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第一章
44話:別れた過去②
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「その後……連絡のリズムの調子とか、戻らなくなっちゃって」
病で一度希望が絶たれ、その後努力で回復し、全国1位を期待されていた彼。
元から結果至上主義の彼とっては優勝以外に価値がなかったのだと思う。いや、賞に、というより、恐らく――"1位以外" をとる自分自身に。
まずは、向こうからの連絡頻度が落ちた。そして次に、気を遣った――というよりも、疎ましがられるのが不安だった久遠がますます頻度を落とし、しまいには毎日送り合っていたおはようとおやすみのLINEもなくなった。
久遠からは触れることが出来なかった大会の結果の話題は、そのまま2人の暗黙の中でタブー化していき、結局それが話題に上がることは最後までなかった。久遠は、一織から語られた暁にはすべてを受け止めたいと思っていたけれど、結局、何も出来ずに終わってしまった。
「それで、そのまま自然消滅?」
霧島がラムを煽って聞く。
仕込み作業のための動きを途絶えさせないまま、久遠の話をずっと聞いている。久遠も、器用だなと思いながら話していた。
霧島のその質問には、"じゃあどっちかというと神永が悪くね?"という問いが暗に込められているのを察したので、久遠は首を振った。
「いや……最後に、私が言っちゃいけないこと言ったんです。それで別れました」
連絡のタイミングが合わなくなった背景には、優勝を手にすることが出来なかった彼の精神状態だけではなくて、彼が受験生だったことも影響していた。
彼は、先生方からは推薦入試を勧められていたけれど、推薦校リストに希望の大学はあるが学部がないということで、一般入試を志望していた。
全国大会に向けた練習と有名私大の受験の両立は厳しかったがなんとかこなしていたようで、全国大会が終わったあとの入試目前の期間は、勉強漬けの日々を過ごしていた。……のだと思う。久遠もあまり把握できていない。
そんな中でも時々、深夜に彼からメッセージを送ってくれていることがあった。
『なかなか返信できなくてごめん。応援してくれてありがとう!おやすみ』23:01
『最近風邪が流行ってるから、久遠も体調気を付けてね』23:35
本当はその時間、久遠も起きていた。けれど、その時間に返信して、画面の先の彼を引っ掴んで引き止めるような真似をしてしまったら、彼の邪魔になるのではないか、引かれるのではないかと思い、翌朝に返信していた。
彼からの文面が、いつも短く、踏み込まない内容だったことも気にかかっていた。それ以上何か言ってしまったら崩れてしまうと分かっているような、彼がなにかに耐えているような――そんな脆さを感じて、久遠も同じ距離感の無難な言葉で返していたような気がする。
当時の久遠には、優勝を逃した彼の傷の膿み具合と、受験前がどれほど忙しいものかということが分からなかった。だから、彼の領域にずかずか踏み込むことはできなくて、冬休み中彼に会いに行くことはなかった。今思えば、そんなふうに久遠がいつまでも受け身だったのも良くなかったのかもしれない。
けれど当時は、彼が必死に保っている均衡を、自分が崩してはいけない気がしていた。
非対面の連絡ではぎこちなくなってしまったけれど、冬休みが明けて対面で会えばいつもの調子に戻れるはず――。
不安の中捻り出した、久遠のそんな希望は、散った。
そもそも、関係を隠して付き合っていた久遠は高3のフロアには寄り付けなかったし、昼休みに逢瀬に利用していた屋上は、とうとう寒くて使えそうになかった。
そうこうしているうちに、高3の自由登校期間が始まってしまった。久遠と一織は、ついに学校内で会うことがなくなった。
学校外では、会おうと思えば出来たはず。けれど、互いに"今の自分"を見せる覚悟が持てなかった。
全てをかけていた大会で望んでいた結果を逃してしまっても大学受験への精神力まで燃え尽くすことはなく、受験勉強という新しい努力を続けていた彼を応援していた。
だけどやっぱり、不安だった。
大学進学を前に、彼の世界が久遠抜きで構成されていくのを、見ていながら自分の家の中でじっと耐えているような、そんな孤独感。
けれど当然、スポーツの挫折を味わった直後に大学受験と戦っている彼に「寂しい」だなんて言える分際ではなくて、ただ待っていた。
そんな久遠の気持ちも踏んでか彼からのメッセージは続いていたけれど、寒さが増していくのと比例して頻度も減っていた。久遠も、連絡を期待していると思われて重荷に感じられるのが嫌で、向こうと同じ期間を空けて返信したりしていたのを覚えている。
