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ルイスさんの店
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「こんにちはルイスさん」
フェリクスに腹が立ってあの後授業をサボって街に出た
「久しぶりだね、制服姿ってことは学園は終わったの?」
ううんと首を振る
「サボったの」
「へー、素行が悪いんだねお嬢様」
くすくすと笑う
「うん、いい子でいるのやめた」
笑顔で返す
「どうしたことやら…何か飲みますか?」
今度は呆れた様子だ
「美味しいお茶と、美味しいケーキが食べたい」
「はいはい、お待ちくださいね」
カウンターに座り頬杖をつく
「あれ?リージアちゃんじゃないか」
ルイスの友人で役者のアベルが来たようだ
「アベルさん、こんにちは」
立ち上がり挨拶をする
「制服姿とは新鮮で良いね、学園は終わったの?」
「サボりました」
「そうか、じゃあ一緒にお茶を飲もう」
ルイスにリージアと同じものを注文するアベルがカウンターの椅子を一つ空けて座った
ルイスがお茶とケーキを出してくれた
「はい新作のケーキだよ」
ふわっふわのきめ細かい生地で卵たっぷりと言う感じの優しいケーキだ
それに合わせてフレーバーティーも出された
「やっぱりルイスさんの淹れてくださるお茶は美味しいです」
さっきフェリクスと飲んだお茶とは違う
「で、どうしたの?家に帰りたくないの?」
アベルに言われ
「そんなんじゃないけど…」
足をぶらぶらとさせた。令嬢らしくはない仕草をしてもルイスもアベルも咎めないので居心地が良いなーとしみじみ思いながら
「そうだ!ルイスさんに報告しなきゃ、あのね婚約解消したの」
「「えっ?!」」
ルイスとアベルの声がハモる
キョトンとするリージア
「な、何?」
「いや、なんでもない」
ルイスが答える
「リージアちゃんの相手なら身分も高そうだよ、ね…?」
アベルが答える
「うん、そうなんだけど、もうね無理だったの、幼い頃からその人の家に嫁ぐ事になっていて厳しく教育されてね、両親の愛情は妹にぜーんぶ持っていかれて、寂しかったんだけど言えなくて…この前両親と和解したの!それでいかに相手が嫌だったかを説明したら、父と兄が相手の家に話をしてくれて、やっと解消になったの」
簡潔に説明出来たはずだ!リージアの説明に驚く二人
「え?なに?」
うまく説明したはずだけど…?
「それで?相手の何がダメだったの?」
アベルから話の続きを促される
「初対面で、私に恋をすることはないって言われて、」
「はぁっ?なんだそれ!」
ルイスが怒る
「リージアちゃん続きを」
ルイスをキッと、睨むアベル
「好きな人が出来たってね毎回報告してくるの!それでその子の好みの茶会を開けだの、チケットを取れだのって言われて成功したら婚約解消をしてくれるって言ったのに、大成功したのに解消してくれなくて、こっちからしたの!」
「よくその子の好みがわかったね、リサーチしたの?」
アベルに聞かれる、聞き上手だ
「だって相手は義妹だったんだもん」
「「はぁっ?!」」
ルイスとアベルの声がハモる
「え?なに、」
キョロキョロと二人の顔を交互に見る
「妹?あの子だよね?似てなかったけど!」
「義理の妹だもの、彼が好きになるのは私と正反対の可愛い系の癒し系なのよ」
「いや、リージアちゃん可愛いから」
アベルに真剣に言われ
「うん、確かに、頑張り屋さんだし、切羽詰まった感はなんとも言えず可愛い」
ルイスも同感といった感じで答える
顔がピンクに染まるリージア
「そんな…お世辞と分かっていても嬉しいですけども」
「そう言うところも可愛い」
「飾ってない感じがとても好印象で可愛い」
「もう、揶揄うのはやめてくださいっ!」
その日は解散となった
フェリクスに腹が立ってあの後授業をサボって街に出た
「久しぶりだね、制服姿ってことは学園は終わったの?」
ううんと首を振る
「サボったの」
「へー、素行が悪いんだねお嬢様」
くすくすと笑う
「うん、いい子でいるのやめた」
笑顔で返す
「どうしたことやら…何か飲みますか?」
今度は呆れた様子だ
「美味しいお茶と、美味しいケーキが食べたい」
「はいはい、お待ちくださいね」
カウンターに座り頬杖をつく
「あれ?リージアちゃんじゃないか」
ルイスの友人で役者のアベルが来たようだ
「アベルさん、こんにちは」
立ち上がり挨拶をする
「制服姿とは新鮮で良いね、学園は終わったの?」
「サボりました」
「そうか、じゃあ一緒にお茶を飲もう」
ルイスにリージアと同じものを注文するアベルがカウンターの椅子を一つ空けて座った
ルイスがお茶とケーキを出してくれた
「はい新作のケーキだよ」
ふわっふわのきめ細かい生地で卵たっぷりと言う感じの優しいケーキだ
それに合わせてフレーバーティーも出された
「やっぱりルイスさんの淹れてくださるお茶は美味しいです」
さっきフェリクスと飲んだお茶とは違う
「で、どうしたの?家に帰りたくないの?」
アベルに言われ
「そんなんじゃないけど…」
足をぶらぶらとさせた。令嬢らしくはない仕草をしてもルイスもアベルも咎めないので居心地が良いなーとしみじみ思いながら
「そうだ!ルイスさんに報告しなきゃ、あのね婚約解消したの」
「「えっ?!」」
ルイスとアベルの声がハモる
キョトンとするリージア
「な、何?」
「いや、なんでもない」
ルイスが答える
「リージアちゃんの相手なら身分も高そうだよ、ね…?」
アベルが答える
「うん、そうなんだけど、もうね無理だったの、幼い頃からその人の家に嫁ぐ事になっていて厳しく教育されてね、両親の愛情は妹にぜーんぶ持っていかれて、寂しかったんだけど言えなくて…この前両親と和解したの!それでいかに相手が嫌だったかを説明したら、父と兄が相手の家に話をしてくれて、やっと解消になったの」
簡潔に説明出来たはずだ!リージアの説明に驚く二人
「え?なに?」
うまく説明したはずだけど…?
「それで?相手の何がダメだったの?」
アベルから話の続きを促される
「初対面で、私に恋をすることはないって言われて、」
「はぁっ?なんだそれ!」
ルイスが怒る
「リージアちゃん続きを」
ルイスをキッと、睨むアベル
「好きな人が出来たってね毎回報告してくるの!それでその子の好みの茶会を開けだの、チケットを取れだのって言われて成功したら婚約解消をしてくれるって言ったのに、大成功したのに解消してくれなくて、こっちからしたの!」
「よくその子の好みがわかったね、リサーチしたの?」
アベルに聞かれる、聞き上手だ
「だって相手は義妹だったんだもん」
「「はぁっ?!」」
ルイスとアベルの声がハモる
「え?なに、」
キョロキョロと二人の顔を交互に見る
「妹?あの子だよね?似てなかったけど!」
「義理の妹だもの、彼が好きになるのは私と正反対の可愛い系の癒し系なのよ」
「いや、リージアちゃん可愛いから」
アベルに真剣に言われ
「うん、確かに、頑張り屋さんだし、切羽詰まった感はなんとも言えず可愛い」
ルイスも同感といった感じで答える
顔がピンクに染まるリージア
「そんな…お世辞と分かっていても嬉しいですけども」
「そう言うところも可愛い」
「飾ってない感じがとても好印象で可愛い」
「もう、揶揄うのはやめてくださいっ!」
その日は解散となった
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