バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?

cheeery

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ありえない再開

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大型連休の浮かれた空気が、五月の湿気を含んだ風に溶けていく。 
大学のキャンパスには、春先の熱に浮かされたような騒がしさはもうない。

講義室を移動する集団。
中庭でノートを広げる先輩たち、学食が並ぶ食堂。
その風景の一部に、俺もようやく馴染めてきた頃だ。

俺の名前は広瀬 陽(ひろせ あき)
都内の私立大学、文学部に通うピカピカの一年生。
……とは言っても、入学式からもう一ヶ月半が過ぎたんだけどな。

「陽~。今日の放課後、新歓の二次会、顔出すだろ?」

「あ、うん。たぶん」

友達だって出来た。
昼休みの食堂で同じテニスサークルに入ったヤツらと話をする。

テニスサークルに入ると決めたのは 「大学デビュー」と言えば、やっぱりテニサーだろうという安直な考えの元……。
そんな理由で選んだサークルは、まだ先輩たちのノリにはついていけない時もあるけど、これが「青春」ってヤツなんだと思う。

俺は大学進学をきっかけに実家を出てワンルームで一人暮らしを始めた。

頑張れば通えない距離ではないんだけど、2時間弱くらいかかることもあり、人生経験として一度家に出るのもいいんじゃないかと親に提案された。

勉強もサークルの人間関係もすべてが順調に行っていて、今のところ(?)完璧なキャンパスライフが滑り出した……と思う。
ただひとつ、想定外だったのは……。

大学生、けっこう金がかかる……!

(やばい。今月の仕送り、もう半分もない)

サークルの飲み代。買ったばかりの春服。
バカみたいに高い教科書。貯金を切り崩す生活にも限界がある。

このままじゃ、夏休みどころか来月の家賃すら怪しい。

母親に催促したって「飲み歩いてるんでしょ!なんのために大学行ったの」とか言われるだろうしな……。

「いいな~俺もハンバーグ定食食いてぇよ」

学食の安いカツカレーを前に目の前のダチ、篠原がちょっと高めのハンバーグ定食を食べているのに気づく。

「いいだろ。今日給料日だから奮発したんだよ」

そっかぁ……篠原は居酒屋でバイトしてるもんな。

「陽もバイトしたら?飲み会参加してたら金、持たねえだろ」
「まじでそう……」

俺は苦しげに言った。
でもそっか……バイトするのはありだな。

サークルに入ってるとはいえ、連休とかも結構ヒマだったし……大学も慣れてきた今なら新しいことを始めるのもありだ。

「よしっ!俺、バイトする!」
「お、おう」

急に元気に宣言しだした俺に篠原は驚いた顔をしていた。

そうと決まればすぐ実行だ。
どうせなら通いやすいところがいいよな。

大学の近くは、サークルの連中と鉢合わせしそうで面倒だ。

俺はアパートの最寄り駅。
大学とは逆方向の駅前にあるカフェチェーンに狙いを定めた。

時給も悪くないし、カフェでバイトってめちゃくちゃオシャレじゃねぇ?
しかも「経験不問」

これは完璧!

俺はすぐに応募することにした。

そして今日。
新品のシャツに袖を通し、俺は店のバックヤードに立っている。

なんとバイトの面接はあっさりと合格。
面接を受けた1週間後には合格を伝えられ、今ここにいる状況だ。

ふふん。
今日が記念すべきバイト初日だ。
めちゃくちゃ楽しみだぜ。

バイト先の人たちと仲良くなれるかな?
この変なら同じ大学のやつもいるかも!

そんで……給料入ったら、なんか美味しいものでも食べるんだ!

そんな妄想をしていると店長がやってきた。

「広瀬くん。今日からよろしくね」

柔和な笑顔で、店長が俺に新品のエプロンを手渡す。

「はいっ!よろしくお願いします!」

元気さは大事だよな?

俺はやる気を見せるように元気に挨拶をした。

バックヤードは、焙煎された豆の香ばしい匂いで満ちていた。

「こっちがロッカー。タイムカードはここのリーダーにかざしてね」

店長はバイトの基本的なルールから説明してくれた。

フロアに出る時の挨拶、休憩の取り方。
俺はポケットに忍ばせたメモ帳にメモをとっていく。

「一通り説明はこんな感じかな。あとは……まぁ実践で学んでもらった方が分かりやすいから……」

えっ。
もう外に出るってことか!?

すると俺の不安を察した店長は言った。

「すぐに接客スタートではないから安心して。最初はマンツーマンでしっかり教えていく予定だからね」

「良かったです」

初バイトだからな。
すぐにやってと言われたらド緊張するところだったぜ。

「ってことで、三上くんの教育係を紹介するね」

「はい!」

「彼はもう1年うちで働いてくれていて、物覚えもいいし人に教えるのも上手いんだ。三上くんとも年が近いから仲良くなれると思うよ」

良かった……っ。
年が近いなら話しやすいだろうし、分からないことは聞けそうだ。

「三上くーん。新人さん、連れてきたよー」
「はい」

奥から短くくぐもった声が聞こえた。

男の声だ。どんな人だろう……。
俺はぼんやりとストックルームの入り口に目を向ける。

人影がやってきて、中に入ってくる。
その相手を見て俺は目を見開いた。

「えっ……」

息が止まりそうになった。

俺の視界に入ってきたのは、よく知ったアイツだった。

高校時代より少しだけ大人びた横顔。
色素の薄い髪。涼しげな目元も……見間違えるはずがない。

「……教育係を担当する三上隼人(みかみ はやと)です」

なんで。
なんでお前がここにいるんだ……。

『もう、無理かもな……』

高校2年の冬。
あの日告げられた言葉を忘れた日はなかった。

好きだった。
ずっと一緒にいたいと思うくらい大事な恋だったのに。

『別れよう』

その恋は簡単に散っていった。

必死に忘れて、もう会うこともないんだろうなと思っていたのに。

まさかこんなところにいるなんて思わねぇだろ!

相手は俺に視線を向けるが、表情ひとつ変えない。

さ、最悪だ!最悪すぎる……!
バイト先に元カレがいるなんて!
 
頭が真っ白になって、店長の声が遠くなる。

(え、なにこれ……ドッキリかなんか?)

心臓が嫌な音を立てている。
よりにもよって、同じバイト先なんてことありえるのか!?

この広い日本だというのに……。
というか、隼人がこっちの方に来ていたことすら知らなかった。

高二で別れて、高三ではクラスが離れ……一切話をしなくなった。

それすら目を合わすことすらなかったもんな。
それで、卒業して……もう二度と会うこともないだろうと思っていたのに。

「広瀬くん? どうかした?」 

固まった俺を店長が不思議そうに見ている。

「あ、いえっ! なんでもないです!ひ、広瀬 陽です……よろしくお願いします」

なんとか絞り出した声は、自分でも情けないほどうわずっていた。
 
それから店長は本社に行かなきゃいけないとかで、俺は隼人とふたりきりで仕事を教わることになった。

隼人が俺を連れて行ったのは、バックヤードのさらに奥。
狭い休憩スペースだった。

フロアのざわつきやBGMが分厚いドアの向こうでくぐもっている。

二人きりの空間で妙に静かで緊張した。

「今日はここで色々教えるから」

「は、はい……」

その無駄のない動き。
隼人のやつ、変わってないな。

「さっそくだけどフロアに出る前に、まずこれを全部覚えて」

渡されたのは、ラミネート加工された分厚いマニュアルだった。

「これ……全部、ですか?」

ブレンドの種類。エスプレッソの抽出方法。
ラテとカプチーノの違い。ドリンクの名前などがずらりと書かれている。

「基本だから。一週間以内に暗記して」

「い、いっしゅうかん……」

隼人はパイプイスに浅く腰掛け、俺がマニュアルをめくるのを無表情で見ている。

なんか気まずい……。
そこでじっと見られてると集中できないんですけど……泣。

俺がチラチラと隼人の方を見ていると。

「なに?」

隼人は表情を変えずに言う。
集中出来ないなんか言えるわけもなく、俺はすんなり引き下がることにした。

「い、いえ……」

それからしばらくマニュアルを熟読していると、隼人は分かりにくそうなところを口頭で補足してくれた。
その説明はやっぱり要領を得ていて分かりやすかった。

昔から勉強を教えるのも上手かったもんな……。

「それで、このドリンクは冬だと……」

通った鼻筋。
シャープなアゴでどこか絵になる整った顔。
……っていうか。
改めて思うけど、やっぱり隼人ってカッコイイよな。

「……聞いてる?」

「あ、はい! 聞いてます!」

低い声に背筋が伸びる。
すると彼は言った。

「敬語じゃなくていい」
「えっ」

「同じ歳だから」

「あっ、はい……」

それから思ったより早く、初日の研修は終わった。

覚えるのに必死で頭を使っていたら、気づけば時間は経っていた。

「ってことで、またたぶん俺のいる時にシフト入ると思うからよろしく」

「よろしくお願いします」

俺は頭を下げた。

最初こそ、元カレなんですけどおおお!って緊張していたものの意外と普通だったな。

っていうか、もしかして……。
隼人のやつ、本当に俺のこと忘れてる!?

そ、そうだよなぁ。
だって隼人は高校でも人気者で、友達も多かったし……忘れられても無理はない?

俺と付き合うことにしたのだって、きっと気まぐれで遊び程度に関わっただけだったもんな。

隼人にとっては、俺との三ヶ月なんてもうどうでもいい過去なんだろうか。
そう思うと、胸の奥がチクリと痛んだ。

バックヤードには人が何人かいて、挨拶をさせてもらった後にバイト先を出ることになった。

あーあ。
なんか、忘れられてたしちょっと切ない気分……。

そんなことを思いながら歩いていると。

「……陽」 

俺は隼人に呼び止められた。

「……髪、染めたんだな」

低い声が、裏路地の湿った空気に響く。
俺は、一瞬なにを言われたのか分からなかった。

「え……」

心臓が喉元まで跳ね上がってきた。

忘れてたんじゃ、なかったのか?

「あ……うん。大学デビュー、みたいな……」

俺は隼人の視線から逃れるように、自分の染めた茶色い髪先に指を絡ませた。

「似合ってるよ」

淡々とした声が響く。

隼人が俺の隣に自然と寄って歩幅を合わせた。
どうやらこのまましばらくは歩くみたいだ。

「……隼人は大学、どこ通ってんだ?」

なんとなく気まずいけれど、案外普通に話しができた。
隼人と話すのは2年ぶりくらいだ。

「……秀堂大学だけど」
「はあ!?俺と同じ大学じゃねぇか!」

思わず声が出た。 

でもそうか……この辺で働くって修堂大学の学生が多いって言ってたもんな……。

「つーか……一回もキャンパスで見なかったぞ!」

「学部が違うからだろ」

「何学部なんだよ!」
「経済」

そっか……だからか。
でもこんなことあるか?

まさか隼人と同じ大学でバイト先も同じだなんて……。

「陽は家、実家からだと遠いだろ。一人暮らししてんの?」
「うん」

そういえば隼人……高校の時は遠くから通ってるって言ってたな。
確か、電車で二時間くらいかけて。

「今は?」

「今は実家が近くなんだ。だけど、一人暮らしさせてもらってる」

「へぇ」

隼人も人生経験的な感じなんだろうな……。
最初こそ戸惑ったものの、会話は久しぶりということもあってか、ポンポン出てきた。

「バイトはいつからやってんの?」

「高二の終わりから」

「うわ、古株じゃん……」

高校生の頃から、カフェで働いているとは思わなかった。

俺たちが別れてからの、二年半。
俺が知らなかった隼人の時間が、そこにはあるんだろう。

駅前の交差点。
赤信号で、俺たちの足が止まる。

昔から必要最低限のことしか言わないところは、本当に変わってねぇな。

なんか……あの時に戻ったような変な気持ちになった。

「まぁ、でも安心したわ」

俺は笑顔を作って言った。

「俺と会ってもお前……全然反応しないから、俺のこと忘れたかと思ったわ」

冗談半分、ふざけ半分で伝えると、隼人は静かに言った。

「……忘れるわけないだろ」

──ドキ。

そうか。
忘れる、わけない……。

なんとなく、この言葉が聞けてよかったような気がする。

俺との恋を忘れないでいてくれたんだから、それでいい。
これからはまた昔みたいに友達同士に戻ったりすることも出来るのかもしれないな。

「まぁ大学一緒だってことも発覚したし、また会う機会もあると思うけど、友達としてまたよろしくな?」

俺が笑顔を作って伝えると、隼人は小さくつぶやいた。

「友達……」

その目はなんだか寂しそうで、隼人がなにを考えているのか分からなかった。

「……じゃ、俺こっちだから」

気まずさを振り払うように、俺は隼人に背を向け、アパートへの道を歩き出そうとした。

しかし、その瞬間。
ガシッ、と強く腕を掴まれた。

「え……?」

振り返ると、隼人がまっすぐ俺を見ていた。
俺を捉えるような鋭い眼差し。

「友達として、じゃなかっただろ」

空気が一瞬で張り詰める。

「なっ……」

そんなこと分かってる。
俺たちが過ごしたあの3カ月は友達としてじゃなくて、恋人として……。

でも隼人は遊びだったんだろう?
だったらそんなことわざわざ言う必要ないだろ。

俺が戸惑っていると、隼人はハッキリと言う。

「俺たちは友達として一緒にいたわけじゃない」

まるで間違いを訂正するかのようにきっぱりと言い放った。

「な、なんだよ……急に」

俺は動揺して隼人の手を振り払った。
そしてまた俺たちの間に気まずい空気が流れる。

せっかく当たり障りなく、友達としてって言ったのに。

空気をわざわざぶった切ることないだろ……。

すると、隼人は我に返ったようにはっとして手を降ろした。

「ごめん……会えて良かったよ、それじゃあ」

隼人はそれだけ言うと、俺に背を向けた。 

呼び止める間もなく、あいつは逃げるように走り出した。

すぐに雑踏に紛れていく、見慣れたあいつの背中。
俺は、掴まれた腕に残る熱を感じながら、その場に立ち尽くした。

(……なんだよ、あいつ)

走り去っていく隼人の背中が、やけに小さく見えた。 

「友達じゃなかった、か……」

あいつのせいで、またかき乱される。
せっかく忘れたのに、戻ってきそうな感情を俺は必死に押し込めるしかなかった。



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