343 / 357
第18章 回復と未来を目指して
341話 音楽事務所の全貌
しおりを挟む
録画の再生が全部終わると、ヴォクシブのメンバーは疲れたように、はあ~……とため息をついていた。
KAI「今のも全部ショックだったんだけどさ、なんだか事務所の全貌が分からないんだよ。
なんかプリントない?組織図というかさ、音楽事務所の人たちの名前や顔もまだ分からないし、どういう経歴で何をする人なのかを教えて欲しいよ。
それでダンスメンバーとか、この前の弦楽器の人達もどうなってるんだろう?
それとスタジオって言ってたけど、どこにあるの?全然分からないよ」
「ああ~そうだよね。確かに初めてなら分からないよね。夏、いっそみんなをスタジオに案内したら?それと事務所のスタッフの履歴書を見せて、役割を教えてあげたら?」
夏「そうだね、最初だから全然分からないよね。分かった。スタジオはすぐそばにあるから夕飯を6時くらいに食べて、夜7時になったら行ってみようか?」
KAI「うん、頼むよ」
夏「トーマは車いすならいいよね?」
トーマ「うん、OK。よろしくね」
夏「じゃあ、今履歴書を持ってくるから待ってて。組織図は多分桐生さんがすぐ出してくれると思うけど、あー、でも俺が自分で皆用に作った方がいいような気がするな。分かった。俺が作るよ」
「じゃあ、これまでの軌跡を大体俺が話すから、夏は履歴書とパソコンを持っておいでよ」
夏「うん、わかった」
「じゃあね、これまでの概要の説明をします。まず話は夏がオリオンのエージェント契約を解除したまでは知ってるよね?」
皆頷いた。
「そうなると、至急サイトでも告知しないといけないし、問い合わせの窓口には急に人手が必要になる。だからその日のうちに桐生さんはもう二人の腕利きのスタッフを決めて来たんだよ。
1人は桐生さんの前の職場の出来る後輩で村瀬さん。2人目はその後輩の知人で、これまた高キャリアの佐伯さん。まずこの二人を決めた後は、すぐ他のスタッフを募集して、1週間以内には応募が集まったからすぐ面接して決まったんだ。もちろんその中には桐生さんが口説いて来てもらった人もいるんだけどね」
ノア「なんでそんなに高速で人が集まったんですか?」
笑った。「だよね? 多分、インスタのフォロワーが100万人超えてるし、うちに注目してる人も多いんだと思う。病院としても全国の関係者に見られてるし、夏の動向を知りたい人がいっぱいいるってことなのかな?ただ仕事の依頼はほとんど断ってるんだけどね」
ジュン「ええ?なんでですか?せっかくの仕事なのに……」
「そうか、まだその話は知らないのか。夏は事業家なんだよ。自分個人の会社もあるし、莉子や桃香のエージェント会社をやってるし、ゲームのプロデュースもしているから、すごく忙しいんだ。
莉子の絵やリトグラフ、グッズ、他に桃香のグッズを売ってるんだけど、販売網がアメリカやヨーロッパにあって、浅田工業の支店をフルに使ってネット販売もしてる。だからやめるという選択はないんだよ。
だから無理のない範囲で出来ることしか続けられないんだ。
それでヴォクシブのメンバーになるのも遠慮したんだよ。なにより夏は身体が弱いしね。
この前の期間限定のコンサートが終わったら、1週間熱を出して寝込んでたんだ」
「ええーーー??」
フフフ、笑う。皆の声が揃った。
そこへ夏が戻って来た。
みんなが一斉に夏を見るので「なに?」と不思議そうにきょろきょろしていた。
KAI「今のも全部ショックだったんだけどさ、なんだか事務所の全貌が分からないんだよ。
なんかプリントない?組織図というかさ、音楽事務所の人たちの名前や顔もまだ分からないし、どういう経歴で何をする人なのかを教えて欲しいよ。
それでダンスメンバーとか、この前の弦楽器の人達もどうなってるんだろう?
