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愛とは… ③
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「あ、そうだ。今、二階で花嫁さんがドレスを着ているんですが、レオナルド様も手伝いに行っていただけませんか?本当は女房がするはずだったんですが、子供が泣いて泣いて手が離せなくて……」
「それはいいんですが、僕は男ですよ」
「花嫁さんも男性のオメガなので、大丈夫です。レオナルド様この通りです、お願いします」
店主さんに顔の前で手を合わせられると、断るに断れない。
「わかりました」
一階の店舗から二階に向かう階段を上がると、そこにはエマが立っていた。
「どうしてここに?」
「私もお手伝いです」
「エマもお手伝いなんだ。僕、ドレスに詳しくないから色々教えてね」
「任せてください!部屋はこちらです」
エマに通された部屋には大きな白い箱があるだけで誰もいない。
「あれ?花嫁さんは?」
「花嫁様はもうここにいらっしゃいます」
「?誰もいないよ」
「花嫁様はレオナルド様です」
「え!?僕?」
驚きすぎて声が裏返る。
「今日はサイモン様とレオナルド様の結婚式です」
「そんなの僕聞いてないよ」
「言ってませんから」
悪戯っぽくエマが笑う。
「でも僕、結婚式に使う物全く持ってないし、そもそも式にあてられるお金なんてないよ」
「式で使うブーケとケーキははもうあるじゃないですか」
「もしかして今日僕が選んだもの?」
「はい。それにドレスならここに」
部屋に置かれていた大きな白い箱の中から、エマが一着のドレスを出した。
そのドレスはスレンダーラインで、シルク生地に全て手縫いの花柄模様。裾には紫と青の細かい花が散りばめられていて、胸元にはブローチの代わりのように、紫と青の糸で一輪の花が刺繍されていた。
なんて美しいんだろう。
美しすぎて、吸い込まれそう。
「これは……?」
ドレスから目を逸らせずに聞くと、
「ミカエル様からレオナルド様への贈り物です」
思いもよらない答えが返ってきた。
「ミカからの贈り物?」
「はい。実はミカエル様のドレスをかけられていたハンガーラックの奥に、この箱が隠されていたそうです」
僕はエマの話を聞きながら、吸い寄せられるようにドレスに近づき手に取る。
上等のシルク生地にある手縫いの刺繍は一目一目が細かく、裾の紫と青の花は僕達が好きな花。
「ドレスにはこのカードが添えられていました」
差し出されたカードには僕達の邸宅近くに咲いている花が押し花されていた。
「それはいいんですが、僕は男ですよ」
「花嫁さんも男性のオメガなので、大丈夫です。レオナルド様この通りです、お願いします」
店主さんに顔の前で手を合わせられると、断るに断れない。
「わかりました」
一階の店舗から二階に向かう階段を上がると、そこにはエマが立っていた。
「どうしてここに?」
「私もお手伝いです」
「エマもお手伝いなんだ。僕、ドレスに詳しくないから色々教えてね」
「任せてください!部屋はこちらです」
エマに通された部屋には大きな白い箱があるだけで誰もいない。
「あれ?花嫁さんは?」
「花嫁様はもうここにいらっしゃいます」
「?誰もいないよ」
「花嫁様はレオナルド様です」
「え!?僕?」
驚きすぎて声が裏返る。
「今日はサイモン様とレオナルド様の結婚式です」
「そんなの僕聞いてないよ」
「言ってませんから」
悪戯っぽくエマが笑う。
「でも僕、結婚式に使う物全く持ってないし、そもそも式にあてられるお金なんてないよ」
「式で使うブーケとケーキははもうあるじゃないですか」
「もしかして今日僕が選んだもの?」
「はい。それにドレスならここに」
部屋に置かれていた大きな白い箱の中から、エマが一着のドレスを出した。
そのドレスはスレンダーラインで、シルク生地に全て手縫いの花柄模様。裾には紫と青の細かい花が散りばめられていて、胸元にはブローチの代わりのように、紫と青の糸で一輪の花が刺繍されていた。
なんて美しいんだろう。
美しすぎて、吸い込まれそう。
「これは……?」
ドレスから目を逸らせずに聞くと、
「ミカエル様からレオナルド様への贈り物です」
思いもよらない答えが返ってきた。
「ミカからの贈り物?」
「はい。実はミカエル様のドレスをかけられていたハンガーラックの奥に、この箱が隠されていたそうです」
僕はエマの話を聞きながら、吸い寄せられるようにドレスに近づき手に取る。
上等のシルク生地にある手縫いの刺繍は一目一目が細かく、裾の紫と青の花は僕達が好きな花。
「ドレスにはこのカードが添えられていました」
差し出されたカードには僕達の邸宅近くに咲いている花が押し花されていた。
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