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第一章
38話:距離
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翌日。
昨日の高揚感がまだ体に残っている気がして、足取りが軽い。オフィス10階に着いたことを知らせるエレベーターのチンという音も、いつもより軽快に聞こえたり。
既にデスクにいる周囲に挨拶をしつつ、席に着いてPCを立ち上げる。すると、隣の席の溝口の、さらに奥にデスクがある谷口が、ローラー付きのチェアでコロコロと移動してきた。
「小島さん、昨日マジでありがとうございました」
隣からぬっと顔を出されて驚きつつも、久遠もPCに置いていた手を膝に下ろし、小さく会釈する。
「そんなに感謝していただけで恐縮です。私こそ、勉強になりました」
「昨日他のメンバーにも報告したら、みんな『昨日のMVPは小島さんだー』って言ってましたよ。俺に対しては非難轟々でしたけど、逆に」
肩をすくめる谷口は、本当に反省しているようだがお茶目にやり過ごしている。失敗をネガティブに引きずらないその精神力が、久遠としてはとても羨ましく思った。谷口がこのチームで愛されている理由も分かる。
「あれがなかったらブースの雰囲気ぜんっぜん違いましたよ。俺のヘマ救ってくれて、ほんとすみません、感謝してます」
「そんな、そこまで……」
顔が熱くなるのを誤魔化すように笑っていると、近くのデスクのメンバーもそんな2人の様子を見て笑いかけてくれる。久遠は恐縮しつつも、胸の内がふわりと温かくなっていくのを感じる。
そんな空気の中、谷口がぱん、と手を打った。
「じゃあさ、小島さんの歓迎会、ちゃんとやりません?」
急に話題を変えて、周囲を見回す。
「昨日の打ち上げも兼ねてさ。神永チーム最近バタバタしてて、小島さんが入ってきてくれてからも歓迎会とかちゃんとやれてなかったじゃないですか。どうです?今週か来週あたりで」
「いいね」「行きたい」「飲みたいだけでしょ」と、あっという間に賛同の声が上がる。
谷口は「っすよねー」と満足げに頷き、視線を神永の方へ向けた。
「チーム長どうすか!?新人歓迎とMVPの、W祝い」
全員の視線が一斉に神永へ集まる。神永は手を止め、少しだけ考えるように視線を落とした。そして、チームに綺麗な笑顔を向けた。
「そうだね。歓迎会、いいと思うよ。みなさんで行ってきてください」
はじめは谷口に答えていた言葉だったのでタメ口で、途中からは全員に向かってかけた言葉だったので敬語になった。
神永チームのメンバーは、久遠と谷口以外は神永の歳上もいるので、全員に対してかける言葉は時々敬語になっている。
神永が発言した際はその顔の美しさで半ば固まっていた谷口が、意識を取り戻して不満を投げかける。
「え、チーム長も来てくださいよ」
「うーん、ごめんね。今月ちょっと立て込んでて。夜予定も多いから、行けないかもしれない」
穏やかな口調だったが、淡々とした声だった。反論の余地はない、事務的な断り方だ。
「マジすか~……チーム長不在の歓迎会なんてあります?」
谷口が肩を落とすと、神永は口元を緩める。
「主役は小島さんでしょ。せっかく歓迎してくれるなら、小島さん中心に楽しんであげて」
「……まあ、そう言われたらそうなんですけど」
ぶつぶつ言いながらも、谷口は「じゃあ日程、グループで日程調整送りますね」と、すぐに気持ちを切り替えたようだった。
久遠は、笑顔を作りながら黙ってそのやり取りを聞いていた。
……そうだよね。
昨日、新橋駅で交わした会話が思い浮かぶ。
再会した初めの週に比べれば少しでも距離が近づいた――だなんて、浮き足立ってしまっていた自分が、さっきまで明らかにいた。認めるのが恥ずかしいけれど、正直そうだった。自分がとても浅ましく感じる。
あれは、あくまで上司と部下としての丁寧な感謝でしかなかったのに。思考を正せば正すほど、自分の恥ずかしさにため息が出そうになる。
「小島さん」
久遠の下向きの考えを中断させるように、谷口が椅子ごとぐいっと近づいてきた。
「俺ら、同い年っすよね?」
意外な方向からの問いに瞬きをすると、谷口が笑った。
「タメ口にしません?」
「え、あ、私は、もちろん大丈夫です」
反射的に敬語で返してしまうと、「俺だけじゃなくてさ」と続けられる。
