【完結】たとえ彼の身代わりだとしても貴方が僕を見てくれるのならば… 〜初恋のαは双子の弟の婚約者でした〜

葉月

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愛とは… ④

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 カードを開くと

ー大好きなレオへー

18歳の誕生日おめでとう!
そしてサイモンとの結婚、おめでとう。
このドレスね、レオのために作ったんだよ。
もしよければサイモンとの式で着てもらえると、嬉しいな。

きっと素敵な式になるだろうな。
本当は式に参列したいけど、もし僕が参列できなかったら、僕の好きな青とレオの好きな紫の花束を飾って欲しいんだ。
そうすれば僕も式に参列できるでしょ?
レオは僕にとって、大切な人。
愛してるよレオ。幸せになってね。

ーミカエルよりー


「どうして……」
 どうしてミカは、いつも僕のことを考えてくれていて、どうしてそんなに優しく包み込んでくれるの?
 なのに僕はミカのことを言い訳に、自分は可哀想な子だと思っていたなんて。
 こんな僕の本性を知ったらミカは、どんな悲しい気持ちになるだろう……。

「ごめんね、ミカ……」
 僕が呟くと、
「レオナルド様、そこは『ごめんね』じゃなくて『ありがとう』です。『愛してる』です」
 エマが言う。

「ミカエル様は大好きなレオナルド様が、自分がしたことでレオナルド様自身を嫌いになったと知れば、悲しいです。ミカエル様の幸せはレオナルド様が幸せになることです。だから….」
「ミカ、ありがとう。僕も愛してる」
 ドレスを胸に当て言うと、ミカが笑ったような気がした。


 ミカが一針一針縫ってくれたドレスを着て一階に降りると、そこには僕と同じく紫と青い花の刺繍がしてあるタキシードを着たサイモンがいた。

「サイモン、そのタキシード……」
「ミカからのプレゼント。添えてあったカードにはお祝いの言葉と『レオを幸せにしなかったら許さないからね』って書かれてたよ」
 と、サイモンは苦笑いする。そして僕を見つめながら跪き、
「レオナルド、幸せにする。俺と共に歩んでくれますか?」
 右手を差し出す。

 胸がいっぱいだ。
 サイモンの気持ちが。ミカの気持ちが。エマの気持ちが。みんなの気持ちが僕の中に入って来て、幸せな気持ちで胸がいっぱいになる。
 差し出されたサイモンの手に僕は手を添え、
「はい」
 と返事をした。 
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