66 / 70
66 失ったもの
しおりを挟む
【ヘンリックside】
“病気療養”のためにヘンリックは西にある山脈にほどちかい場所に作られた離宮へと行く事となった。
小さな村が数える程度しかないその土地は子爵へと降爵させられたフォレスター家が一時期暮らしていた土地で、エーヴェルトには『貴方が己の感情を優先してフォレスターを陥れた結果、私たちが暮らす事になった土地です。離宮とは名ばかりの小さな屋敷ですが、私たちが暮らしていた“屋敷”よりはずっとマシなので快適に暮らせると思います』と言われた。
全ては信じるべき者を信じずに、そうでない者を信じてしまった結果だった。
国王との密談のあった日、ローゼリアを攫おうとしたのはヴィルタ公爵だった。今は公爵位には無いので元公爵だが。
ヴィルタはエルランド王家の血脈に連なるローゼリアを使い、他国に援助を求めようとしていたらしい。エーヴェルトにエルランド王家とピオシュ公爵家の後ろ盾がある事を知ったヴィルタは、妹であるローゼリアに価値を見出し、ローゼリアをエルランドではない他国に麦と交換に売り渡すつもりだったらしい。
その場限りの杜撰で計画性の無いものだったので、どの国と交渉するのかもまだ決めておらず、ローゼリアを人質としてエーヴェルトとエルランド王国を脅す案も考えていたと聞いた時には、この男は国を滅ぼすつもりなのだろうかとヘンリックは思ったのだった。
新たに王太子となったエーヴェルトは『閉じられ続けた国の世襲制が生んだ愚か者』とヴィルタを酷評していた。そしてヴィルタのしてきた事をフォレスターの冤罪事件も含めて公の元に晒し、筆頭公爵家がこの程度では国として大きく変わらなければいけないと主張し、ランゲル貴族とエルランド貴族との嫁入りや婿入りの縁談をいくつも纏めていったのだった。
強引とも言える手腕だったが、おかしな冤罪が重罪としてまかり通る国なのだから、この程度の変化は受け入れられるだろう。国として見限られエルランドに攻め入られる可能性もあったのだから、死人が出ないだけ穏やかな改革ですよ。そう言って国の重鎮たちを黙らせていった。
エーヴェルトは没落していた時も派閥に関係なく一部の文官たちと密かに連絡を取り合っていて、立太子をした際には彼らを自らの側近として指名した。フォレスター没落の際に王宮を去った文官たちの中にも少数だが彼を陰ながら支えていた者もおり、そういった者を再び王宮に呼び寄せて官職に復帰させていった。
そうやってエーヴェルトは若い文官たちを中心に自分の足元を固めていったのだった。言うまでもないが、フォレスター没落後に登用されたヴィルタ派の文官や武官たちには能力試験を受けさせて、ほとんどの者が及第点に及ばなかった事を理由に解雇させた。
二年前にフォレスターから財産を奪っていった主だったヴィルタ派の貴族たちは、エルランド王家とピオシュ公爵家の財産を横領したとして、あの時甘い蜜を吸った全ての家が降爵や平民へと身分を変えさせられる等の罰を受けた。
そして麦を融通してくれたエルランドの王家からの下命で、エルランドからランゲルに新たな文官たちがやってきた。今のランゲルの王宮ではランゲル人とエルランド人が共に働いていて、金色の髪色も以前ほど珍しくはなくなっていた。
国としての信用がなくなってしまったので彼らは監視の意味もあって登用されたのだろう。
実質的にエルランド王国の属国になりつつあるような状況ではあるので人材登用に異議を唱える貴族もいた。
しかし、エルランド国内ではランゲルを属国にするという案もあった中、そこを何とか抑えて融和の道を認めてもらった。そもそもエルランドとの融和政策は先の国王陛下のお考えでもあり、結果としてエルランド王家とランゲル王家の血を受け継ぐ自分がいるのだとエーヴェルトが言えばランゲル側の人間は誰も何も言えなかった。
二年前にフォレスターが没落した時はヴィルタ派が主導して王宮の中を変えていった。ヘンリックもあの時は突然の変化に漠然とした不安を抱いていたが、今は部外者として見ているせいか“ランゲルが変わっていく”という客観的な感想しか持てなかった。
もしも自分が王太子のままで、エーヴェルトだけではなくローゼリアとも共に国を変えようと動いていたならどんな国となっていったのだろうか?
