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#21
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「はっ!世界一の軍隊って聞いてたから死ぬ覚悟で来たっつーのに、アルヴァマーも大した事ねえな!」
不安定な雑音が混じる、ゲルガーが乗るアルヴァマーの戦闘機の中にルスティカーナ空軍機の無線が流れる。
「愚か者が。この国独自で開発した無線盗聴器でお前らの会話は筒抜けだ……。」
嘲るようにゲルガーは言葉を吐き捨てた。
「それにしても、なんだ……。攻撃が全く当たらない。それにあちらの攻撃も全くこっちに当たらねえ……。一体どうなってんだ?」
半笑いを含めた声が無線を伝わってくる。
その声とは相反して、ゲルガーは満足気に口角を上げた。
「安心しろ、合図を確認次第すぐに蹴散らす。」
ルスティカーナ空軍機には決して聞こえることの無いゲルガーの勝利宣言は、戦闘機が風を切る音に溶けて消えた。
力強い羽ばたきで鷲が一羽、東の空を滑空する。ルイス・アードラースヘルム、と印字された細いシルバーの輪を足にはめた鷲はトニーだった。
戦闘機が飛び交い、気流の乱れる中、ただ一羽旋回し飛ぶ。
その時速は最高速度、130キロほどだった。
トニーはまるで自分の使命を全うしているかのように、空軍機の間を縫うように飛び回る。
そして、アルヴァマーの空軍機の操縦員の目にもトニーが止まった。
その瞬間、ゲルガーの乗る戦闘機内の無線が再び起動した。
レムだ、と落ち着いた調子で無線をとる。
「合図です!トニーが現れました!!」
「……!!!」
『合図』をしめすトニーが空を東の飛ぶということは、作戦が終焉を迎えたことを意味する。
つまり、彼は死んだのだ。
「……了解。戦闘を開始しろ。」
彼の心の中は混乱する。
なにも了解していないのに、了解、と口にした。
操縦する手に余計な力が入っていたことに気がつき、無駄な力は最大限抜き、自分の力が最大限発揮出来るリラックス状態を作り出す。
自分の中で気持ちの整理をつける。
まずはこの戦いを終わらせることが先だ、と自分に言い聞かせた。
曇りのない空色の瞳を開き、戦闘機を旋回させた。
アルヴァマー海岸沖上空は瞬く間に戦火に包まれた。
「ありゃトニーだな……。よし、本格攻撃を開始だ!」
海軍軍艦の母船、指揮室の天にはられた窓からゼルダは双眼鏡を使いトニーを確認した。
ゼルダがそう指示すると、母船の大砲からは再攻撃開始を意味する赤い信煙弾が放たれた。
「空軍技術班では独自に無線盗聴器が開発されたが、海軍の技術班も負けてねえよ?」
ゼルダはその上空にいるゲルガーに語りかけるように空を見上げながらそう言った。
「アルヴァマー海軍技術班が作ったのは特別製の魚雷だ。」
母船のを囲むように位置する軍艦から、ドン!!と音を立てて水中に何かが打ち込まれた。
「この魚雷は世界初、ひとつひとつの魚雷に追尾機能と世界最大の爆発力をも持ち合わせ、しかも魚雷は跡形もなく爆発する。つまり、どこの誰にもこの技術を盗ませねえのさ!……さあ、ルスティカーナ。俺達の殺人魚から逃げられるかな?」
爆発音が轟いた。
それにつられるように海面も空中に勢い良く放り出され、数秒遅れてから雨のように海水が降り注いだ。
「まあ、逃げる暇も与えねえけどな!!!ははははは!!」
ゼルダの笑い声は、上手いこと人を殺した時のサイコパス地味た狂った笑い声ではなく、それはまた爽やかで愉快な物だった。
「うはー、空も海も派手にやってんなー!」
呑気に空と海を眺めるゼリムの右腕には、空を飛び終えて帰ってきたトニーが止まっていた。
トニーは広げると2メートル程にもなる翼を折り畳み、毛ずくろいをする。
その騒ぎを嗅ぎつけた国民が、ザワザワと港に集まる。
時刻は午前7時過ぎ。丁度平日の起床時間だということもあり、人はすぐに引き寄せられているかのように集まってきた。
「おっ気づいたらこんなにみんな集まってきちゃったかー……。」
ゼリムがそう言ってふと振り返ると、国民が少しざわついた。
それはゼリムの容姿があまりにも野性的だからだ。それに、彼はアルヴァマー軍の歴史をひと塗りふた塗りと変えた、人を殺すことに長けた、『天才』。
国民の目線の奥には怯えるような色が滲んでいた。
ゼリム当人は、もうそんなこと慣れっこなようであまり気にせず、心配そうに集まる国民全員に聞こえるように声を張りこう言った。
「大丈夫!!!ルイス国王が愛した国民達には絶対に手を出させないって約束した!誰一人殺させやしねえ!」
陸軍最高責任者である彼が、そう言い放ち自信に満ち溢れた笑顔を浮かべると、他の陸軍人も、そうだ、大丈夫だ!と各々の言葉で賞賛した。
・・・
「なっ…… ……なんなのよこれは?!」
血のたれる剣を腰にぶら下げながら、エレナ女帝率いるルスティカーナ帝国幹部は丁度城から出てきた様子だった。
その空と海を目にしたエレナはふらりと一歩後ろへ後ずさる。
なんせ、上空から墜落する空軍機はルスティカーナの物ばかり、沈没していくのはルスティカーナの軍艦ばかりだったからだ。
部下達も口を開けて唖然とその光景を眺める。
「……戦況が最悪過ぎる……。私達だけでも国へ帰らなければ!行くわよ!」
城下町に近い港に一機の潜水艦が浮いている。破壊されていないようだった。
「いけない、おかしいわ。なぜこの地帯には住民1人としていないわけ……?!」
やっと辺りを見渡したエレナは気がついた。
城下町(特に城に近い場所に住んでいる者)は既に避難させられてあって、自分たちはアルヴァマー陸軍に囲われていることに。
「はっ…… ……?!」
言葉が出ず、ただ息を飲み込むしかない、といった様子だ。
陸軍は、建物の隙間、塀の裏……どこにでも潜んでいるのが見て取れる。
その先頭に立つのは、もちろんゼリム・バリヤードだ。
「よお、エレナ女帝。」
剣を腰に、ショットガンを手にした完全武装のぜリムがそう言ってエレナに近寄る。
「どうする?戦うか?」
見下した瞳でそう言った。
その眼は勝気と怒りの色が燃えるような色だった。
「ふん、そんなことを聞いてどうするわけ?!ここで討ちたければ、討てばいい!」
また腰から抜いた血の滴る剣をめちゃくちゃに振り回し、やけくそで叫ぶ。
「ばーか。殺んねえよ。」
ショットガンをそのまま手放し地面に捨てた。
「?!」
ゼリムは不敵な笑みを浮かべてこう言った。
「なんせ、ルイス国王からの命令だからな!」
・・・
コンコンコン、と控えめで小刻みなノックが響く。
「…… ……うぅ……」
僕の瞼はゆっくりと開いた。
壁の細い隙間から差し込む光は、先ほどよりも強く、時間がかなり経過した事が分かった。
混濁する意識の中、またノックが鳴り響く。
「幻聴か。」
僕は非常に困憊している状態だ。今更幻聴が聞こえてもおかしくない。
自分の中で、ルイスがもうこの世にいない、ということが信じられないんだ。
「……そんなの、信じられるわけないだろ……。」
ずっと三角座りをしていて腰が痛い。
僕はさらに身を小さくした。
「また、会いたいよう……。」
目から、涙が零れた。
以前の様な、溢れるような涙ではなく、しっとりと、無意識に抑制しているような涙だった。
叶うはずもない願いを口にすると、さらに虚しくなる。
「ウィル、私はここだ。」
ルイスの声がした。
しかし、これは僕の脳が錯覚をみせて、自分の中のルイスの記憶、声を再生しているだに過ぎない。
「開けるぞ。」
「だめ。」
この薄い壁一枚が僕の命も同然だった。
これが無くなってしまえば、一縷の希望が、どこかへ消えて行ってしまうような感じがした。
「ウィル、私は言っただろう。これは私達の幸せのためだと。」
ほとんど真っ暗だった隠し部屋が徐々に明るくなっていく。
その白い光に耐えられず、僕の瞼は自衛的に閉じ、瞼の裏の、赤い血潮の世界が広がる。
不安定な雑音が混じる、ゲルガーが乗るアルヴァマーの戦闘機の中にルスティカーナ空軍機の無線が流れる。
「愚か者が。この国独自で開発した無線盗聴器でお前らの会話は筒抜けだ……。」
嘲るようにゲルガーは言葉を吐き捨てた。
「それにしても、なんだ……。攻撃が全く当たらない。それにあちらの攻撃も全くこっちに当たらねえ……。一体どうなってんだ?」
半笑いを含めた声が無線を伝わってくる。
その声とは相反して、ゲルガーは満足気に口角を上げた。
「安心しろ、合図を確認次第すぐに蹴散らす。」
ルスティカーナ空軍機には決して聞こえることの無いゲルガーの勝利宣言は、戦闘機が風を切る音に溶けて消えた。
力強い羽ばたきで鷲が一羽、東の空を滑空する。ルイス・アードラースヘルム、と印字された細いシルバーの輪を足にはめた鷲はトニーだった。
戦闘機が飛び交い、気流の乱れる中、ただ一羽旋回し飛ぶ。
その時速は最高速度、130キロほどだった。
トニーはまるで自分の使命を全うしているかのように、空軍機の間を縫うように飛び回る。
そして、アルヴァマーの空軍機の操縦員の目にもトニーが止まった。
その瞬間、ゲルガーの乗る戦闘機内の無線が再び起動した。
レムだ、と落ち着いた調子で無線をとる。
「合図です!トニーが現れました!!」
「……!!!」
『合図』をしめすトニーが空を東の飛ぶということは、作戦が終焉を迎えたことを意味する。
つまり、彼は死んだのだ。
「……了解。戦闘を開始しろ。」
彼の心の中は混乱する。
なにも了解していないのに、了解、と口にした。
操縦する手に余計な力が入っていたことに気がつき、無駄な力は最大限抜き、自分の力が最大限発揮出来るリラックス状態を作り出す。
自分の中で気持ちの整理をつける。
まずはこの戦いを終わらせることが先だ、と自分に言い聞かせた。
曇りのない空色の瞳を開き、戦闘機を旋回させた。
アルヴァマー海岸沖上空は瞬く間に戦火に包まれた。
「ありゃトニーだな……。よし、本格攻撃を開始だ!」
海軍軍艦の母船、指揮室の天にはられた窓からゼルダは双眼鏡を使いトニーを確認した。
ゼルダがそう指示すると、母船の大砲からは再攻撃開始を意味する赤い信煙弾が放たれた。
「空軍技術班では独自に無線盗聴器が開発されたが、海軍の技術班も負けてねえよ?」
ゼルダはその上空にいるゲルガーに語りかけるように空を見上げながらそう言った。
「アルヴァマー海軍技術班が作ったのは特別製の魚雷だ。」
母船のを囲むように位置する軍艦から、ドン!!と音を立てて水中に何かが打ち込まれた。
「この魚雷は世界初、ひとつひとつの魚雷に追尾機能と世界最大の爆発力をも持ち合わせ、しかも魚雷は跡形もなく爆発する。つまり、どこの誰にもこの技術を盗ませねえのさ!……さあ、ルスティカーナ。俺達の殺人魚から逃げられるかな?」
爆発音が轟いた。
それにつられるように海面も空中に勢い良く放り出され、数秒遅れてから雨のように海水が降り注いだ。
「まあ、逃げる暇も与えねえけどな!!!ははははは!!」
ゼルダの笑い声は、上手いこと人を殺した時のサイコパス地味た狂った笑い声ではなく、それはまた爽やかで愉快な物だった。
「うはー、空も海も派手にやってんなー!」
呑気に空と海を眺めるゼリムの右腕には、空を飛び終えて帰ってきたトニーが止まっていた。
トニーは広げると2メートル程にもなる翼を折り畳み、毛ずくろいをする。
その騒ぎを嗅ぎつけた国民が、ザワザワと港に集まる。
時刻は午前7時過ぎ。丁度平日の起床時間だということもあり、人はすぐに引き寄せられているかのように集まってきた。
「おっ気づいたらこんなにみんな集まってきちゃったかー……。」
