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第17章 夏輝・人気と自由と……
324話 軽井沢・最終日
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ようやくダイニングでの撮影が終わったものの、食事中もずっと周囲の視線を浴びていた。
夏が料理を取りに行くと、何を選ぶのかと興味津々で見つめられ、すっかり食欲をなくしてしまったようだった。
代わりに俺が料理を取ってきてあげた。
今度からは個室でセットメニューを頼むか、ルームサービスにするしかないな。
……でも、このホテルにはルームサービスがない。
またひとつ知恵がついた。次回は事前に確認しておこう。
とはいえ、朝のダイニングでは皆のファッションを撮影するというミッションがある。
それをどうするか、エリナさんと相談が必要だな。
食事を終えて、みんなでいちご狩りへ向かった。
莉子と桃香は大喜び。この時期にいちごが採れるなんてね。
ジャムもたくさん売っていて、莉子は洋服と一緒に送るつもりで買いだめしていた。
ふう、助かった。
昼食は有名な蕎麦屋さんへ。
はいはい、そこでも同じ展開。最後には色紙が登場した。
「夏、今度は花が咲いてる公園にでも行って、散歩しようよ」
ようやく人の少ない場所で、ゆっくりと散歩ができた。
軽井沢らしい澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込む。
出店でソフトクリームを見つけて、みんなで食べた。
莉子がぽつりと言った。
「今日はもう、これでいいことにしよう。帰ろう」
珍しく諦め口調だった。きっと気持ちはみんな同じだったんだ。
夏の心の痛みは、俺たちの痛みでもある。自然と伝わってくる。
その夜、夕食をどうするか話していたら、
夏が「昨日の和食屋さんでもいいよ。もう色紙も書いたし、今日は書かなくていいでしょう?」と言ってくれた。
和食好きの俺のために、そう言ってくれたんだ。
昨日と同じように2階に通され、ゆっくりと堪能した。
……でも、食事が終わるとまた色紙が差し出された。
「娘たちが大ファンでして。一枚だけお願いできませんか?」
俺も莉子も、思わずクスクス笑った。
夏も同じ。もう諦めの境地だよね。
今回の旅で、俺たちは認識の甘さと作戦不足を痛感した。
次回こそ、どこへ行っても勝つぞ!
そんな決意を新たにした。
ホテルに戻って、個室で朝食を食べさせてもらえないかお願いしたら、
「特別に、内緒でお部屋にお運びします」と言ってくれた。
はあ~、ホッとした。もう寝間着で食べようか?(笑)
そういうわけで、今回の旅は“旅行”というよりも“大勉強会”だった。
なんて不自由なんだろう。
普通のことが、有名になった途端に不自由になるなんて。
部屋に戻ると、夏が「みんな、ごめんね」と言って、泣きそうになった。
思わず抱きしめた。
「泣かなくていいよ。家族だから、大丈夫だよ」
すると、莉子と桃香も一緒に抱き合ってくれた。
莉子「そうだよ。家族だから、みんな一緒だよ」
そんな優しい言葉に、夏は本当に泣いてしまった。
夏が料理を取りに行くと、何を選ぶのかと興味津々で見つめられ、すっかり食欲をなくしてしまったようだった。
代わりに俺が料理を取ってきてあげた。
今度からは個室でセットメニューを頼むか、ルームサービスにするしかないな。
……でも、このホテルにはルームサービスがない。
またひとつ知恵がついた。次回は事前に確認しておこう。
とはいえ、朝のダイニングでは皆のファッションを撮影するというミッションがある。
それをどうするか、エリナさんと相談が必要だな。
食事を終えて、みんなでいちご狩りへ向かった。
莉子と桃香は大喜び。この時期にいちごが採れるなんてね。
ジャムもたくさん売っていて、莉子は洋服と一緒に送るつもりで買いだめしていた。
ふう、助かった。
昼食は有名な蕎麦屋さんへ。
はいはい、そこでも同じ展開。最後には色紙が登場した。
「夏、今度は花が咲いてる公園にでも行って、散歩しようよ」
ようやく人の少ない場所で、ゆっくりと散歩ができた。
軽井沢らしい澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込む。
出店でソフトクリームを見つけて、みんなで食べた。
莉子がぽつりと言った。
「今日はもう、これでいいことにしよう。帰ろう」
珍しく諦め口調だった。きっと気持ちはみんな同じだったんだ。
夏の心の痛みは、俺たちの痛みでもある。自然と伝わってくる。
その夜、夕食をどうするか話していたら、
夏が「昨日の和食屋さんでもいいよ。もう色紙も書いたし、今日は書かなくていいでしょう?」と言ってくれた。
和食好きの俺のために、そう言ってくれたんだ。
昨日と同じように2階に通され、ゆっくりと堪能した。
……でも、食事が終わるとまた色紙が差し出された。
「娘たちが大ファンでして。一枚だけお願いできませんか?」
俺も莉子も、思わずクスクス笑った。
夏も同じ。もう諦めの境地だよね。
今回の旅で、俺たちは認識の甘さと作戦不足を痛感した。
次回こそ、どこへ行っても勝つぞ!
そんな決意を新たにした。
ホテルに戻って、個室で朝食を食べさせてもらえないかお願いしたら、
「特別に、内緒でお部屋にお運びします」と言ってくれた。
はあ~、ホッとした。もう寝間着で食べようか?(笑)
そういうわけで、今回の旅は“旅行”というよりも“大勉強会”だった。
なんて不自由なんだろう。
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部屋に戻ると、夏が「みんな、ごめんね」と言って、泣きそうになった。
思わず抱きしめた。
「泣かなくていいよ。家族だから、大丈夫だよ」
すると、莉子と桃香も一緒に抱き合ってくれた。
莉子「そうだよ。家族だから、みんな一緒だよ」
そんな優しい言葉に、夏は本当に泣いてしまった。
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