ローゼリアは婚約者としてのお茶会でよく政治の話をしていたが、エーヴェルトの妹である彼女と今の自分だったらきっと有意義な時間を過ごせただろう、とヘンリックは現実味のない取り留めの無い事を考えながら、今日で来るのは最後になるだろう書店の二階で離宮へ携行する書物を探していた。
数日前にヴィルタが毒杯を賜り、明日ヘンリックは断種の処置を受けて回復次第、離宮へ向かう事になっている。国王の実子でないと分かってしまった以上、王太子の地位に拘る気持ちはなくなってしまった。
マリーナには一緒に離宮へ行くか離縁して修道院へ行くかを選ばせるつもりだったが、本性を見てしまったマリーナとは共に暮らす事に無理を感じていたので、ヘンリックから離縁を申し出てマリーナは彼女の意思に関係なく修道院へと送られて行った。
あの頃強く感じていたマリーナとの愛は一体何だったのだろうかとヘンリックは今でも時々考える。マリーナへの気持ちは彼女と暮らすようになると、あっという間に目減りして消えてしまった。
彼女の為なら何を犠牲にしてもいい、そう考えた事もあったのに彼女を選んだ事で持っているもの全てを本当に失ってしまった。
“病気療養”のためにヘンリックは西にある山脈にほどちかい場所に作られた離宮へと行く事となった。
小さな村が数える程度しかないその土地は子爵へと降爵させられたフォレスター家が一時期暮らしていた土地で、エーヴェルトには『貴方が己の感情を優先してフォレスターを陥れた結果、私たちが暮らす事になった土地です。離宮とは名ばかりの小さな屋敷ですが、私たちが暮らしていた“屋敷”よりはずっとマシなので快適に暮らせると思います』と言われた。
全ては信じるべき者を信じずに、そうでない者を信じてしまった結果だった。
国王との密談のあった日、ローゼリアを攫おうとしたのはヴィルタ公爵だった。今は公爵位には無いので元公爵だが。
ヴィルタはエルランド王家の血脈に連なるローゼリアを使い、他国に援助を求めようとしていたらしい。エーヴェルトにエルランド王家とピオシュ公爵家の後ろ盾がある事を知ったヴィルタは、妹であるローゼリアに価値を見出し、ローゼリアをエルランドではない他国に麦と交換に売り渡すつもりだったらしい。
その場限りの杜撰で計画性の無いものだったので、どの国と交渉するのかもまだ決めておらず、ローゼリアを人質としてエーヴェルトとエルランド王国を脅す案も考えていたと聞いた時には、この男は国を滅ぼすつもりなのだろうかとヘンリックは思ったのだった。
新たに王太子となったエーヴェルトは『閉じられ続けた国の世襲制が生んだ愚か者』とヴィルタを酷評していた。そしてヴィルタのしてきた事をフォレスターの冤罪事件も含めて公の元に晒し、筆頭公爵家がこの程度では国として大きく変わらなければいけないと主張し、ランゲル貴族とエルランド貴族との嫁入りや婿入りの縁談をいくつも纏めていったのだった。
強引とも言える手腕だったが、おかしな冤罪が重罪としてまかり通る国なのだから、この程度の変化は受け入れられるだろう。国として見限られエルランドに攻め入られる可能性もあったのだから、死人が出ないだけ穏やかな改革ですよ。そう言って国の重鎮たちを黙らせていった。
エーヴェルトは没落していた時も派閥に関係なく一部の文官たちと密かに連絡を取り合っていて、立太子をした際には彼らを自らの側近として指名した。フォレスター没落の際に王宮を去った文官たちの中にも少数だが彼を陰ながら支えていた者もおり、そういった者を再び王宮に呼び寄せて官職に復帰させていった。
そうやってエーヴェルトは若い文官たちを中心に自分の足元を固めていったのだった。言うまでもないが、フォレスター没落後に登用されたヴィルタ派の文官や武官たちには能力試験を受けさせて、ほとんどの者が及第点に及ばなかった事を理由に解雇させた。
二年前にフォレスターから財産を奪っていった主だったヴィルタ派の貴族たちは、エルランド王家とピオシュ公爵家の財産を横領したとして、あの時甘い蜜を吸った全ての家が降爵や平民へと身分を変えさせられる等の罰を受けた。
そして麦を融通してくれたエルランドの王家からの下命で、エルランドからランゲルに新たな文官たちがやってきた。今のランゲルの王宮ではランゲル人とエルランド人が共に働いていて、金色の髪色も以前ほど珍しくはなくなっていた。
国としての信用がなくなってしまったので彼らは監視の意味もあって登用されたのだろう。
実質的にエルランド王国の属国になりつつあるような状況ではあるので人材登用に異議を唱える貴族もいた。
しかし、エルランド国内ではランゲルを属国にするという案もあった中、そこを何とか抑えて融和の道を認めてもらった。そもそもエルランドとの融和政策は先の国王陛下のお考えでもあり、結果としてエルランド王家とランゲル王家の血を受け継ぐ自分がいるのだとエーヴェルトが言えばランゲル側の人間は誰も何も言えなかった。
二年前にフォレスターが没落した時はヴィルタ派が主導して王宮の中を変えていった。ヘンリックもあの時は突然の変化に漠然とした不安を抱いていたが、今は部外者として見ているせいか“ランゲルが変わっていく”という客観的な感想しか持てなかった。
もしも自分が王太子のままで、エーヴェルトだけではなくローゼリアとも共に国を変えようと動いていたならどんな国となっていったのだろうか?
