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三
18.5話 ウラ
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新山と千隼に「仲川に用がある。」と伝えると二人を見送ってから佐々木が仲川を連れてファミレスに向かった。
佐々木は席に着くとメニューを見た。
「......仲川ごめん、カツ丼ねぇわ。」
「取り調べか何かですか?」
仲川の返しに佐々木は声を出して笑った。場を和ませようとする佐々木の意を汲んだ仲川は
「...本当にお節介な人ですよね。」
と、微笑んで二人分パフェを注文した後、ドリンクバーにコーヒーを取りに行った。
席に戻るとコーヒーにミルクを入れる佐々木に仲川はストローを渡した。
「...高瀬は俺らの中学の時の仲間なんですよ。ノリが良くて芦野に似て愛想も良くて頭もいい、非の打ち所がない奴だって思ってましたよ。」
「......思ってた、ね。」
顔色を変えて真顔になり、話し始めた仲川を見て佐々木がいつになく真剣に聞いていた。
「芦野は色々あってあんまり恋愛の話とか下の話は得意じゃなかったので避けるようにしてて周りもその俺の言動に意を汲んで、繰り返すうちにだんだん察してくれていって芦野には振らないようにしてくれてたんですよ。」
「ほーん?...お前含めいい友達ね。」
「最初はよく授業中居ないなってくらいだったんすけど、それが増えていったので心配になって昼のあと教室から出ていく高瀬を追ったんですよ。そしたら場所移動してもう使ってない旧保健室で寝始めて...あーいつもここでサボってたんだなって思ったんです。」
そこまで話した時ちょうどパフェが席に届き、切り替えるように店員から丁寧に受け取った。
「美味そー。」
佐々木が早速食べ始めながら続きを聞くように仲川の方を見た。それを見ていた仲川がため息を吐いて静かに言った。
「授業中またいなくなった高瀬を俺と芦野で呼びに言って、俺は大体想像がついててさっき話した保健室に二人で行ったんですよ。行くと中で高瀬が女子の服を無理やり脱がせてて、急いで止めに入ったらその女子はすぐに逃げていきました。芦野に入り口で待つように言って俺と高瀬二人で中で話をした時にあいつが言ってたんだよ。
......無理やりか初めての奴じゃないと燃えないって。だから今までの人も脱いだ姿撮影して脅してたって。...最悪なのはクラスで同じグループで一緒にいたうちの一人、そいつも加担してんですよ。そいつに協力してもらって相手を決めてたって。全然反省しない姿にイラついたけど俺は事を大きくしない代わりにもう今後一切こう言うことはしない事と芦野にも言うつもりないから今まで通りにしてほしいって言ったらあいつはそれを受け入れたんです。なのに部屋を出る時、芦野の頭を撫でたりそれ以降からベタベタ触れることが増えてって...」
仲川は怒りで声を震わせ下を向いて続けて話した。
「そんである時、女はもう飽きたから男臭くない男がいい......芦野とかめっちゃあり。って。笑いながらあいつ、芦野を前にして言ったんですよ。芦野本人はなんのことだかわかってなくて首傾げてたんですけど俺はもうその一件で縁を切りました。高瀬も察して俺らとは距離を置くようになりました。協力してたやつとも。そいつは広められるのを恐れて海外に逃げましたけどね。...なのに今になって白昼堂々とまた芦野の前に姿を現した高瀬はもう許すつもりもないです。芦野は......あまり他人に人の家の内情を話すつもりはないので伏せますけど、あいつなりに今すげぇ頑張って恋愛してるんですよ。それを高瀬に邪魔なんかされたら今度こそあいつは......。」
感情的に話す仲川に佐々木は微笑んで仲川の頭をくしゃくしゃになるまで撫でた。
「......お前めっちゃいい友達すぎじゃね。芦野くん友達運良すぎだわ。...んでもって恋愛運もね。」
佐々木の発言に仲川は顔をあげて吃驚したように佐々木を見た。
「赤城もその芦野くんの家の話ってやつ、多分聞いてるんでしょ?...なら大丈夫だよ。あいつ...赤城なら意地でも芦野くんのこと守ると思うよ。」
佐々木の言葉に「いや...でもどこまではっきり赤城に話せばいいか...。」と尻込みしている仲川に笑って携帯の通話画面を見せた。それを見て仲川は血の気が引くように青ざめた顔で佐々木を見た。
「わり、俺間違えて途中から赤城に電話してたみたいだわ!」
「ちょ...なんで......。」
「...ってことらしいわ、聞いてたっしょ?お前自分の恋人絶対守ってやれよ。」
そう言うと佐々木は電話を切って仲川に目をやった。
「お前が言うように俺お節介だから勝手に色々やっちゃうんだわ。まぁ俺が勝手にやったことだから、悪い方にいったら全部俺のせいにしていーよ。...でも悪いけど...」
そこまで話すと佐々木は仲川のパフェの上に乗っていた美味しそうなガトーショコラにスプーンを伸ばしつまみ食いして、
「俺、結構こう言うの良い方にいっちゃう自信しかないんだわ。」
と満面の笑みで言った。
「......はぁ、本当にあなたって...、まぁでも今回は本気で相談した相手があなたでよかったって思えました。」
そう言って佐々木のパフェに刺さっていたポッ◯ーを奪い取り食べた。話し始めと比べて朗らかな顔つきに変わった仲川を見て佐々木は安心したように肩の力を抜いた。
食べ終えると佐々木は新山たちに連絡を取り二人の元へ向かった。仲川はそんな佐々木を見送るとまっすぐ家に帰った。家に着き携帯を見ると、恋からの笑顔の顔のスタンプが来ていた。赤城と話し合えたのか、と安堵の表情を浮かべた。
