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第15章 進むべき道へ
281話 コンサート6月6日決定(2027年)
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莉子は、玉川上水の緑道がすっかり気に入ったらしい。
「また行きたい」と言う。
今度は写真を撮りまくるそうだ。
壁画の参考になったのかな?
今度の日曜日は、桃香も一緒に行くことにした。
さて、夏なんだけど——、とんでもないことになっていた。
イベントの会場を探していたら、なんとかキャンセルの空きが見つかって取れたらしい。
……が、そこが2000人収容のホールだって。
写真集発表のイベントコンサートは今年2027年6月6日の日曜日となった。
ウソだろう? どうするんだよ。まだ新人なのにさ。
まあ、俺は関係ないからな。
菜の花総動員しても、せいぜい400人。無理だろ。
しかも、良い会場は早めに予約して押さえないといけないそうで、
今年度はあと2回もホールを予約したらしい。どこだか知らないけどさ。
しかも内容は、これから考えるというから……知らねえぞ。
とにかく“ゴールありき”で、それに沿ってスケジュールを決めていくそうで、話が早い早い。
なんせ、元・大手音楽事務所の企画部長がいるからさ。お手のものなんだよ。
とりあえず、写真集の発表イベントで3曲歌う予定だったのが、
大ホールが取れてしまったから、最低でも1時間以上の内容に変更するそうだ。
ふっ、笑う。そんなことができるのか?
それで、大々的にダンサーを募集。
ダンストレーナー、舞台監督、ボイストレーナーも探すそうだ。
……夏が習ってる先生じゃダメなのかな?
聞いたら、それは個人的にやるならいいけど、舞台でやるにはそれだけじゃ足りないんだそうだ。へえ~。
そういえば、怖いダンスのRIN先生や、よく分からない監督のショーさんっていたけどね。
夏の事務所には来ないんだね。オリオンが抑えてるのかなあ。
とりあえず、ダンサー志望の情報は早いねえ。
もう来週火曜日がオーディションだそうだ。
それだけ見学させてもらうことにした。好奇心が強いからさ。
多分、莉子も「行く」って言うな。
でも夏は、もっとレパートリーを増やすために、作曲家に曲を依頼したくて探しているそうだ。
……夏は作れないのかな?
自前でできると便利だけどね。
作詞はどうするんだろう?
莉子に聞いてみようか?
だって、ゲームのストーリーや台本を書くんだから、作詞もできそうなもんだけどね。
夜、夕飯が終わった後に莉子に聞いた。
「莉子、作詞ってやる気ないの?」
「えっ?」
夏「そうか、考えなかった。莉子なら作れるかもね。
そしたら莉子に印税が入るよ」
……もう、捕らぬ狸の皮算用かい。
莉子「そうねえ、書けるかもしれないわ。やってみようか? 曲はあるの?」
夏「曲は、作曲家の先生が作ってくれるんだよ」
莉子「へえ~そうなんだ。どうだろ? 自信はないけど、面白そうだね」
「夏、自分で曲を作ろうって気はないの?」
夏「えー? 俺? 考えたこともないわ」
「ある程度メロディーができてれば、プロのアレンジャーがどうにでも仕上げてくれるんじゃないの?」
夏「お兄さん、どこで覚えたの?」
あははは。
「だってプロなんだから、どうにでも作れるだろう?
アドリブだって簡単にやりそうじゃん」
夏「……わかったよ。なんか……やってみるよ」
「また行きたい」と言う。
今度は写真を撮りまくるそうだ。
壁画の参考になったのかな?
今度の日曜日は、桃香も一緒に行くことにした。
さて、夏なんだけど——、とんでもないことになっていた。
イベントの会場を探していたら、なんとかキャンセルの空きが見つかって取れたらしい。
……が、そこが2000人収容のホールだって。
写真集発表のイベントコンサートは今年2027年6月6日の日曜日となった。
ウソだろう? どうするんだよ。まだ新人なのにさ。
まあ、俺は関係ないからな。
菜の花総動員しても、せいぜい400人。無理だろ。
しかも、良い会場は早めに予約して押さえないといけないそうで、
今年度はあと2回もホールを予約したらしい。どこだか知らないけどさ。
しかも内容は、これから考えるというから……知らねえぞ。
とにかく“ゴールありき”で、それに沿ってスケジュールを決めていくそうで、話が早い早い。
なんせ、元・大手音楽事務所の企画部長がいるからさ。お手のものなんだよ。
とりあえず、写真集の発表イベントで3曲歌う予定だったのが、
大ホールが取れてしまったから、最低でも1時間以上の内容に変更するそうだ。
ふっ、笑う。そんなことができるのか?
それで、大々的にダンサーを募集。
ダンストレーナー、舞台監督、ボイストレーナーも探すそうだ。
……夏が習ってる先生じゃダメなのかな?
聞いたら、それは個人的にやるならいいけど、舞台でやるにはそれだけじゃ足りないんだそうだ。へえ~。
そういえば、怖いダンスのRIN先生や、よく分からない監督のショーさんっていたけどね。
夏の事務所には来ないんだね。オリオンが抑えてるのかなあ。
とりあえず、ダンサー志望の情報は早いねえ。
もう来週火曜日がオーディションだそうだ。
それだけ見学させてもらうことにした。好奇心が強いからさ。
多分、莉子も「行く」って言うな。
でも夏は、もっとレパートリーを増やすために、作曲家に曲を依頼したくて探しているそうだ。
……夏は作れないのかな?
自前でできると便利だけどね。
作詞はどうするんだろう?
莉子に聞いてみようか?
だって、ゲームのストーリーや台本を書くんだから、作詞もできそうなもんだけどね。
夜、夕飯が終わった後に莉子に聞いた。
「莉子、作詞ってやる気ないの?」
「えっ?」
夏「そうか、考えなかった。莉子なら作れるかもね。
そしたら莉子に印税が入るよ」
……もう、捕らぬ狸の皮算用かい。
莉子「そうねえ、書けるかもしれないわ。やってみようか? 曲はあるの?」
夏「曲は、作曲家の先生が作ってくれるんだよ」
莉子「へえ~そうなんだ。どうだろ? 自信はないけど、面白そうだね」
「夏、自分で曲を作ろうって気はないの?」
夏「えー? 俺? 考えたこともないわ」
「ある程度メロディーができてれば、プロのアレンジャーがどうにでも仕上げてくれるんじゃないの?」
夏「お兄さん、どこで覚えたの?」
あははは。
「だってプロなんだから、どうにでも作れるだろう?
アドリブだって簡単にやりそうじゃん」
夏「……わかったよ。なんか……やってみるよ」
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