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4.公と私と恋心
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「あっ!また悪口書いてある!」
法子は飽きずにスマホを観てはニダ国が発信するニュースを日和語訳された記事を読んでいる。
「法子様……それは本心ですか?」
李流が厳しい瞳を法子に向けているがスマホに夢中の法子は気づかない。
「ええ!」
なので、勢いできっぱり言う。
「あなたは国を……世界の平和を祈る秘め神の化身ですのに……」
余りに淡々と諭すような口調ないつもと違う李流に気がついて、李流の方をみる。
「滅びてしまえばいいとは……いかがなものでしょうか……?」
顔には柔和な雰囲気が消えていて無表情のことに法子はドキリとするし、叱られているようで胸が苦しくなった。
「最近は自国民よりニダ国に思いを寄せていらっしゃるようにみえますよ?」
「んなっ!」
言われてみればそうかもしれないと思って、法子は言葉に詰まる。
愛しの李流にそんな皮肉な事を言われるなんて……
法子は冷や水浴びせられた気分だ。
それに、恋人の小言と言うより、祈り姫である事についての忠言だ。
李流は神聖な皇族や役割や存在自体に強烈な忠誠をもっている故に皇室の仕事にうるさいし、それが愛しい恋人が祈り姫なら厳しくすることで、公私を分ける。
それは法子も理解しているし、公私を分けるところだけれども・・・
「それはそうかもしれないけれど……」
怖くて李流の顔をまともに見られない…
でも、祈り姫としての意見もある!
「国を……国民を侮辱されて冷静になれるほど、人間できてないもの!私!」
結局、開き直って、祈り姫の意見ではなく自分の意見だった。
「スマホ返してください!」
「いやっ!!」
胸の中にスマホを隠して取られないようにする。
気まずい沈黙がながれるし、返すきもない法子のようすに周りがハラハラする。
公なのか恋人同士の喧嘩なのかわからなくなってきた。
李流はため息を大きくはくと、公ではなくて私に切り替えた。
「まあ、法子様の怒りのお気持ちはわかります。けれど……」
法子が離さないスマホを見つめて
「スマホを貸してしまった私のせいで、祈り姫のお勤めをおろそかになったと言われて
婚約を解消されかねませんよ?」
「李流殿!われわれ側近は他言しませんよ!信用してください!」
「いや、信用とかそういう問題ではなくて……」
法子は、李流の顔をむっと睨む。
「婚約解消されたら祈り姫をやめるわ!
李流を好きな気持ちがあるから、幸せを祈れるんだから!」
法子は李流の瞳を合わせ、宣言する。
李流を思う気持ちは恥ずかしいと思うものではなくて本気だから言い切る。
じっと、李流を見る法子の瞳は潤んで、今にも泣きそうだ。
本気で李流を好きだから感情的にもなる。
その思いが李流にも伝わってきて、李流は表情をゆるめる。
「そうまでいわれると何も言えなくなってしまうじゃないですか…」
自然に法子を抱き寄せておでこにキスをする。
愛情を行動に移されると、法子は顔を真っ赤にして恥ずかしがった。
側近たちが観ているときにそういう行為されるほうが法子は恥ずかしい……
側近たちは観て見ぬ振りをしているけれど当てられてかにやにやしている。
祈り姫の思いの力が周りのものをなぜか幸せにしてしまうらしいのは側近たちの顔を見ればわかる。
ふつうなら、焼き餅とか自分も愛しい元の元に行きたいとか思うのに、側近たち曰く、なぜか幸せな気分になるのが祈り姫さまのお力なのですね。
と実感しているらしい。
だからこそ祈り姫には怒りや呪いの感情を抱いてほしくないと思っているから李流は注意したんだ……と反省してしまう。
そんな法子の表情を察した李流は胸に頭を抱えるように抱きしめてくれた。
とても幸せすぎる。
一人で祈りをしているより何倍も力が注がれるんじゃないかと思う。
でも、李流はこれ以上の恋人としての行為はしてくれない。
唇にキスしてくれたりはしてくれない。
それは李流の姫をこれ以上自ら汚させない矜持みたいだ。
こう抱きしめてもらえる、側にいてくれるだけで幸せだからいいか……
と思いながら幸せを感じた。
甘い抱擁も李流の休憩時間が終わるまでの短い時間だけ、だから時間ぎりぎりまで抱きあっていた。
法子は飽きずにスマホを観てはニダ国が発信するニュースを日和語訳された記事を読んでいる。
「法子様……それは本心ですか?」
李流が厳しい瞳を法子に向けているがスマホに夢中の法子は気づかない。
「ええ!」
なので、勢いできっぱり言う。
「あなたは国を……世界の平和を祈る秘め神の化身ですのに……」
余りに淡々と諭すような口調ないつもと違う李流に気がついて、李流の方をみる。
「滅びてしまえばいいとは……いかがなものでしょうか……?」
顔には柔和な雰囲気が消えていて無表情のことに法子はドキリとするし、叱られているようで胸が苦しくなった。
「最近は自国民よりニダ国に思いを寄せていらっしゃるようにみえますよ?」
「んなっ!」
言われてみればそうかもしれないと思って、法子は言葉に詰まる。
愛しの李流にそんな皮肉な事を言われるなんて……
法子は冷や水浴びせられた気分だ。
それに、恋人の小言と言うより、祈り姫である事についての忠言だ。
李流は神聖な皇族や役割や存在自体に強烈な忠誠をもっている故に皇室の仕事にうるさいし、それが愛しい恋人が祈り姫なら厳しくすることで、公私を分ける。
それは法子も理解しているし、公私を分けるところだけれども・・・
「それはそうかもしれないけれど……」
怖くて李流の顔をまともに見られない…
でも、祈り姫としての意見もある!
「国を……国民を侮辱されて冷静になれるほど、人間できてないもの!私!」
結局、開き直って、祈り姫の意見ではなく自分の意見だった。
「スマホ返してください!」
「いやっ!!」
胸の中にスマホを隠して取られないようにする。
気まずい沈黙がながれるし、返すきもない法子のようすに周りがハラハラする。
公なのか恋人同士の喧嘩なのかわからなくなってきた。
李流はため息を大きくはくと、公ではなくて私に切り替えた。
「まあ、法子様の怒りのお気持ちはわかります。けれど……」
法子が離さないスマホを見つめて
「スマホを貸してしまった私のせいで、祈り姫のお勤めをおろそかになったと言われて
婚約を解消されかねませんよ?」
「李流殿!われわれ側近は他言しませんよ!信用してください!」
「いや、信用とかそういう問題ではなくて……」
法子は、李流の顔をむっと睨む。
「婚約解消されたら祈り姫をやめるわ!
李流を好きな気持ちがあるから、幸せを祈れるんだから!」
法子は李流の瞳を合わせ、宣言する。
李流を思う気持ちは恥ずかしいと思うものではなくて本気だから言い切る。
じっと、李流を見る法子の瞳は潤んで、今にも泣きそうだ。
本気で李流を好きだから感情的にもなる。
その思いが李流にも伝わってきて、李流は表情をゆるめる。
「そうまでいわれると何も言えなくなってしまうじゃないですか…」
自然に法子を抱き寄せておでこにキスをする。
愛情を行動に移されると、法子は顔を真っ赤にして恥ずかしがった。
側近たちが観ているときにそういう行為されるほうが法子は恥ずかしい……
側近たちは観て見ぬ振りをしているけれど当てられてかにやにやしている。
祈り姫の思いの力が周りのものをなぜか幸せにしてしまうらしいのは側近たちの顔を見ればわかる。
ふつうなら、焼き餅とか自分も愛しい元の元に行きたいとか思うのに、側近たち曰く、なぜか幸せな気分になるのが祈り姫さまのお力なのですね。
と実感しているらしい。
だからこそ祈り姫には怒りや呪いの感情を抱いてほしくないと思っているから李流は注意したんだ……と反省してしまう。
そんな法子の表情を察した李流は胸に頭を抱えるように抱きしめてくれた。
とても幸せすぎる。
一人で祈りをしているより何倍も力が注がれるんじゃないかと思う。
でも、李流はこれ以上の恋人としての行為はしてくれない。
唇にキスしてくれたりはしてくれない。
それは李流の姫をこれ以上自ら汚させない矜持みたいだ。
こう抱きしめてもらえる、側にいてくれるだけで幸せだからいいか……
と思いながら幸せを感じた。
甘い抱擁も李流の休憩時間が終わるまでの短い時間だけ、だから時間ぎりぎりまで抱きあっていた。
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