「そういえば一回、自由登校期間に話せそうな日があったなって、今思い出しました」
あれは確か、校外で起きたトラブルを受けての注意喚起ということで、高3の自由登校期間にもかかわらず全校集会が開かれたのだった。
体育館で開かれたそれは、高3のエリアは空席もちらほら見られたけれど、誠実な彼はきっと登校すると分かっていた。
今日を逃したら、また話せなくなる。強くそう思っていた久遠は、彼がもし来ていたなら、あとで連絡して一緒に帰ろうと誘ってみよう、と思っていた。勇気が必要だけれど、ここで頑張らなければ。彼との繋がりがますます細くなっていき、やがて消えてしまいそうだという危機感があった。
案の定、体育館でいつも彼のクラスが集まる辺りに視線をやると、見覚えのある姿を見つける。
彼の周囲には持ち込んだ単語帳を覗き込んでいる生徒もいる中で、彼はいつも通り背筋を伸ばして校長先生を見上げていた。
校長先生の話は、ほとんど頭に入ってこなかった。他校での事案がどうだとか、地域からの苦情があったから気を引き締めろだとか、そんな言葉の合間を縫って、久遠の視線は何度も彼のほうへ戻ってしまう。
集会が終わると、ざわざわとした音が体育館に戻ってくる。誰かを呼ぶ声、上履きが床を擦る音。その人混みの中で、彼も立ち上がるのが見えた。そのまま見ていると、彼が笑ったのが見えた。
同じクラスらしい女子と並んで、一瞬、気を抜いたみたいな顔で。
なにかを言われて、それに応えるように、柔らかく口角を上げただけの短い笑顔だったけれど、久遠の胸はキュッと縮んだ。
勝手に、思い込んでいた。彼はきっとまだ、笑えないのだろうだなんて。
私の前ではまだ、回復した顔を見せてくれることはなかったのに。
てっきりまだ、笑えないくらいだと思ってたのに。
私には、回復した姿を見せてくれてなかったのに。
大会以来まともに会いも連絡もしていなかった彼は、久遠が知らない間に、少し余裕を取り戻していたようだ。その報告もないまま、その女の子に笑顔を見せるんだ。
彼がもう凹んでいないと知ることができたのに、久遠は安心や喜びを感じるよりも、そんな度量の狭い思いが出てきてしまった。
醜い感情に戸惑い、それを黒い鉛筆で塗りつぶすようにかき消したつもりだったけど、かえって汚れが残った。
相手が女の子じゃなければ、あの時のショックはだいぶ違ったんだろうか。
弓道部の仲間と一緒にいるところしか見たことがなかったし、彼から女友達の話を聞くこともなかったから、なんとなく彼の周りに距離の近い女の子がいることを想定していなかった。
ファンはいても、女の子とつるむことはないんだろうと。
今思えば、久遠がそう思うことができるように、余計な不安を与えないようにと、彼が普段から配慮していたのだろう。
けれど、だからこそ、あのタイミングで女友達と一緒にいるところを目撃するのは体を揺さぶられるような衝撃があった。仲良い女の子とか、いたんだ。勝手に騙されたような気持ちが顔を出しそうになって、また自分の心を塗り潰し、見えなくした。
彼の特別だと驕り高ぶっていたのかもしれない。本当の彼に近づけるのは自分だけだ、なんて。こんな恥ずかしい思いは、誰にも明かせない。
人の流れに紛れるようにして、体育館を出た。結局、一緒に帰れないかなというメッセージを送信することは出来なかった。
「そんな日あったっけ。真面目だなあいつ」
「霧島さんは来てなかったですか?その日」
「多分海外行ってた」
「おお……自由ですね。さすが」
「……そんで、あいつが女子といるの見て、また不安になっちゃったってわけね。……まあ不安になるよなぁ。ただでさえ、向こうにどんくらい自分の存在が残ってるか不安だったわけだから」
相変わらず、包丁を動かしながらよく聞いている。男性はマルチタスクが苦手だと聞いたことがあるけれど、仕事に関係ない考え事をしだしたらPC作業ができなくなる久遠より霧島の方がはるかに同時進行が上手い。
「そうなんです。でも、やっぱり怖らがずにちゃんと話すべきだったんです。あの日に」
後悔しても遅いけど、遅すぎるけど、そう思う。だって、あの日に話して少しでも不安をなくしていれば、その後彼を傷つけることはなかったはずだから――。
「後悔してんだね。次飲む?」
いつの間にか飲み干してしまっていたピニャ・コラーダのグラスと引き換えに、霧島がワイングラスを差し出してくれた。薄ピンクの液体には気泡が入っている。飲み物が空になっていたことに気がついてくれたことと気楽な相槌をありがたく思う。
