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blue.95
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「他の患者見てくるから。青井が起きたら教えて。聞きたいことがある、一緒に運び込まれた子どものことで」
私を軽くあしらうと、結城医師はさっさと病室を出て行ってしまった。
璃乙が何よ――⁉
イジワル美形め。
私の扱い雑過ぎじゃない?
不満は残るものの、気が付けば病室には静かに眠る奏くんと私の2人ぼっち。
奏くんの寝顔、独り占め―――っ‼
なんか急にドキドキしてきた。
先生、大丈夫って言ってたよね。
ちょっとくらい触ってもいいかな。
一応、周りを確認する。
他に誰もいない。ホントに誰もいない。
奏くんの、この麗しい唇に。
ちょっとだけ。ほんのちょっとだけ。
触っちゃったりしちゃったり、…
そっと、そうっと、奏くんのきれいな顔に顔を近づけて、
くっ、くっ、唇にキ、キキキ、…
全身が心臓と化してうるさく騒ぐ。
固く目を閉じて、奏くんにキスしようと頑張っていたら、
ふっ
なんか吹かれた。
あれ?
目を開けると吸い込まれそうにきれいな青と淡褐色の瞳が、触れそうに近くから甘い笑いを宿して見つめていた。
奏くんが起きてる―――――っ‼
「お前、…鼻息うるせえ」
ちょっと奏くんっ!?
愛しののい子は!? 愛してるは!?
もはや鼻息を隠し切れずに固まるしかない私を前に、
「またお前、…そういうクソ可愛いことして、…」
奏くんが笑いを宿した瞳を甘く揺らめかせて私の頭に腕を伸ばし、髪をさらりとひと撫でする。
奏くん―――っ‼
大丈夫そうで良かったけどっ‼ 嬉しいけどっ‼
「はい。…じゃあ、やり直し」
奏くんがもう一度その美しい瞳を閉じる。
長いまつ毛が際立って、桜色の唇も魅惑的だけど、…だけどっ
なんか笑いを噛み殺してるっ
ていうか、めっちゃ笑ってる―――っ
こんなの、「やり直し」言われて出来るか――いっっ
奏くんのバカ―――っ‼
もう、恥ずかしいやら悔しいやらで1ミリも動けずに固まっていたら、
「…遅え」
耳の後ろに手を差し込んで私を引き寄せると、届きそうで届かなかったその麗しい唇で甘く優しく触れてくれた。
「…ただいま、のい」
「奏くん…っ‼」
奏くんが無事に帰って来てくれて良かった‼
大丈夫そうで、本当に良かった‼
そのまま奏くんにしがみついたら、
「俺のベッドで待ってなかったから、…」
ひょいっと軽く持ち上げられて、ベッドの中で反転すると優しく抱きしめられた。
「俺も待つの止めようかな」
奏くんの瞳がいたずらにきらめいて、呼吸ごと全てとろけるような甘いキスを注がれる。
奔放な舌に導かれてあっという間にとろとろに溶かされる。
つながる舌が甘く痺れて身体中快感に溢れてもっともっと欲しくなる。
甘く優しく心地良く揺られて至福の瞬間に何もかも忘れる。
大好き。大好き。奏くん‼
って、忘れてる場合か!?
奏くんっ、どこで何を始めようとしてる―――!?
あまりの密着度合いにわずかに残ったなけなしの理性が形ばかりの警告を発しかけた時、
「…呼べって言ったのに」
心底ダメな子を見る目を私に向けて、結城医師が入ってきた。
…違うから!
のい子、やればできる子だからっ
「…先生、邪魔すんなって」
「…青井、お前はもう一回寝かす必要があるな」
のい子、誉めて伸びる子だから―――っ
私を軽くあしらうと、結城医師はさっさと病室を出て行ってしまった。
璃乙が何よ――⁉
イジワル美形め。
私の扱い雑過ぎじゃない?
不満は残るものの、気が付けば病室には静かに眠る奏くんと私の2人ぼっち。
奏くんの寝顔、独り占め―――っ‼
なんか急にドキドキしてきた。
先生、大丈夫って言ってたよね。
ちょっとくらい触ってもいいかな。
一応、周りを確認する。
他に誰もいない。ホントに誰もいない。
奏くんの、この麗しい唇に。
ちょっとだけ。ほんのちょっとだけ。
触っちゃったりしちゃったり、…
そっと、そうっと、奏くんのきれいな顔に顔を近づけて、
くっ、くっ、唇にキ、キキキ、…
全身が心臓と化してうるさく騒ぐ。
固く目を閉じて、奏くんにキスしようと頑張っていたら、
ふっ
なんか吹かれた。
あれ?
目を開けると吸い込まれそうにきれいな青と淡褐色の瞳が、触れそうに近くから甘い笑いを宿して見つめていた。
奏くんが起きてる―――――っ‼
「お前、…鼻息うるせえ」
ちょっと奏くんっ!?
愛しののい子は!? 愛してるは!?
もはや鼻息を隠し切れずに固まるしかない私を前に、
「またお前、…そういうクソ可愛いことして、…」
奏くんが笑いを宿した瞳を甘く揺らめかせて私の頭に腕を伸ばし、髪をさらりとひと撫でする。
奏くん―――っ‼
大丈夫そうで良かったけどっ‼ 嬉しいけどっ‼
「はい。…じゃあ、やり直し」
奏くんがもう一度その美しい瞳を閉じる。
長いまつ毛が際立って、桜色の唇も魅惑的だけど、…だけどっ
なんか笑いを噛み殺してるっ
ていうか、めっちゃ笑ってる―――っ
こんなの、「やり直し」言われて出来るか――いっっ
奏くんのバカ―――っ‼
もう、恥ずかしいやら悔しいやらで1ミリも動けずに固まっていたら、
「…遅え」
耳の後ろに手を差し込んで私を引き寄せると、届きそうで届かなかったその麗しい唇で甘く優しく触れてくれた。
「…ただいま、のい」
「奏くん…っ‼」
奏くんが無事に帰って来てくれて良かった‼
大丈夫そうで、本当に良かった‼
そのまま奏くんにしがみついたら、
「俺のベッドで待ってなかったから、…」
ひょいっと軽く持ち上げられて、ベッドの中で反転すると優しく抱きしめられた。
「俺も待つの止めようかな」
奏くんの瞳がいたずらにきらめいて、呼吸ごと全てとろけるような甘いキスを注がれる。
奔放な舌に導かれてあっという間にとろとろに溶かされる。
つながる舌が甘く痺れて身体中快感に溢れてもっともっと欲しくなる。
甘く優しく心地良く揺られて至福の瞬間に何もかも忘れる。
大好き。大好き。奏くん‼
って、忘れてる場合か!?
奏くんっ、どこで何を始めようとしてる―――!?
あまりの密着度合いにわずかに残ったなけなしの理性が形ばかりの警告を発しかけた時、
「…呼べって言ったのに」
心底ダメな子を見る目を私に向けて、結城医師が入ってきた。
…違うから!
のい子、やればできる子だからっ
「…先生、邪魔すんなって」
「…青井、お前はもう一回寝かす必要があるな」
のい子、誉めて伸びる子だから―――っ
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