【完結】たとえ彼の身代わりだとしても貴方が僕を見てくれるのならば… 〜初恋のαは双子の弟の婚約者でした〜

葉月

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結婚初夜 ⑦

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「ミカエルは、そんな辛い思いをしていたんだな」
 先ほどまで怒りに満ちていたサイモンの顔が、今度は眉間に皺を寄せ眉尻を下げ、悲しみの表情が浮かんでくる。

「俺が言った『いやらしい子』の意味は、身体が感じる気持ちいいを、ちゃんと俺に教えてくれる正直な子のことなんだ。決して悪い子なんかじゃなく、それができるミカエルは素直でいい子だ。俺は俺がすることでミカエルが俺の前だけ、快楽に素直でいやらしい子になってほしい。ミカエルがしてほしいこと、気持ちいいことを俺に教えてほしい」
 サイモンは僕の髪を一束掬いキスをした。

「僕がサイモンの前で、いやらしい子になっても僕のことを嫌いにならない?」
「ああ、ならない。むしろ嬉しいし、今よりもっと好きになる」
「サイモンに触れられたら、おかしな気持ちになちゃうのも、許してくれる?」
「許すもなにも、もっとおかしくなってほしいって思う」
「気持ちいいって思ったら、気持ちいいって言ってもいい?」
「気持ちいいことは全部、教えてほしい」
「じゃあサイモンも、僕の前では『いやらしい子』になってね」
「……ミカエル、君って子は……。ああ、なるよ」
「約束だよ」
 僕が小指をさし出すと、
「約束」
 差し出した僕の指に、サイモンも小指を絡ませる。そこから暖かいものが、流れてくる。

 母様に言われ続けて悲しかった言葉なのに、サイモンと一緒の時は嬉しい言葉。

「ミカエル、どうしてほしい?」
 跪きながら、サイモンは僕を見上げる。
「サイモンも服を脱いで、いっぱい抱きしめて」
 服越しでないサイモンの肌に触れたい。
 サイモンは服を脱ぎ、僕を抱きしめてくれ、

「ミカエルの身体は、柔らかくて俺の肌に吸い付いてきて、本当に気持ちいい」
 頭の先から髪越しに肩を通り腰を通り、素肌のままの双丘までをサイモンは撫でる。髪越しに触ってもらうのも気持ちいいけれど、素肌のままの双丘を撫でられると、もっと気持ちいい。

 サイモンの広い背中に腕を回して、身体と体がより密着るように抱き、
「もっと触って……」
 自ら双丘を突き出す。サイモンの掌は大きく、剣の稽古で豆ができ硬い皮膚になっていて、その両掌で僕の双丘を撫でながら揉む。

「あっ…、ぁ、あっ…」

 サイモンの手の形がわかるほど揉まれると、後の蕾が刺激され、中からとろりとした液が太腿をつたう。双丘をもまれ、気持ちいいのにどこかもどかしい。
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