29 / 357
第2章 外科の未来、その先へ
27話 スタッフサイド・サプライズの憂鬱
しおりを挟む
ー昼休み-
掲示板の下では、山科看護部長と宮本看護師長、速見先生が何やら話していた。
恵美先生「ちょっと、あそこで何か話してるよ。聞きに行こうよ!」
仁科医師「そうだね。何か進展があるかも。さりげなく行こうかな」
掲示板の後ろ側から、さりげなく見るふりをして近づく二人。
山科「それにしても、本当に予想がひっくり返っちゃったね」
宮本「みんな外れちゃいましたね。夫から“どうなったの?”って、気になるらしくて、すごい催促なんですよ」
山科「そりゃそうでしょう?自分の上司になるんだから」
宮本「あれ?昇格の情報ありました?何も聞いてないですけど……」
山科「なくても、順当に進めばそうでしょう?でも、もう予測するのやめたわ」
恵美先生「あら?どうしてですか?面白いのに」
山科「あら、いらしたんですか?だって予測したって、さらにすごく上回るくらいの話が来るじゃないですか。
もう、起業家のアイデアと行動力がすごすぎて、考えが及びませんよ」
仁科医師「そうなんだよねえ~、すごいよね?だってさ、スーパーの土地を買うのに、交換で民家を5軒買って潰し
て、立体駐車場にするんですよ?
結局、後ろの土地代と民家の買い取り代、家の解体費、立体駐車場の建設費を、全部社長が払うんですからねえ~。
想像を絶しますよ」
恵美先生「そうだよね?すごいよ。そこまでして、カンパニーを大きなビルに変えたかったんだね。だって11階建てだよ。
社員にちまちま節約させるのが普通の会社なのにね。
どんどん潤沢な資金を使って投資していくって……。
結局、最後はどうしたいのかなあ?私はそれを知りたいわ。
うちの人に聞いても、“知らない”って言うだけなんだもん」
仁科医師「まあ、うちのスタッフでいれば、一緒に夢が見られますよ」
山科「その代わり、夜勤が入るシフトになるかもしれないですよ。手術室に集中治療室、病室ができますからね」
宮本「また、大勢のスタッフを採用しないといけない。ああ~、大変」
山科「はいはい、もう終わり。さっさとお茶しないと、休憩終わっちゃうよ」
後ろを見ると、さらに6人くらいが集まっていた。
みんな、情報を知りたいのね。
それはこっちも同じだからね、と山科は思う。
掲示板の下では、山科看護部長と宮本看護師長、速見先生が何やら話していた。
恵美先生「ちょっと、あそこで何か話してるよ。聞きに行こうよ!」
仁科医師「そうだね。何か進展があるかも。さりげなく行こうかな」
掲示板の後ろ側から、さりげなく見るふりをして近づく二人。
山科「それにしても、本当に予想がひっくり返っちゃったね」
宮本「みんな外れちゃいましたね。夫から“どうなったの?”って、気になるらしくて、すごい催促なんですよ」
山科「そりゃそうでしょう?自分の上司になるんだから」
宮本「あれ?昇格の情報ありました?何も聞いてないですけど……」
山科「なくても、順当に進めばそうでしょう?でも、もう予測するのやめたわ」
恵美先生「あら?どうしてですか?面白いのに」
山科「あら、いらしたんですか?だって予測したって、さらにすごく上回るくらいの話が来るじゃないですか。
もう、起業家のアイデアと行動力がすごすぎて、考えが及びませんよ」
仁科医師「そうなんだよねえ~、すごいよね?だってさ、スーパーの土地を買うのに、交換で民家を5軒買って潰し
て、立体駐車場にするんですよ?
結局、後ろの土地代と民家の買い取り代、家の解体費、立体駐車場の建設費を、全部社長が払うんですからねえ~。
想像を絶しますよ」
恵美先生「そうだよね?すごいよ。そこまでして、カンパニーを大きなビルに変えたかったんだね。だって11階建てだよ。
社員にちまちま節約させるのが普通の会社なのにね。
どんどん潤沢な資金を使って投資していくって……。
結局、最後はどうしたいのかなあ?私はそれを知りたいわ。
うちの人に聞いても、“知らない”って言うだけなんだもん」
仁科医師「まあ、うちのスタッフでいれば、一緒に夢が見られますよ」
山科「その代わり、夜勤が入るシフトになるかもしれないですよ。手術室に集中治療室、病室ができますからね」
宮本「また、大勢のスタッフを採用しないといけない。ああ~、大変」
山科「はいはい、もう終わり。さっさとお茶しないと、休憩終わっちゃうよ」
後ろを見ると、さらに6人くらいが集まっていた。
みんな、情報を知りたいのね。
それはこっちも同じだからね、と山科は思う。
5
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
網代さんを怒らせたい
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「なあ。僕たち、付き合わないか?」
彼がなにを言っているのかわからなかった。
たったいま、私たちは恋愛できない体質かもしれないと告白しあったばかりなのに。
しかし彼曰く、これは練習なのらしい。
それっぽいことをしてみれば、恋がわかるかもしれない。
それでもダメなら、本当にそういう体質だったのだと諦めがつく。
それはそうかもしれないと、私は彼と付き合いはじめたのだけれど……。
和倉千代子(わくらちよこ) 23
建築デザイン会社『SkyEnd』勤務
デザイナー
黒髪パッツン前髪、おかっぱ頭であだ名は〝市松〟
ただし、そう呼ぶのは網代のみ
なんでもすぐに信じてしまい、いつも網代に騙されている
仕事も頑張る努力家
×
網代立生(あじろたつき) 28
建築デザイン会社『SkyEnd』勤務
営業兼事務
背が高く、一見優しげ
しかしけっこう慇懃無礼に毒を吐く
人の好き嫌いが激しい
常識の通じないヤツが大嫌い
恋愛のできないふたりの関係は恋に発展するのか……!?
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
純愛以上、溺愛以上〜無愛想から始まった社長令息の豹変愛は彼女を甘く包み込む~
芙月みひろ
恋愛
保険会社の事務職として勤務する
早瀬佳奈26才。
友達に頼み込まれて行った飲み会で
腹立たしいほど無愛想な高原宗輔30才と出会う。
あまりの不愉快さに
二度と会いたくないと思っていたにも関わらず
再び仕事で顔を合わせることになる。
上司のパワハラめいた嫌がらせに悩まされていた中
ふと見せる彼の優しい一面に触れて
佳奈は次第に高原に心を傾け出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる