ネトウヨのお姫様

花咲蝶ちょ

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3.ネトウヨ=国民の声

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「ス、スマホを通じて国民のことを知ることも祈り姫の務めのひとつよ!それに今オフモードだし!」

「お祈り中にスマホ観て叫んでましたよね?外まで聞こえましたよ……」

 李流は 法子からスマホを返してもらおうと手を伸ばしたら胸の中にスマホを抱えて李流に返す気はない。

 李流は宮廷警近衛備兼、陰陽寮職員でなんていったって婚約者である。

 彼との出会いは十年前。
 私が十歳の時。
 国民であるクラスメイトに戦犯の皇族とおそれもなく苛められて、戦犯と蔑まされたことに皇族でいることがいやになって衝動的に家出をしようとしたら偶然、李流に出会い、本当の日和国。すばらしい 歴史と文化、決して日和国は戦犯と言われるようなことはしてないと教えてくれた。


 けれど、皇族しか知らない場所で会っていたことがバレていまい李流はいろいろ尋問されてしまった。
 けれど、祝皇陛下であられるお祖父さまの恩赦により宮中に忍んだことを許してもらい(内密に)
そしてなんと
 今や李流は祝皇陛下公認の婚約者になったのだ。
 
 十年間お互い会えなくても忘れることはなくて・・・
 再び出会ったときには、お互い気持ちが恋だと確信して両思いになった。
 李流を好きなのは運命。
なにがあっても李流と分かれる事なんて絶対ない。
 だって、李流がいない世界を想像もできないくらい李流を愛してる……

 その思いが日和国を幸せにと祈る姫(秘め)の力なのだ。

 その反動なのか、愛する国を侮辱されれば怒りを抑えられないの気性なのか、この国に生まれた皇族だからなのか……
 いや、日和に生まれ国を愛すものなら誰しも持っている当然の感情だ。

「それにしてもニダ国ってほんとにムカつくわ!」
 スマホを眺めながら法子は言う。
「被害者面して日和国から損害賠償取ろうとねつ造するし、
 すぐ逆ギレして絶対にニダ国は反省しないし……」

 画面には
 日和国は世界で最低の卑怯な民族
というスレがたっていて

2:↑鏡をみろ
3:今日のおまゆう
4:じゃああああああぷ
5:日和語使うな汚らわしい!

 感想意見で国民の包み隠さないバトルが始まっていてそれを観るのが法子は毒があっておもしろいとも 思ってしまう。
 綺麗な言葉だけではない、本心が直接伝わるからだ。
 それに法子自身も同意見だからだろうか。

「しかも、日和国の国宝文化財も商品も歴史もなにもかも盗むし、パクるし、それなのにオリジナルだと言い出す始末・・・」
「最近はディスカウント日和とか言って海外で日和国の悪口言いまくってます!」
 腹心の侍女も参戦する。
「自分たちが日和国にかなわないからって、貶める方向になっているのよね!ほんっと 腹が立つ!」
「立腹ものですな!」
「そうですよね!」
 側近たちも参戦する。

 法子におもねるわけではなく、側近たちも愛国者だ。
 国を貶されると苛立つのは当然だ。

「基本ツーchは悪口ばかりしか書いてないでしょう?ストレスになるなら観なければよいのでは?」

 李流は困った顔をしながら、わざとテレビで言われている意見を言う。

「いいえ!これは国民の本心が現れているから無視できないわ!
私も同じ意見だし!スマホは国民や世界とつながるスペシャルアイテムよ!」

 法子はスマホを掲げてそういう。
 李流のスマホだがすでに自分のもの扱いである。

「まったく、あんな国なんてほーんと・・」

 法子は落ち着くためにため息をついた後憎々しげな顔をして


「滅びて消えてしまえばいいのよ」

 李流は息をのむ。
 背筋が凍る思いがした。

 幸せを祈る祈り姫からその言霊を発せられたからだ。
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