ローゼリアは婚約者としてのお茶会でよく政治の話をしていたが、エーヴェルトの妹である彼女と今の自分だったらきっと有意義な時間を過ごせただろう、とヘンリックは現実味のない取り留めの無い事を考えながら、今日で来るのは最後になるだろう書店の二階で離宮へ携行する書物を探していた。
数日前にヴィルタが毒杯を賜り、明日ヘンリックは断種の処置を受けて回復次第、離宮へ向かう事になっている。国王の実子でないと分かってしまった以上、王太子の地位に拘る気持ちはなくなってしまった。
マリーナには一緒に離宮へ行くか離縁して修道院へ行くかを選ばせるつもりだったが、本性を見てしまったマリーナとは共に暮らす事に無理を感じていたので、ヘンリックから離縁を申し出てマリーナは彼女の意思に関係なく修道院へと送られて行った。
あの頃強く感じていたマリーナとの愛は一体何だったのだろうかとヘンリックは今でも時々考える。マリーナへの気持ちは彼女と暮らすようになると、あっという間に目減りして消えてしまった。
彼女の為なら何を犠牲にしてもいい、そう考えた事もあったのに彼女を選んだ事で持っているもの全てを本当に失ってしまった。
392
あなたにおすすめの小説
『恋心を凍らせる薬を飲みました』 - 残りの学園生活、どうぞご自由にお遊びください、婚約者様
恋せよ恋
恋愛
愛されることを諦めた。だから、私は心を凍らせた。
不誠実な婚約者・ユリアンの冷遇に耐えかねたヤスミンは、
伝説の魔女の元を訪れ、恋心を消し去る「氷の薬」を飲む。
感情を捨て、完璧な「人形」となった彼女を前に、
ユリアンは初めて己の罪と執着に狂い始める。
「お願いだ、前のように僕を愛して泣いてくれ!」
足元に跪き、涙を流して乞う男に、ヤスミンは冷酷に微笑む。
「愛?……あいにく、そのような無駄な感情は捨てましたわ」
一度凍りついた心は、二度と溶けない。
後悔にのたうち回る男と、心を凍らせた冷徹な公爵夫人の、
終わりのない贖罪の記録。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
聖女の座を追われた私は田舎で畑を耕すつもりが、辺境伯様に「君は畑担当ね」と強引に任命されました
さら
恋愛
王都で“聖女”として人々を癒やし続けてきたリーネ。だが「加護が弱まった」と政争の口実にされ、無慈悲に追放されてしまう。行き場を失った彼女が選んだのは、幼い頃からの夢――のんびり畑を耕す暮らしだった。
ところが辺境の村にたどり着いた途端、無骨で豪胆な領主・辺境伯に「君は畑担当だ」と強引に任命されてしまう。荒れ果てた土地、困窮する領民たち、そして王都から伸びる陰謀の影。追放されたはずの聖女は、鍬を握り、祈りを土に注ぐことで再び人々に希望を芽吹かせていく。
「畑担当の聖女さま」と呼ばれながら笑顔を取り戻していくリーネ。そして彼女を真っ直ぐに支える辺境伯との距離も、少しずつ近づいて……?
畑から始まるスローライフと、不器用な辺境伯との恋。追放された聖女が見つけた本当の居場所は、王都の玉座ではなく、土と緑と温かな人々に囲まれた辺境の畑だった――。
ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…
ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。
一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。
そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。
読んでいただけると嬉しいです。
【完結】私を捨てた皆様、どうぞその選択を後悔なさってください 〜婚約破棄された令嬢の、遅すぎる謝罪はお断りです〜
くろねこ
恋愛
王太子の婚約者として尽くしてきた公爵令嬢エリシアは、ある日突然、身に覚えのない罪で断罪され婚約破棄を言い渡される。
味方だと思っていた家族も友人も、誰一人として彼女を庇わなかった。
――けれど、彼らは知らなかった。
彼女こそが国を支えていた“本当の功労者”だったことを。
すべてを失ったはずの令嬢が選んだのは、
復讐ではなく「関わらない」という選択。
だがその選択こそが、彼らにとって最も残酷な“ざまぁ”の始まりだった。
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
学園では婚約者に冷遇されていますが、有能なので全く気になりません。〜学園でお山の大将されてても、王宮では私の方が有能ですから〜
織り子
恋愛
王都カラディナにある国立魔術学園では、満十六歳の生徒たちの社交界デビューを兼ねた盛大なパーティーが開かれていた。
侯爵令嬢タレイア・オルトランは、婚約者である第二王子アスラン・オグセリアの迎えを待つも、結局ひとりで会場へ向かうことになる。
学園では身分の差がないとはいえ、アスランが公然とタレイアを侮辱し続けてきたことで、彼女は生徒たちから冷笑と蔑視の的となっていた。しかしタレイアは、王城で政務を担ってきた聡明さと矜持を失わず、毅然と振る舞う。
婚約者を想うのをやめました
かぐや
恋愛
女性を侍らしてばかりの婚約者に私は宣言した。
「もうあなたを愛するのをやめますので、どうぞご自由に」
最初は婚約者も頷くが、彼女が自分の側にいることがなくなってから初めて色々なことに気づき始める。
*書籍化しました。応援してくださった読者様、ありがとうございます。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる