラウスはエリーゼに気付くと目を細め口元に笑みを浮かべる。
「おはようございます。エリーゼさん」
その顔に一瞬泣きたくなったが誤魔化すように無理やり口角を上げた。
「おはようございます。クラウス様。どこかに外出ですか?」
クラウスは僅かに戸惑う表情をしたが気を取り直したように穏やかに話しかけてきた。
「はい。王宮図書館で調べものがあります。実はエリーゼさんの手を借りたいのですがお願いできますか? 兄には許可を取ってあります」
急なことに動揺する。お昼の時間をどう断るかを考えていたがまさか一緒に王宮図書館にいくことになるとは。以前なら喜んでついていくだろうが今は出来るだけ側にいる時間を作りたくなかった。だが自分は使用人の立場である以上断る事などできない。
「はい。お役に立てることがあるのなら構いませんが」
「では、すぐに出発してもいいですか。着いて早々に申し訳ない」
眉を下げそう言うといつものようにクラウスは馬車に乗るためにエリーゼに手を差し出した。エリーゼはもうその手を取ってはいけないと分かっている。固まっているエリーゼにクラウスは不思議そうにしているが意を決して口を開いた。
「あの、一人で乗れますから……」
震える唇から絞り出すように伝えるとクラウスは目を見開いて困惑している。
「どうしたのですか? 私はあなたを不快にさせることでもしてしまいましたか?」
「いいえ、そうではないのです。……私はエスコートをして頂く立場ではないのです。どうか使用人として扱ってください」
クラウスの息を呑む音がした。彼の顔を見るのが怖くて頭を下げ地面を見つめた。
「分かりました。納得はしていませんが今は引き下がりましょう。どうぞ先に馬車に乗ってください」
エリーゼはクラウスの感情を抑えた声にビクリと体を強張らせたが慌てて馬車に乗り込んだ。
馬車の中に二人、重い空気のまま王宮図書館へ向かう。気まずさもあってエリーゼは顔を上げることができなかった。
「エリーゼさん。誰かに何か言われたのですか? どうかこちらを向いてください」
「……いいえ。それよりも今日は何をお手伝いすればよろしいのですか?」
エリーゼはクラウスの顔を見ないまま返事をした。彼の声はどこか怒っているようにも焦れているようにも感じる。今は強引と分かっていても話を逸らしたかった。
クラウスは溜息をつくとエリーゼの頑なな態度に仕事の説明をすることにしたようだ。
「そうですね。その話は後にしましょう。今日の仕事ですが公爵家は隣国と取引をしています。取引の為の調査結果が全て隣国語となっているので翻訳する手伝いをお願いします。いつもは専門の翻訳家を雇っていますがその人が今日は別の依頼で来られないのです。私一人でするには量も多く急ぐのであなたの手を借りたい。王宮図書館は資料が豊富なのであちらで作業をします」
「あの……私は今まで趣味でしか翻訳をしたことがありません。しかも大切なお仕事の書類など荷が重いです。どなたか他の専門家にお願いしたほうがいいと思います」
エリーゼはてっきり資料を探す程度の手伝いだと思っていたがまさか翻訳までとは、あまりの重責にたじろいでしまう。
「今までエリーゼさんと話していて任せられると判断しました。それに今回は急なことで他に任せることの出来る人間がいないのです。この仕事は信頼できる人にお願いしたいと思っています」
「……分かりました。できる限りやってみます」
そこまで言われれば何も言えない。馬車はすでに公爵邸を出発して戻る事もできないのだから。クラウスはエリーゼの能力を買ってくれた上で信頼していると言ってくれた。これほど嬉しいことはないのに今のエリーゼには素直に喜ぶことができなかった。
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