「小島さんも。敬語やめてましょうよ。あ、もし嫌だったら全然言ってください」
「谷口さんがよければ……ありがとう、ございます。じゃない、ありがとう」
「そうそう、それそれ」
谷口は満足げに笑顔を浮かべた。
派遣社員という立場で、同い年とは言え先輩にタメ口を使っていいものかという戸惑いはあったが、谷口が「そっちの方が俺が接しやすいんで」とあっけらかんと言ってくれて久遠の緊張がほぐれる。
「俺らLINE交換してなかったよね」
谷口がスマホを取り出した。
「飲み会の連絡とか、グループに送るからさ。招待していい?」
「もちろん。ありがとう」
久遠もスマホを出し、QRコードを表示する。
その時、なぜかふと、神永と目が合ったような気がして、久遠は慌てて視線を外した。
けれど次の瞬間には、神永は何事もなかったかのように画面へ目線を戻し、手を動かし始めていた。目が合っただなんて、こちらの勘違いだったのかもしれない。
「オッケー。ありがと!」
谷口がスマホをしまうと同時に、神永が荷物をまとめだし立ち上がった。
「それじゃあ俺外出るけど、あとよろしくね」
「あ、チーム長今日打ち合わせですっけ。あ都教委との日か」
「そう。じゃあ行ってくるね。お疲れ様」
神永は微笑むように言い終えてすぐ、歓迎会の話題のせいかいつもより活気があふれたデスク周りを避けるように、すっと通路を歩いていった。背中は振り返らず、長い脚で進む歩幅もいつも以上に広い。凛とした背筋のまま、あっという間にオフィスを後にした。
久遠は、その背中を呆然と見送った。
神永が去ると、周囲がいつもの仕事モードの空気に戻っていく。
久遠は、PCのディスプレイをぼんやりと見つめながら、なお昨日の記憶に囚われていた。
昨日、駅で言われた『ありがとう』。絆創膏を差し出してくれた手。
ほんの少し距離が近づいたように錯覚なんかして、また自分で自分を傷つけている。
カーソルが点滅している入力欄を前に、指が動かない。
「ねね久遠さん」
ぼーっとしていると、谷口がまた話しかけてきた。仕事をせず停止してしまっていた姿を見られたかと思い姿勢を正す。
谷口からの呼び名がいつの間にか名前呼びになっているが、違和感は特に感じない。
「昨日のチーム長、変じゃなかった?」
神永のことを考えている時に予期せず神永の話が振られてしまった。脳内を透かして見られたような居心地の悪さを感じる。
「変?」
昨日の彼も、いつも通り仕事の手際が良く、判断も早く、来場者からの質問への受け応えも有能だった。凛とした背筋も顔も相変わらず美しかったし、元気がなかったという様子も感じられなかったけど……。
「だって急に名前で呼んだじゃん?……『久遠!!』」
谷口が大きく息を吸い込んだかと思うと、いきなり昨日の広い展示場で久遠の名を叫んだ神永を再演したものだから、他のチームの人までこちらを向いた。
「しー!しーっ!」
慌てて人差し指を立てて黙らせる。久遠が注目されているわけではないのに、視線が集まっている気配に勝手に顔に血が集中する。
「え、そうそう、あれ、何?」
まずい、溝口まで話に参加してきてしまった。
「そうでした、か……?」
「そうよぉ!思っきし叫んだじゃない」
久遠はとぼけようとしたが、さすがに無理があった。
「焦ったんじゃないですかね。小島、って出てこなくて、名前の方思い出したのかも」
「そんなことあるぅ?おかしいでしょ」
「ねー」「ねー」と顔を合わせる谷口と溝口の注意を、他の方向に変えることができるとは思えない。少なくとも久遠には、その技術はない。
「私には、分かり兼ねるので……すみません!コピーとってきます」
自分がその場から離れる逃避という対処を選んだ。
2人の「あちょっと!」という言葉を背に、紙の束を持った久遠はデスクを離れた。
コピー機を操作し、久遠は、小さく息を吐き出す。
1人になると、神永が久遠の歓迎会に出ない方針を貫いていたさっきの顔を思い出してしまう。笑顔だったけれど、中にある強い芯みたいなものを隠しているような顔だった。きっと、久遠とは業務以上に関わらないと決めているような、そんな芯。
久遠はそっと、自分の頬を内側から少しだけ噛んだ。
――気持ちを切り替えなきゃ。
昨日のことも、今日のことも。全部、"仕事" で起きた出来事に過ぎない。
そう考えることでやり過ごしたくて、心の中でそう呟いてみる。
けれど、昨日からの気分の乱高下が作る胸の凹みは、簡単には消えてくれないのだった。
翌日。
昨日の高揚感がまだ体に残っている気がして、足取りが軽い。オフィス10階に着いたことを知らせるエレベーターのチンという音も、いつもより軽快に聞こえたり。
既にデスクにいる周囲に挨拶をしつつ、席に着いてPCを立ち上げる。すると、隣の席の溝口の、さらに奥にデスクがある谷口が、ローラー付きのチェアでコロコロと移動してきた。
「小島さん、昨日マジでありがとうございました」
隣からぬっと顔を出されて驚きつつも、久遠もPCに置いていた手を膝に下ろし、小さく会釈する。
「そんなに感謝していただけで恐縮です。私こそ、勉強になりました」
「昨日他のメンバーにも報告したら、みんな『昨日のMVPは小島さんだー』って言ってましたよ。俺に対しては非難轟々でしたけど、逆に」
肩をすくめる谷口は、本当に反省しているようだがお茶目にやり過ごしている。失敗をネガティブに引きずらないその精神力が、久遠としてはとても羨ましく思った。谷口がこのチームで愛されている理由も分かる。
「あれがなかったらブースの雰囲気ぜんっぜん違いましたよ。俺のヘマ救ってくれて、ほんとすみません、感謝してます」
「そんな、そこまで……」
顔が熱くなるのを誤魔化すように笑っていると、近くのデスクのメンバーもそんな2人の様子を見て笑いかけてくれる。久遠は恐縮しつつも、胸の内がふわりと温かくなっていくのを感じる。
そんな空気の中、谷口がぱん、と手を打った。
「じゃあさ、小島さんの歓迎会、ちゃんとやりません?」
急に話題を変えて、周囲を見回す。
「昨日の打ち上げも兼ねてさ。神永チーム最近バタバタしてて、小島さんが入ってきてくれてからも歓迎会とかちゃんとやれてなかったじゃないですか。どうです?今週か来週あたりで」
「いいね」「行きたい」「飲みたいだけでしょ」と、あっという間に賛同の声が上がる。
谷口は「っすよねー」と満足げに頷き、視線を神永の方へ向けた。
「チーム長どうすか!?新人歓迎とMVPの、W祝い」
全員の視線が一斉に神永へ集まる。神永は手を止め、少しだけ考えるように視線を落とした。そして、チームに綺麗な笑顔を向けた。
「そうだね。歓迎会、いいと思うよ。みなさんで行ってきてください」
はじめは谷口に答えていた言葉だったのでタメ口で、途中からは全員に向かってかけた言葉だったので敬語になった。
神永チームのメンバーは、久遠と谷口以外は神永の歳上もいるので、全員に対してかける言葉は時々敬語になっている。
神永が発言した際はその顔の美しさで半ば固まっていた谷口が、意識を取り戻して不満を投げかける。
「え、チーム長も来てくださいよ」
「うーん、ごめんね。今月ちょっと立て込んでて。夜予定も多いから、行けないかもしれない」
穏やかな口調だったが、淡々とした声だった。反論の余地はない、事務的な断り方だ。
「マジすか~……チーム長不在の歓迎会なんてあります?」
谷口が肩を落とすと、神永は口元を緩める。
「主役は小島さんでしょ。せっかく歓迎してくれるなら、小島さん中心に楽しんであげて」
「……まあ、そう言われたらそうなんですけど」
ぶつぶつ言いながらも、谷口は「じゃあ日程、グループで日程調整送りますね」と、すぐに気持ちを切り替えたようだった。
久遠は、笑顔を作りながら黙ってそのやり取りを聞いていた。
……そうだよね。
昨日、新橋駅で交わした会話が思い浮かぶ。
再会した初めの週に比べれば少しでも距離が近づいた――だなんて、浮き足立ってしまっていた自分が、さっきまで明らかにいた。認めるのが恥ずかしいけれど、正直そうだった。自分がとても浅ましく感じる。
あれは、あくまで上司と部下としての丁寧な感謝でしかなかったのに。思考を正せば正すほど、自分の恥ずかしさにため息が出そうになる。
「小島さん」
久遠の下向きの考えを中断させるように、谷口が椅子ごとぐいっと近づいてきた。
「俺ら、同い年っすよね?」
意外な方向からの問いに瞬きをすると、谷口が笑った。
「タメ口にしません?」
「え、あ、私は、もちろん大丈夫です」
反射的に敬語で返してしまうと、「俺だけじゃなくてさ」と続けられる。
「小島さんも。敬語やめてましょうよ。あ、もし嫌だったら全然言ってください」
「谷口さんがよければ……ありがとう、ございます。じゃない、ありがとう」
「そうそう、それそれ」
谷口は満足げに笑顔を浮かべた。
派遣社員という立場で、同い年とは言え先輩にタメ口を使っていいものかという戸惑いはあったが、谷口が「そっちの方が俺が接しやすいんで」とあっけらかんと言ってくれて久遠の緊張がほぐれる。
「俺らLINE交換してなかったよね」
谷口がスマホを取り出した。
「飲み会の連絡とか、グループに送るからさ。招待していい?」
「もちろん。ありがとう」
久遠もスマホを出し、QRコードを表示する。
その時、なぜかふと、神永と目が合ったような気がして、久遠は慌てて視線を外した。
けれど次の瞬間には、神永は何事もなかったかのように画面へ目線を戻し、手を動かし始めていた。目が合っただなんて、こちらの勘違いだったのかもしれない。
「オッケー。ありがと!」
谷口がスマホをしまうと同時に、神永が荷物をまとめだし立ち上がった。
「それじゃあ俺外出るけど、あとよろしくね」
「あ、チーム長今日打ち合わせですっけ。あ都教委との日か」
「そう。じゃあ行ってくるね。お疲れ様」
神永は微笑むように言い終えてすぐ、歓迎会の話題のせいかいつもより活気があふれたデスク周りを避けるように、すっと通路を歩いていった。背中は振り返らず、長い脚で進む歩幅もいつも以上に広い。凛とした背筋のまま、あっという間にオフィスを後にした。
久遠は、その背中を呆然と見送った。
神永が去ると、周囲がいつもの仕事モードの空気に戻っていく。
久遠は、PCのディスプレイをぼんやりと見つめながら、なお昨日の記憶に囚われていた。
昨日、駅で言われた『ありがとう』。絆創膏を差し出してくれた手。
ほんの少し距離が近づいたように錯覚なんかして、また自分で自分を傷つけている。
カーソルが点滅している入力欄を前に、指が動かない。
「ねね久遠さん」
ぼーっとしていると、谷口がまた話しかけてきた。仕事をせず停止してしまっていた姿を見られたかと思い姿勢を正す。
谷口からの呼び名がいつの間にか名前呼びになっているが、違和感は特に感じない。
「昨日のチーム長、変じゃなかった?」
神永のことを考えている時に予期せず神永の話が振られてしまった。脳内を透かして見られたような居心地の悪さを感じる。
「変?」
昨日の彼も、いつも通り仕事の手際が良く、判断も早く、来場者からの質問への受け応えも有能だった。凛とした背筋も顔も相変わらず美しかったし、元気がなかったという様子も感じられなかったけど……。
「だって急に名前で呼んだじゃん?……『久遠!!』」
谷口が大きく息を吸い込んだかと思うと、いきなり昨日の広い展示場で久遠の名を叫んだ神永を再演したものだから、他のチームの人までこちらを向いた。
「しー!しーっ!」
慌てて人差し指を立てて黙らせる。久遠が注目されているわけではないのに、視線が集まっている気配に勝手に顔に血が集中する。
「え、そうそう、あれ、何?」
まずい、溝口まで話に参加してきてしまった。
「そうでした、か……?」
「そうよぉ!思っきし叫んだじゃない」
久遠はとぼけようとしたが、さすがに無理があった。
「焦ったんじゃないですかね。小島、って出てこなくて、名前の方思い出したのかも」
「そんなことあるぅ?おかしいでしょ」
「ねー」「ねー」と顔を合わせる谷口と溝口の注意を、他の方向に変えることができるとは思えない。少なくとも久遠には、その技術はない。
「私には、分かり兼ねるので……すみません!コピーとってきます」
自分がその場から離れる逃避という対処を選んだ。
2人の「あちょっと!」という言葉を背に、紙の束を持った久遠はデスクを離れた。
コピー機を操作し、久遠は、小さく息を吐き出す。
1人になると、神永が久遠の歓迎会に出ない方針を貫いていたさっきの顔を思い出してしまう。笑顔だったけれど、中にある強い芯みたいなものを隠しているような顔だった。きっと、久遠とは業務以上に関わらないと決めているような、そんな芯。
久遠はそっと、自分の頬を内側から少しだけ噛んだ。
――気持ちを切り替えなきゃ。
昨日のことも、今日のことも。全部、"仕事" で起きた出来事に過ぎない。
そう考えることでやり過ごしたくて、心の中でそう呟いてみる。
けれど、昨日からの気分の乱高下が作る胸の凹みは、簡単には消えてくれないのだった。
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