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第三部
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ダイモス連合王国の第一王子サミュエル・アレクサンダーと隣国シーニュ王国の王女との婚儀は婚約から三月も置かずに行われた。異例の早さとされたが、立王太子式も目前に控えていたからであろうと噂された。
花嫁は王子と並ぶほど長身であること以外はヴェールに覆われていてわからなかったが、その両親が美貌で知られていたこともあってさぞや美しい姫君なのだろうと人々は噂していた。
花嫁であるカミーユは控え室で美しい長い金髪を侍女に整えてもらいながら溜め息をついた。
「……疲れた……」
「おやまあ。カミーユ様、まだ晩餐会が控えておりますよ。それに新床の儀も」
カミーユはこの国に来るまではほとんど人前に出ることも無い生活を送っていた。王女とはいえ側妃の子であったから父の存命中は王宮の片隅で、その後は父が犯した罪の連座で塔に幽閉されていた。
その弊害で人の顔や名前を覚えきれないし、今でも大勢の前に出るのは怖い。
さらにしきたりも違う異国での婚儀のために今日まであれこれ覚え込まされて疲労が積もっていた。
……それに何より性別がいつバレるかと思いながら淑女の振りとか……精神的にきつすぎる。でも、これはアレクのためだし……いや、というよりアレクのせいだ。
何故男の自分が王女という身分のまま近く王太子に立てられるアレクの妃などしているのか、カミーユ自身が一番困惑していた。
そもそもカミーユは王太子妃どころか幽閉されていた塔の中で自分の人生は終わるのだと思っていた。
それがアレクと出会ったことで一気に変わってしまった。
自分はまだアレクのために何もできていない。それに社交の経験がないから王太子妃どころか貴婦人としても足りないことだらけだ。
塔の中にいるときは女性として育てられることに反発していたけれど、今となってはまだまだ足りなかったのだと思ってしまう。
「……それに、その前にシーニュからの特使との面談もございますね」
侍女が声を落として告げてくる。それもカミーユの心を重くしている原因の一つだ。
カミーユの祖国からの祝賀の使者は彼の血縁者だったのだ。
「バルバラ、特使のダルトワ侯爵ってやっぱり……」
「シモーヌ様の弟君のエルネスト様ですね。今年二十七歳くらいかと」
カミーユの母シモーヌの実家は十三年前に代替わりした。
カミーユの父マルク王が処刑されたとき、当時の侯爵は王宮に関わっていなかったとはいえ処罰を受けて引退することになったのだと聞いていた。現在も先代夫妻は存命らしいけれど表向きの社交からはすっかり姿を消して領地から出てこないという。
わたしが生まれていなければすでに亡くなった側妃の実家など、処罰の対象ではなかっただろう。降爵されたりしなかったのはまだよかったのだけれど……。
原因となったカミーユのことをおそらく面白くないと思っているだろう。母方の血縁者はカミーユに今まで接触してきたこともなかったし、どんな人なのかも全くしらない。
「婆もエルネスト様は幼い頃しか存じ上げません。叔父には当たりますが、おそらくカミーユ様のことはほとんどご存じないでしょう。家督を継ぐまでは領地で過ごしていらしたので」
「……おそらくドミニク三世陛下から何か言いつかっているのだろうね」
「そう思われます。殿下も同席されるはずですから、危害を加えることはないと思いますが」
カミーユは胸元につけたネックレスを指先で確認した。アレクからもらった緑色の石が並ぶそれは魔法で主に視覚に認識阻害がかかるようになっていた。人前ではその上でさらにヴェールも身につけるのだから、カミーユが男だとはわからない。
それでもどこか心の中にもやもやした嫌な感覚がある。
カミーユの祖国、シーニュ王国の現国王ドミニク三世は再三カミーユを帰国させるように要請してきていた。けれど、アレクとカミーユの政略結婚のきっかけはシーニュ王国でダイモス国の貴族が襲われた事件が原因だったので強気には出られない。
叔父上はどうしてわたしを取り戻したいのだろう。
ドミニク三世は昔カミーユの母と恋人だったらしい。けれど、マルク王が母を気に入って側妃に召し上げた……という話だった。
だからといってマルク王の子である自分になぜ今さらと思ってしまう。
手近に置いて復讐したいのだろうか。
それとも、アレクが考えているように自分はもしかしたらドミニク三世の子だから?