ゼリムがそう言ってふと振り返ると、国民が少しざわついた。
それはゼリムの容姿があまりにも野性的だからだ。それに、彼はアルヴァマー軍の歴史をひと塗りふた塗りと変えた、人を殺すことに長けた、『天才』。
国民の目線の奥には怯えるような色が滲んでいた。
ゼリム当人は、もうそんなこと慣れっこなようであまり気にせず、心配そうに集まる国民全員に聞こえるように声を張りこう言った。
「大丈夫!!!ルイス国王が愛した国民達には絶対に手を出させないって約束した!誰一人殺させやしねえ!」
陸軍最高責任者である彼が、そう言い放ち自信に満ち溢れた笑顔を浮かべると、他の陸軍人も、そうだ、大丈夫だ!と各々の言葉で賞賛した。
・・・
「なっ…… ……なんなのよこれは?!」
血のたれる剣を腰にぶら下げながら、エレナ女帝率いるルスティカーナ帝国幹部は丁度城から出てきた様子だった。
その空と海を目にしたエレナはふらりと一歩後ろへ後ずさる。
なんせ、上空から墜落する空軍機はルスティカーナの物ばかり、沈没していくのはルスティカーナの軍艦ばかりだったからだ。
部下達も口を開けて唖然とその光景を眺める。
「……戦況が最悪過ぎる……。私達だけでも国へ帰らなければ!行くわよ!」
城下町に近い港に一機の潜水艦が浮いている。破壊されていないようだった。
「いけない、おかしいわ。なぜこの地帯には住民1人としていないわけ……?!」
やっと辺りを見渡したエレナは気がついた。
城下町(特に城に近い場所に住んでいる者)は既に避難させられてあって、自分たちはアルヴァマー陸軍に囲われていることに。
「はっ…… ……?!」
言葉が出ず、ただ息を飲み込むしかない、といった様子だ。
陸軍は、建物の隙間、塀の裏……どこにでも潜んでいるのが見て取れる。
その先頭に立つのは、もちろんゼリム・バリヤードだ。
「よお、エレナ女帝。」
剣を腰に、ショットガンを手にした完全武装のぜリムがそう言ってエレナに近寄る。
「どうする?戦うか?」
見下した瞳でそう言った。
その眼は勝気と怒りの色が燃えるような色だった。
「ふん、そんなことを聞いてどうするわけ?!ここで討ちたければ、討てばいい!」
また腰から抜いた血の滴る剣をめちゃくちゃに振り回し、やけくそで叫ぶ。
「ばーか。殺んねえよ。」
ショットガンをそのまま手放し地面に捨てた。
「?!」
ゼリムは不敵な笑みを浮かべてこう言った。
「なんせ、ルイス国王からの命令だからな!」
・・・
コンコンコン、と控えめで小刻みなノックが響く。
「…… ……うぅ……」
僕の瞼はゆっくりと開いた。
壁の細い隙間から差し込む光は、先ほどよりも強く、時間がかなり経過した事が分かった。
混濁する意識の中、またノックが鳴り響く。
「幻聴か。」
僕は非常に困憊している状態だ。今更幻聴が聞こえてもおかしくない。
自分の中で、ルイスがもうこの世にいない、ということが信じられないんだ。
「……そんなの、信じられるわけないだろ……。」
ずっと三角座りをしていて腰が痛い。
僕はさらに身を小さくした。
「また、会いたいよう……。」
目から、涙が零れた。
以前の様な、溢れるような涙ではなく、しっとりと、無意識に抑制しているような涙だった。
叶うはずもない願いを口にすると、さらに虚しくなる。
「ウィル、私はここだ。」
ルイスの声がした。
しかし、これは僕の脳が錯覚をみせて、自分の中のルイスの記憶、声を再生しているだに過ぎない。
「開けるぞ。」
「だめ。」
この薄い壁一枚が僕の命も同然だった。
これが無くなってしまえば、一縷の希望が、どこかへ消えて行ってしまうような感じがした。
「ウィル、私は言っただろう。これは私達の幸せのためだと。」
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