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第17章 夏輝・人気と自由と……
323話 軽井沢・二日目
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夏の部屋は、2室先にある。
最上階は部屋数が少なく、どれも特別仕様のような雰囲気が漂っている。
莉子が「もう疲れたから寝るね。夏の部屋に行ってきていいよ」と言ってくれた。
ノックすると、夏がにこっと笑ってドアを開けてくれた。
「一緒にお酒でも飲む?」と誘った。
はにかみながらも、胸に飛び込んできた夏を抱きしめた。
かわいすぎて、どうしていいか分からなくなる時がある。持て余すほどに。
「今度こそ、一緒にお風呂に入ろうよ」
そう言って、夏の手を引いて浴室へ向かった。
あの細くて高い、女性のような声。
俺だけが知っていたのに……。
本人は気づいていなかったけれど、悔しいな。
ベッドに入ると、夏はしがみついて離れない。
いとおしい存在。悩みは増えていくけれど、抱きしめて眠った。
*
翌朝6時、夏の部屋を出て莉子の部屋に戻った。
今日は莉子が「いちご狩りにも行きたい」と言っていたな。
まだ莉子も桃香もぐっすり眠っている。
でも、食事のタイミングがずれてしまうから起こすことにした。
「莉子、起きて身支度してくれない? 桃香も起こすよ」
「ええ~、もう朝?」
みんなで食事に行く準備を始める。夏にも電話をかけた。
寝ぼけていたけれど、身支度して迎えに来てくれるよう頼んだ。
桃香を起こして顔を洗わせ、着替えさせる。俺はもう準備完了。
さて、今日は桃香に何を着せよう?
エリナさんのプリントを見ながら洋服を選ぶ。
虫よけスプレーも忘れずに。ちゃんと荷物に入っていた。完璧!
ヘアスタイルはカチューシャでいいか。
「莉子、桃香はこれでいい?」
「うん、いいよ」
そろそろ準備も整った頃、ドアのベルが鳴った。
夏が来た。
薄茶色のズボンに、ラフな生成りのサマーセーター。
茶色の革ひものペンダントが揺れている。
夏は目が大きくて鼻が高い。眉毛はきりっとしていて、最高にイケメンだ。
かっこよすぎて、絶対に目立つよ。
俺は白のズボンに、ベージュの薄手のロゴ入りトレーナー。
少しダボっとしていて、これもカッコいいよね。
どうにも隠しようがない。夏と一緒だからね。
莉子も桃香もかわいく仕上がって、みんなで1階のレストランへ降りた。
……え?
入り口で、みんな一瞬立ち止まった。
ずらっと人の輪ができている。30人くらいはいるだろうか。
夏が顔を出すと、誰かが小さく「キャーッ」と叫んだ。
またか。でも、ここでも写真を撮らないといけない。
レストランの許可は得ている。
ボーイさんが気を使って案内してくれようとしたが、写真をお願いした。
観衆の前で、4人ともモデルのように次々とポーズを取って撮影してもらった。
もう、恥なんてかき捨てだよ!
最後に夏の耳元でささやいた。
「夏、諦めて皆と記念撮影してあげたら? 連日これだよ」
夏は笑顔で応えた。
「おはようございます。では皆さんとご一緒に記念撮影をしましょうか。ただし、撮影は一回限りで、インスタにアップしますので、必要な方はネットからダウンロードしてください」
歓声と拍手がわっと上がった。
夏はぱっと動いて皆さんを誘導し、ボーイさんにお願いして撮影してもらった。
もう慣れたじゃん(笑)
俺と莉子は、そっと遠慮して見守っていた。
最上階は部屋数が少なく、どれも特別仕様のような雰囲気が漂っている。
莉子が「もう疲れたから寝るね。夏の部屋に行ってきていいよ」と言ってくれた。
ノックすると、夏がにこっと笑ってドアを開けてくれた。
「一緒にお酒でも飲む?」と誘った。
はにかみながらも、胸に飛び込んできた夏を抱きしめた。
かわいすぎて、どうしていいか分からなくなる時がある。持て余すほどに。
「今度こそ、一緒にお風呂に入ろうよ」
そう言って、夏の手を引いて浴室へ向かった。
あの細くて高い、女性のような声。
俺だけが知っていたのに……。
本人は気づいていなかったけれど、悔しいな。
ベッドに入ると、夏はしがみついて離れない。
いとおしい存在。悩みは増えていくけれど、抱きしめて眠った。
*
翌朝6時、夏の部屋を出て莉子の部屋に戻った。
今日は莉子が「いちご狩りにも行きたい」と言っていたな。
まだ莉子も桃香もぐっすり眠っている。
でも、食事のタイミングがずれてしまうから起こすことにした。
「莉子、起きて身支度してくれない? 桃香も起こすよ」
「ええ~、もう朝?」
みんなで食事に行く準備を始める。夏にも電話をかけた。
寝ぼけていたけれど、身支度して迎えに来てくれるよう頼んだ。
桃香を起こして顔を洗わせ、着替えさせる。俺はもう準備完了。
さて、今日は桃香に何を着せよう?
エリナさんのプリントを見ながら洋服を選ぶ。
虫よけスプレーも忘れずに。ちゃんと荷物に入っていた。完璧!
ヘアスタイルはカチューシャでいいか。
「莉子、桃香はこれでいい?」
「うん、いいよ」
そろそろ準備も整った頃、ドアのベルが鳴った。
夏が来た。
薄茶色のズボンに、ラフな生成りのサマーセーター。
茶色の革ひものペンダントが揺れている。
夏は目が大きくて鼻が高い。眉毛はきりっとしていて、最高にイケメンだ。
かっこよすぎて、絶対に目立つよ。
俺は白のズボンに、ベージュの薄手のロゴ入りトレーナー。
少しダボっとしていて、これもカッコいいよね。
どうにも隠しようがない。夏と一緒だからね。
莉子も桃香もかわいく仕上がって、みんなで1階のレストランへ降りた。
……え?
入り口で、みんな一瞬立ち止まった。
ずらっと人の輪ができている。30人くらいはいるだろうか。
夏が顔を出すと、誰かが小さく「キャーッ」と叫んだ。
またか。でも、ここでも写真を撮らないといけない。
レストランの許可は得ている。
ボーイさんが気を使って案内してくれようとしたが、写真をお願いした。
観衆の前で、4人ともモデルのように次々とポーズを取って撮影してもらった。
もう、恥なんてかき捨てだよ!
最後に夏の耳元でささやいた。
「夏、諦めて皆と記念撮影してあげたら? 連日これだよ」
夏は笑顔で応えた。
「おはようございます。では皆さんとご一緒に記念撮影をしましょうか。ただし、撮影は一回限りで、インスタにアップしますので、必要な方はネットからダウンロードしてください」
歓声と拍手がわっと上がった。
夏はぱっと動いて皆さんを誘導し、ボーイさんにお願いして撮影してもらった。
もう慣れたじゃん(笑)
俺と莉子は、そっと遠慮して見守っていた。
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