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おまけ
魔界ツアーに行ってきました!
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「若様!この私、パルカスが魔界を活性化する企画を練ってみました。これなんですが、いかがでしょうか?」
「ああ?」
それはある日の昼下がり。恒例のおやつタイムの時間だった。今日のおやつは、生クリームがもりもりにのったプリン・ア・ラモードで、シャオはそれにすごく喜んでいたのだ。そんな時にパルカスさんが企画を持ち込んできたものだから、プリン・ア・ラモードはどう考えても企画を通す作戦だと思わざるを得ない。
パルカスさん、なかなかの策士だな。シャオがスプーンを咥えたまま企画書に目を通している。お行儀悪いなぁ。シャオの二の腕をつんつんしたら気が付いたらしい。スプーンを置いて今度は机に頬杖をついている。シャオ、もうどうでもいいって感じだな。ある意味判断が早い。
「どんな企画なんですか?」
「ましろ様、よくぞ聞いて頂きました!これを!若様もどうぞ」
パルカスさんがフルカラーのフライヤーを一枚手渡してくれる。これは。
「魔界の王シャオと行く魔界バスツアー。へえ」
俺が見出しを読み上げると、シャオがフライヤーをびりびり破いて、えいやと後ろに投げ捨てた。パラパラと紙屑が舞い散る。
彼は再びプリン・ア・ラモードに取り掛かっている。
「若様、ひどい」
パルカスさんの言葉にシャオは不機嫌に言い放った。
「俺と一緒にバスに乗って何が楽しいんだ?」
「それはもちろん、国民の皆様に若様の人となりを知っていただきたいという狙いがありまして」
シャオの人となりか。うん、正にこんな感じだよね。わがままな猫ちゃんをヒトにした感じだ。
「ましろ、今俺がわがままだって思っただろう?」
「ははは、やだなあ。シャオってば」
ちゃんとわがままっていう自覚があったんだな…ってのは笑顔で上手に隠しておく。うん、バレてない。多分。
「バスツアーなんて俺は絶対に嫌だからな」
パルカスさんがうううと呻いている。
「せっかくイチゴの食べ放題やスイーツバイキングも計画に入れましたのに」
シャオがそれにぴくっと反応した。あれ?もしかして。
「おい、パルカス。詳しく話せ」
***
「皆様、本日はシャオ陛下と楽しむバスツアーにご参加頂きありがとうございます」
俺たちは大型のバスに乗っている。パルカスさんの企画はなんだかんだ、とんとん拍子で決まった。その理由としては、もちろんシャオがやる気になったからだ。
これからシャオが楽しみにしているイチゴ狩りに行く。シャオ、イチゴ大好きだもんね。その後は野菜の詰め放題とかスイーツバイキングを含めたビュッフェにも行くらしい。俺もこの日が来るのをすごく楽しみにしていた。晴れてくれて本当によかった。シャオが天空に向かってなにか言っていたのは見なかったことにしよう。真実を知るばかりがいいことってわけじゃないしね。
「王、イチゴ狩り楽しみですね」
睡蓮にそう声を掛けられてシャオは嬉しそうに頷いた。ルシファー騎士団は魔界でかなりの人気者らしい。パルカスさんは当然のようにルシファー騎士団もこのバスツアーに呼んでいた。みんなイケメンだし、有名人だ。バスツアーのチケットはすぐに売り切れたと聞く。
「ではこれから親睦を深めるためにシャオ陛下に質問コーナーを始めたいと思います」
今日の司会進行はパルカスさんだ。お客様はほとんどが女性だった。小さな子も乗っているから親子連れもいるみたいだな。確か小学生未満は無料なんだっけ?良心的だ。
質問はあらかじめお客様からアンケートで集めていたらしい。それをパルカスさんが選んでシャオがその質問に答えるという形式のようだ。
「では最初の質問です。好きなデザートはなんですか?」
「チョコバナナパフェだ。チョコとバナナと生クリームの組み合わせは最強だからな。バニラアイスもあるとなおいい。あと、俺はソフトクリームも好きだ。搾りたての牛乳から作った濃いやつがいい」
シャオがそうさらっと答えると、女性陣から歓声があがる。シャオ、大人気だなぁ。いいことだ。国民に愛されてこその王なんだから。
「では、次の質問に参ります!
ましろ姫との馴れ初めは?」
「想像に任せる」
シャオがそう言って俺ににやっと笑いかけてくる。これはわざとやってるな。
「姉御、エロいっす」
モウカは後で怒っておこう。俺がいつから成人指定になったんだ。
シャオは、それから何個か質問に答えた。その後はいくつかなぞなぞをしたり、睡蓮がルシファー騎士団の紹介をしたりしているうちに目的地が見えてきた。
ビニールハウスが沢山並んでいる。その景色は圧巻だった。自然と窓にみんなの視線が集まる。
「イチゴ!!」
シャオが嬉しすぎて、座席で前のめりになっているな。こういう所、本当に幼女だよね。
農家の方の説明を聞いて、イチゴ狩りが始まった。片手に持ったカップにはたっぷり練乳が入っているから沢山イチゴにつけられる。でも、やっぱり一つ目はそのまま食べたいじゃないか。俺は大きい真っ赤なイチゴを見つけてもいだ。
わぁ、美味そう。
「ましろ、でかいなソレ」
「シャオのもおっきいね」
「そうだろ?」
シャオがやってきて、自分が採ったイチゴを自慢気に見せびらかしてきた。はい、幼女。
「交換する?」
「ましろにならやる」
やだ。私、ときめいちゃう、なんちゃって。
「シャオ、あーん」
ふざけてそう言ったらシャオが屈んで口を開けた。歯並びいいっすね、お兄さん。
「なんだ、これ。めちゃくちゃうめえ」
シャオがかぶりついて、驚いている。え、そんなに?俺も恐る恐るイチゴを食べてみる。かぶりつくと果汁が溢れてくる。うわ、一口じゃとてもじゃないけど入りきらないぞ。
「甘っ!え?これ、イチゴだよね?」
「品種がいろいろあるらしい。食べ比べしてみようぜ」
「そうだね」
どうやら俺たちはイチゴ狩りを舐めていたらしい。そう、これは狩りだ。胃袋を賭けた勝負なんだ。30個ほどイチゴを食べたらタイムアップになった。
まだ食べられたのに、悔しい。
「100しか食えなかった」
シャオがしょんぼりしながらやってくる。何度でも言う。なんでこのヒト太らないの?
「シャオ、これからビュッフェもあるんだし、余力を残しておかなくちゃ」
「そういやそうだな」
シャオがにやりと笑う。お店に出禁にならない程度に食べてもらいたい。
「イチゴ、大変美味でした」
「甘かったな」
みんなも、それぞれ楽しめたようだ。そこから少し移動して、大きな駐車場のある、お土産屋さんに入った。シャオやルシファー騎士団のみんなと写真を撮りたいお客様が沢山いた。いいことだ。そのうちの一人が俺に尋ねてくる。
「あの、姫様の写真って撮ってもいいんでしょうか?」
ん?俺の写真?別に問題ないと思われる。
「いいですよ」
そう笑って答えたら、お客様に取り囲まれた。あれ?なんか思ってたのと違う。パシャパシャとシャッター音が鳴り響く。え、なんか大変なことになってませんか?
「皆様!お時間が押しています!速やかにバスにご乗車ください!」
パルカスさんが呼んでいる。こうして混乱は収まったのだった。やれやれ。
***
俺たちはついに一番のメインイベントである、ビュッフェに来ている。もちろん一流のシェフが揃った高級なレストランだ。雰囲気もいいし、料理もどれも美味しそうだな。
「ましろ、これやる。これもだ」
「え、こんなに食べないの?」
隣の席に座ったシャオが自分のお皿からおかずを俺の皿に移動させている。あ、一周目はパルカスさんが取ってきてくれたから嫌いなものを避けようとしているな。
「シャオ、せっかく全部美味しいのに」
「酸っぱいのは嫌いだ」
そうでしたね。シャオは普通のヒトよりはるかに鼻がいい。敏感に酢の匂いを感じ取ったようだ。
「王、好き嫌いはよくない。バランスよく食べなければ体に差し支える」
同じテーブルにいた、スカーさんがそう嗜めると、シャオはむっとした顔をしながらも、おかずを口に運んだ。もっもっと嫌そうな顔で噛んでいる。今食べたのは白身魚のフライかな?一口サイズに揚げてある白身魚に、ちょっと酸っぱめのあんかけが絡めてある。それが美味しいのに。
「まひろ、こえ、飲ひほへない」
泣きそうな声でそんなこと言われても。本当に幼女だな。
「シャオ!頑張って!!」
シャオはしばらく、むぐむぐ白身魚を咀嚼してようやくごくっと飲み込んだ。よかった。
「頑張ったね」
「残りは食べてくれるよな?」
「うん、いいよ」
シャオが最強魔王であることを、つい忘れがちだな、俺も。
でもシャオは基本的に力を振るわない。魔力の操作だって自由自在のはずなのに、滅多に使わない。
シャオなりにみんなと仲良くしたいんだろう。優しいな。
「そういえば、アイスがあった、ケーキも」
シャオが急に綺麗な緑の瞳をきらきらさせる。甘いものが食べたくてこのバスツアーに来たんだもんね。
「シャオ、好きなの取ってきなよ」
「いいのか?」
シャオに甘過ぎるって後でフギさんに怒られるんだろうな。
でもこんな時くらいはいいと思う。シャオは山盛りのスイーツを取って帰ってきた。
「ケーキ、ましろの分も取ってきた」
「ありがとう、シャオ」
ケーキはもちろん美味しかった。
バスツアー、楽しかったなあ。
おわり
「ああ?」
それはある日の昼下がり。恒例のおやつタイムの時間だった。今日のおやつは、生クリームがもりもりにのったプリン・ア・ラモードで、シャオはそれにすごく喜んでいたのだ。そんな時にパルカスさんが企画を持ち込んできたものだから、プリン・ア・ラモードはどう考えても企画を通す作戦だと思わざるを得ない。
パルカスさん、なかなかの策士だな。シャオがスプーンを咥えたまま企画書に目を通している。お行儀悪いなぁ。シャオの二の腕をつんつんしたら気が付いたらしい。スプーンを置いて今度は机に頬杖をついている。シャオ、もうどうでもいいって感じだな。ある意味判断が早い。
「どんな企画なんですか?」
「ましろ様、よくぞ聞いて頂きました!これを!若様もどうぞ」
パルカスさんがフルカラーのフライヤーを一枚手渡してくれる。これは。
「魔界の王シャオと行く魔界バスツアー。へえ」
俺が見出しを読み上げると、シャオがフライヤーをびりびり破いて、えいやと後ろに投げ捨てた。パラパラと紙屑が舞い散る。
彼は再びプリン・ア・ラモードに取り掛かっている。
「若様、ひどい」
パルカスさんの言葉にシャオは不機嫌に言い放った。
「俺と一緒にバスに乗って何が楽しいんだ?」
「それはもちろん、国民の皆様に若様の人となりを知っていただきたいという狙いがありまして」
シャオの人となりか。うん、正にこんな感じだよね。わがままな猫ちゃんをヒトにした感じだ。
「ましろ、今俺がわがままだって思っただろう?」
「ははは、やだなあ。シャオってば」
ちゃんとわがままっていう自覚があったんだな…ってのは笑顔で上手に隠しておく。うん、バレてない。多分。
「バスツアーなんて俺は絶対に嫌だからな」
パルカスさんがうううと呻いている。
「せっかくイチゴの食べ放題やスイーツバイキングも計画に入れましたのに」
シャオがそれにぴくっと反応した。あれ?もしかして。
「おい、パルカス。詳しく話せ」
***
「皆様、本日はシャオ陛下と楽しむバスツアーにご参加頂きありがとうございます」
俺たちは大型のバスに乗っている。パルカスさんの企画はなんだかんだ、とんとん拍子で決まった。その理由としては、もちろんシャオがやる気になったからだ。
これからシャオが楽しみにしているイチゴ狩りに行く。シャオ、イチゴ大好きだもんね。その後は野菜の詰め放題とかスイーツバイキングを含めたビュッフェにも行くらしい。俺もこの日が来るのをすごく楽しみにしていた。晴れてくれて本当によかった。シャオが天空に向かってなにか言っていたのは見なかったことにしよう。真実を知るばかりがいいことってわけじゃないしね。
「王、イチゴ狩り楽しみですね」
睡蓮にそう声を掛けられてシャオは嬉しそうに頷いた。ルシファー騎士団は魔界でかなりの人気者らしい。パルカスさんは当然のようにルシファー騎士団もこのバスツアーに呼んでいた。みんなイケメンだし、有名人だ。バスツアーのチケットはすぐに売り切れたと聞く。
「ではこれから親睦を深めるためにシャオ陛下に質問コーナーを始めたいと思います」
今日の司会進行はパルカスさんだ。お客様はほとんどが女性だった。小さな子も乗っているから親子連れもいるみたいだな。確か小学生未満は無料なんだっけ?良心的だ。
質問はあらかじめお客様からアンケートで集めていたらしい。それをパルカスさんが選んでシャオがその質問に答えるという形式のようだ。
「では最初の質問です。好きなデザートはなんですか?」
「チョコバナナパフェだ。チョコとバナナと生クリームの組み合わせは最強だからな。バニラアイスもあるとなおいい。あと、俺はソフトクリームも好きだ。搾りたての牛乳から作った濃いやつがいい」
シャオがそうさらっと答えると、女性陣から歓声があがる。シャオ、大人気だなぁ。いいことだ。国民に愛されてこその王なんだから。
「では、次の質問に参ります!
ましろ姫との馴れ初めは?」
「想像に任せる」
シャオがそう言って俺ににやっと笑いかけてくる。これはわざとやってるな。
「姉御、エロいっす」
モウカは後で怒っておこう。俺がいつから成人指定になったんだ。
シャオは、それから何個か質問に答えた。その後はいくつかなぞなぞをしたり、睡蓮がルシファー騎士団の紹介をしたりしているうちに目的地が見えてきた。
ビニールハウスが沢山並んでいる。その景色は圧巻だった。自然と窓にみんなの視線が集まる。
「イチゴ!!」
シャオが嬉しすぎて、座席で前のめりになっているな。こういう所、本当に幼女だよね。
農家の方の説明を聞いて、イチゴ狩りが始まった。片手に持ったカップにはたっぷり練乳が入っているから沢山イチゴにつけられる。でも、やっぱり一つ目はそのまま食べたいじゃないか。俺は大きい真っ赤なイチゴを見つけてもいだ。
わぁ、美味そう。
「ましろ、でかいなソレ」
「シャオのもおっきいね」
「そうだろ?」
シャオがやってきて、自分が採ったイチゴを自慢気に見せびらかしてきた。はい、幼女。
「交換する?」
「ましろにならやる」
やだ。私、ときめいちゃう、なんちゃって。
「シャオ、あーん」
ふざけてそう言ったらシャオが屈んで口を開けた。歯並びいいっすね、お兄さん。
「なんだ、これ。めちゃくちゃうめえ」
シャオがかぶりついて、驚いている。え、そんなに?俺も恐る恐るイチゴを食べてみる。かぶりつくと果汁が溢れてくる。うわ、一口じゃとてもじゃないけど入りきらないぞ。
「甘っ!え?これ、イチゴだよね?」
「品種がいろいろあるらしい。食べ比べしてみようぜ」
「そうだね」
どうやら俺たちはイチゴ狩りを舐めていたらしい。そう、これは狩りだ。胃袋を賭けた勝負なんだ。30個ほどイチゴを食べたらタイムアップになった。
まだ食べられたのに、悔しい。
「100しか食えなかった」
シャオがしょんぼりしながらやってくる。何度でも言う。なんでこのヒト太らないの?
「シャオ、これからビュッフェもあるんだし、余力を残しておかなくちゃ」
「そういやそうだな」
シャオがにやりと笑う。お店に出禁にならない程度に食べてもらいたい。
「イチゴ、大変美味でした」
「甘かったな」
みんなも、それぞれ楽しめたようだ。そこから少し移動して、大きな駐車場のある、お土産屋さんに入った。シャオやルシファー騎士団のみんなと写真を撮りたいお客様が沢山いた。いいことだ。そのうちの一人が俺に尋ねてくる。
「あの、姫様の写真って撮ってもいいんでしょうか?」
ん?俺の写真?別に問題ないと思われる。
「いいですよ」
そう笑って答えたら、お客様に取り囲まれた。あれ?なんか思ってたのと違う。パシャパシャとシャッター音が鳴り響く。え、なんか大変なことになってませんか?
「皆様!お時間が押しています!速やかにバスにご乗車ください!」
パルカスさんが呼んでいる。こうして混乱は収まったのだった。やれやれ。
***
俺たちはついに一番のメインイベントである、ビュッフェに来ている。もちろん一流のシェフが揃った高級なレストランだ。雰囲気もいいし、料理もどれも美味しそうだな。
「ましろ、これやる。これもだ」
「え、こんなに食べないの?」
隣の席に座ったシャオが自分のお皿からおかずを俺の皿に移動させている。あ、一周目はパルカスさんが取ってきてくれたから嫌いなものを避けようとしているな。
「シャオ、せっかく全部美味しいのに」
「酸っぱいのは嫌いだ」
そうでしたね。シャオは普通のヒトよりはるかに鼻がいい。敏感に酢の匂いを感じ取ったようだ。
「王、好き嫌いはよくない。バランスよく食べなければ体に差し支える」
同じテーブルにいた、スカーさんがそう嗜めると、シャオはむっとした顔をしながらも、おかずを口に運んだ。もっもっと嫌そうな顔で噛んでいる。今食べたのは白身魚のフライかな?一口サイズに揚げてある白身魚に、ちょっと酸っぱめのあんかけが絡めてある。それが美味しいのに。
「まひろ、こえ、飲ひほへない」
泣きそうな声でそんなこと言われても。本当に幼女だな。
「シャオ!頑張って!!」
シャオはしばらく、むぐむぐ白身魚を咀嚼してようやくごくっと飲み込んだ。よかった。
「頑張ったね」
「残りは食べてくれるよな?」
「うん、いいよ」
シャオが最強魔王であることを、つい忘れがちだな、俺も。
でもシャオは基本的に力を振るわない。魔力の操作だって自由自在のはずなのに、滅多に使わない。
シャオなりにみんなと仲良くしたいんだろう。優しいな。
「そういえば、アイスがあった、ケーキも」
シャオが急に綺麗な緑の瞳をきらきらさせる。甘いものが食べたくてこのバスツアーに来たんだもんね。
「シャオ、好きなの取ってきなよ」
「いいのか?」
シャオに甘過ぎるって後でフギさんに怒られるんだろうな。
でもこんな時くらいはいいと思う。シャオは山盛りのスイーツを取って帰ってきた。
「ケーキ、ましろの分も取ってきた」
「ありがとう、シャオ」
ケーキはもちろん美味しかった。
バスツアー、楽しかったなあ。
おわり
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