どちらにしても確証はない。
わたしはもう祖国に戻るつもりはない。いたところで政治的な価値もないし、死を待つだけの虜囚だった。できることなら王家の籍から抜いてしまってくれてもいい。そうなったらアレクの正妃にはなれないけれど、何らかの形で側にいることくらいはできるだろう。
……この身が何かの役に立てるのなら、わたしはアレクの役に立ちたい。
シーニュ王国の特使ダルトワ侯爵エルネストとの面談は晩餐会の前に設けられた。アレクと並んで指定された部屋に赴いたカミーユは初めて会う母方の叔父をヴェール越しに観察した。
明るい金色の髪と精悍な顔立ちの男は肖像画でしか知らない母とはあまり似ていなかった。華やかな色合いの上着と大ぶりな宝石を指輪やブローチにあしらっている。
どこか如才のない雰囲気でアレクの顔を見て、大きく目を瞠っていた。
エドガー王との印象の違いのせいなのか、それともアレクの容姿が人族からすると美しく魅惑的に見えることへの驚きか。どちらにしても大柄で強そうな亜人しか知らなければアレクの美貌と華奢な体つきには驚くだろう。
ただ、彼のアレクに向けた目がどうも好ましくないものに見えて、カミーユはヴェールの内でこっそり眉を寄せた。
形通りの挨拶のあとで、彼は自分がカミーユの叔父に当たることを口にした。
「とはいえ、私は領地で暮らしていましたから、姉のことはあまりよく覚えていないのです。今までなにも援助できなくて心苦しく思っていました。これを機に何かあれば気軽に声をかけてもらえれば……」
親しみを持たせようと思ってか笑みを向けてきても、カミーユにとっては赤の他人よりも遠い存在だった。それに。
……何だろう。この人の目? 何かが不快だ。ピリピリと嫌な感じがする。
けれど相手は淡々と文箱を差し出してきた。
「それから、陛下からのお祝いの品と書状をお預かりしてきました。ドミニク三世陛下におかれましては、突然の出立であったために嫁入りの支度が調えられなかったことを大変残念だとの仰せでした」
アレクがそれを聞いてわずかに笑みを浮かべる。
「その節はお騒がせして申し訳なかった。亜人は運命と見なした相手に対しては余裕がなくなるもので、少々気が逸ってしまって。妃への祝いなら私が壊してしまった塔の外壁の修理費に当てても構わなかったのだが」
エルネストはそれを聞いて顔をひくつかせた。どうやら初耳だったのだろう。
「塔の外壁を……?」
「卿は知らなかったらしいな。亜人の中にも魔法に長じた者がいることを」
アレクがそう言ってエルネストに手のひらを向けた。弾けるような音とともに彼のクラヴァットにあしらわれていたブローチの石にヒビが入った。
「記録媒体を持ち込むとは礼儀に欠ける。それに、先ほどから鑑定魔法を使った痕跡がある。どうやらシーニュの魔法使いは亜人に対して何をしてもいいとお考えのようだ」
「え……あ……まさか……」
動揺する男にアレクはにこやかに問いかけた。
「鑑定魔法は自分より魔力が上の者には効かないが、亜人には魔力持ちは少ない。さぞかしやりたい放題だと思ったのだろう。晩餐会で要人に会わせる前にお会いできてよかった。念のためにお聞きしておくが……これはドミニク三世の意向だろうか?」
鑑定魔法? カミーユは驚いてエルネストを見た。
シーニュ王国には魔力持ちが多いし、魔法を得意とする者も多いという。それでも鑑定魔法が使える人間は魔法使いの中でも少ないはずだ。
この人は魔法が使えるのか……。しかも王宮内で鑑定魔法を使って魔法具で記録しようとしていた? もしかしてわたしのことを探ろうと?
花嫁は王子と並ぶほど長身であること以外はヴェールに覆われていてわからなかったが、その両親が美貌で知られていたこともあってさぞや美しい姫君なのだろうと人々は噂していた。
花嫁であるカミーユは控え室で美しい長い金髪を侍女に整えてもらいながら溜め息をついた。
「……疲れた……」
「おやまあ。カミーユ様、まだ晩餐会が控えておりますよ。それに新床の儀も」
カミーユはこの国に来るまではほとんど人前に出ることも無い生活を送っていた。王女とはいえ側妃の子であったから父の存命中は王宮の片隅で、その後は父が犯した罪の連座で塔に幽閉されていた。
その弊害で人の顔や名前を覚えきれないし、今でも大勢の前に出るのは怖い。
さらにしきたりも違う異国での婚儀のために今日まであれこれ覚え込まされて疲労が積もっていた。
……それに何より性別がいつバレるかと思いながら淑女の振りとか……精神的にきつすぎる。でも、これはアレクのためだし……いや、というよりアレクのせいだ。
何故男の自分が王女という身分のまま近く王太子に立てられるアレクの妃などしているのか、カミーユ自身が一番困惑していた。
そもそもカミーユは王太子妃どころか幽閉されていた塔の中で自分の人生は終わるのだと思っていた。
それがアレクと出会ったことで一気に変わってしまった。
自分はまだアレクのために何もできていない。それに社交の経験がないから王太子妃どころか貴婦人としても足りないことだらけだ。
塔の中にいるときは女性として育てられることに反発していたけれど、今となってはまだまだ足りなかったのだと思ってしまう。
「……それに、その前にシーニュからの特使との面談もございますね」
侍女が声を落として告げてくる。それもカミーユの心を重くしている原因の一つだ。
カミーユの祖国からの祝賀の使者は彼の血縁者だったのだ。
「バルバラ、特使のダルトワ侯爵ってやっぱり……」
「シモーヌ様の弟君のエルネスト様ですね。今年二十七歳くらいかと」
カミーユの母シモーヌの実家は十三年前に代替わりした。
カミーユの父マルク王が処刑されたとき、当時の侯爵は王宮に関わっていなかったとはいえ処罰を受けて引退することになったのだと聞いていた。現在も先代夫妻は存命らしいけれど表向きの社交からはすっかり姿を消して領地から出てこないという。
わたしが生まれていなければすでに亡くなった側妃の実家など、処罰の対象ではなかっただろう。降爵されたりしなかったのはまだよかったのだけれど……。
原因となったカミーユのことをおそらく面白くないと思っているだろう。母方の血縁者はカミーユに今まで接触してきたこともなかったし、どんな人なのかも全くしらない。
「婆もエルネスト様は幼い頃しか存じ上げません。叔父には当たりますが、おそらくカミーユ様のことはほとんどご存じないでしょう。家督を継ぐまでは領地で過ごしていらしたので」
「……おそらくドミニク三世陛下から何か言いつかっているのだろうね」
「そう思われます。殿下も同席されるはずですから、危害を加えることはないと思いますが」
カミーユは胸元につけたネックレスを指先で確認した。アレクからもらった緑色の石が並ぶそれは魔法で主に視覚に認識阻害がかかるようになっていた。人前ではその上でさらにヴェールも身につけるのだから、カミーユが男だとはわからない。
それでもどこか心の中にもやもやした嫌な感覚がある。
カミーユの祖国、シーニュ王国の現国王ドミニク三世は再三カミーユを帰国させるように要請してきていた。けれど、アレクとカミーユの政略結婚のきっかけはシーニュ王国でダイモス国の貴族が襲われた事件が原因だったので強気には出られない。
叔父上はどうしてわたしを取り戻したいのだろう。
ドミニク三世は昔カミーユの母と恋人だったらしい。けれど、マルク王が母を気に入って側妃に召し上げた……という話だった。
だからといってマルク王の子である自分になぜ今さらと思ってしまう。
手近に置いて復讐したいのだろうか。
それとも、アレクが考えているように自分はもしかしたらドミニク三世の子だから?