それとスタジオって言ってたけど、どこにあるの?全然分からないよ」
「ああ~そうだよね。確かに初めてなら分からないよね。夏、いっそみんなをスタジオに案内したら?それと事務所のスタッフの履歴書を見せて、役割を教えてあげたら?」
夏「そうだね、最初だから全然分からないよね。分かった。スタジオはすぐそばにあるから夕飯を6時くらいに食べて、夜7時になったら行ってみようか?」
KAI「うん、頼むよ」
夏「トーマは車いすならいいよね?」
トーマ「うん、OK。よろしくね」
夏「じゃあ、今履歴書を持ってくるから待ってて。組織図は多分桐生さんがすぐ出してくれると思うけど、あー、でも俺が自分で皆用に作った方がいいような気がするな。分かった。俺が作るよ」
「じゃあ、これまでの軌跡を大体俺が話すから、夏は履歴書とパソコンを持っておいでよ」
夏「うん、わかった」
「じゃあね、これまでの概要の説明をします。まず話は夏がオリオンのエージェント契約を解除したまでは知ってるよね?」
皆頷いた。
「そうなると、至急サイトでも告知しないといけないし、問い合わせの窓口には急に人手が必要になる。だからその日のうちに桐生さんはもう二人の腕利きのスタッフを決めて来たんだよ。
1人は桐生さんの前の職場の出来る後輩で村瀬さん。2人目はその後輩の知人で、これまた高キャリアの佐伯さん。まずこの二人を決めた後は、すぐ他のスタッフを募集して、1週間以内には応募が集まったからすぐ面接して決まったんだ。もちろんその中には桐生さんが口説いて来てもらった人もいるんだけどね」
ノア「なんでそんなに高速で人が集まったんですか?」
笑った。「だよね? 多分、インスタのフォロワーが100万人超えてるし、うちに注目してる人も多いんだと思う。病院としても全国の関係者に見られてるし、夏の動向を知りたい人がいっぱいいるってことなのかな?ただ仕事の依頼はほとんど断ってるんだけどね」
ジュン「ええ?なんでですか?せっかくの仕事なのに……」
「そうか、まだその話は知らないのか。夏は事業家なんだよ。自分個人の会社もあるし、莉子や桃香のエージェント会社をやってるし、ゲームのプロデュースもしているから、すごく忙しいんだ。
莉子の絵やリトグラフ、グッズ、他に桃香のグッズを売ってるんだけど、販売網がアメリカやヨーロッパにあって、浅田工業の支店をフルに使ってネット販売もしてる。だからやめるという選択はないんだよ。
だから無理のない範囲で出来ることしか続けられないんだ。
それでヴォクシブのメンバーになるのも遠慮したんだよ。なにより夏は身体が弱いしね。
この前の期間限定のコンサートが終わったら、1週間熱を出して寝込んでたんだ」
「ええーーー??」
フフフ、笑う。皆の声が揃った。
そこへ夏が戻って来た。
みんなが一斉に夏を見るので「なに?」と不思議そうにきょろきょろしていた。
4
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
網代さんを怒らせたい
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「なあ。僕たち、付き合わないか?」
彼がなにを言っているのかわからなかった。
たったいま、私たちは恋愛できない体質かもしれないと告白しあったばかりなのに。
しかし彼曰く、これは練習なのらしい。
それっぽいことをしてみれば、恋がわかるかもしれない。
それでもダメなら、本当にそういう体質だったのだと諦めがつく。
それはそうかもしれないと、私は彼と付き合いはじめたのだけれど……。
和倉千代子(わくらちよこ) 23
建築デザイン会社『SkyEnd』勤務
デザイナー
黒髪パッツン前髪、おかっぱ頭であだ名は〝市松〟
ただし、そう呼ぶのは網代のみ
なんでもすぐに信じてしまい、いつも網代に騙されている
仕事も頑張る努力家
×
網代立生(あじろたつき) 28
建築デザイン会社『SkyEnd』勤務
営業兼事務
背が高く、一見優しげ
しかしけっこう慇懃無礼に毒を吐く
人の好き嫌いが激しい
常識の通じないヤツが大嫌い
恋愛のできないふたりの関係は恋に発展するのか……!?
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
純愛以上、溺愛以上〜無愛想から始まった社長令息の豹変愛は彼女を甘く包み込む~
芙月みひろ
恋愛
保険会社の事務職として勤務する
早瀬佳奈26才。
友達に頼み込まれて行った飲み会で
腹立たしいほど無愛想な高原宗輔30才と出会う。
あまりの不愉快さに
二度と会いたくないと思っていたにも関わらず
再び仕事で顔を合わせることになる。
上司のパワハラめいた嫌がらせに悩まされていた中
ふと見せる彼の優しい一面に触れて
佳奈は次第に高原に心を傾け出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる