愛し子

水姫

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終結

運命

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リリアとガレンの結婚式の準備は着々と進んでいた。

「リリア綺麗だよ」

今リリアは結婚式で着る予定のドレスに身を包んでいる。

「ありがとう」

「うぅ、誰にも見せたくないな・・・このまま隠してしまおうか」

「ガレン!」

「嘘だよ、怒る顔も可愛い」

ガレンとリリアは甘い雰囲気を漂わせている。



「本当にお似合いよね」

「あのお二方は出逢うべくして出逢ったんだわ」

「私さっき笑顔でお礼されました!」

「あの笑顔は反則ですよね」

「「はぁ~」」



「うぅ、ガレン皆が何か言ってるわ。呆れてるのよ」

「そんなことないよ。皆君の魅力に惹かれているだけだよ」

「嘘よ」

「本当だよ。綺麗だから」

「うぅ(お世辞でも嬉しい)」


リリアとガレンの結婚は国中を挙げて行われ、国民全員から祝われた。
英雄と王太子の結婚は国の物語になったとか。


結婚した5年後に陛下は退位され、ガレンが王位を継いだ。


時間を戻ってこれは結婚したての頃のお話。


「リリア、今いるかい?」

「どうしたの?」

「君の顔が見たくて」チュッ。

「・・・恥ずかしいよ~」

「ごほん!お取り込み中失礼します」

「わ、わ、どうぞ」

「殿下政務はいかがなされました?」

「それは・・・大体終わらせた・・・はず」

そこに見計らったかのように補佐官がやって来た。

「妃殿下、殿下を見ませんでしたか?」

・・・「ここにいらっしゃいます」

「失礼します」ガチャ。

「殿下!執務室に戻りますよ。1日に何回妃殿下の顔を見るつもりですか!」

「こんなに愛しいのだ。ずっと見てられる」

「あの、ガレン、さすがに・・・恥ずかしい」

「はぁ~。何故協力できんのだ?」

「そうは仰いますが限度がございます!いきますよ」

「分かった、行けば良いのだろう。リリアまた会いに来るよ」

「失礼しました妃殿下」

「いえ、執務頑張ってね」

「・・・一緒に「殿下!」分かってる」
ガチャン。

「愛されてますね」

「ええ、本当に。私は幸せ者ね」

「さて、お勉強の続きをいたしましょう」

「あの、どれくらい役にたちますか?その、私の今の状態で」

「そうですね、ある程度はお手伝いできますよ」

「本当ですか?」

「ええ、お手伝いしにいきますか?」

「えっと、邪魔にならないですよね?」

「もちろんです」

「じゃあ、見てみたいし、お手伝いもしたいから」

「ふふ、はい。では参りましょう。これもお勉強ですものね」

「・・・はい」

王太子を想う妃殿下は王宮内で皆の癒しになっているのをリリアは知らない。それはリリアが鈍いこともあったが、ガレンが過保護なせいでもあった。

こんこん。「誰だ?」「侍女長のニーナです」

「入れ」「失礼します」

ニーナに隠れるようにリリアは入った。
目の前には大量の書類に囲まれているガレンがいた。「凄い量・・・」ボソッ。

「!!!リリア!」
その呟きにガレンが顔をあげて目を見開いてこっちを見てきた。

「さあ、妃殿下」

「ええ、私ねお手伝いをしたくて」

「本当かい?」

「その、邪魔になるかしら?」

「全然、むしろ毎日来て欲しい」

「それはいけません。妃殿下にもすることがありますから」

「・・・なので空いたときだけ、です。駄目ですか?」

「リリア!」
リリアは勢いよくガレンに抱きつかれた。

「あの、他の人もいますし・・・」

「?、あぁ」そういうと目で退出を促した。

「「失礼します」」部屋に2人きりになった。

「これでいいかい?」
リリアはまた抱きつかれてしまう。

「あの、ガレン、私お手伝いに来たのだけれど」

「ん?そうだったね、じゃあ何して貰おうかな」

「あの、何でも言ってね。その、手伝って早く終わったら、夜一緒の時間が増えるから・・」

「(だから反則だって)」

「???」

「いや、じゃあこれを」

「はい!」

ガレンはリリアがいることで凄いスピードで書類をこなしていき、リリアはリリアでガレンの為にと必死で手伝った。

「凄いですね」

「流石妃殿下です」

予定より3時間以上早く終わってしまった。

「リリアがいると助かるよ」

「いえ、ガレンが凄いのです」

「妃殿下!毎日でも手伝って欲しいです」

「駄目です!妃殿下はお忙しい方ですから」

「また来ますから」

「はい!是非」

「じゃあリリアお楽しみを・・・」

顔が赤くなるのが分かった。
その様子を見た周りは察してどこかに行ってしまう。

「その、お手柔らかにお願いします」

「ふふ、お手を」

ガレンはリリアを連れそのまま朝まで部屋に籠ってしまった。



「本当に仲がよろしいですよね」

「特に妃殿下を見ているとなんと言うか」

「分かります!あの方は我々のオアシスです」

「お二方がいらっしゃったらこの国も安泰ですね」

この数年後に何が待ち受けているのか侍女たちはまだ知らない。













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