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第一章~悪魔との同居~
俺に飼われてみる?
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「進藤暁俺の名前」
「進藤……」
「これでも分からなかったらただのバカ」
彼の名は進藤暁というらしい。
「進藤さん、全然わかりません」
「ぷっ!なんだよ、突然改まって!」
彼は笑い上戸なのだろうか。
出会ってからよく笑っている。
「だって、分からないから……」
「お前、自分が入社した会社の名前忘れたのかよ」
今度は呆れたような顔をする。
「会社は……しんど……はっ!?」
会社の名前を口にしてハッとする。
「やーっと気づいた?」
彼の言葉にぶんぶんと首を縦に振る。
「大学生なのに会社で働いてるんですか!?」
「……は?」
あたしの言葉に怪訝な顔をする。
「あれ?」
なんかあたし間違えたかしら。
思ったことを素直に言っただけ。
「会社の将来が心配だなー」
なんてゴロンとソファーに横になる。
「え!?ちょ!?どういう!?」
ソファーで呑気に寝っ転がってる彼の体をゆらゆら揺らす。
──パシンッ
と音がして、揺らしていた腕を掴まれる。
「し、進藤さん……?」
突然のことに、びっくりしてしまう。
「なぁ、家がなかったら困るよな?」
「は?はぁ……まぁ」
ニヤリと笑いながら、そしてあたしの腕を掴んだまま言う彼にゾクリと何かを感じる。
「野宿でもしたら?」
意地悪な笑顔のまま、蛋白な言い方で話す。
「……そうですね」
これ以上、よく知らないこの人の家にいるわけにはいかないし。
腑に落ちないけど、出ていくしかない。
「行く当てあんの?」
「まぁ、同期とか……」
ポケットからスマホを出して、連絡先を表示する。
「社宅に泊まるのはダメだよ?」
「あ……」
そういえば、泊まるときは届け出を出さなきゃならないし。
たしか入ってから一ヶ月は誰も泊めてはいけないはずだ。
「社宅じゃない同期に連絡します……」
スマホから同期の恩田音哉のLINEを出す。
「男の部屋なんだ?」
「いや、まぁ……あたし社会人になって上京したんで会社にしか知り合いいないので……」
社宅に住んでない同期で仲いいのは音哉しかいないから。
音哉を頼らないと、本当に野宿になってしまう。
それだけは勘弁したい。
「なら、俺に飼われてみる?」
「はい!?」
進藤さんの言葉が頭でこだましてる。
オレニ カワレテ ミル!?!?!?
カワレテ ミル !?!?!?
「あんた、バカすぎて分かってもらえなかったけど。あんたの会社の社長の息子ね、俺」
首を傾けながら切れ目ガチの整った顔で、可愛く言ってるけど、言ってる内容はまったく可愛くなんてない。
「お、御曹司ーーーーー!?」
「声でかい!」
「黙ってなんかいられるか!」
こんな大事なことなんで言ってくれないのよ!
とんだ大失態じゃない!
「だからさ、俺のカノジョになればいいよ」
「は!?!?!?」
「そしたらここに住んでいいよ」
ニッコリ整った顔で微笑むけど、笑顔の裏に何かを隠してるようでこわい。
「な、な、なんで!?あたしとあなたが!?」
「親父の会社にまぁ、よく行くんだけど。ウザイんだよね。いい寄ってくる女どもが」
軽く毒を吐く。
整った顔をして、言うことはキツイようだ。
「それとあたしはなんの関係……「野宿でいいの?」
有無を言わさない顔でこちらを見る。
「野宿はちょっと……」
「じゃあさ、俺のカノジョになるよね?」
「なっ……」
なにこの強引な御曹司。
「こんな豪邸で暮らせるんだよ?なんか不満でも?なかなか贅沢なんだね、君」
唇と唇がくっつくんじゃないかってほど顔を近づけてくる。
「~~~!ふ、不満とかそんなわけじゃなくて!」
こんなに近くにこんな整ったイケメンで。
さすがに顔が赤くなってしまう。
「で?どうするの?なるの?ならないの?」
「な、なります……」
近くに顔があることに神経が集中してしまって、気がつけば彼の口車に乗せられていた。
「じゃあここから、俺の彼女ね。心海」
「な、なんであたしの名前……!?」
「ふっ、ほんとバカだね。さっきこの紙見せてきたでしょ」
またバカにしたように笑って、さっき開いた神にトンっと触れる。
「や、でも!やっぱり同期の家に行ったほうが……「もう、俺のものなのに浮気するんだ?」
〝同期の家に行ったほうが安全〟言おうとしたけど、そんな言葉は言わせてもらえなかった。
「や、それを撤回……「できると思ってる?」
「い、いえ……」
さっきからあたしの言葉を遮る御曹司。
どこまで自分勝手なのだろう。
自己中とは多分こういう人のことを言うんだ。
悪魔だ、こいつは悪魔だ。
「ま、よろしくね。心海」
「ううーっ」
あたしはとんでもない部屋に来てしまったみたいです。
「進藤……」
「これでも分からなかったらただのバカ」
彼の名は進藤暁というらしい。
「進藤さん、全然わかりません」
「ぷっ!なんだよ、突然改まって!」
彼は笑い上戸なのだろうか。
出会ってからよく笑っている。
「だって、分からないから……」
「お前、自分が入社した会社の名前忘れたのかよ」
今度は呆れたような顔をする。
「会社は……しんど……はっ!?」
会社の名前を口にしてハッとする。
「やーっと気づいた?」
彼の言葉にぶんぶんと首を縦に振る。
「大学生なのに会社で働いてるんですか!?」
「……は?」
あたしの言葉に怪訝な顔をする。
「あれ?」
なんかあたし間違えたかしら。
思ったことを素直に言っただけ。
「会社の将来が心配だなー」
なんてゴロンとソファーに横になる。
「え!?ちょ!?どういう!?」
ソファーで呑気に寝っ転がってる彼の体をゆらゆら揺らす。
──パシンッ
と音がして、揺らしていた腕を掴まれる。
「し、進藤さん……?」
突然のことに、びっくりしてしまう。
「なぁ、家がなかったら困るよな?」
「は?はぁ……まぁ」
ニヤリと笑いながら、そしてあたしの腕を掴んだまま言う彼にゾクリと何かを感じる。
「野宿でもしたら?」
意地悪な笑顔のまま、蛋白な言い方で話す。
「……そうですね」
これ以上、よく知らないこの人の家にいるわけにはいかないし。
腑に落ちないけど、出ていくしかない。
「行く当てあんの?」
「まぁ、同期とか……」
ポケットからスマホを出して、連絡先を表示する。
「社宅に泊まるのはダメだよ?」
「あ……」
そういえば、泊まるときは届け出を出さなきゃならないし。
たしか入ってから一ヶ月は誰も泊めてはいけないはずだ。
「社宅じゃない同期に連絡します……」
スマホから同期の恩田音哉のLINEを出す。
「男の部屋なんだ?」
「いや、まぁ……あたし社会人になって上京したんで会社にしか知り合いいないので……」
社宅に住んでない同期で仲いいのは音哉しかいないから。
音哉を頼らないと、本当に野宿になってしまう。
それだけは勘弁したい。
「なら、俺に飼われてみる?」
「はい!?」
進藤さんの言葉が頭でこだましてる。
オレニ カワレテ ミル!?!?!?
カワレテ ミル !?!?!?
「あんた、バカすぎて分かってもらえなかったけど。あんたの会社の社長の息子ね、俺」
首を傾けながら切れ目ガチの整った顔で、可愛く言ってるけど、言ってる内容はまったく可愛くなんてない。
「お、御曹司ーーーーー!?」
「声でかい!」
「黙ってなんかいられるか!」
こんな大事なことなんで言ってくれないのよ!
とんだ大失態じゃない!
「だからさ、俺のカノジョになればいいよ」
「は!?!?!?」
「そしたらここに住んでいいよ」
ニッコリ整った顔で微笑むけど、笑顔の裏に何かを隠してるようでこわい。
「な、な、なんで!?あたしとあなたが!?」
「親父の会社にまぁ、よく行くんだけど。ウザイんだよね。いい寄ってくる女どもが」
軽く毒を吐く。
整った顔をして、言うことはキツイようだ。
「それとあたしはなんの関係……「野宿でいいの?」
有無を言わさない顔でこちらを見る。
「野宿はちょっと……」
「じゃあさ、俺のカノジョになるよね?」
「なっ……」
なにこの強引な御曹司。
「こんな豪邸で暮らせるんだよ?なんか不満でも?なかなか贅沢なんだね、君」
唇と唇がくっつくんじゃないかってほど顔を近づけてくる。
「~~~!ふ、不満とかそんなわけじゃなくて!」
こんなに近くにこんな整ったイケメンで。
さすがに顔が赤くなってしまう。
「で?どうするの?なるの?ならないの?」
「な、なります……」
近くに顔があることに神経が集中してしまって、気がつけば彼の口車に乗せられていた。
「じゃあここから、俺の彼女ね。心海」
「な、なんであたしの名前……!?」
「ふっ、ほんとバカだね。さっきこの紙見せてきたでしょ」
またバカにしたように笑って、さっき開いた神にトンっと触れる。
「や、でも!やっぱり同期の家に行ったほうが……「もう、俺のものなのに浮気するんだ?」
〝同期の家に行ったほうが安全〟言おうとしたけど、そんな言葉は言わせてもらえなかった。
「や、それを撤回……「できると思ってる?」
「い、いえ……」
さっきからあたしの言葉を遮る御曹司。
どこまで自分勝手なのだろう。
自己中とは多分こういう人のことを言うんだ。
悪魔だ、こいつは悪魔だ。
「ま、よろしくね。心海」
「ううーっ」
あたしはとんでもない部屋に来てしまったみたいです。
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