感謝をしてから1口飲み、話を続けた。
「次に会った時が最後になって……」
いただいたロゼスパークリングワインは飲みやすく、どんどん飲めてしまいそうだった。
病で一度希望が絶たれ、その後努力で回復し、全国1位を期待されていた彼。
元から結果至上主義の彼とっては優勝以外に価値がなかったのだと思う。いや、賞に、というより、恐らく――"1位以外" をとる自分自身に。
まずは、向こうからの連絡頻度が落ちた。そして次に、気を遣った――というよりも、疎ましがられるのが不安だった久遠がますます頻度を落とし、しまいには毎日送り合っていたおはようとおやすみのLINEもなくなった。
久遠からは触れることが出来なかった大会の結果の話題は、そのまま2人の暗黙の中でタブー化していき、結局それが話題に上がることは最後までなかった。久遠は、一織から語られた暁にはすべてを受け止めたいと思っていたけれど、結局、何も出来ずに終わってしまった。
「それで、そのまま自然消滅?」
霧島がラムを煽って聞く。
仕込み作業のための動きを途絶えさせないまま、久遠の話をずっと聞いている。久遠も、器用だなと思いながら話していた。
霧島のその質問には、"じゃあどっちかというと神永が悪くね?"という問いが暗に込められているのを察したので、久遠は首を振った。
「いや……最後に、私が言っちゃいけないこと言ったんです。それで別れました」
連絡のタイミングが合わなくなった背景には、優勝を手にすることが出来なかった彼の精神状態だけではなくて、彼が受験生だったことも影響していた。
彼は、先生方からは推薦入試を勧められていたけれど、推薦校リストに希望の大学はあるが学部がないということで、一般入試を志望していた。
全国大会に向けた練習と有名私大の受験の両立は厳しかったがなんとかこなしていたようで、全国大会が終わったあとの入試目前の期間は、勉強漬けの日々を過ごしていた。……のだと思う。久遠もあまり把握できていない。
そんな中でも時々、深夜に彼からメッセージを送ってくれていることがあった。
『なかなか返信できなくてごめん。応援してくれてありがとう!おやすみ』23:01
『最近風邪が流行ってるから、久遠も体調気を付けてね』23:35
本当はその時間、久遠も起きていた。けれど、その時間に返信して、画面の先の彼を引っ掴んで引き止めるような真似をしてしまったら、彼の邪魔になるのではないか、引かれるのではないかと思い、翌朝に返信していた。
彼からの文面が、いつも短く、踏み込まない内容だったことも気にかかっていた。それ以上何か言ってしまったら崩れてしまうと分かっているような、彼がなにかに耐えているような――そんな脆さを感じて、久遠も同じ距離感の無難な言葉で返していたような気がする。
当時の久遠には、優勝を逃した彼の傷の膿み具合と、受験前がどれほど忙しいものかということが分からなかった。だから、彼の領域にずかずか踏み込むことはできなくて、冬休み中彼に会いに行くことはなかった。今思えば、そんなふうに久遠がいつまでも受け身だったのも良くなかったのかもしれない。
けれど当時は、彼が必死に保っている均衡を、自分が崩してはいけない気がしていた。
非対面の連絡ではぎこちなくなってしまったけれど、冬休みが明けて対面で会えばいつもの調子に戻れるはず――。
不安の中捻り出した、久遠のそんな希望は、散った。
そもそも、関係を隠して付き合っていた久遠は高3のフロアには寄り付けなかったし、昼休みに逢瀬に利用していた屋上は、とうとう寒くて使えそうになかった。
そうこうしているうちに、高3の自由登校期間が始まってしまった。久遠と一織は、ついに学校内で会うことがなくなった。
学校外では、会おうと思えば出来たはず。けれど、互いに"今の自分"を見せる覚悟が持てなかった。
全てをかけていた大会で望んでいた結果を逃してしまっても大学受験への精神力まで燃え尽くすことはなく、受験勉強という新しい努力を続けていた彼を応援していた。
だけどやっぱり、不安だった。
大学進学を前に、彼の世界が久遠抜きで構成されていくのを、見ていながら自分の家の中でじっと耐えているような、そんな孤独感。
けれど当然、スポーツの挫折を味わった直後に大学受験と戦っている彼に「寂しい」だなんて言える分際ではなくて、ただ待っていた。
そんな久遠の気持ちも踏んでか彼からのメッセージは続いていたけれど、寒さが増していくのと比例して頻度も減っていた。久遠も、連絡を期待していると思われて重荷に感じられるのが嫌で、向こうと同じ期間を空けて返信したりしていたのを覚えている。
「そういえば一回、自由登校期間に話せそうな日があったなって、今思い出しました」
あれは確か、校外で起きたトラブルを受けての注意喚起ということで、高3の自由登校期間にもかかわらず全校集会が開かれたのだった。
体育館で開かれたそれは、高3のエリアは空席もちらほら見られたけれど、誠実な彼はきっと登校すると分かっていた。
今日を逃したら、また話せなくなる。強くそう思っていた久遠は、彼がもし来ていたなら、あとで連絡して一緒に帰ろうと誘ってみよう、と思っていた。勇気が必要だけれど、ここで頑張らなければ。彼との繋がりがますます細くなっていき、やがて消えてしまいそうだという危機感があった。
案の定、体育館でいつも彼のクラスが集まる辺りに視線をやると、見覚えのある姿を見つける。
彼の周囲には持ち込んだ単語帳を覗き込んでいる生徒もいる中で、彼はいつも通り背筋を伸ばして校長先生を見上げていた。
校長先生の話は、ほとんど頭に入ってこなかった。他校での事案がどうだとか、地域からの苦情があったから気を引き締めろだとか、そんな言葉の合間を縫って、久遠の視線は何度も彼のほうへ戻ってしまう。
集会が終わると、ざわざわとした音が体育館に戻ってくる。誰かを呼ぶ声、上履きが床を擦る音。その人混みの中で、彼も立ち上がるのが見えた。そのまま見ていると、彼が笑ったのが見えた。
同じクラスらしい女子と並んで、一瞬、気を抜いたみたいな顔で。
なにかを言われて、それに応えるように、柔らかく口角を上げただけの短い笑顔だったけれど、久遠の胸はキュッと縮んだ。
勝手に、思い込んでいた。彼はきっとまだ、笑えないのだろうだなんて。
私の前ではまだ、回復した顔を見せてくれることはなかったのに。
てっきりまだ、笑えないくらいだと思ってたのに。
私には、回復した姿を見せてくれてなかったのに。
大会以来まともに会いも連絡もしていなかった彼は、久遠が知らない間に、少し余裕を取り戻していたようだ。その報告もないまま、その女の子に笑顔を見せるんだ。
彼がもう凹んでいないと知ることができたのに、久遠は安心や喜びを感じるよりも、そんな度量の狭い思いが出てきてしまった。
醜い感情に戸惑い、それを黒い鉛筆で塗りつぶすようにかき消したつもりだったけど、かえって汚れが残った。
相手が女の子じゃなければ、あの時のショックはだいぶ違ったんだろうか。
弓道部の仲間と一緒にいるところしか見たことがなかったし、彼から女友達の話を聞くこともなかったから、なんとなく彼の周りに距離の近い女の子がいることを想定していなかった。
ファンはいても、女の子とつるむことはないんだろうと。
今思えば、久遠がそう思うことができるように、余計な不安を与えないようにと、彼が普段から配慮していたのだろう。
けれど、だからこそ、あのタイミングで女友達と一緒にいるところを目撃するのは体を揺さぶられるような衝撃があった。仲良い女の子とか、いたんだ。勝手に騙されたような気持ちが顔を出しそうになって、また自分の心を塗り潰し、見えなくした。
彼の特別だと驕り高ぶっていたのかもしれない。本当の彼に近づけるのは自分だけだ、なんて。こんな恥ずかしい思いは、誰にも明かせない。
人の流れに紛れるようにして、体育館を出た。結局、一緒に帰れないかなというメッセージを送信することは出来なかった。
「そんな日あったっけ。真面目だなあいつ」
「霧島さんは来てなかったですか?その日」
「多分海外行ってた」
「おお……自由ですね。さすが」
「……そんで、あいつが女子といるの見て、また不安になっちゃったってわけね。……まあ不安になるよなぁ。ただでさえ、向こうにどんくらい自分の存在が残ってるか不安だったわけだから」
相変わらず、包丁を動かしながらよく聞いている。男性はマルチタスクが苦手だと聞いたことがあるけれど、仕事に関係ない考え事をしだしたらPC作業ができなくなる久遠より霧島の方がはるかに同時進行が上手い。
「そうなんです。でも、やっぱり怖らがずにちゃんと話すべきだったんです。あの日に」
後悔しても遅いけど、遅すぎるけど、そう思う。だって、あの日に話して少しでも不安をなくしていれば、その後彼を傷つけることはなかったはずだから――。
「後悔してんだね。次飲む?」
いつの間にか飲み干してしまっていたピニャ・コラーダのグラスと引き換えに、霧島がワイングラスを差し出してくれた。薄ピンクの液体には気泡が入っている。飲み物が空になっていたことに気がついてくれたことと気楽な相槌をありがたく思う。
感謝をしてから1口飲み、話を続けた。
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