「あとはお前らに任せるよ。」
そう呟いて携帯を置くと、椅子に腰掛けて本を読み始めた。
佐々木は席に着くとメニューを見た。
「......仲川ごめん、カツ丼ねぇわ。」
「取り調べか何かですか?」
仲川の返しに佐々木は声を出して笑った。場を和ませようとする佐々木の意を汲んだ仲川は
「...本当にお節介な人ですよね。」
と、微笑んで二人分パフェを注文した後、ドリンクバーにコーヒーを取りに行った。
席に戻るとコーヒーにミルクを入れる佐々木に仲川はストローを渡した。
「...高瀬は俺らの中学の時の仲間なんですよ。ノリが良くて芦野に似て愛想も良くて頭もいい、非の打ち所がない奴だって思ってましたよ。」
「......思ってた、ね。」
顔色を変えて真顔になり、話し始めた仲川を見て佐々木がいつになく真剣に聞いていた。
「芦野は色々あってあんまり恋愛の話とか下の話は得意じゃなかったので避けるようにしてて周りもその俺の言動に意を汲んで、繰り返すうちにだんだん察してくれていって芦野には振らないようにしてくれてたんですよ。」
「ほーん?...お前含めいい友達ね。」
「最初はよく授業中居ないなってくらいだったんすけど、それが増えていったので心配になって昼のあと教室から出ていく高瀬を追ったんですよ。そしたら場所移動してもう使ってない旧保健室で寝始めて...あーいつもここでサボってたんだなって思ったんです。」
そこまで話した時ちょうどパフェが席に届き、切り替えるように店員から丁寧に受け取った。
「美味そー。」
佐々木が早速食べ始めながら続きを聞くように仲川の方を見た。それを見ていた仲川がため息を吐いて静かに言った。
「授業中またいなくなった高瀬を俺と芦野で呼びに言って、俺は大体想像がついててさっき話した保健室に二人で行ったんですよ。行くと中で高瀬が女子の服を無理やり脱がせてて、急いで止めに入ったらその女子はすぐに逃げていきました。芦野に入り口で待つように言って俺と高瀬二人で中で話をした時にあいつが言ってたんだよ。
......無理やりか初めての奴じゃないと燃えないって。だから今までの人も脱いだ姿撮影して脅してたって。...最悪なのはクラスで同じグループで一緒にいたうちの一人、そいつも加担してんですよ。そいつに協力してもらって相手を決めてたって。全然反省しない姿にイラついたけど俺は事を大きくしない代わりにもう今後一切こう言うことはしない事と芦野にも言うつもりないから今まで通りにしてほしいって言ったらあいつはそれを受け入れたんです。なのに部屋を出る時、芦野の頭を撫でたりそれ以降からベタベタ触れることが増えてって...」
仲川は怒りで声を震わせ下を向いて続けて話した。
「そんである時、女はもう飽きたから男臭くない男がいい......芦野とかめっちゃあり。って。笑いながらあいつ、芦野を前にして言ったんですよ。芦野本人はなんのことだかわかってなくて首傾げてたんですけど俺はもうその一件で縁を切りました。高瀬も察して俺らとは距離を置くようになりました。協力してたやつとも。そいつは広められるのを恐れて海外に逃げましたけどね。...なのに今になって白昼堂々とまた芦野の前に姿を現した高瀬はもう許すつもりもないです。芦野は......あまり他人に人の家の内情を話すつもりはないので伏せますけど、あいつなりに今すげぇ頑張って恋愛してるんですよ。それを高瀬に邪魔なんかされたら今度こそあいつは......。」
感情的に話す仲川に佐々木は微笑んで仲川の頭をくしゃくしゃになるまで撫でた。
「......お前めっちゃいい友達すぎじゃね。芦野くん友達運良すぎだわ。...んでもって恋愛運もね。」
佐々木の発言に仲川は顔をあげて吃驚したように佐々木を見た。
「赤城もその芦野くんの家の話ってやつ、多分聞いてるんでしょ?...なら大丈夫だよ。あいつ...赤城なら意地でも芦野くんのこと守ると思うよ。」
佐々木の言葉に「いや...でもどこまではっきり赤城に話せばいいか...。」と尻込みしている仲川に笑って携帯の通話画面を見せた。それを見て仲川は血の気が引くように青ざめた顔で佐々木を見た。
「わり、俺間違えて途中から赤城に電話してたみたいだわ!」
「ちょ...なんで......。」
「...ってことらしいわ、聞いてたっしょ?お前自分の恋人絶対守ってやれよ。」
そう言うと佐々木は電話を切って仲川に目をやった。
「お前が言うように俺お節介だから勝手に色々やっちゃうんだわ。まぁ俺が勝手にやったことだから、悪い方にいったら全部俺のせいにしていーよ。...でも悪いけど...」
そこまで話すと佐々木は仲川のパフェの上に乗っていた美味しそうなガトーショコラにスプーンを伸ばしつまみ食いして、
「俺、結構こう言うの良い方にいっちゃう自信しかないんだわ。」
と満面の笑みで言った。
「......はぁ、本当にあなたって...、まぁでも今回は本気で相談した相手があなたでよかったって思えました。」
そう言って佐々木のパフェに刺さっていたポッ◯ーを奪い取り食べた。話し始めと比べて朗らかな顔つきに変わった仲川を見て佐々木は安心したように肩の力を抜いた。
食べ終えると佐々木は新山たちに連絡を取り二人の元へ向かった。仲川はそんな佐々木を見送るとまっすぐ家に帰った。家に着き携帯を見ると、恋からの笑顔の顔のスタンプが来ていた。赤城と話し合えたのか、と安堵の表情を浮かべた。
「あとはお前らに任せるよ。」
そう呟いて携帯を置くと、椅子に腰掛けて本を読み始めた。
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