4 / 6
花婿と花嫁の、血盟紋が浮かび上がりました。
しおりを挟む
大司教オスヴァルトが祭壇の中央に立つと、聖堂の空気が静かに噛み合った。
歯車が合う音など、本当はどこにも鳴っていない。けれど人の胸の奥だけが、それを「鳴った」と知る。祈りの場は、こういう無音の切り替えが得意だ。先ほどまで残っていた歓声や拍手の余熱を、ただの呼吸へ戻してしまう。私語の端まで整列させ、目に見えない秩序を押し付けてくる。
「これより、盟約の儀に入る」
声は低く、揺れない。祝福の温度ではなく、判定の温度だった。
私は参列者席の端で背筋を伸ばし、その言葉を受け取る。受け取ったまま、温めない。温めれば感情が立ち上がる。感情は進行を乱す。私は今、それを乱さないためにここにいる。
床に落ちたステンドグラスの色が、通路に帯を作っていた。青と赤と金。美しい帯だ。けれど美しさは私を救わない。救うのは原則であり、順序であり、紙に書かれた手続きだ。
大司教が視線を巡らせ、この場の空気を固定する。
「盟約文に記された当事者、前へ。新郎アルト・グランヴェル。花嫁ミレイア・ヴァンローゼ」
“花嫁ミレイア”という語が落ちた瞬間、胸の奥がひとつだけ縮んだ。
痛みではない。痛みはもう透明に沈めてある。縮んだのは、私が当事者ではないという事実を、聖堂が改めて言葉にしたからだ。
アルトが進み出る。
白い礼装が光を弾き、肩口の縫い取りがきらりと揺れた。堂々としていて、それを疑わない。勝者が勝者のままでいるための姿勢。
その隣にミレイアが並ぶ。薄い金のドレスが柔らかく波を打ち、彼女の微笑みはこの場に馴染みきっていた。まるで最初からそこにいたかのように。
参列者の中に、安堵が生まれるのがわかった。
“予定どおり”という安堵。
人は予定どおりという言葉が好きだ。予定どおりなら、自分は何も背負わなくていい。予定どおりなら、見たくないものを見なくて済む。
侍者が銀の聖杯を運び、祭壇の中央に置いた。
冷たい光が走る。刃のように細い反射。私は聖具室で掌に受けたあの冷たさを思い出し、視線を逸らさないようにした。今日の真実は、あの冷たさの中にある。華やかな言葉の外側ではなく、冷えた器の内側に。
「採血は原則どおり、盟約文の当事者欄の順に行う」
大司教の声が、順序を確定させる。
それに従い、アルトが右手を差し出した。
針が渡されて、アルトはためらいなく指先を刺す。
滲んだ赤が白い手袋を汚さないように、侍者がすぐに布を添える。赤は一滴だけ、聖杯の縁へ落とされた。
とぷり。
音はほとんどない。けれど空気が揺れた。
“血が落ちる”という出来事は、いつも目に見えない拍手を先に呼ぶ。誰もが次に起きるものを知っている。血盟紋――第一紋。家格の証明。誇りの装飾。
大司教が低く詠唱する。
言葉が重なるたび、聖杯の内側に刻まれた古文字が淡く光を含む。光は静かで、しかし確実に増していく。水面に月が近づくように、見えないものが近づき、輪郭を持っていく。
そして――アルトの手首に光が生まれた。
皮膚の下で金色の線が一気に走り、絡まり、整列し、形を結ぶ。迷いがない。躊躇がない。
まるで初めからそこに刻まれていたものが、ただ表へ浮かび上がっただけのように。
第一紋。
獅子の横顔。冠。蔓草の装飾。
華やかで、堂々としていて、見る者の視線を引き寄せる。光は強く、輪郭はくっきりと立ち、手首の上で宝飾品のように輝いた。
会場が湧いた。
「……見事だ」
「さすが、グランヴェル家」
「これほど鮮明に出るとは」
囁きが走り、すぐに揃った拍手に変わる。割れんばかり、というほど大きくない。だが、揃っている。その揃い方が、“勝者”を祝う作法そのものだ。
この場で拍手は、祝福ではなく認定に近い。皆で同じ結論に合意する音。
アルトの口元がわずかに上がった。
笑いではない。勝った者が勝ったままでいるための表情。
彼は自分の手首を一度だけ見下ろし、その輝きを当然のように受け入れる。そして周囲へ視線を返す。見せるための紋。見せるための人生。
私は参列者席で、手袋の内側の指先をそっと重ねた。
胸の奥で透明な痛みが、ほんの少しだけきしむ。けれど私は崩れない。崩れれば、誰かがそれを材料にする。憐れみも、嘲りも、どちらも材料だ。私は材料にならない。
“あの子は負けたのね”
――そう見える。
そう見せるための、材料には。
大司教が拍手を切るように言う。
「第一紋、確認」
次に来るのは花嫁の採血。
ミレイアが一歩進み、勝者の微笑みを崩さないまま手袋を外した。会場は「もう何も問題ない」という空気を作り始めている。私はその空気が、薄い膜のように広がっていくのを感じた。膜は軽く、しかし人を思考停止させるには十分な厚みがある。
針が触れ、彼女の指先に赤が滲む。
一滴が聖杯の縁へ落ちる。皆が「次」を知っているから、安堵はほとんど完成してしまう。
詠唱が重なり、ミレイアの薬指に柔らかな金の輪が浮かび上がった。花が咲くように、静かに。
婚礼紋――花嫁の第一紋。
「……美しい」
誰かが、ほっとした声でそう言った。
拍手が起こる。安堵の拍手だ。花嫁が変わっても儀は成立する。
“予定どおりだった”
――そう思いたい人々の拍手。
私でさえ、一拍だけその空気に引きずられそうになる。人の確信は、こうして集団で増幅する。
けれど私は、祭壇の中央に置かれた聖杯から目を離さなかった。
さきほどの光は確かに増している。
ただ――どこか浅い。
水面だけが眩しく、底の暗さが動かない光。深い場所が、まだ沈黙している。
書記官の羽根ペンが止まらないのも見えた。
歓声に付き合わず、紙の上で確認を続けている。まるで、今の拍手はまだ“前座”だと知っているように。あるいは、知っているからこそ止まれないのだ。規則の人間は、感情の波に合わせて筆を止めたりしない。
私は息をひとつ吐いた。
静かに、胸の奥で言う。
――まだ、ここからだ。
血盟紋は嘘をつかない。
けれど人は、血盟紋の“表”だけを真実だと思い込み、いくらでも自分に都合のいい物語を作る。獅子が輝けば正しい。花が咲けば成立する。そう決めてしまえば楽だから。
大司教が羊皮紙へ手を伸ばす。
その動きが、儀式が終わっていないことを告げていた。拍手の終点ではなく、確認の入口へ向かう手だ。
“勝者”を決めるためではない。
“真実”を確かめるために。
歯車が合う音など、本当はどこにも鳴っていない。けれど人の胸の奥だけが、それを「鳴った」と知る。祈りの場は、こういう無音の切り替えが得意だ。先ほどまで残っていた歓声や拍手の余熱を、ただの呼吸へ戻してしまう。私語の端まで整列させ、目に見えない秩序を押し付けてくる。
「これより、盟約の儀に入る」
声は低く、揺れない。祝福の温度ではなく、判定の温度だった。
私は参列者席の端で背筋を伸ばし、その言葉を受け取る。受け取ったまま、温めない。温めれば感情が立ち上がる。感情は進行を乱す。私は今、それを乱さないためにここにいる。
床に落ちたステンドグラスの色が、通路に帯を作っていた。青と赤と金。美しい帯だ。けれど美しさは私を救わない。救うのは原則であり、順序であり、紙に書かれた手続きだ。
大司教が視線を巡らせ、この場の空気を固定する。
「盟約文に記された当事者、前へ。新郎アルト・グランヴェル。花嫁ミレイア・ヴァンローゼ」
“花嫁ミレイア”という語が落ちた瞬間、胸の奥がひとつだけ縮んだ。
痛みではない。痛みはもう透明に沈めてある。縮んだのは、私が当事者ではないという事実を、聖堂が改めて言葉にしたからだ。
アルトが進み出る。
白い礼装が光を弾き、肩口の縫い取りがきらりと揺れた。堂々としていて、それを疑わない。勝者が勝者のままでいるための姿勢。
その隣にミレイアが並ぶ。薄い金のドレスが柔らかく波を打ち、彼女の微笑みはこの場に馴染みきっていた。まるで最初からそこにいたかのように。
参列者の中に、安堵が生まれるのがわかった。
“予定どおり”という安堵。
人は予定どおりという言葉が好きだ。予定どおりなら、自分は何も背負わなくていい。予定どおりなら、見たくないものを見なくて済む。
侍者が銀の聖杯を運び、祭壇の中央に置いた。
冷たい光が走る。刃のように細い反射。私は聖具室で掌に受けたあの冷たさを思い出し、視線を逸らさないようにした。今日の真実は、あの冷たさの中にある。華やかな言葉の外側ではなく、冷えた器の内側に。
「採血は原則どおり、盟約文の当事者欄の順に行う」
大司教の声が、順序を確定させる。
それに従い、アルトが右手を差し出した。
針が渡されて、アルトはためらいなく指先を刺す。
滲んだ赤が白い手袋を汚さないように、侍者がすぐに布を添える。赤は一滴だけ、聖杯の縁へ落とされた。
とぷり。
音はほとんどない。けれど空気が揺れた。
“血が落ちる”という出来事は、いつも目に見えない拍手を先に呼ぶ。誰もが次に起きるものを知っている。血盟紋――第一紋。家格の証明。誇りの装飾。
大司教が低く詠唱する。