どちらにしても確証はない。
わたしはもう祖国に戻るつもりはない。いたところで政治的な価値もないし、死を待つだけの虜囚だった。できることなら王家の籍から抜いてしまってくれてもいい。そうなったらアレクの正妃にはなれないけれど、何らかの形で側にいることくらいはできるだろう。
……この身が何かの役に立てるのなら、わたしはアレクの役に立ちたい。
シーニュ王国の特使ダルトワ侯爵エルネストとの面談は晩餐会の前に設けられた。アレクと並んで指定された部屋に赴いたカミーユは初めて会う母方の叔父をヴェール越しに観察した。
明るい金色の髪と精悍な顔立ちの男は肖像画でしか知らない母とはあまり似ていなかった。華やかな色合いの上着と大ぶりな宝石を指輪やブローチにあしらっている。
どこか如才のない雰囲気でアレクの顔を見て、大きく目を瞠っていた。
エドガー王との印象の違いのせいなのか、それともアレクの容姿が人族からすると美しく魅惑的に見えることへの驚きか。どちらにしても大柄で強そうな亜人しか知らなければアレクの美貌と華奢な体つきには驚くだろう。
ただ、彼のアレクに向けた目がどうも好ましくないものに見えて、カミーユはヴェールの内でこっそり眉を寄せた。
形通りの挨拶のあとで、彼は自分がカミーユの叔父に当たることを口にした。
「とはいえ、私は領地で暮らしていましたから、姉のことはあまりよく覚えていないのです。今までなにも援助できなくて心苦しく思っていました。これを機に何かあれば気軽に声をかけてもらえれば……」
親しみを持たせようと思ってか笑みを向けてきても、カミーユにとっては赤の他人よりも遠い存在だった。それに。
……何だろう。この人の目? 何かが不快だ。ピリピリと嫌な感じがする。
けれど相手は淡々と文箱を差し出してきた。
「それから、陛下からのお祝いの品と書状をお預かりしてきました。ドミニク三世陛下におかれましては、突然の出立であったために嫁入りの支度が調えられなかったことを大変残念だとの仰せでした」
アレクがそれを聞いてわずかに笑みを浮かべる。
「その節はお騒がせして申し訳なかった。亜人は運命と見なした相手に対しては余裕がなくなるもので、少々気が逸ってしまって。妃への祝いなら私が壊してしまった塔の外壁の修理費に当てても構わなかったのだが」
エルネストはそれを聞いて顔をひくつかせた。どうやら初耳だったのだろう。
「塔の外壁を……?」
「卿は知らなかったらしいな。亜人の中にも魔法に長じた者がいることを」
アレクがそう言ってエルネストに手のひらを向けた。弾けるような音とともに彼のクラヴァットにあしらわれていたブローチの石にヒビが入った。
「記録媒体を持ち込むとは礼儀に欠ける。それに、先ほどから鑑定魔法を使った痕跡がある。どうやらシーニュの魔法使いは亜人に対して何をしてもいいとお考えのようだ」
「え……あ……まさか……」
動揺する男にアレクはにこやかに問いかけた。
「鑑定魔法は自分より魔力が上の者には効かないが、亜人には魔力持ちは少ない。さぞかしやりたい放題だと思ったのだろう。晩餐会で要人に会わせる前にお会いできてよかった。念のためにお聞きしておくが……これはドミニク三世の意向だろうか?」
鑑定魔法? カミーユは驚いてエルネストを見た。
シーニュ王国には魔力持ちが多いし、魔法を得意とする者も多いという。それでも鑑定魔法が使える人間は魔法使いの中でも少ないはずだ。
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