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第12章 夏デビューへ
221話 テラス・引っ越しの嵐
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翌日も朝から、菜の花テラスにエプロンを持って手伝いに行った。
もうこの日から寮生が引っ越して来るんだよ。まったく、気が早い。
今日の引っ越し予定は、待望の小児科医・三浦医師が一番手で106号室。
これは待っていたよ。助かる。
それから、1階には女性もいるんだけど、優先的に先に入ってもらう。
そうしないと、廊下に荷物や段ボールを置くと、お風呂へ行く動線の邪魔になる。
それと、102号室の村上由佳さん(助産婦)も今日引っ越して来る。
これはまだ産科をやらないと言ってるのに、大学病院に通っていた妊産婦が何人かやって来るんだよ。
だから万が一のために、1名だけ先に入ってもらおうと思った。
もう川瀬も帰って来てるからさ。
まったく、あいつはのほほんとしたままだよ。
夫婦でレジデンスに行けばいいのに、行かないんだよ。
もう俺は知らない。
そうこうしている間に引っ越しのトラックがやって来た。三浦先生だ。
「ああ~院長、手伝いに来てくれたんですか? すみません。よろしくお願いします」
いいねえ~忙しいって最高だよ。
結局、その日は105号室・安藤結衣さん(救急ナース)と
103号室・工藤美香さん(救急ナース)が入ったから、これで1階は全部終わった。
菜の花では104のように4のつく部屋番号はない。
この日から、お弁当の配達が始まる。
みんな頼んだようだ。冷蔵庫に仕舞っておいた。
しかし、お茶を淹れようにも、ダイニングには電気ポットもやかんもなかった。
「植村さん、電気ポットやトースターとか家電製品を買いに行きましょうか? 車を持ってきますよ」
「ああ~すみません、全然行く時間がなかったです。でもすぐ要りますものね。そしたら一緒にお願いしてもいいですか?」
病院に戻り、寮へ行って植村さんを拾って家電店へ。
そして荷物をぎっしり車に乗せて帰って来た。
十合炊きの炊飯器はやはり取り寄せだそうで2台注文。
他に通常の大きさの炊飯器1台は持ち帰り。
それから炊けたご飯を入れておくジャーも2台取り寄せだったから配送で頼んだ。
やはり一週間かかるんだけね。
トースターも在庫が1個持ち帰りで、もう1個は取り寄せだ。
それから食料品やペーパー類も買いたいそうで、それも買い物に付き合って荷物係になった。
寮に帰ったら、どさーっと荷物の山だ。でも何か楽しいね。
三浦「あー、お帰りなさい。大変そうですね? お手伝いしましょうか?」
「うん、頼みたいよ。手の空いてる人は皆来て欲しいな」
三浦「じゃあ、招集をかけましょうか?」
「ふふふ……これくらいで?」笑う。
三浦「いやあ~触れ合うのが大事ですよ。皆どうせ暇なんですから」
すると、女子部屋に行って声をかけて集めて来た。といっても3人なんだけど。
三浦「皆さん、お疲れのところ悪いんだけど、皆の使う分だから、ちょっと荷解きを手伝ってくれますか?」
「はーい」と笑顔で引き受けてくれた。
よしよし、三浦先生はリードがうまいねえ。感心。
「植村さん、買い物はまだあるんじゃないの? もう一回ドラッグストアやホームセンターや100均とか、回りましょうか」
「はいっ! お願いします!」
「じゃあ、三浦先生、また買い物に行ってくるので、あとはお願いしますね」
「はい、了解です」
それから回ること3時間。もうすっかり夜になってしまった。
「三浦先生~」と大声で呼んだ。
「植村さん、荷物を降ろすだけ降ろして、あとは三浦先生や他の人にも手伝ってもらってください」
「はい、今日は本当にありがとうございました。助かりました」
そして俺は、小さな達成感で大満足して帰宅した。
目で見える仕事って分かりやすくていいよね。
もうこの日から寮生が引っ越して来るんだよ。まったく、気が早い。
今日の引っ越し予定は、待望の小児科医・三浦医師が一番手で106号室。
これは待っていたよ。助かる。
それから、1階には女性もいるんだけど、優先的に先に入ってもらう。
そうしないと、廊下に荷物や段ボールを置くと、お風呂へ行く動線の邪魔になる。
それと、102号室の村上由佳さん(助産婦)も今日引っ越して来る。
これはまだ産科をやらないと言ってるのに、大学病院に通っていた妊産婦が何人かやって来るんだよ。
だから万が一のために、1名だけ先に入ってもらおうと思った。
もう川瀬も帰って来てるからさ。
まったく、あいつはのほほんとしたままだよ。
夫婦でレジデンスに行けばいいのに、行かないんだよ。
もう俺は知らない。
そうこうしている間に引っ越しのトラックがやって来た。三浦先生だ。
「ああ~院長、手伝いに来てくれたんですか? すみません。よろしくお願いします」
いいねえ~忙しいって最高だよ。
結局、その日は105号室・安藤結衣さん(救急ナース)と
103号室・工藤美香さん(救急ナース)が入ったから、これで1階は全部終わった。
菜の花では104のように4のつく部屋番号はない。
この日から、お弁当の配達が始まる。
みんな頼んだようだ。冷蔵庫に仕舞っておいた。
しかし、お茶を淹れようにも、ダイニングには電気ポットもやかんもなかった。
「植村さん、電気ポットやトースターとか家電製品を買いに行きましょうか? 車を持ってきますよ」
「ああ~すみません、全然行く時間がなかったです。でもすぐ要りますものね。そしたら一緒にお願いしてもいいですか?」
病院に戻り、寮へ行って植村さんを拾って家電店へ。
そして荷物をぎっしり車に乗せて帰って来た。
十合炊きの炊飯器はやはり取り寄せだそうで2台注文。
他に通常の大きさの炊飯器1台は持ち帰り。
それから炊けたご飯を入れておくジャーも2台取り寄せだったから配送で頼んだ。
やはり一週間かかるんだけね。
トースターも在庫が1個持ち帰りで、もう1個は取り寄せだ。
それから食料品やペーパー類も買いたいそうで、それも買い物に付き合って荷物係になった。
寮に帰ったら、どさーっと荷物の山だ。でも何か楽しいね。
三浦「あー、お帰りなさい。大変そうですね? お手伝いしましょうか?」
「うん、頼みたいよ。手の空いてる人は皆来て欲しいな」
三浦「じゃあ、招集をかけましょうか?」
「ふふふ……これくらいで?」笑う。
三浦「いやあ~触れ合うのが大事ですよ。皆どうせ暇なんですから」
すると、女子部屋に行って声をかけて集めて来た。といっても3人なんだけど。
三浦「皆さん、お疲れのところ悪いんだけど、皆の使う分だから、ちょっと荷解きを手伝ってくれますか?」
「はーい」と笑顔で引き受けてくれた。
よしよし、三浦先生はリードがうまいねえ。感心。
「植村さん、買い物はまだあるんじゃないの? もう一回ドラッグストアやホームセンターや100均とか、回りましょうか」
「はいっ! お願いします!」
「じゃあ、三浦先生、また買い物に行ってくるので、あとはお願いしますね」
「はい、了解です」
それから回ること3時間。もうすっかり夜になってしまった。
「三浦先生~」と大声で呼んだ。
「植村さん、荷物を降ろすだけ降ろして、あとは三浦先生や他の人にも手伝ってもらってください」
「はい、今日は本当にありがとうございました。助かりました」
そして俺は、小さな達成感で大満足して帰宅した。
目で見える仕事って分かりやすくていいよね。
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