言葉が重なるたび、聖杯の内側に刻まれた古文字が淡く光を含む。光は静かで、しかし確実に増していく。水面に月が近づくように、見えないものが近づき、輪郭を持っていく。
そして――アルトの手首に光が生まれた。
皮膚の下で金色の線が一気に走り、絡まり、整列し、形を結ぶ。迷いがない。躊躇がない。
まるで初めからそこに刻まれていたものが、ただ表へ浮かび上がっただけのように。
第一紋。
獅子の横顔。冠。蔓草の装飾。
華やかで、堂々としていて、見る者の視線を引き寄せる。光は強く、輪郭はくっきりと立ち、手首の上で宝飾品のように輝いた。
会場が湧いた。
「……見事だ」
「さすが、グランヴェル家」
「これほど鮮明に出るとは」
囁きが走り、すぐに揃った拍手に変わる。割れんばかり、というほど大きくない。だが、揃っている。その揃い方が、“勝者”を祝う作法そのものだ。
この場で拍手は、祝福ではなく認定に近い。皆で同じ結論に合意する音。
アルトの口元がわずかに上がった。
笑いではない。勝った者が勝ったままでいるための表情。
彼は自分の手首を一度だけ見下ろし、その輝きを当然のように受け入れる。そして周囲へ視線を返す。見せるための紋。見せるための人生。
私は参列者席で、手袋の内側の指先をそっと重ねた。
胸の奥で透明な痛みが、ほんの少しだけきしむ。けれど私は崩れない。崩れれば、誰かがそれを材料にする。憐れみも、嘲りも、どちらも材料だ。私は材料にならない。
“あの子は負けたのね”
――そう見える。
そう見せるための、材料には。
大司教が拍手を切るように言う。
「第一紋、確認」
次に来るのは花嫁の採血。
ミレイアが一歩進み、勝者の微笑みを崩さないまま手袋を外した。会場は「もう何も問題ない」という空気を作り始めている。私はその空気が、薄い膜のように広がっていくのを感じた。膜は軽く、しかし人を思考停止させるには十分な厚みがある。
針が触れ、彼女の指先に赤が滲む。
一滴が聖杯の縁へ落ちる。皆が「次」を知っているから、安堵はほとんど完成してしまう。
詠唱が重なり、ミレイアの薬指に柔らかな金の輪が浮かび上がった。花が咲くように、静かに。
婚礼紋――花嫁の第一紋。
「……美しい」
誰かが、ほっとした声でそう言った。
拍手が起こる。安堵の拍手だ。花嫁が変わっても儀は成立する。
“予定どおりだった”
――そう思いたい人々の拍手。
私でさえ、一拍だけその空気に引きずられそうになる。人の確信は、こうして集団で増幅する。
けれど私は、祭壇の中央に置かれた聖杯から目を離さなかった。
さきほどの光は確かに増している。
ただ――どこか浅い。
水面だけが眩しく、底の暗さが動かない光。深い場所が、まだ沈黙している。
書記官の羽根ペンが止まらないのも見えた。
歓声に付き合わず、紙の上で確認を続けている。まるで、今の拍手はまだ“前座”だと知っているように。あるいは、知っているからこそ止まれないのだ。規則の人間は、感情の波に合わせて筆を止めたりしない。
私は息をひとつ吐いた。
静かに、胸の奥で言う。
――まだ、ここからだ。
血盟紋は嘘をつかない。
けれど人は、血盟紋の“表”だけを真実だと思い込み、いくらでも自分に都合のいい物語を作る。獅子が輝けば正しい。花が咲けば成立する。そう決めてしまえば楽だから。
大司教が羊皮紙へ手を伸ばす。
その動きが、儀式が終わっていないことを告げていた。拍手の終点ではなく、確認の入口へ向かう手だ。
“勝者”を決めるためではない。
“真実”を確かめるために。
407
あなたにおすすめの小説
公爵令嬢は結婚式当日に死んだ
白雲八鈴
恋愛
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。
婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
婚約者とその番という女性に
『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』
そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。
*タグ注意
*不快であれば閉じてください。
旦那様。私が悪女ならば、愛人の女は何になるのかしら?
白雲八鈴
恋愛
我が公爵家主催の夜会の最中。夫が愛人を連れてやってきたのです。そして、私を悪女という理由で離縁を突きつけてきました。
離縁して欲しいというのであれば、今まで支援してきた金額を全額返済していただけません?
あら?愛人の貴女が支払ってくれると?お優しいわね。
私が悪女というのであれば、妻のいる夫の愛人に収まっている貴女は何なのかしら?
【完結】貴方の傍に幸せがないのなら
なか
恋愛
「みすぼらしいな……」
戦地に向かった騎士でもある夫––ルーベル。
彼の帰りを待ち続けた私––ナディアだが、帰還した彼が発した言葉はその一言だった。
彼を支えるために、寝る間も惜しんで働き続けた三年。
望むままに支援金を送って、自らの生活さえ切り崩してでも支えてきたのは……また彼に会うためだったのに。
なのに、なのに貴方は……私を遠ざけるだけではなく。
妻帯者でありながら、この王国の姫と逢瀬を交わし、彼女を愛していた。
そこにはもう、私の居場所はない。
なら、それならば。
貴方の傍に幸せがないのなら、私の選択はただ一つだ。
◇◇◇◇◇◇
設定ゆるめです。
よろしければ、読んでくださると嬉しいです。
【完結】婚約者に忘れられていた私
稲垣桜
恋愛
「やっぱり帰ってきてた」
「そのようだね。あれが問題の彼女?アシュリーの方が綺麗なのにな」
私は夜会の会場で、間違うことなく自身の婚約者が、栗毛の令嬢を愛しそうな瞳で見つめながら腰を抱き寄せて、それはそれは親しそうに見つめ合ってダンスをする姿を視線の先にとらえていた。
エスコートを申し出てくれた令息は私の横に立って、そんな冗談を口にしながら二人に視線を向けていた。
ここはベイモント侯爵家の夜会の会場。
私はとある方から国境の騎士団に所属している婚約者が『もう二か月前に帰ってきてる』という話を聞いて、ちょっとは驚いたけど「やっぱりか」と思った。
あれだけ出し続けた手紙の返事がないんだもん。そう思っても仕方ないよでしょ?
まあ、帰ってきているのはいいけど、女も一緒?
誰?
あれ?
せめて婚約者の私に『もうすぐ戻れる』とか、『もう帰ってきた』の一言ぐらいあってもいいんじゃない?
もうあなたなんてポイよポイッ。
※ゆる~い設定です。
※ご都合主義です。そんなものかと思ってください。
※視点が一話一話変わる場面もあります。
あなたへの愛を捨てた日
柴田はつみ
恋愛
公爵夫人エステルは、冷徹な夫レオニスを心から愛していた。彼の好みを調べ、帰宅を待ちわび、献身的に尽くす毎日。
しかし、ある夜会の回廊で、エステルは残酷な真実を知る。
レオニスが、未亡人クラリスの手を取り囁いていたのだ。
「君のような(自立した)女性が、私の隣にいるべきだった」
エステルは悟る。自分の愛は彼にとって「重荷」であり、自分という人間は彼にとって「不足」だったのだと。その瞬間、彼女の中で何かが音を立てて砕け散る。
白い結婚で結構ですわ。愛人持ちの夫に興味はありません
鍛高譚
恋愛
公爵令嬢ルチアーナは、王太子アルベルトとの政略結婚を命じられた。だが彼にはすでに愛する女性がいた。そこでルチアーナは、夫婦の義務を果たさない“白い結婚”を提案し、お互いに干渉しない関係を築くことに成功する。
「夫婦としての役目を求めないでくださいませ。その代わり、わたくしも自由にさせていただきますわ」
そうして始まった王太子妃としての優雅な生活。社交界では完璧な妃を演じつつ、裏では趣味の読書やお茶会を存分に楽しみ、面倒ごととは距離を置くつもりだった。
——だが、夫は次第にルチアーナを気にし始める。
「最近、おまえが気になるんだ」
「もっと夫婦としての時間を持たないか?」
今さらそんなことを言われても、もう遅いのですわ。
愛人を優先しておいて、後になって本妻に興味を持つなんて、そんな都合の良い話はお断り。
わたくしは、自由を守るために、今日も紅茶を嗜みながら優雅に過ごしますわ——。
政略結婚から始まる痛快ざまぁ! 夫の後悔なんて知りませんわ
“白い結婚”を謳歌する令嬢の、自由気ままなラブ&ざまぁストーリー!
王妃教育の謎~婚約破棄?大歓迎です!
柚屋志宇
恋愛
王太子の婚約者となった公爵令嬢フェリシアは王妃教育を受けることになった。
厳しい王妃教育にフェリシアはすり減る。
しかしある日、フェリシアは気付いてしまった。
王妃教育の正体に。
真実に気付いたフェリシアは、王子と婚約を解消するために王子妃にふさわしくない行動をとると決めた。
※小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる